北海道9日間⑤ 知床五湖から摩周湖へ
 6月に来た時には、以前と違って自由に五湖には立ち入れないようになっていた。

 知床にはヒグマが出没し、特に子育ての時期となる初夏から夏にかけては、人が襲われることもある。
 その時期には、専門のガイドに引率されてでないと、五湖には立ち入れない。

 子育ての終わった今の時期はガイドツアーのほか、短時間のオリエンテーションを受講してなら、個人でも散策することができる。


 オリエンテーションの目的は、ヒグマに遭遇したときの対処方法、世界遺産・知床の自然を守るためのマナーの徹底にある。
 あわせて、その受講費用を世界遺産の維持・管理に役立てる。


f0066555_19195326.jpg 出発して最初に行き着く五湖

 コースは五湖から一湖へと、数字とは逆の順に回る。
 時間が限られた人のため、ニ湖と一湖だけを回る短いコースもある。

 しばらく前までの時期は、センターにガイドが待機しており、いつでもガイドツアーに参加できたようだ。
 いまは事前予約が必要だったらしい。

 個人散策に不満はないが、ガイドツアーだといろいろな話が聞け、面白そう。


f0066555_19353341.jpg 三湖

 散策コースは三湖の周囲の4分の三くらいを、ぐるっと回る。

 その周囲の木立を歩いていたとき、白い幹の両側に黒いものが2つくっついているのを発見。

 「何だろう?」と立ち止まった私の横で、妻が「リスだよ、リス!」と叫ぶ。
 カメラを構えるまもなく、2匹は素早く林の中へ消えていった。

 実はこの旅行中に、もう1度リスに遭遇したが、その時もあっと言う間もなく逃げられた。


f0066555_19455972.jpg コースの終盤・一湖

 対岸に見える木道は、ヒグマなど上がってこれないように、かなり高く作られている。 (害獣よけの弱電流も)

 時間の取れない観光客は、この木道から一湖だけを眺めることができる。 (私たちも6月にはそうした)


f0066555_19555458.jpg リスには逃げられたが、鹿は

 知床五湖の駐車場を出て、国道に出るまでの道で3度も鹿に遭遇。
 そのどれもが、カメラを構えてかなり近づいても、逃げようとしない。

 朝、駐車場に向かって走ってきたときはいなかったはず。
 この鹿たちはきっと「重役出勤?」と思うと、ひとりでに頬がゆるむ。


f0066555_2055860.jpg 神の子池

 ガイドブックにあまり知られていない観光スポットと、紹介されていた。
 ただし、カーナビでは出てこない。

 地図を頼りに車を走らせると、近づくにつれ「神の子池」の標識が出て、ほっと安心。

 神の子池は、摩周湖の水が伏流水となり湧き出したものと言われている。

 摩周湖はアイヌの言葉では、「神の湖」という意味を持ち、その子供だから「神の子池」となるようだ。

 水温8℃の水が、1日12,000tも湧き出るといわれている。



f0066555_20193354.jpg 鹿に続いて、キツネも

 こちらを警戒しつつも、リスのように一気に逃げ去りはしない。
 なんとか3度くらいシャッターを切る余裕があった。

 私たちは車を路肩に寄せて、カメラを向けるが、(たぶん)地元の人は平然と通り過ぎる。
 きっと珍しくもないだろうから、当然なのだろう。


f0066555_202864.jpg 裏摩周展望台

 神の子池から裏摩周までは、想像していたよりはかなり近い。

 観光バスが立ち寄る第一展望台や、第三展望台とは反対側にあり、ここに来るのもむろん初めて。

 第三展望台などに比べるとかなり低いいちにあり、立ち木にジャマされ視界が広くない。


 そういう面でやや不満が残り、「やっぱり第三展望台に行こう」と。

 ...、ところがほんの湖の対岸なのに、道はぐるっと回り込まねばならず、たしか裏摩周から第三まで1時間ほどかかった。

 おかげで車の走行距離は、今回の旅行中でも一、ニ。
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by t_ichib | 2012-09-20 18:21 | 今日もまた旅の空
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