北海道9日間④ 北海道といえば鮭
 北海道も何度目かとなると、同じ町・同じ観光地を2度、3度と訪れることもある。
 レンタカーを走らせながら、隣で妻が「ここでは、前にこんなことがあった。」、「こんなことをした。」などと話す。

 その話についていけないことは多い。
 楽しそうに話す出来事の多くが、私の記憶から剥がれ落ちてている。

 楽しい旅行中のはずなのに、「認知症」に限りなく近づいているのではないかという不安に、心おだやかでいられない。


 そう思いつつも、たとえ同じ町を歩くにしても、何か一つでも新しい発見があればよいがとも思う。


f0066555_20304356.jpg しおさい公園からの網走港

 昨夜、宿でインターネットで見つけた隠れた観光スポット。

 住宅街に隣接し、駐車スペースは数台程度。
 観光客よりは、地域住民のための施設か?

 天都山展望台などより、ずっと間近に港を見下ろせ、遠くは能取岬まで望める。
 ちょっとした穴場を発見したようで、少し良い気分。


f0066555_2112563.jpg 海岸線に竿を並べる釣り人たち

 写真が小さくて竿までは見えないかもしれない。

 昨日、はな・てんとでコーヒーを飲みながら、お店の人と話したことで、良く分かった。

 川に少しでも入った鮭を捕るのは、産卵のために遡上するのを妨げることになり、少し重い罪になるらしい。
 海を回遊している鮭を吊り上げるのは、おかまいなし。


 写真を撮ったのは北浜駅近く。 それまでの海岸線でも、その先でもたくさんの釣り人を見かける。



f0066555_2119053.jpg 小清水原生花園駅、ちょうど入ってきた列車

 1時間に何本の列車が動いているのか?
 この駅でちょうど列車が入って来るのに出会うのは、初めてのような気がする。

 列車は着いたが、降りる人はいない。
 原生花園の花の少ない時期だからだろうか?


f0066555_21404695.jpg ナミキソウ?

 あまり見かけない花だったので、帰ってからインターネットで調べた。
 海岸線に咲き、「波が来る」からナミキソウの名が付いたとか。

 原生花園では、以前にクロユリ・スカシユリなどが咲いていた場所を見てみたが、花が咲いていないとどの花だったか分からない。
 「確か、このあたりだったのに…」と。


f0066555_21462919.jpg 標津のサーモンパーク

 大水槽の中を、他の魚たちと一緒に泳ぎまわる鮭、口の辺りの表情はちょっと怖い。

 鮭の人工孵化の様子を、映像で見る。

 係りの人の話では、(正確な数字は忘れたが)放流した稚魚が戻ってくる率は、十数%とかでかなり高い。
 「放流する時期が良いのでは」との話だった。

 もっともこの孵化施設まで遡ってくるのは2%とかで、残りは定置網などで捕らえられ、私たちの食卓に上る。


f0066555_221047.jpg チョウザメの水槽

 施設内には、外国の鮭の飼育水槽などのほか、ちょっとしたお楽しみコーナーもある。

 チョウザメには歯がないので、かまれても安全。

 「指を入れてみよう」とか書かれているが、小さくともサメの顔をしたのが、大きな口を開けて近づいてくると、思わず指を引っ込めてしまう。

 ドクターフィッシュなら、くすぐったいのさえ我慢すれば、手に付いた垢をきれいにしてくれるが。



f0066555_22135969.jpg 羅臼のビジターセンター

 知床峠を羅臼側からウトロへ向かって走るのは初めて。

 同じ道でも進行方向が逆だと、風景が違って見える。

 羅臼のビジターセンターにも、初めて入る。

 展示や映像を見て、少しゆっくりする。

 回遊する鮭は障害にぶつかると、海側に方向を変える。 その習性を利用して、定置網は海に向けアルファベットのTの字型に立てる。
 上の横棒部分に魚を捕らえ、逃がさない工夫がされている。

 これで今日1日で、鮭に関する新知識を3つほど得たことになる。


 知床峠を越え、知床自然センターにも立ち寄る。
 ここには何度も来ているので、館内には入らずプユニ岬まで散策。

 先端の滝は、6月に来たときに比べ水量が少ない。 この方が「乙女の滝」らしいのかなとも。
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by t_ichib | 2012-09-19 19:36 | 今日もまた旅の空
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