どうした! 晴れ女
 石垣島はさすがに小浜島・竹富島のように、自転車で回る訳には行かない。
 朝8時半、宿まで迎えに来てもらい、レンタカーで観光を開始。


 最初に着いたのは、観音崎灯台そして道の反対側には唐人墓。
 次々に観光バスが着き人気が高そうなのは、唐人墓の方。


f0066555_2023438.jpg 中国らしいカラフルな建造物だが、悲惨な話を伝えるお墓。

 1852年、アメリカに輸送される中国人苦力(クーリー)が、虐待に耐えかね反乱を起こし、アメリカ人船長他を殺害。
 船は石垣島に漂着。 英米は艦船を派遣し数十名を連行した。
 島人は同情し、隠れていた中国人に食料を差し入れたりした。

 1年7ヶ月後175名が帰国したが、殺されたり病死した125人の墓がここに立てられたという。



 バンナ公園に立ち寄り、展望台から昨日越えてきた竹富・小浜の方を眺める。
 いくつかのゾーンに分かれた広い公園で、そのうち水鳥を観察できるゾーンにだけ立ち寄った。
 他のゾーンはどんな風なのか興味を惹かれるが、ここだけでそう時間を取れない。



f0066555_20261440.jpg 御神(うがん)崎にある灯台。
 周囲は切り立った断崖になっている。

 レンタカーでの移動だと、他の方と話をする機会が少なくなるが、ここではレンタバイクで観光中のお嬢さんと会話を交わす。

 今朝石垣に着いて、夕方には島を離れていると言う。 よほどの石垣ファンなのだろうか。
 実はこの後、空模様が悪くなったので、「バイクでは…」と心配した。



 底地ビーチなど数ヶ所に立ち寄りながら、川平(かびら)湾に着く。


f0066555_2028583.jpg 川平湾ではなんと言っても、グラスボート。
 浜辺に何艘もの船が観光客を待つ。

 湾そのものは、海の色・空の色とも晴れておれば、もっともっと奇麗だっただろうに。
 ただ地元の人によると、例年なら2月はもっと雨が多い。 昨日までの天気の良さが異常なんだと。

 グラスボートから見る珊瑚・魚などもちろん息を呑むほど美しかった。

 ボートのお兄さんの説明では、色鮮やかな珊瑚も陸に上がると白くなってしまう。
 陸上でも色鮮やかな珊瑚は、深海のもの。 だから貴重なんだと。



f0066555_20301094.jpg 米原のヤエヤマヤシの群生地に向かう。

 小高いところにあり、雨の後で足元が悪いので下ばかり見て歩く。
 …と、不気味な形の木の根っこが目の前に。

 見上げると。

f0066555_20315895.jpg それがヤエヤマヤシの木。

 私たちのすぐ後から団体客が来る。
 そのガイドさんの説明を横から(タダで)聞く。

 ①海辺を離れた山で育つ。 ②先ほどの根っこ
などが特徴。

 椰子には年輪は無く、年令は葉が落ちた後の幹にできる横筋で判断する。



 石垣島から北にグーッと伸びた平久保崎に向かう。

 途中に道路工事の片側通行が何ヶ所か。 岬への道はこれ1本なので、帰りはこの道を引き返さねばならない。
 気がめいるところだが、思わぬサービスが。
 写真は取れなかったが、たぶんシロハラクイナらしい可愛い鳥に2度ほど遭遇。


f0066555_20352175.jpg 石垣島最北端、平久保崎灯台とあるが、ちょうど灯台の点検? 修理?で、近くまでいけない。

 ガイドブックには「海の色と灯台の白が、絶妙のコントラスト」と書かれているが、この通りの今にも降り出しそうな空。




 そして、玉取崎展望台につく頃にはついに雨が。

f0066555_20371434.jpg それまでは、降り止んだ後や車の中にいる時に降ったりだったが。
 この通り、少し先の山並みがかすんで次第に見えなくなる。

 晴れ女(←妻のこと)の異名返上か?
 御神崎で会ったお嬢さんゴメンナサイ。



 ほとんど飛行場の近くまで島を1周し、最後にもう1箇所。 宮良川のヒルギ林へ。


f0066555_20421451.jpg 河原に降り立って、ヒルギの根元を見ていると何やら動くものが。
 砂地に空いた無数の穴に隠れたものが。

 息を潜めて待つ。 西表でも見たシオマネキ。 私たちのちょっとした動きにもすぐ隠れてしまう。

 偶然とはいえ、自分で見つけたことがうれしい。


f0066555_20453465.jpg さらに、妻が砂の中から見つけ出したもの。
 大きな沖縄のシジミ。

 仲間川で見せてもらったものは、この倍以上あった。
 「見掛け倒し」で、中身は意外に小さいと教えられた。
 写真の後は、砂の中に埋め戻す。



 その夜の夕食の煮物、ラフテーの中に見慣れぬ野菜が。
 「これは何ですがか?」と訊ねると「オオタニワタリ」だと。

f0066555_20401626.jpg 嬉しくなって、西表で取った写真をもう一度。

 オオタニワタリは、木の窪みなどに着床しそこで育つ。
 寄生植物ではない。
 ただ日当たりを求めて…

 谷を挟んだ向こう岸にまで、この植物が点々と広がっているので、この名が。

 あの時のガイドさんは、「食べられる」とまでは教えてくれなかった。
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by t_ichib | 2009-02-27 23:23 | 今日もまた旅の空
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