イタリア⑦ 高いところが好き?
   4月20日(月) ベローナ-ミラノ

 今日最初に訪れるのは、ヴェローナ。 聞いたような地名と思ったら、ロミオとジュリエットの舞台となった所なんだと。

 シェークスピアの創作した架空の話のはずなのに、ジュリエットの家というのまである。
 ガイドの説明によれば、ヴェローナの貴族の中にそうした話があり、イタリアの作家が小説にした。 それを目にしたシェークスピアが戯曲にした。

f0066555_1161049.jpg で、これがジュリエットが立ち、愛を語らったバルコニー。

 この下に金ぴかのジュリエットの像まである。 その像の豊かな胸に触れると、「永遠の愛が得られる?」とかで、次々に胸に触って記念撮影する人たちが。

 この庭に入る入口の壁は、落書きOK。 世界中の言葉でぎっしり、愛の言葉が?



f0066555_11144334.jpg シニョーリ広場

 近くのエルベ広場が市場で賑わうのと異なり、いくらか静かな雰囲気の広場。
 左が議会が開かれた建物、右は当時の貴族の邸宅。
 広場に立つのはダンテの像。

 ダンテの像はこれまでも各地で、「なんで?」と思うほどたくさん目にした。
 小国に分かれていたイタリアは言語も統一されていなくて、現在の公用語はダンテの「神曲」がベースになっている。
 イタリアの子供は、小学生になると「神曲」を暗誦させられる。

 イタリアを統一したエマヌエーラ2世と共に、国民の敬愛を集める存在なんだろう。


f0066555_12215518.jpg ローマのコロッセオより規模は小さいが、作られたのはこちらの方が古いというアレーナ。

 しかも現役。 毎年ここで野外オペラが開かれ、特に初日は世界中のセレブが、目の飛び出るような価格のチケットを買い求めるんだとか。
 毎日演目が異なるが、必ず「アイーダ」は毎年演じられる。

 右側にちらりと見えるのが、新市役所。 「新」といっても、200年だという。

f0066555_134110.jpg アレーナ・市役所の前は大きな広場になっている。 (なんと中央に緑の公園がある広さ)

 市役所の反対側にある舗装されたきれいな道は、昔は貴族しか通れなかった。 庶民は左側、当時は未舗装で牛馬の売買がされていた広場を歩いた。
 今はどちらを歩いても、爽快な気分でいられるが。



 ヴェローナを後にしてミラノへと向う。 途中、一面の菜の花畑などを車窓から眺めながら。
 ミラノのあたりだと、日本なら札幌と同じ緯度。 春が早いんだなぁと思う。


f0066555_13211273.jpg ミラノの最初はスフォルツェスコ城。 騎馬警官のお出迎え。

 城壁に囲まれた中庭は、当時練兵場として使われていた。
 城は美術館として無料公開されているが、私たちが訪れた月曜は閉館日。

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 まるでサイロのような丸い建物は牢獄。

 中庭に入って撮ったが、城の正面側にある。
 左右に2つもあるのは城のデザイン上のことだろうが、そんなにたくさんの囚人がいたのだろうか。


f0066555_1358954.jpg スフォルツェスコ城を通り抜けると、センピオーネ公園、その向うに見えるのが「平和の門」
 残念ながら、修復中で櫓が組まれ美しさ見えてこないが。

 ナポレオンの侵攻時、凱旋門として建てられたが、敗走後は碑文も改められ平和の門とされた。
 門上の戦車の像も、パリを向いていたのをミラノに向くよう変えられた。


f0066555_1417279.jpg バスはドゥオモの近くのスカラ広場で降りる。
 広場の中央にはイタリアが生んだ天才、レオナルド・ダ・ヴィンチの像が。

 ダ・ヴィンチの最後の晩餐の絵は、サンタ・マリア・デッレ・グラッツェ教会に掲げられているが、予約がないと入れないという。
 ガイドも当日券は「0とは言えないけど…」と、可能性の低さを匂わす。


f0066555_1434457.jpg ドゥオモに移動する前に、少々写真タイム。

 ダ・ヴィンチの像のほか、演劇好きな人には見逃せない「スカラ座」が目の前にあるんだから。
 お休みなのか、時間が早いからなのか、行列は出来ていなかった。


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 スカラ広場から、美しいアーチ天井(ガッデリア)の通りを抜けると、そこにはミラノ大聖堂。

 この大聖堂は実に500年の歳月をかけて完成した。 (そういえば各地で見た聖堂など、まだ建設中というものがあった)


f0066555_17333997.jpg ミラノ周辺は、1943年に連合軍の爆撃で4割が全壊、2割が半壊という被害を受けた。

 大聖堂も取り外せるもの(=このステンドグラス)は土の中に埋めて、破壊から守ろうとした。
 実際には連合軍側の配慮で、大聖堂は被害を免れた。



 ここで、夕食までの2時間ほど自由時間。

f0066555_17433799.jpg 有料だが、大聖堂の屋根に上る(エレベータ)ことが出来る。

 またもや、妻〇 私×
 〇〇と煙は、高いところに上がりたがる?

 私は上がらなかったが、中央の通路はすれ違うのにギリギリ。

 大聖堂には134本もの尖塔があり、中央にみえる最も高い塔に金のマリア像が位置し、残りの塔には聖人たちがマリアを守るように立つ。

 昔は、このマリア像より高い建物を建ててはいけないことになっていた。


f0066555_17535482.jpg おっちょこちょいな勇敢な妻が上から撮ったドゥオモ広場。

 この写真を見るだけで登った高さが分かり、想像するだけで足がすくむ。

 夕食の時間が近づいているせいか、広場の人の数もずいぶん少なくなっている。



 その夕食(イタリア最後の)は、ゆったりしたレストランでミラノ風カツレツ。 生野菜などもついていておいしかった。

 レストランに「ゆったり」と書いたのは、イタリアでは大勢のツアー客対象のレストランは少ない。(=添乗員の説明では) かろうじて席数だけ確保できるレストランのため、イスの背と背がくっつき、一度座るとトイレにも立てない。
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by t_ichib | 2009-04-27 12:23 | 今日もまた旅の空
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