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沖縄離島旅行④ 復習と予習
 今日は波照間島へと、フェリーで移動する。
 ただし、そのフェリーは上原からではなく、大原から出ている。 しかも出航時間は11時過ぎ。

 残る時間はわずかだが、レンタカーを借りて観光しながら移動することにした。


 8時に宿を出発し、最初は大原とは逆方向の浦内川方面に向かう。 見送りしてくれた宿の人は、「せっかく道順を教えたのに、間違った方へ曲がった」と、思ったのではないだろうか?


沖縄離島旅行④ 復習と予習_f0066555_15292149.jpg 子午線モニュメント

 明石の東経135度のようにきっちりした子午線ではなく、ここは123度45分6789と数字がきれいに並んでいることのモニュメント。

 このモニュメント以外には、ちょっとした広場と地元の「ふれあい館」があるだけ。
 3年前にはそのふれあい館に、少し前に行われたお祭りの写真が展示されていた。


 ちょっと記念の写真を撮っただけで、上原に引き返しながら浦内川、星砂の浜などに車を止め時間をつぶす。
 以前入った食堂が閉鎖されているのを見たりすると、少し淋しい気もする。



 西表島は絶滅危惧種、イリオモテヤマネコで有名。 残念なことに交通事故で、命を落とすヤマネコの数も少ないないようだ。
 そのためか、道には「ヤマネコ注意!」とかの標識を見かける。 車の制限速度は40Km。


 ヤマネコは一度も見かけなかったが、ひょこひょこと道を横断している、本土では見かけないクイナは何度も目にした。
 シロハラクイナという鳥で、数メートルくらいなら飛ぶこともできる。
 けっこうトロそうな動きだが、さすがに車を止め撮ろうとすると物陰に隠れてしまう。

 後で、野生生物保護センターに立ち寄った時に、「もともとは東南アジアに棲息する外来種で、最近では九州南部でも目撃されているが、その移動方法は分かっていない」ことを知る。



沖縄離島旅行④ 復習と予習_f0066555_1558211.jpg 由布島の牛車

 由布島は石垣からの「五島めぐり」には、1島に数えられる。 3年前にはここで「30分待ち」といわれ、牛車に乗るのをやめた。

 今日はガラガラというより、一人もいない。 そんな淋しい場所に行く気がしない。 時間もないし。
 私たちより後に着いた二人連れも、牛の写真を撮っただけでさっさと引き返した。

 店の人も「乗りませんか?」と声も掛けない。 2人だけじゃワリに合わない。 後から来るだろう観光バス待ち?



 そんなところで西表の最後の観光を終え、波照間島に渡る。
 予約の宿に荷物を預け、薦められていた島内一周観光のバスに乗る。 今日の午前中は西表島観光の復習、午後は明日自転車の回る予定の波照間島の予習。

 バスといっても、私たちが乗ったのはマイクロバス。 大きなバスもあるが、それはツアー会社などから予約が入ったとき。


 回ったところはほとんど重複するので、詳しい紹介は明日にして…

沖縄離島旅行④ 復習と予習_f0066555_16223760.jpg ちょっと不気味な紫色の花、これは何?

 →実は右下にあるバナナ

沖縄離島旅行④ 復習と予習_f0066555_16235797.jpg 開いた花びらの付け根の辺りに見える緑のものが、成長する。

 出荷するものではなく、作っている人が食べる程度の栽培。



沖縄離島旅行④ 復習と予習_f0066555_1636213.jpg 海水淡水化施設

 このあたりの離島は、石垣あるいは西表からパイプラインで水の供給を受けているが、波照間島ではこの施設で自前の水を確保している。

 島のライフラインといえる重要な施設。



沖縄離島旅行④ 復習と予習_f0066555_16441953.jpg サトウキビの収穫

 波照間島のいたるところで見られるサトウキビ畑。
 島の人がバリカンと呼ぶ機械で刈り取りをする。
 ただし葉の部分は鎌を使い手作業で落とす。 その鎌は先が二股になった特殊なもの、左右2枚の羽を一度に落とす。

 その作業を大勢の若い人がしている。 「本土から来た援農隊の人」とのこと。

 以前は自分たちが食べる分の米も栽培されていたが、今では他から買っているとのこと。
 パイナップルなども、この島では土壌が合わず栽培されていない。

 サトウキビから作られる黒糖も、西表でお土産に買ったものより安く、石垣ではさらに高い値段で売られている。


沖縄離島旅行④ 復習と予習_f0066555_170519.jpg 島のヤギ

 別に特別なものではないのだろうが、島では「お祝いごと」があると、必ずヤギの料理が出される。

 そのせいか、島のいたるところでヤギを見かける。
 柵で囲われたところに飼うのではなく、草地にロープでつないで置くだけ。 子ヤギは放し飼い、元気に走り回っている。



 波照間島の人口は約600人。
 島内観光のバスが小中学校の近くを通ったときの説明で、小中学生の数に比べ保育園・幼稚園児の割合が多い。
 近年島に戻ってくる若い人が多いからだと。 それは良いこと、あるいは仕事がなくて?



沖縄離島旅行④ 復習と予習_f0066555_17143723.jpg 高那崎のテッポウユリ

 波照間島はさんご礁が隆起してできた島で、西側に砂浜、東は岩場と崖。
 高那崎は東側の岩だらけの所。 それでもテッポウユリなどの花が咲き、所々にある草地にはヤギが放されていた。


 波照間島の島内観光のバスは、石垣-波照間のフェリー4便の間に運行される。
 1便で着いた観光客は、観光を終えると2便で帰る。 2便の客は3便で。


 宿泊客はあまりこのバスを利用しないのかもしれない。 ガイドブックだけの簡単な説明でなく、少しだけ深い情報が得られて、おトクだと思うのだが。
by t_ichib | 2012-02-29 23:08 | 今日もまた旅の空
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