沖縄離島旅行③ 行きは良い良い帰りは恐い
 西表2日目は、ナーラの滝へのカヌー+トレッキングプラン。
 午後からの雲行きが怪しいからと、予定を30分早めて宿をでる。 カヌーを載せた台車を牽引し、20分ほどのドライブの後白浜漁港に着く。



 昨日までのカヌーとは違い、シーカヤックと言うのだろうか? 2人乗りで、パドルの操作で方向を変えるのではなく、左右のペダルの踏みわけでターンする。

 簡単なレクチャーはあったものの、実際に水に浮かべてから慣れるしかない。
 …で、最初は強く踏みすぎて曲がりすぎてしまったり、曲がりたい方向とは逆の方向に踏んだり、左右に蛇行したりと、散々。

f0066555_1754432.jpg 昨日のカヌー体験と比べると、かなり本格的。
 片道、約2時間ほどパドルを漕がなければならない。

 特に最初は漁港から、湾の一部を突きって仲良川の河口を目指す。
 自分の顔が、緊張でこわばるのが分かる。

 向かい風もやや強く、パドルを動かさないことには押し戻される。 川の流れよりも風の方が、何倍もつらい。

 海を抜けほっとしたものの、川は蛇行しており何度か逆風にさらされる。
 その時は「帰りは追い風だから…」と思ったのだが。



 つらいばかりでなく、両岸にはエゴノキ・オオハマボウなどの花が眺められ、ガイドに撮ってもらった写真は、笑顔が多い。


f0066555_19565328.jpg 2時間ほど川をさかのぼった後、30分あまり滝を目指して歩く。

 ただ歩くだけでなく、「日本一大きなドングリ」など、見かけた動植物の説明をしてもらう。
 この蝶も、名前を聞いたはずなのだが。 とにかく今まで見た記憶のない珍しい蝶。 蛾?



f0066555_20161261.jpg 滝に近づくと、こんな風に膝まで水につかって進まねばならぬところが、2,3ヶ所ある。

 水の中の岩もツルツル滑って危ない。
 ガイドは「岩場で転べば怪我するが、水の中なら濡れるだけ」と言いつつ、妻にだけは「そこは滑る、ここに足を掛けて」などとアドバイス。

 こんな沢をさかのぼる場所も、2~3ヶ所あったような。


f0066555_20375387.jpg そしていよいよ、ナーラの滝

 昨日のピナイサーラは沖縄一大きな滝。
 それに比べれば、それほど大きな滝ではないが、ここに来るまでの行程がすごく、やってきたという達成感は数倍。
 この日は他の観光客とは、一組も会わなかった。



f0066555_20425680.jpg アオスジアゲハ

 滝近くの岩場に10羽以上もいたのに、近づくとサーっと逃げてしまい、写真を撮るのに苦労をした。
 大きな蝶ではないが、青い色が鮮やかで美しい。



f0066555_20484933.jpg 滝近くの岩に空いた不思議な穴

 岩の上を走る水が小石などを巻き込んで渦巻き、削られた穴だという。

 この近くの岩は砂岩で、けっこう柔らかく、岩の角などに足を掛けると崩れ落ちるから、「気をつけて」とも注意を受けた。



f0066555_20591919.jpg ヤエヤマスミレ

 同じく滝近くに咲いていた。
 5枚の花弁のうち下側の1枚がやや小さく、その1枚にだけ青い筋がある。

 白い花に、ワンポイントのような青が可憐。



f0066555_2154135.jpg サキシマキノボリトカゲ

 再び沢の難所を抜け歩き出した山道で、ガイドがこのトカゲを捕らえる。
 かわいそうだが、尻尾を捕まえ写真を撮る。

 実は往路では日本最大のトカゲ、キシノウエトカゲの黒い姿をはっきり見かけた。
 けっこうすばやい動きで、写真を撮るまもなく逃げられた。

 「こいつ(キノボリ)は、自分が擬態していると思い込んでいるから…」と言うが、歩きながら見つけ捕らえる、眼力・素早さに脱帽。




f0066555_21185036.jpg 再び、川を下り始めて1時間ほどして、心配していた雨が降り出す。
 しかも風向きが変わり激しい向かい風を受ける。

 私たちは必死だが、ガイドはこのあたりは写真を取ってくれるくらいの余裕があったようだ。

 本当は引き潮の時間で、潮の流れは有利なはずなのだが、なにぶん風が強すぎる。

 漕いでも漕いでも風で船足が遅くなり、舵が利かなくなり岸に打ち寄せられる。
 ついに、ガイドに曳航されることになる。 といっても、私たちも精一杯に漕がなければ進めない。


 体力・技術の不足にがっくりだが、ガイドには「あの雨と風なら、たいていの人が曳航される」と、慰められた。



 宿に帰り着き、熱いシャワーを浴びほっと人心地。

 夕食時に同宿の若い男性4人組が、明日同じコースに挑むと聞く。
 この若者たちなら、今日の強風でも漕げたかもしれないし、まして明日なら天気も回復し大丈夫だろうと。
 それにしても、1日違ったならと残念に思いながらも、忘れられない思い出にもなると。
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by t_ichib | 2012-02-28 23:30 | 今日もまた旅の空
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