スペイン④ スペインを代表する観光都市
 セビリアというと、すぐ頭に浮かぶのがオペラ「セビリアの理髪師」、他に「カルメン」、「フィガロの結婚」など。 いずれもあらすじを聞き知っていいる程度だが。

 さらに映画「アラビアのロレンス」の舞台にもなり、「スターウォーズ」の撮影にも使われたのが、今日観光予定のスペイン広場。
 つまりセビリアは「スペイン一の観光都市なんだ」と、現地ガイドの「お国自慢」。



f0066555_1115335.jpg 今朝の出発は9時と、少し余裕があり、朝食後散歩に出かけた。

 ホテル周辺は静かな住宅街、敷地の中にガレージはあるのだが、路駐している車も多い。 道路が広いので、そんなに邪魔になっていない。
 それより、街路樹として植えられているこの木からは、いい香りが漂ってくる。

f0066555_11485716.jpg マドリッド・トレドでもバスの車窓から、オレンジが街路樹になっているのを目にした。
 実は苦くて食用ではない。 (以前はマーマレードに加工されたこともある。)

 白く見えるのが花で、漂ってくる香りはこの花。 実を採った(落ちた)後でないと「花がつかない」と説明されたが、この木では両方がなっている。

 目の前に(大きいので)ボトッという音とともに落ちてくる。 手に取ると、実の方も花とは違ういい香りがし、手にその香りが残る。



f0066555_1242160.jpg セビリアのシンボルとも言われる「黄金の塔」は車窓から。
 車の往来が激しく、下車観光がしにくい? バスの両サイドの人が見られるよう、近くの橋を1往復する。

 元は金色のタイルが貼られていた。 当時は対岸にも対になった塔があり、夜になるとロープが張られ、敵の侵入から港を守った。



f0066555_12405111.jpg セビリアでは2度万博が開催されており、その内の1929年のものは世界ではなく、スペイン語諸国のもの。 その中心がこの「スペイン広場」。

 ぐるっと半円形に回廊をめぐらし、両翼には高い塔が立つ。
 中庭にある太鼓橋は記念撮影には人気のポイントだが、一部で修復工事がなされており、橋の下には水が流れていなかった。


f0066555_19291192.jpg その回廊部分の壁面には、スペインの各地方の歴史を紹介するタイル画が貼り付けられている。
 地域ごとのコーナーは、アルファベット順に区切られており、床面には地図が埋め込まれている。

 左右の棚のような部分は、その地域を紹介するパンフレットなどが置かれた。
 コの字型の部分は、歩きつかれた人たちが足を休めるベンチとなる。

 100年たっても、自分の住む地域の記念がこんな形で残されていたら、感激する人も多いことだろう。



f0066555_20263130.jpg 大聖堂に向かう途中で立ち寄ったムリージョ公園。
 コロンブスを記念する碑が建つ。
 柱の中央の船は当然、そこから旅立ったコロンブスの船を意味する。

 2本の柱はヘラクレスの柱(有名なものはジブラルタル)と呼ばれ、当時までは2つしかないと思われていたユーラシア・アフリカ大陸を意味している。
 アメリカのドルマークの2本の縦線はこの柱からとも、さらに「S」はスペインのSだとも言われている。



f0066555_20455162.jpg セビリア大聖堂もメスキータなどと同様、イスラム寺院を改修したもの。

 コロンブスはイタリアのジェノバの出身だが、墓はこの大聖堂にある。
 中には4人の国王に担がれた、コロンブスの棺の像がある。 コロンブスの航海はスペイン王室に、莫大な利益を生み出したのだろう。


f0066555_213235.jpg 上の写真の一番右にあるヒラルダの塔も、75mのイスラム教のミナレットを98mの塔に改修したもの。

 塔頂にある女神の像は、風見鶏になっている。 が、2mとかの大きなものなので、ちょっとの風では風向きを示してくれない。

 塔の中は階段ではなく、馬でも上がれるようスロープになっていて、展望台がある。



f0066555_21143992.jpgf0066555_211625100.jpg スロープを駆け上がったので、少しだけ余分に360度の展望を楽しみながら、息を整える。

 右側の写真に丸く見えるものは、闘牛場。 最近では、お祭りなどのイベント以外にも、毎週日曜日には開催されているという。



f0066555_21243441.jpg 地中海の「太陽の海岸」と呼ばれる美しい浜辺を見下ろすミハス。
 白い村とも呼ばれるように白い壁のとおりが美しい。
 お土産屋や、喫茶・レストランの並ぶ賑やかな区域もある。

 私たちの一行の中に、その美しい庭や花などをほめたところ、「是非に」と家の中にまで招かれた人がいた。 その全部の会話が身振り・手振り、言葉が通しなくても心を通わせることができるんだなと…



 グラナダのホテルに到着し夕食を摂った後、夜9時半過ぎにフラメンコショーを見に出かける。
 ただでさえ、夜遅く翌朝は早いので厳しいと思っていたのに、私たちを迎えに来るバスが接触事故を起こしたとかで、大幅に遅れる。
f0066555_2262820.jpg 15人づつ分乗したミニバスは細い路地を、遅れを挽回するように飛ぶように走り、ひやひやする。

 ショーが始まるとそんなことも忘れ、言葉が分からないながら歌手の声量に圧倒され、踊り手の表情に魅惑された。

 夜の暗さで分からなかったが、翌朝アルハンブラへ向かう途中で添乗員から、背後の山の岩壁にある洞窟のいくつかを指差され、「昨夜のフラメンコは、あそこで上演された」と教えてもらう。
 上の写真の踊り手の背後は、洞窟の壁を白く塗装したものだったのか。


 とにかく遅くなったので、何人もが「シャワーを浴びるだけで寝よう」と。
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by t_ichib | 2010-04-05 23:33 | 今日もまた旅の空
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