スペイン② 旧と新 2つの王都
 昨日の長旅の疲れもあるだろうからと、観光初日は朝10時と遅めの出発。 それでも集合時間に遅刻したカップルが1組。 原因は?
 スペインは日本との時差8時間。 が、春分の日直後からは夏時間で、時差は7時間に。


 今日のガイドは、スペインに移り住んで30年という日本人男性。
 そのガイドの言うことには、スペイン語は(意味はともかくとして)イタリア以上に「ローマ字」読みで良いそうだ。 (読めても、意味が分からなくてはどうしようもないと思うのだが…)


 最初の観光地はトレド。 スペインは王都が何度も変わっているそうだが、トレドも一時期王都だった。
 外敵の侵入から、ぐるっと迂回するタホ川によって守られているその地形が、王都として選ばれた理由の一つだったかもしれない。
f0066555_21494623.jpg 町歩きの前に旧市街を一望できる場所での写真タイム。
 トレドは大聖堂などを含む町全体が世界遺産。

 スペインは世界遺産の多さでは、イタリアに次ぐ第2位。 今回のツアーではその内の10個を訪れる。


 先ほどの「ローマ字」読みの話だが、いくつかの例外があるようで教えてもらっただけでも、タホ川(tajo)などjは「ハ」行の発音。 逆にhは発音しないので、ホテルではなくオテルとなる。
 「ジャ」行はどう表記するのかというと、llaなどと書く。 セビリアはセビージャ、パエリアはパエージャと発音するのだそうだ。



f0066555_22555650.jpg そんな話も含めガイドの案内で、世界遺産の町歩きをする。

 サント・トメ教会ではエル・グレコの「オルガス伯の埋葬」という壁画に対面。
 グレコにとっても、彼の作風を確立した有名な絵なんだそうだが、かろうじてグレコの名を知っている程度の美術オンチ。


f0066555_2334567.jpg トレドの町でも最も重要な建物が、トレド大聖堂。

 日程の都合のため入場はできなかったが、上の2枚の写真に写っているトレドのシンボルを、間近でと思い撮っては見たが、大きくて収まりきらない。
 スペイン最大をセビリア大聖堂と争っている。


f0066555_23422780.jpg 町歩きを終え、タホ川にかかるローマ橋を渡り旧市街を抜ける。

 最初の写真とあわせて、街全体がタホ川に守られているのが良く分かる。
 川のほとりに生えているリュウゼツランを指差し、「あれを蒸留して、テキーラという強いお酒を作る」とガイドが教えてくれる。



 昼食を摂り、マドリッド方面に引き返す。 この旅では唯一昨夜のホテルに連泊。 その前にマドリッド市内を観光。


f0066555_033788.jpg 最初にプラド美術館に入場。
 館内は撮影禁止だが、入場の際に特にチェックされるのは液体の持込。

 ラファエル、ルーベンス、レンブラント、ゴヤなど見覚えのある作品も多く、宗教画・肖像画が多い。
 広くて作品の数も多く、頭の中が迷路をめぐったよう。 たぶん時代の順に回ったんだと思う。
 ベラスケスの「女官たち」の前では、ガイドの熱の入った説明。 絵の立体感、部屋の前に立つ国王(鏡に映る)を見つめる一瞬の動きなど面白いと思った。



f0066555_02930100.jpg 闘牛場の概観を見た後、スペイン広場へ。

 像はセルバンテスの「ドン・キホーテ」 聖書に次ぎ、世界で2番目に多く読まれている本だそうだ。
 召使のサンチョ・パンサや愛馬(やせ馬)ロシナンテの名も瞬時に思い出す。
 子供の頃読んだ本は50年以上たっても覚えているのに、近頃では…と、つくづく思う。



 朝は曇り空だったが、この時間になって時折強く雨が降り出す。
 やはり日程の都合で、マドリッドの王宮は外観だけの観光。 降り出した雨のため、まともに写真も撮っていない。


f0066555_044373.jpg で、これは王宮ではなく、スペイン中央郵便局。

 バチバチ撮るだけでメモしていないので、自分自身で王宮?と勘違いしそうな位、どっしりと重厚な建物。
 こんな所で切手を買うなんて畏れ多い? もっともここを通り過ぎたのは7時近く、とっくに営業時間を終えているはず。


 2つの世界遺産を見終わった後、夕食を摂りホテルへ。
 食事はスペイン滞在6日間を通して、おいしいと思った。 いつもなら1度や2度は「大ハズレ」があるのだが。
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by t_ichib | 2010-04-03 23:03 | 今日もまた旅の空
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