昨夜二人で、「明日はどこを回ろうか?」と相談した。
いつもの国内旅行なら、ガイドブックなどを参考にそこそこのコースを決めて出かける。 今回は2日ほど前に目的地を決めたばかりなので... 箱根は観光地として有名なのだが、「温泉に浸かって、おいしいものを食べて...」のゆったり派むき? 私たちのような貧乏派には向かない? 携えてきたガイドブックのページを何度めくっても、いま一つ。 ロープウェーに乗っても、富士山が見えなければ、しょうがないし。 ...で、出かける前に「どちらにしようかな?」と迷ったもう一つの候補地、「富士五湖まで走ってみようか?」と。 旧東海道の石畳の道 その前に「せっかく箱根まで出かけてきたのだから」と、あと2、3ヶ所見て回る。 昨日ちょっとだけ歩いた杉並木よりは、「江戸」に近い山の中、今は2~30m離れた所を車道が走る。 石畳の道が作られるまで、毎年々々笹を刈り取って道に敷いていたとか。 その作業・費用が大変なので、石畳にした。 おかげでその名残が300年後まで残っている。 お玉ヶ池 石畳の道にはお玉ヶ池の駐車場に車を止めた。 この池の名は、元禄のころ「関所破り」をして処刑された少女の名による。 この話を聞くとずいぶん過酷に思えるが、実際には「関所破り」が見つかっても「藪入り(=道に迷った)」とされ、領外追放で済まされることがほとんどだったという。 この後、「箱根やすらぎの森」を1時間ほど歩き回って、いよいよ富士五湖に向かう。 芦ノ湖スカイラインで何度も車を止め、眼下に湖を眺めたり、「インスパイア君」の最後の勇姿をカメラに収めたり。 (バックに富士山が写っておれば、もっと良かったのに...) 富士五湖は十数年前にここで宿泊し、わざわざ早朝に起きだし湖越しの富士山の朝日を撮った。 (その後操作を誤って、「全消去」) 今回も富士山の写真はムリ。 目を凝らせば、一部がうっすら見える瞬間もあるが。 忍野八海 写真は「濁り池」。 水はきれいに思えた。 逆に「鏡池」、「菖蒲池」などは名前に反した沼? 前回来た時は八海全部を見たが、今回は少し離れた「出口池」と有料施設内の一つの除き、六海だけを見る。 本栖湖 富士五湖の写真も1枚くらいは、載せないと。 本栖湖に映る逆さ富士を描いた絵画は、紙幣の裏側にデザインされており、前回来た当時はは5000円札、今回は1000円札に。 5000円札だと、比べようにも持ち合わせが無い時が多いが、1000円札ならすぐに取り出せる。 ただし今回は、ホンモノの方が見えない。 2日間、読み返して見ると「富士山」のことばかり。 いまだに、新幹線に乗っても、東名を走っても、たまに飛行機で上空を通るときも、富士山が見えるとうれしくなってしまう。 そう言えば、息子が保育園児だったころ、がらすきの飛行機の中で、大勢の乗客が富士山の見える空席に移動して、乗務員に叱られたこともあった。 また次の機会を楽しみに。
by t_ichib
| 2012-04-16 22:13
| 今日もまた旅の空
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