チュニジア旅行④ かっての〇〇が…
 きょうの出発前、急に雨が降り出した。
 幸いバスの移動中に何とかやんでくれたものの、今までの好天に、「私は晴れ女です」と自慢していたわが妻ともう一人の女性の面目は丸つぶれ。
 今日は小雨ですんだが、この2~3日あとにはもう少し本格的な雨になったとあっては。



f0066555_11184426.jpg 今日の午前中はベルベル人の住居を見学する。
 水害などのため、その集落のいくつかは移転している。

 向こうに見えているのも、そうした移転後のニュータウンの一つ。
 そう思ってみるせいか、チュニジアの一般の建物と少し違うような気がする。 遠目で眺めただけだが。


f0066555_11275019.jpg そのニュータウン近くでみたベルベル人と思われる人。

 勝手な思い込みだが、「暮らしぶりはそう変化していないのではないか?」と。
 写真に写っているのはロバだが、チュニジア全土で最も多く見かけるのは羊。 この後のベルベル人の住居でも飼われていた。




f0066555_11334840.jpg ベルベル人の穴倉式住居

 ベルベル人のすべてがこのような穴倉に隠れ住んだわけではなく、普通に地上に暮らした人たちもいる。
 モロッコなどと同様、現在はアラブ人との混血が進んでいるが、以前はベルベル人以外との結婚が認められていなかった。
 現在でも文字の読み書きができない人たちもいる。


f0066555_11442515.jpg 穴倉式住居は、まず最初に中央に大きな穴を掘る。
 その部分がこの写真の内庭に当たる。
 そこから周囲の壁に横穴を掘り、住居部分を穿つ。
 2階部分は倉庫だという。
 かまどが1ヶ所だけなので、ここに住むのはそこそこの大家族一世帯が暮らしている。

 現在では隠れ住む必要はなくなったが、以前は上の写真の外側から内庭に通じる通路は、人目につかないよう隠されていたのだろう。


f0066555_12495214.jpg その住居部分の一角

 漆喰で白く塗り固められ、中は以外に明るい。
 見学者のため、道具などを展示するスペースなのか、きれい過ぎて生活観に乏しいが。

 すぐ近くを送電線が通り、電気が利用できるばかりでなく、この住宅にはソーラーパネルが設置されており、「意外に文化的」という声も。



f0066555_1259711.jpg ホテルシディ・ドリス

 映画「スターウオーズ」の撮影に使われたこの場所で、昼食を摂る。

 その内庭部分を上から撮影。
 帰ってきてから気が付いたのだが、これって上のベルベル人の住居にそっくり。
 というか、その一つがホテルに再利用され、映画のロケ地にもなったのだろう。




 昼食後はエルジェムへ。
 チュニジアはかってハンニバル将軍に率いられたカルタゴの拠点だったが、カルタゴを破ったローマによりその都市は徹底的に破壊され、その上にローマの都市が築かれた。
 エルジェムもそんな都市に一つで、かっては大いに栄えた。

f0066555_1375441.jpg 【世界遺産:エルジェムの円形闘技場

 同種の物として最大のものがローマのコロセウムで、ベローナなどより大きく、世界3番目の規模。
 ただし、保存状況はローマなどより良いそうだ。


f0066555_13382119.jpg 行われていたことは同じで、奴隷同士・奴隷や迫害されていたキリスト教徒と猛獣の戦い。
 それが最大の娯楽で、そのためにこんな巨大なものを作ったことが信じられない。

 競技場の下に地下通路が保存されており、猛獣が飼育されていた部屋などが見学できた。

 向かい側に見える観客席は、スタンド下の通路をとおり入ってくる。
 現在の野球場とまったく同じ構造。 そのことに本当にスゴイと。
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by t_ichib | 2012-01-22 22:35 | 今日もまた旅の空
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