旅も終盤、今日はのどかな町々から大都会上海へ向かう。
「のどかな…」とは書いたが、そこに通じる道はすばらしい高速道路、ピカピカの車が市街地では大渋滞をなし、すごいスピードの繁栄を目にする。 これだけの都市なのにレール交通がなかった杭州市も、今は地下鉄の工事が進められている。 また数年で、見違えるような変貌を遂げることだろう。 楓涇古鎮 帰国して写真だけを見ていると、他の町と同じように見えてしまうが、それぞれの町が特色を持ち、興味深く歩けた。 たまたまバイクが写っているが、観光客が歩く後ろからバイクが来ると少しうっとうしく思うものの、観光地かつ生活の場なので仕方がない。 こうした町中の水辺の風景も同じ。 鉄道や高速道路がない時代には、目の前に浮かべられているような小さな船で物資が輸送され、運河沿いに町々が形成されていったのかもしれない。 楓涇には古鎮だけでなく、金山農民画村と言うのがある。 市街地から車で10分ほど離れた1区画に、十数軒の農家風の建物があり、その1軒々々が一人の画家のアトリエ。 展示即売を行っている。 明るい色彩で、動物・子供たち・村の行事などが描かれ、ほのぼのとした気持が伝わってくる。 そしていよいよ上海に戻ってきた。 上海は歴史が浅く200年前には、小さな漁村に過ぎなかった。 特に写真の黄浦江の向こう側は、鄧小平氏の「解放改革」によりすさまじい発展を遂げた。 田舎者の私など、ただ圧倒されるのみ。 夕食後は最後のオプション、上海雑技団鑑賞 シルクハットのジャグリング。 動きの早いシーンはぶれてしまうので、静止している瞬間の写真だけになってしまう。 両手と頭にかぶった帽子をジャグリングする。 3個だけでなく5、6個をすばやく回す。 頭⇒右手⇒左手、方向が一定でなくすばやく交差させたりするので、目で追いきれない。 隣の席から「えっ、今どうやったの?」なんて声が聞こえてくる。 北京でも雑技団を鑑賞したことがあるが、地域が異なると演目も大きく異なる。 雑技という名だから当然かもしれないが、上海ではマジックや自転車の曲乗りまである。 演目の最後には、球形の鳥かごの中にバイクが数台入り、「あわや接触事故」と思うようなアクロバットを見せる。
by t_ichib
| 2011-10-30 22:14
| 今日もまた旅の空
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