モロッコ旅行④ 赤い都、マラケシュ
 私たちが宿泊した宿は首都ラバト、しかも現国王の住む王宮のすぐ近く。 しかしラバトには世界遺産があるわけではなく、私たちの観光コースに入っていない。
 確かに、私の持っているガイドブックにもラバトについては、さらっとしか載っていない。

 たとえば海外から東京に来て、しかも皇居近くのホテルに泊まっても、そこを素通りして世界遺産の日光に向かうようなもの。 それもありか?


f0066555_2153198.jpg そうは言っても、せめて朝の散歩で少しくらい…

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 宿泊したホテルから少し歩いたところに、ルワー門がある。
 ちょうど朝の出勤時間なのか、この通りを歩いてあるいはバスに乗って、たくさんの軍人が通る。

 「徴兵制になっているのか?」とガイドに聞くと、「私は大学に通っていたので行きませんでした。 今では、50%くらい」と。
 もう一つガイドからは「モロッコでは、軍人の写真を撮ってはいけない」とも聞いた。 で、隠れて後姿だけ。



 ラバトを出ると後はひたすらマラケシュに向かう。 窓からの風景は変化に乏しい。

f0066555_22135867.jpg 私はあまり食べ物の写真をとらないのだが、ほかの皆さんにつられて1枚。

 モロッコの伝統的な食べ物、タジンなべ
 なべと言っても、蒸し焼きにするらしい。 炒めた牛・ラクダなどの肉の上に野菜を盛り付け、トンガリ帽子のような蓋をかぶせ、蒸しあげる。 水は入れず、野菜から出る水分のみ。


 同行の女性たちのうち何人かは、このタジン鍋を購入していた。
 もちろん、お料理のほうではなく、鍋そのもの。 だから重いし、割れるかもしれない。 …大変。




 マラケシュとはベルベル人(モロッコの原住民)の言葉で、神の国の意。
 フェズの都市のカラーが青だったように、マラケシュの色は赤。 この地方の土は鉄分を含んでおり、壁の色は赤くなる。
 ただし、現在ではもっと積極的に「壁の色は赤でなければならない。」という法律まである。

 さらに、「モスクのミナレットより高い建物を建ててはいけない」というのも、ここマラケシュだったか?


f0066555_2235469.jpg そしてその【世界遺産4:マラケシュ】で、もっとも象徴的な建物クトゥピアモスクのミナレット
 高さは77m。

 この塔もセビリアのヒラルダの塔と同様、内部は会談でなくスロープになっていて、馬やラクダに乗って上がれる。

 この塔から1日4回のお祈りの時間を告げる。 もちろん現在では肉声でなく、スピーカーを通して。
 それでも、テープでなく人がマイクに向かう。 偶像崇拝を排するイスラムらしい。



f0066555_2254165.jpg モロッコでは古くから栄えた都市にはメディナがあり、それを取り囲むように城壁が築かれ、そして美しい門がある。

 アグノウ門もその一つで、マラケシュではもっとも美しいとされる。
 フェズやメクネスのものより地味。 が、スルタンが宮殿に入る時に使用されたという、そう言われて見るとシンメトリーな美しさ。 か?



f0066555_0194566.jpg そして、メディナへ。
 フェズのメディナに比べ、通りの幅には余裕がある。

 売っている品物も同じような雑多なものだし、観光客にしつこく付きまとって、みやげ物を売りつけようとする売り子の姿も無く、道を歩く私たちにも余裕。



f0066555_0353398.jpg そしていよいよジャマ・エル・フナ広場にたどり着く。

 夕方を過ぎると、屋台のお店や大道芸が現れ、それを楽しむ人も群がると言う。

 広場はまだ閑散としていて、そして暑い。 よくしたもので、常設のみやげ物や以外にはフレッシュジュースを売る屋台のみ。
 お酒を飲めない私は食事のたび、それを注文していたが250~350円くらい。
 ここではそれが30円。 安くておいしいと大好評。



f0066555_053251.jpg 広場が賑わう夕方までとは行かなかったが、ここで少し自由時間。

 広場に近い新スークと呼ばれる商店街をひやかして歩く。

 ちょうどこの日はワールドカップの日本-カメルーン戦。 私たちを日本人と見たお店の人が、日本の勝利を告げ、私たちとともに歓声を上げ喜んでくれる。
 一緒に歩いていた女性たちは、そのことに大感激していた。




 広場の暑~い散策を楽しんだ後は、ホテルに戻り夕食。 部屋で少しくつろいだ後、午後9時になり再びファンタジアショーを見るために出発。 宿に帰るのは深夜。
 明日は往復9時間の、しかも「いろは坂」のような山道を走る。

 体調を考慮してこのショーをパスした人が5人。
 でも、バスの運転手は大丈夫? 私たちと違って居眠りしててはダメなんだから。



f0066555_1214443.jpg ファンタジアは、騎馬での戦いのための訓練が、お祭りの中に取り入れられた。

 戦いばかりでなく静かな行軍のようすも再現され、ラクダも登場する。
 そのラクダにサービスで、観光客を交代で乗せくれる。

 クライマックスでは照明を落とし、馬が激しく走り回り銃声がとどろく。
 馬の曲乗りまで披露してくれたのだが、舞い上がる砂ぼこりにフラッシュの光が当たり、雪が降っているようになってしまった。



 髪や体に付いた砂ぼこりや火薬の匂いを落とすため、もう一度シャワーを浴びると言っていた人もいるが、疲れた私はそのまま休む。
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by t_ichib | 2010-06-14 02:08 | 今日もまた旅の空
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