沖縄離島めぐり
 その1 小浜島

 小浜島はやや起伏があると言うことなので、ちょっと自転車で回るのはきついかな?と思いつつ、レンタサイクルに挑戦。

 自転車を借りた小浜港から最初の大岳(うふだけ)まで、いきなりきつい上り坂。
 大岳は小浜島で最も高い山(99.4m) 島全体が見渡せる。

 ここで別の宿に宿泊した旅行者に会い、しばし雑談。
 なんと、泊まった宿が民放のドラマの撮影に使われるとかで、(邪魔だから?と)追い出されたとか。

 まさかそんなに邪険にされた訳ではないだろうが、島の宿にとって観光客を呼び込む、大切な宣伝にもなることだろうし。
 小浜・竹富などへは、石垣島を基点に日帰りの観光客が多い。

 石垣からは何本もフェリーの便があるのに、離島相互を結ぶ便は数少ない。 離島から離島への便が多ければ、島への宿泊客も増えるのだろうに。
 離島への観光客が増えても、(宿泊客が増えず)「儲かるのは船会社だけ」と、嘆いていたとその方から聞いた。



f0066555_20441767.jpg 小浜島は連ドラ「ちゅらさん」の舞台となったことで、有名な島。
 そのドラマから名をとった「ちゅらさん展望台」

 その展望台で出会ったレンタカー、レンタバイクの人たちも日帰りの観光客じゃないだろうか。
 先ほどそんな話をしたばかりなので、ついそんなことを考えてしまう。

 後方に見える山々は、昨日までいた西表島。 本当にすぐ近くに見える。



 ちゅらさん展望台から見て、その西表のほうに長く突き出ているのが、細崎。
 レンタサイクルのお姉さんが、「細崎までは往復2時間」と言っていた。
 しかも長い下り坂。 下った道の帰りは、登らなければならない。 ひるむ心を何とか励まして…


f0066555_21194022.jpg 細崎の先端は漁港になっている。
 その昔、糸満から移り住んだ人たちがここで漁業を始めたという。

 ここ細崎から対岸の西表までは、わずか2Km。
 大原から小浜港まで、30分ほどかかったことが信じられないくらい。



 そこから息を切らせて、島の中心に戻る。
 と言っても、自転車から降りて押して歩く。 たぶん全体の1/4位は押して歩いた。

f0066555_21365723.jpg 島の集落は、沖縄の離島らしい石垣の塀・シーサーの乗った屋根。

 2匹のシーサーが乗ったこの家のお隣には、玄関を守るように庭にもシーサーが。



f0066555_21514356.jpg 昼食を摂ったあと、集落を離れて、シュガーロードへ。
 そこに「節定めの石」の碑がある。

 刻まれた字が薄くなっていて、何と書かれているのか判読できない。
 気になったのでインターネットで調べると、石に孔が開いておりそこから星を観測して、農耕の時期を定めたと言う。



f0066555_21591384.jpg その碑のそばから、まっすぐなシュガーロードが伸びる。

 写真では分かりにくいが、ここからず~っと下り坂。
 逆コースだと自転車では、躊躇してしまう。 幸いここからは自転車を返却する小浜港までは、もう上り坂はない。


 本当に自転車で回れるか心配だった小浜島。 レンタサイクル屋さんのマップのめぼしいところは、くまなく回れた。
 13:50発、竹富島行きのフェリーに乗り込み、小浜島をあとにする。



 その2 竹富島

 島に着く前に、竹富島では人気の水牛の車にしようか迷ったが、再びレンタサイクルで島を回ることにする。
 竹富島は周囲9Km、しかもほとんど起伏はないと言うことだし。


 今度のレンタサイクル屋さんは、民宿も経営していると言う74才の昔青年。
 元相撲取りだったと言う体格の良い、話好き。


f0066555_2228260.jpg そのお勧めのコースどおり、昔青年の母校竹富小学校の前を通り、中筋井戸(ナージカー)に。

 昭和51年に水道が引かれるまで、島の飲料水として貴重な井戸だった。
 島人は皆、この井戸で産湯を使ったと言う。



f0066555_2243186.jpg その井戸のすぐ近くにある、水道記念碑。
 近くには島全体に水を供給する大きなコンクリート製の給水塔がある。

 水不足に悩まされる小さな島にとって、ものすごく大きな出来事だったに違いない。
 水はなんと石垣島から送られてきている。


 自転車を返却する時にこの話をすると、話好きのおじさんは「その昔は、旱魃の時は大変だった。 ソテツの実を食べるなどまだマシ」などと。

 「蛇口をひねれば、ジャーっと水が出る」ありがたさを、実感を込めて話す。
 私たちが、つい当たり前と考えてしまうことを…



 カイジ浜・コンドイ浜の美しいビーチ、以前には使われていた西桟橋を回り、再び集落の中心へ。
 不思議なことにどの浜辺にも、人懐っこい猫が何匹も寝そべり、観光客が来てもことさらお愛想をするでもなく、逃げることもなく…


f0066555_23121399.jpg 集落の中心はこんな感じ。

 島全体が文化財であり、(環境庁? 文化庁?)の指示で、道はサンゴを砕いた白砂・塀は石垣・家の屋根は赤瓦という島の伝統が守られている。

 だから、舗装道路は島の外周道路のみ。 そして、島の郵便局にも、屋根にはシーサーが乗っている。



 16:45小浜島を後に、石垣島にはわずか10分。

 今まで、離島間のフェリーは貸切に近い乗客数だったが、石垣に向かうフェリーはほぼ満席。
 (そして申し訳ないが、私も竹富には泊まらなかった。)


 ところで、西表島・小浜島・竹富島はすべて住所は竹富町。
 でも、竹富島に町役場は無かったような? どうやら役場は石垣島にあるらしい。


 もう一つ、旅行中に気がついた(どうでもいいような)こと。
 西表島のある駐車場で、レンタカーの「わ」ナンバーの車が並ぶ横に、ずらりと「沖縄○○ ○○○○」のナンバーが並びびっくり。

 石垣島も含め小浜・竹富も、普通車なら「さ」・軽自動車は「ゆ」となっている。
 沖縄県には離島が多いので、こうした方が合理的なのだろう。
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by t_ichib | 2009-02-26 22:08 | 今日もまた旅の空
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