タバコとお酒
 本を読んでいて、思わずにやっとしてしまうことがある。 小説の中の人物が言っていたりすることが、日ごろ自分の考えていることと同じだったりすると、「うんうん」と頷いていたり、口元が自然に緩んできたりする。
 逆に考えさせられることも…


 推理小説の準主役級の刑事が、ヒロインにタバコを吸う許可を得た上で、「タバコを1本吸いすぎた男が女房を殴ったり、車で子供をひき殺したりした話を聞いたことがない」と言う。
 配偶者に対する暴力が重大犯罪になる欧米の警察官ならでの、経験に基づく発言だろう。


 外国ばかりか日本でも、交通機関・ホテル・レストランなどタバコを吸えない場所が増えているのに、お酒はどの場所からも締め出されていない。

 喫煙者のマナーの悪さにタバコのポイ捨てがあげられる。
 私の住む地域周辺の清掃活動が、年に何回かある。 その時目に付くのは、タバコよりペットボトル・プラスティック容器・空き缶などだ。
 信じられないことに、道路わきどころでなくお百姓がお米を育てる田んぼの中に、それらが投げ込まれている。


 飲酒による事故の報道を聞くたびに、「飲んだら乗るな」のマナー以上のアルコール依存症という病的なものを感じる。
 事故や検問でわかった飲酒運転者には、アルコール依存症でない(あるいは治癒した)という医者の証明が得られるまで、免許を停止するなどしてもいいのではないか。



 別の小説の中のヒロインが、「非喫煙者にはマイナスイオンがあって、タバコはプラスイオン。 自然に衣類に煙が吸い寄せられる」と、翌日になって衣類についたタバコの匂いに顔をしかめるシーンがある。

 最初の小説の作家とは正反対の立場。
 やはり、公共の場所でタバコを控える(禁止する)マナーは必要と思う。
 マナーを守る(病的でない)飲酒者が今日の晩酌から、翌日まで24時間近くはお酒を飲まずにいるのだから、2,3時間あるいは半日くらいタバコを吸わずにいられるはず。


 1日10本ほどのタバコをやめられずにいる私にも、ポイ捨てや「え~っ、ここは禁煙じゃないの!」と所かまわずタバコを吸う人には顔をしかめる。
 かわいい孫たちと一緒に食事をしながら、タバコを吸うじいちゃんにも…


 最後にもうひとつ、シャーロック・ホームズばりの名推理を見せる日本の探偵が、マリファナを吸い「体に悪いタバコを禁止しないで、こんな頭脳によい物を禁止しているなんて…」という本まで読んだ。
 それはいくらなんでも…


 飲酒が取り返しのつかない悲惨な事故や、家庭崩壊の原因になったりするのと同様に、一家全員がなくなる火災を引き起こし、タバコを吸わない周囲の人を肺がんにしたりする。

 タバコを吸うことに、これ以上肩身の狭い思いをすることのないように、(私はもちろん)喫煙者はしっかりマナーを守ってほしい。 お酒飲みにも同様に…
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by t_ichib | 2009-10-14 09:54 | 今日もまたなにごともなく
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