エジプト旅行⑥ 最終日
 初日のギザ周辺の観光に続き、今日のメンフィス・サッカラは4年前にも観光した所。
 どれほど「そこそこの記憶」が残されているかも、個人的な楽しみ。


f0066555_1052146.jpg 記憶どおりだったヤシの林
 
 あまりきれいとはいえない運河沿いの道を進むが、当初は記憶とは違いヤシはまばら。
 「う~ん、老人性...か?」と落ち込み始めたが、ダハシュールに近づくにつれ、写真のような林が出現。
 夫婦揃って、胸をなでおろす。



f0066555_10232929.jpg 屈折ピラミッド

 このピラミッドを作ったのは、クフ王の父スネフェル王。

 屈折の名の通り、下部の角度は54度、上部は43度となっている。

 王は下部の角度54度にこだわりがあったが、その角度では自重でピラミッドが崩壊するため、上部の角度を変えた。
 しかし王はこの形が気に入らず、新たに赤のピラミッドを作らせた。


f0066555_10194046.jpg 赤のピラミッド

 こちらは最初から43度の角度で、側面が二等辺三角形になる最初のピラミッドとなった。

 ところで、このピラミッドの内部に、私は「入った」と言い、妻は「記憶にない」と言う。
 (帰国してから確認すると、「内部はひどい悪臭がした」とまでコメントあり)


f0066555_1144258.jpg メンフィスのラムセス2世像

 メンフィスは5000年前の初期王朝時代の首都だったところ、ラムセス2世の像があると言うことは、首都がルクソールに移された後も、そこそこの町だったと思われる。

 今は遺跡だけが残る小さな村、この像も砂に埋まっていたと聞く。 (左足は大きく前に)


f0066555_1115447.jpg アラバスター(大理石)のスフィンクス

 アラバスターは、高級な石らしい。(王家の谷近くのミヤゲ屋では、灰皿でさえ手が出なかった)

 このスフィンクスは、ギザのピラミッドの次に大きい。



f0066555_1124242.jpg サッカラの階段ピラミッド

 最古のピラミッド
 それ以前には王の遺体は砂漠に埋められた。 が、それだと山犬などに食べられてしまい、「復活」できない。
 そのため地下深くに遺体を埋葬し、上にピラミッドを築いた。

 当初は最下段の四角い台だけだったが、神殿より低く遠くから見えないため、王の気に入らなかった。
 そのため、上に6層まで台を積み上げた階段状のピラミッドとなった。




 当時の王は、在位期間が30年とかを超えると、引き続き国を統治する若さがあること示さなくてはならなかった。

ピラミッドの前にはかなり広い広場があり、王はそこを何周か走り回って、若さを証明する。

f0066555_11361226.jpg その広場に面して立つこの神殿の前に、国最高の神官たちが並び、それを見届ける。

 階段ピラミッドを作ったジェセル王は80才、走り回るなんてできない。

 実は王の衣装を着けた代理の者を走らせた。
 代理であっても王が走ったと、認められたと言うのだが。



f0066555_11523959.jpg 最後の観光、カイロ博物館

 博物館の中庭に入ってこの写真を撮った後は、撮影禁止どころかカメラの持込が禁止。
 いくつも興味深い展示物があったのだが。

 日本でも人気の高いツタンカーメンだが、ミイラの顔を覆っていた「黄金のマスク」は、国外不出のエジプトの宝。

 ...ときいて、「えっ、今日本に来ているのは?」と。
 日本に来ているのは、ミイラが入っていた黄金の棺。 ...そうだったのか。


 発掘したハワード・カーターが最も感動したのは、王妃が供えたと思われる花束が形をとどめていたことで、その花束もカイロ博物館に展示されている。
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by t_ichib | 2012-07-10 22:57 | 今日もまた旅の空
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