岡山旅行① 2つのふるさと村
 月末の30日まで一人暮らしの25日間、ぽつねんと家の中にこもりっきりと言うのも、精神衛生上良くない。
 というのが思い立って出かけた一番の理由だが、加えて「高速料金上限1000円」が6月19日で終了するというのが大きい。

 行く先は「1泊で出かけられそうな所」と思案した結果、エイヤッと岡山に決めた。


 吹屋ふるさと村

 いつもどおり事前の予習もなく、カーナビに任せて走り出す。
 中央道に入ってすぐに「20Kmの渋滞」に遭遇しグッタリな上に、ふるさと村手前では延々と続く細い山道。
 対向車が来たら擦れ違えないほどの狭い道では、何度か引き返したくなった。


f0066555_16356100.jpg このあたりは江戸時代から明治にかけ銅山として栄え、江戸後期からはベンガラの生産でも栄えた。
 繁栄した町が互いに豪華さを競うのではなく、石州瓦・ベンガラで塗装した格子窓などで、統一の取れた町並みが築かれたという。

 建物の壁が少し赤いのは、土にベンガラを混ぜて塗ったという。 落ち着いた上品な色合いとなっている。


f0066555_171423.jpg 現在は郷土館となって公開されている片山家分家
 こちらは白壁だが、格子はベンガラ色。

 片山本家も郷土館と共通券で入場でき、通りに面した店舗兼母屋、それに続くベンガラ蔵・仕事場など、かなり広い。

 2階が住居となっているが、興味深く「?」と思ったのは当主の間。 家の中で最も高い3階となっており、お城で言えば天守閣なのだろうが、天井が低く床は板敷き。
 「屋根裏部屋」? 手前の「後継者の部屋」の方がずっと立派に思えた。

 帰りは細い道はこりごりなので、郷土館の受付で聞くと親切に教えていただけた上、ふるさと村の他の見所も紹介していただけた。


 石火矢町ふるさと村

 次に向かったのは、高梁市の中心にある「石火矢町ふるさと村」。 平成の大合併で吹屋も高梁市となったが、カーナビには35Km・約1時間の距離と出た。

 武家屋敷近くまで来ると、高梁川沿いに巡らされた白い土塀が美しい。 城下町の雰囲気を感じさせられるが、近年になって築かれたものだという。
 それでも私には「こんな風景、どこかで見たことがある」と、なつかしく思える。


f0066555_1746137.jpg 武家屋敷・折井家の長屋門

 折井家は160石、馬廻り役というから上級下位の武士だった。
 長屋門の右に中間部屋、左に馬屋(現在は資料の展示室)を持ち、騎乗が許されていた家柄と思える。
 馬ばかりでなく、土間の天井には駕籠が吊られたあった。


f0066555_1836445.jpg 折井家の母屋

 そうした格式の家でありながら、畳が敷かれたのは玄関や奥座敷・次の間など2、3部屋で、写真奥の居間などは板の間にムシロが敷かれている。
 上級武士の質素な暮らしぶりが、意外にもそして本当らしくも感じられた。

 朝の出発が遅く長いドライブですっかり遅くなり、手っ取り早く「城下町の雰囲気を味わえる所?」を訊ね、商家通りから紺屋川の美観地区を一回りして、岡山を目指す。


 岡山までは約50Km。 おまけに予約のホテルがなかなか見つからず、駅周辺を2週ほど。 精魂尽きるほどグッタリ。
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by t_ichib | 2011-06-11 15:51 | 今日もまた旅の空
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