モロッコ旅行⑤ そこにも旧市街と新市街
 昨夜はホテルに着いてから、夜のファンタジアまで時間の余裕が無かったような書き方をしたかもしれない。
 実は昨日はこの旅行中、唯一走行距離が短くホテルには早めに着いた。

 いつもは、ホテル到着-夕食-部屋に入る の順だが、昨日のみ、ホテル到着-部屋でくつろぐ-近くのスーパーでショッピング-夕食 の順になった。


 そのホテルだがこの旅行中で最も狭く、冷蔵庫・ドライヤーなども無い。 ぜいたくは言わないが、連泊のここだけでももう少し設備が良ければ…


f0066555_7441855.jpg さて、私たちのほとんど全員がショッピングに出かけたスーパー。

 田舎町の小さなスーパーのように見えるが、間に小さな洋品店をはさみ「コ」の字型につながり、中はけっこう広い。
 レジが4~5台あると言えば、大きさの見当がつきそうだが。

 皆さんのお目当てはチョコレート・クッキーなど、今までのお土産屋では変えなかったもの。
 そしてワイン・ビールなどのアルコール。

 ホテルの格が低いから…という訳ではないだろうが、酒類を出せない(許可制)レストランがあり、そういう店ではお酒の持込ができる。
 そんなわけで、この2日間はいつもより安いお酒を楽しめた。 …ようだ。



 モロッコの通貨はディルハム(1DH=約10円)は、モロッコ国外では両替できない。
 その代わり、(ガイドブック)都市部では、米ドルが通用する。 それどころか、観光地では、「5つで、1000円!」の声に追いかけられたほど。

 私は現地通貨の両替を最小限にして、米ドルとカードに頼ることにしていた。


 このスーパーで「カードが使えるか?」と聞いても、イエスとノーとも言わずブスッとした顔をする。
 カードを使うと、レジで商品の代金を計算-レジから離れたカード端末機に移動-客はパスワードを入力-レジに戻りレシートなどを印刷-客がサインをする と面倒くさい。
 日本の店員は立ってレジを操作しているが、欧米同様店員は座ってレジを打つ。

 席を立たなければならない、そして面倒と言うのが、店員の仏頂面の理由か?

 こんな面倒なシステムになっているのは、まだまだカード社会にはなっていないことの現われだろうか?



f0066555_8244364.jpg 出発前に宿周辺を散策し、部屋の窓から町のようすを撮る。

 確かに建物の壁は赤い。 そしてそう高くはない。
 早朝のせいか、町もまだひっそりとしている。

 マラケシュは人口でカサブランカ、ラバトに次ぐ3番目。 歴史ではフェズに次ぎ2番目の古さ。
 私の持っているガイドブックには、1番最初にマラケシュが掲載されている。

 現国王もこの町がお気に入りで、たびたびここを訪れると言うが、世界の観光客をも引きつける何かを持っているのだろう。



f0066555_8434431.jpg いよいよ出発。
 最初の30分ほどは平坦な道だったが、あとはひたすらこんな山道を走る。

 私たちのバスは6日間を通して同じ車。 40席あまりの小さなバスで、少し窮屈を感じていたが、こんな山道を登るのには大きな車ではとてもとても。



f0066555_855597.jpg 山の中腹に点在するベルベル人の集落

 モロッコ全体ではアラビア人とベルベル人の比率はほぼ同数。 しかし、こうした山奥ではベルベル人が100%を占める。

 日本の棚田のようなせまい段々畑が見られる。

f0066555_941420.jpg その住居は日干し煉瓦を積み上げ、上部に葦を並べその上に土や石を載せた簡単なもの。

 その屋根はほとんど平らに見えるが、雨が流れ落ちるようにわずかに傾斜を付けているのか?
 (この写真は、後で入った世界遺産の屋内のもの)



 ここまで大変な苦労をして登った【世界遺産5:アイト・ベン・ハドゥ】は、カスバの村。
 実際にはカスバは単独のとりでのような建物、村全体が要塞化されたものはクサルという。

f0066555_9184679.jpg 背後は山、前には川が流れ敵の侵入を食い止める要塞としては、絶好の場所。

 しかしながら、現在ではわずか4軒の家族が住んでいるのみ。
 対岸の「新市街」に移り住んだ住民は、およそ1500人。

 「新市街」には電気も通り、水の便もよい。
 一方クサルの前を流れる川は、塩分を含んだ塩の川だ。 (私もこの直前トイレで手を洗った後、口をぬぐったら塩辛かった。) 住民は井戸水をくみ上げている。

 人がすまないことにより、家屋の崩壊は加速する。 レッドブック入りした世界遺産でもある。
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by t_ichib | 2010-06-15 23:22 | 今日もまた旅の空
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