チュニジア旅行① いつもながらの長い旅路
 昨年11月の晃希の誕生から2ヶ月、ようやく落ち着きを取り戻し、海外旅行に出かけることになった。
 いつもながらの長い旅路で、実際には前日の17:00に名古屋駅に集合しバスで移動、関西空港を深夜23:40に出発する。

 残念ながら、中部空港から出発する国際便は年々減少し、ドバイへ向かうエミレーツ航空も数年前まではあったが、現在は関西空港から。
 この地方からも、ドバイ経由で里帰りする日系ペルー人・ブラジル人などが多いらしく、エミレーツが名古屋駅-関西空港間の往復バスを手配している。


 今回はかなり格安のツアーで、参加者は80名弱・バス2台となった。
 その格安さは、「ケニヤに赴任しているNPO職員の娘が、『どうしてそんな価格で観光旅行ができるの?』って驚いている」と、ある参加者から聞いた。
 「せっかくアフリカに来るのに、どうしてケニヤでなくチュニジアなのか」とムクれていたとも。


f0066555_12294713.jpg チュニス空港に着いたのは現地時間12:55
 ドバイ・チュニジアに着くたび時差があり、何時間かかったのか良く分からない。(多分20時間ほど?)
 とにかく機内食が4回出た。 体を動かすことも無く、食べるばかりなので健康に悪い。 が、「エミレーツの機内食はおいしい」というのが、皆さん共通の感想。


 アフリカとはいえ、チュニジアは地中海に面し、イタリアの靴先で蹴られているサッカーボールのようなシチリア島からも近い。 (イタリア同様チュニジアでもサッカー人気は高い、ハンドボールも)

 「アフリカだから(暑い)」という先入観にとらわれてしまうが、朝夕など寒い。 緯度は仙台くらいになるらしい。 日本国内だけと思っていた防寒着が手放せない。


 空港からバスで2時間移動し、ドゥッガへ。

f0066555_12562482.jpg 【世界遺産、ドゥッガのローマ遺跡

 ドゥッガはチュニジア最大のローマ遺跡、イタリアでギリシャでトルコで見てきたような遺跡も多く、トイレなどはガイドの説明を聞く前に分かった。

 写真の柱石は遺跡を入ってすぐ右手の劇場跡



f0066555_17505029.jpg チュニジアは原住民のベルベル人、ローマ、アラブと支配勢力が変わってきている。

 遺跡から少し下方に見えるこの塔など、もっと後期の物かと思ってしまったが、ローマより古いベルベル人の廟なのだそうだ。
 崩れていたものを近年になって修復した。

 この写真では分かりにくいが、ローマ遺跡は小高いところにあり、周囲が360度見渡せる。
 「日常生活には不便?」と思ってしまうが、それより敵の侵入から守ることのほうが重要だった? そしてつらい労働は奴隷や下々の者にやらせた?



f0066555_18143795.jpg ローマ遺跡に戻って、貴族たちの住宅跡

 家屋が取り壊された敷地だけを見ると、ずいぶん小さく感じられることが多い。
 だからこの遺跡も実際にはもっと大きなものだっただろうが、それにしても「人口の大半はこの外に住んでいたのではないか?」といつも感じる。

 この住宅の床面の一部にはモザイクが残されていて、見事なものは最終日に訪れるバルドー博物館に移されているという。



f0066555_2025467.jpg 遺跡の中でもひときわ目立つキャピトルといわれる神殿

 規模は小さいが保存状況はパルテノン神殿より良いそうで、訪れた私たち一行もいろんな位置いろんな角度から撮影を繰り返した。



f0066555_2136183.jpg 風の広場とそこにある頭部が欠けた神像

 「風の広場」と呼ばれるゆえんは、方位を12に区切り風向きにより占いをしたと言われる。

 風向きにより、収穫とその運搬に都合の良い方角を決めたという合理的な面もあった。




 この遺跡も発見されるまで、遺跡の上に集落の住居の下に埋まっていたという。
 遺跡の神像の顔(特に鼻)が壊されており、先住文化の「プライドを傷つける」という意図でなされたそうだ。
 観光初日であるが、地中海を挟みいくつもの民族・宗教がせめぎあい、融和しあった歴史が感じられ、興味が尽きない。


f0066555_21544987.jpg 限られた時間の中ですべてをつぶさに見ることができなかったが、最初に外側からだけ眺めた劇場の内部をもう一度。

 実際にはツアーの一行から離れ、「タバコを一服」というのが本当で、皆さんのほとんどがここを見ていない。



 この後、さらにバスで2時間半移動して、ケロアンのホテルに宿泊。
 国土は日本よりやや狭いとはいえ、8つの世界遺産のうち7つを回る今回のツアーは、長距離移動はやむをえない。
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by t_ichib | 2012-01-19 22:48 | 今日もまた旅の空
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