アラスカ オーロラ観光 ②
 今回のツアーは4泊+機中1泊。 ということはオーロラを見るチャンスは4回あった。 結果を先に言ってしまえば、1勝3敗だった。
 という訳で、後の3回分はまとめて…


 昼間どんなに曇っていても、小雪がちらついていても、わずかなチャンスに賭けて、オーロラ観測のためにバスで出かけ、そこで3時過ぎまで待機。
 翌朝は朝昼食を兼ねたブランチを摂り、後は思い思いに英気を養う。


f0066555_16555460.jpg 私たちの泊まったホテルは幸いなことに、寝室のほかに大きなリビングのあるスイーツ。 読書などをして時間をつぶすのに、快適。
 さらに設備の整ったキッチンが付いていて、のどが渇けばコーヒーも沸かせる。
 浴室・トイレと洗面ルームは別になっており、広い鏡は2人並んで身づくろいができるほど。

 通常の旅行だと、夜暗くなってからホテルに着き、翌朝にはホテルを発つ。 広いスペースなど必要がないのだが、今回はありがたかった。



 それでも1日中部屋にいる訳ではなく、昼間の時間を利用していくつかオプションが用意されていた。
 ただしセスナ機に乗り、上空からアラスカの自然を満喫しようといういくつかのプランは、悪天候のため中止。
 唯一決行された北極圏までバスで行き、「オーロラを真上に見よう」というプランも、曇っていて見えなかったそうだ。


 となると、後はお買い物
 添乗員の説明によると、アラスカには他の観光地のようにどこに行っても、おみやげ屋はない。 その代わりスーパーなどへ。
 フェアバンクスも郊外に大型店ができ、ダウンタウンにはお店がなくなっているが、このホテルからは歩いていける範囲に、大きなスーパーが2つもある。

 私たちもそのスーパーへの行き帰りに、顔見知りになった同じツアー仲間の何組もとすれ違う。

 
 せめておみやげ代わりを捜すが、加工してあっても牛肉関係は(狂牛病のため)ダメ。 代わって人気が有ったのが、チョコレートと鮭の加工食品。
 後は自分たちの滞在中の食料(パン・牛乳・飲み物・果物)など。

 面白かったのは果物売り場。 1ポンド当りの価格が表示されていて、量りが置いてある。 スイスやイタリアで経験した、棚の番号を入力して量りに載せれば価格が印刷されて出て来る…?

 でも、どう見てもただの量り。 で、地元の人がどうするか見てみる。 ⇒ そのままレジに持っていく。 レジのところにも量りがあり、そちらはちゃんと価格が表示される。
 果物売り場の量りは、買い物客がおよそいくらぐらいになるか、見当をつけるために置いてあるもののようだった。


f0066555_1824331.jpg オーロラ観測以外の観光要素がまるでなかったわけではなく、2日目にはチェナ温泉に行く。

 温泉といっても25m位の温水プールとジャグジー、それと大きな大きな池のような露天風呂。
 その露天風呂はこの場所がこの日のオーロラ観測地になっているので、照明を落としておりほとんど暗闇。 しかも水深が1m以上、熱めの温泉。
 ぬるい温水プールとジャグジーに1時間ほど浸る。



f0066555_1814851.jpg 4日目は「犬ぞり体験」
 10頭の犬が観光客と御者、計3名を乗せて5Kmを走る。 「犬がかわいそう」なんてとんでもない、私たちが大勢なので代わる代わる乗るのだが、その交代の間も早く走りたくて「キャンキャン」泣き叫ぶ。 そしてかわいい。

 この犬たちは長距離用であまり速くないとか。 (後で映像を見せてもらったが、スピードレース用だと本当に速い。)
 それでも結構スリルがあった。

 今回の現地ガイド(日本人)は、つい最近NHKBSの関口知弘さんの番組「ファーストジャパニーズ」で紹介された、犬ぞりレーサー今野里紅(こんの・さとこ)さんのご主人。
 里紅さんはデビューした年に新人賞、翌年優勝とすばらしい経歴の持ち主。
 が、夫君道博氏も「…の夫」という紹介の仕方は失礼。 札幌市職員だった97年に初挑戦で新人賞、翌年にはアメリカ人以外では始めての優勝。
 アラスカ州議会から表彰を受け、アメリカ永住権を与えられる。

