スペイン⑤ アルハンブラまでは徒歩で~♪
 昨夜が遅かった分少し厳しいが、8時には全員が集合。 アルハンブラ宮殿はスペインでももっとも人気の高い観光名所。 時間まで指定された完全予約制、予約なしにここに来た観光客は何時間も待たされることも。
 だから、どんなにきつくても予定時間に出発せざるを得ない。


 バスに荷物を積み込むと、再びバスを降り歩いて出発。 実は宿泊したホテルはアルハンブラ宮殿のすぐそば。
 5分か10分も歩けば、チケット売り場に着く。 そこで今日のガイドと合流、ジョークで私たちを笑わせる達者な日本語を話すスペイン人。

 入り口はチケット売り場のすぐ脇、そこから入るものと思っていたのに、外の道路に沿って歩き出す。 説明はなかったが、団体入り口は別になっていたのかも?



f0066555_2105561.jpg チケット売り場から反対側の入り口までひたすら歩いたのだが、ガイドのジョークと日本で見かけない木々・草花の説明があり、短く感じられた。
 入り口を入ったものの、中でも渋滞や混乱がないように、グループごとに間隔をあけて入場。
 待ち時間に宮殿の外観をパチリ。



 アルハンブラは「H」を発音しないので、スペインでは「アランブラ」と呼ばれる。
 そしてスペインを支配していたイスラム勢力が、各地から追い出されていく中、最後までイスラムのとりでとして残ったのが、このアルハンブラ。
 それだけに、スペイン各地からイスラムの職人たちが集まり、この宮殿はイスラムの文化・技術・芸術の最高峰といわれる。


f0066555_21191879.jpg 最初に入ったここは、キリスト教勢力がイスラムから支配を取り戻した後の、「カール5世宮殿」。
 したがって、ここだけはアルハンブラの他の部分とは性格が異なる。 …らしい。

 素人目には、外観は四角、中に入ると円形というのが面白い。 建物は未完成といわれ、カール5世がここに住むことはなかった。



f0066555_21391843.jpg イスラム風の建築物とは、外観はシンプルで、内部に入ってみると豪華、あるいは手の込んだ細工がされていることらしい。

 ガイドの説明では、細かい細工・文様・色使いに信仰上の理由があったり、アラブ人の好みが反映されているそうだ。
 確かに、細かい細工には気が遠くなるほど。



f0066555_21531513.jpg 妻が言うには、ガイドブックのアルハンブラ宮殿の写真には、必ずここが使われているというスポットだそうだ。



f0066555_2225912.jpg

 砂漠に住むアラブ人にとって、水は最高の宝。 宮殿の中にはその水がふんだんに使われている。




f0066555_2265321.jpg 宮殿を離れた庭園の部分、ここにも美しい噴水がある。

 電気もモーターもない時代だから当然なのだが、自然の地形を生かし高いところから水をひいて、噴水とした。
 そんなに大した工夫・土木工事ではなかったのかも知れないが、ガイドから説明を聞いた時は、砂漠の民の水への思いに素直に感動した。



f0066555_224136.jpg 美しい庭園で一息つきながら、眼下の眺望を楽しむ。
 背後を万年雪の積もる山に守られた地形が、最後までキリスト教徒に抵抗できた理由かもしれない。

 そういえばグラナダは、5月頃までスキーが楽しめ、ひとっ走りすれば地中海で泳ぐこともできるのが、ガイドの自慢だったか。



 観光を終えると、後はただひたすらバレンシアを目指して走るのみ。 窓の外の景色も、オリーブ・小麦畑が、時々果物の木らしきものに変わるだけ。


 スペインといえば、その昔ソフィアローレン主演の「ひまわり」という映画の撮影場所となった。
 今は季節が違うので見られないが、このあたりも一面ひまわりの花が咲けば、さぞ見事だろう。 もっとも、また見飽きてウンザリということになるかも知れないが。

 実はひまわりはあまり収益の上がる作物ではなく、観光を重んじる政府の指示で作られるそうだ。
 ひまわりの栽培予定地は、今は土がむき出しの乾燥した畑。 雨が少ないので、雑草も生えない。 日本のお百姓より、一手間(草取り)少ない。



 バレンシアのホテルは、今までと違って町からはそんなに外れてはいない。 すぐ隣に大きなスーパーがある。
 到着時間が早く夕食まで時間があるので、私たちも含め何組も(ほとんど全員)が買い物に。
 私たちもチョコレートやコーヒー豆を少々。 特にコーヒーは日本と比べかなり安く、もう少し買いこんでも良かったかな…と。
 早々と途中のお土産屋でオリーブオイルを買っていた人だけが、お土産価格との差にちょっと渋い顔。
[PR]
by t_ichib | 2010-04-06 23:41 | 今日もまた旅の空
<< スペイン⑥ ガウディ一色 スペイン④ スペインを代表する... >>