ギリシャ旅行② メテオラ-想像を絶する世界
 ギリシャには世界遺産が15あり、今回のツアーではその内の5つを巡る。

f0066555_10431657.jpg 最初の世界遺産「メテオラ」の拠点となるのは、カランバカという小さな村。

 朝食後に村を散策してみたが、通りのすぐ後まで奇岩が迫っている。
 メテオラは、この奇岩の立ち並ぶ自然遺産とギリシャ正教の修道院の文化遺産を合わせた複合世界遺産となっている。


 メテオラに俗生活を逃れ、神との交流を求め修道士たちが洞窟などに住み始めたのは、9世紀ごろといわれており、14世紀になって修道院が築かれた。
 最盛期には24もの修道院があったそうだが、現在は6つの修道院が残されており、その内2つは女子修道院。


f0066555_11141365.jpg メガロ・メテオロン修道院(メタモルファス修道院)は、最初に築かれメテオラの中心となっている修道院。

 当時は道らしき道はなく、建築資材を運び上げるにも大変な苦労が必要だっただろうが、現在はバスで修道院まで行くことができる。
 駐車場には小さなみやげ物屋まである。

f0066555_11281579.jpg その当時、人も資材もはしごやロープで引上げられたのだろうが、現在は手摺の付いた通路や階段を登る。
 それでも息切れがして、時々小休止が必要となるが。

 階段の曲がり角などで、そそり立つ奇岩とその上に築かれた他の修道院などを見ることができる。


 日本でなら、芭蕉も「奥の細道」で旅した東北の山寺・出羽三山などに似ているのかとも思うが、異教徒・異民族の脅威にさらされていたことが異なるのかも。


f0066555_11411449.jpg 修道院の中では、女性のズボン姿はダメで、貸してもらえるスカートをズボンの上に着ける。

 そして修道院内の教会や宝物庫などの撮影も禁止。
 かろうじて撮影可能で、修道院らしき所の写真はこれくらい。


f0066555_11512840.jpg 当時は修道士たちの数も多く、野菜やブドウを育て自給自足の生活をしていたという。
 今では修道士になる人も少なくなり、ブドウ畑も見捨てられたが、ワイン製造・貯蔵庫などが残されている。

 日本の仏教ではお酒が禁じられていたが、キリスト教ではワインが宗教儀式の必須のものとなっており、今も町の教会からは「修道院で作られたワイン」が求められるという。


f0066555_12584356.jpg この崖の上に立つ修道院はこの後に立寄ったヴァルラーム修道院だったか、他の修道院だったか。

 とにかく大小の差こそあれ、どの修道院もこんな切り立った岩の上に建っている。
 こんな崖をロープで上り下りし、わずかな土地で野菜などを育てる。
 なんという生活だったろう?
 今では修道士たちも車を使い、町のマーケットなどでその姿を見られるというが。


 この日の現地ガイドは、英語で説明し添乗員が日本語に訳すものだったが、所々で「丸暗記」した日本語で説明してくれた。
 橋と箸、端などアクセントの違いで、想像力を発揮しないと理解できないが、その気持がうれしかった。


f0066555_13372263.jpg メテオラの山道にたくさん咲いていたこの花、てっきり季節が早い「桜!」と思ったが、アーモンドの花だそうだ。
 この後もいろんな場所に咲いており、枯れた木の実が残っているのを見つけ、アーモンドだと確認できた。

 昔、中国に留学中の阿倍仲麻呂が月を見て故郷を懐かしんだように、ギリシャに住む日本人はアーモンドの季節に「花見」をする?


 メテオラの観光、昼食を済ませると、次の観光の拠点デルフィまで再び210Kmのバス移動。 疲れたが夜はぐっすり眠れ、時差ぼけからすっきり解放。
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by t_ichib | 2011-02-14 22:37 | 今日もまた旅の空
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