チュニジア旅行⑧ 帰国を前に最後の観光
 名残惜しいが、チュニジアも今日が最後。

 添乗員が今朝の開口一番「今日は歴史的な日です。 ジャスミン革命以来続いていた、内閣府の封鎖が解除されました」と、告げる。
 私たちも早朝の散歩に出かけ、そのことには気づいていた。


 初代大統領の名のついたブルギバ通りは、中央に広い遊歩道・左右に2車線の車道・さらに外側にも歩道がある大通り。
 昨夜までは、内閣府前の片側車線が閉鎖(中央の歩道と反対側の車道は通行できる)されていたが、今朝からは普通に通れた。

 まだまだ雇用の問題は残されたままだが、少しずつ改善されていくのだろう。




 今日は往路と同様、うんざりするほど長い時間を掛けて、日本へ戻られねばならない。
 でも、その前に1ヶ所だけ最後の観光。

f0066555_14324048.jpg バルドー博物館

 ここは、世界でも有名なモザイクを集めた博物館なのだそうだ。

 モザイク画ではなく、遺跡の部屋や浴室の床に張られた、タイルで描かれたモザイク。
 だから、この絵など踏まれて磨り減ってしまっている。

 こんな大きなものを「どうやって移設した?」と質問したところ、そっくりそのまま堀り取ってきたのだと。

 元は足元に有ったものだが、壁に貼り付けて展示されている。
 確かに壁なら4面のスペースがあるが、床は1面しかなく見学者が大勢来たら見えないし。



f0066555_1524515.jpg 右側の絵は、1室の壁の前面を占める超大作

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 その右下の部分に描かれたのが、左の絵。
 右下から反時計回りに、春夏秋冬を表す女神が描かれる。
 女神を取り囲む花、手にしたフルーツなどもその季節ごとのもの。


 時代の新しい・古いの差は分からないが、上下左右に続く文様で埋め尽くされたもの、動物や狩など日常が描かれたもの、神話に題材を得たものなど、出発までの時間を楽しめた。



f0066555_15284925.jpg 『オデッセア』に題材を得たセイレーンとホメロス

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 海を行く舟人を、美しい歌声と容姿で惑わせ遭難させる、恐ろしいセイレーン。
 その歌声を聴きたいと願ったホメロスは、自らを帆柱に縛り付け、部下の船員の耳を蝋でふさいで航海をした。

 部下たちが目をあらぬ方にそむける、その目の動きが面白い。




 帰国の旅は往路より時間が長いはずなのに、そんなに退屈さを覚えない。 旅行中に親しくなったツアー仲間と、適当に会話していたからか。


 それなのに最後に一つだけ不運が。
 関西空港に27日16:50着、名古屋駅向けバス19:00に出発、名古屋駅着22:00と、ここまでは予定通り。
 自宅への最寄り駅、東海道線の垂井から先はタクシー。
 が、そのタクシーがなかなか来ない。 イライラしながら30分。

 結局、垂井から大垣までJRで戻り、そこからタクシーに。
 その列車も最終だった。 もう少し決断が遅かったら朝までどうしようもなかったかもしれない。
 今後、帰りが遅くなった時に、この経験を忘れずに…
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by t_ichib | 2012-01-26 22:07 | 今日もまた旅の空
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