 パソコンを駆使し、太陽の活動状況・ノルウェーの観測状況などから、「今晴れてさえいれば、オーロラが見えるはず」とおっしゃっておられた。
 本当に後1回見られれば最高だったのに。



 3日目はそうした企画が何もなく、時間はたっぷりある。
 添乗員に「フェアバンクス駅まで行ってみたい」と言うと、「そんな所までは、とても無理」との答え。 それでも「行ける所まで」と。

f0066555_19541934.jpg 途中でふと立ち寄ったパイオニアパーク。
 元の名をアラスカランドと言い、アラスカ唯一のテーマパーク。
 無料だけど地味~。 私たちが入った時も他にはほとんど人がいない。

 写真はチェナ川を運行したと思われる外輪船。

 この日の夜もオーロラは見えず、それを気の毒に思ったバスの運転手が「イルミネーションが素敵なところがある」と、案内してくれたのがここ。
 明るいうちにここに来ていたことが、少し得意な気もした。



 その後、チェナ川沿いにダウンタウンの方向を目指す。 水鳥が泳いでいた川面が、上流に進むにつれ厚い氷に覆われ、さらに上流ではその上をスノーモービルや車が走り、セスナ機が発着できると言う。

f0066555_20242121.jpg チェナ川をダウンタウンとは反対側に橋を渡ると、こんな(アラスカ鉄道北端)標識が。
 傍らには駅舎とも思われる建物も。 夏場は1日1往復、冬場は週1往復と言うことだから、こんなものかも知れない…
 後で調べてみると、2005年まで使われていた駅舎で、現在は少し離れた場所にモダンな駅が建っているという。



f0066555_20431933.jpg ついでにと帰り道は、ダウンタウンを少し歩いてみる。

 冬場なので観光客の姿もまばらだが、日本のようにシャッター街というほどでもないと思ったのだが。

 それにしても、「絶対ムリ」と言われていたのによくぞここまで歩いたものだ。 雪道を往復4時間。



 後は、アラスカの広さ・寒さなどを実感できた「目からウロコ話」をいくつか。

f0066555_20552186.jpg その1
車の前部、ナンバープレートの少し左に下がっている青い銅線とプラグ。
 アラスカを走る車には全部付いている。 プラグインハイブリッドなどではなく、寒さによりエンジンオイルなどが凍ってしまうため、電熱で暖めてからエンジンを始動する。


 その2
雪道を歩いてみても、足元がほとんど滑らない。 雪に湿り気がないので、さらさらして滑らないのだそうだ。
 空気が乾燥しているためか、温度が低すぎるためなのか。
 雪を手にとって握ってみても、雪玉ができずサラサラとこぼれ落ちる。 アラスカの子供は、雪ダルマを作ったことも、雪合戦をしたこともない?


f0066555_21661.jpg その3
郊外の道路の周辺に散在する住宅に住む人が、道路に設置した郵便受け。
 一戸々々に配達できないほど、広大な土地がうかがい知れる。

 こちらから出す手紙を集めて行ってもらうこともできるそうだ。



 その4
アラスカの食事は他の外国に比べ、私たちの口に合いおいしかったが、ステーキの大きさに驚く。
 私たち一行は小サイズを食べたのだが、およそ300gの大きさ。 私でさえ、付け合せのスイートポテトのホイル焼きをパスして、ステーキに専念したが、後に出されるデザートを考慮して少し残した。 女の人の中には半分も食べられない人も。

 メニューに拠れば、中サイズは450g、大はなんと600gも。
 小サイズ+ロブスター、小サイズ+キングクラブというメニューもあった。


 その5
アラスカならではないが、私の初体験。
 スーパーの買い物の際、印刷された紙の上にサインするのではなく、ディスプレー画面の上にペンで書かされた。
 カード社会のアメリカならでの機器か? (日本でも都会のお店にはある?)

 もう1件のお店では、暗証番号の入力を求められて(覚えていなくて)現金支払いに変えた人も。 …名古屋周辺はカード慣れしていない田舎者ばかりか?


 オーロラは1回しか見られなかったが、帰ってから駐車場の人や旅行社の人などから、「1度も見られずに帰ってくる人もいるんだから」と、「運が良かった」と口々に言われる。 そして私たち2人もそういう気持ちになっている。
[PR]
by t_ichib | 2010-02-26 23:44 | 今日もまた旅の空
<< 伊豆半島 ① アラスカ オーロラ観光 ① >>