クロアチア旅行⑤後 コトル
 今回の旅の最後の観光地は、モンテネグロのコトル。

 国名のモンテネグロは、黒い山という意味のイタリア語に由来する。 ただしフランスのモンブラン(白い山)のように特定の一つの山ではなく、黒い山の連なる地域の意味だそうだ。

 1991年からのユーゴスラビア紛争では、セルビアに強調的な立場をとり、連邦にとどまった。
 しかし1997年以後、徐々に独立の気運が高まり、2006年の国民投票(賛成55.5%)により独立した。


 ドブロヴニクを後にした私たちのバスは、3カ国目の国境へ。 ここが、運転手の「日本からの観光客」との一声で通過できた国境。

 アドリア海はリアス式海岸という、山が直接海に突き出たような複雑な海岸線が続く。 山峡の間に広がる湖と思うと、「実はアドリア海」と添乗員に告げられる。

 コトルはそのアドリア海でも、もっとも内陸に入り込んだ湾にある。

 中世には、ベネチア、ラグーサ共和国(ドブロヴニク)と覇を競った商業都市である。



 【世界遺産】コトル

 コトル旧市街
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 正門付近に掲げられた旧市街の略図、東が上に描かれており、西・北・南の3つの入り口がある。

 ほぼ正三角形の形をしており、右はアドリア海・左に川・背後を黒い山が守る。 しかも、山の中腹にまで及ぶ総延長4.5Km の城壁が、旧市街を取り囲む。


f0066555_23221690.jpg 川側の城壁と要塞

 私たちの位置は上の図の左下。

 入場前に町を取り囲む城壁を撮ったのだか、午前中は何とか待ってくれた雨が降り出し、山の中腹は低い雲に覆われ見通しが悪い。



f0066555_23275565.jpg 海の門(西)

 上の略図では下側、現在地を示す赤い▲の位置、ここが正門になる。

 人の身長に比べて、城壁の高いこと、入り口がそんなに大きくないことが分かる。


f0066555_23482828.jpg 時計塔とその下の三角のもの?

 西門を入るとその正面にあるので、すごく目立つ。
 時計塔は分かるが、この黒い台は?

 罪人をさらす、さらし台だったとか。

 良く見ると塔の中ほどに同じ形が?
 以前はあの位置にさらし台が取り付けられていた?



f0066555_23552629.jpg 武器の広場

 西門と時計塔の間、左に広がる広い空間。

 右手の1階が武器庫、2階が総督府だった。
 左側の貴族たちの邸宅跡は、カフェやみやげ物屋になっている。


f0066555_074620.jpg 聖トリフォン大聖堂

 コトルの守護聖人トチフォンを祀る、カトリックの教会。

 1667年の地震のあと再建。
 当初は壮大のものを再建する予定だったが、資金が続かず(現地ガイド談)、二つの鐘楼のうち左側は未完成。


f0066555_018193.jpg 聖ニコラ教会

 東方正教会の教会。
 正教会では、「十字架の縦横の棒が同じ長さ」だと以前に聞いたが、ここではカタカナの「キ」にさらに斜めの棒を加えたような、八橋十字架が屋根の上などに取り付けられている。

 同じ広場に同じく正教会の聖ルカ教会があり、小さいけれどそちらの方が歴史・由緒があるらしい。


f0066555_0471453.jpg 川の門(北)

 いったん旧市街から北門を出て、橋の上から写真を撮る。

 青い標識は、もちろん世界遺産のマーク。

 再び、旧市街に戻るが、添乗員からは「ここのガイドさんは、とても丁寧に説明されたので、フリータイムがほとんどありません」と。


 そう言われなくとも、この雨では足元も危ないし、見晴らしも利かないから、背後の城壁方面を歩くことなど考えもしなかった。


 再び、逆コースで国境を越え、昨日と同じホテルへ。 翌日は帰国の旅を残すのみ。
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by t_ichib | 2012-05-14 22:19 | 今日もまた旅の空
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