台湾旅行① 北回帰線
 台湾には2度目となる。 前回は台北市とその周辺だけだったので、南部の高雄市方面まで回るツアーに参加した。
 他の参加者に聞くと「中国に行こうと思っていたが、あんな状況だから...」と。 それには同感、しばらくは怖くて行けない。


 初日(10/22) 台中市

f0066555_19504268.jpg 台湾の新幹線

 今回の旅では、新幹線・特急などの列車を3回利用する。
 ガイドに言わせると、それぞれ待ち時間などがあり「効率が悪い」面もある。
 それでも私たちにすれば、「どんなものだろうか?」と乗ってみたい。

 この新幹線は、当初ヨーロッパと契約していたものを、当時の総統がそれを破棄し、日本製の新幹線が導入された。
 その結果、台湾は高額な契約違反金を支払うことになった。 日本にとってはありがたいことだったが。


 私たちが乗車したのは、桃園から台中までの3区間。
 新幹線の駅はやや郊外にあり、(駅までのアクセスがムダなので)台湾の人はこれくらいの距離なら、新幹線を利用しないことが多いそうだ。


f0066555_2026990.jpg 宝覚寺

 本堂をすっぽりと別の建物で覆っている。

 戦前台湾を統治していた日本人のお墓は台湾各地にあったが、終戦後にその遺骨は3つのお寺に集められた。
 宝覚寺はその3つのうちの一つ。


f0066555_20394997.jpg その宝覚寺を有名にしているのが、この巨大な弥勒菩薩

 弥勒菩薩と言うよりは、七福神の布袋さんのように見えてしまう。

 以前はこの仏様の胎内に入り、へその穴から外を覗くことができた。
 現在は中の鉄骨が錆び危険なため、立ち入りが禁止されている。



 2日目(10/23) 台中から台南、さらに高雄に

f0066555_20523176.jpg 日月潭(にちげつたん)

 日本統治時代に築かれた、発電用の人造湖。
 戦前の技術でコンクリートなどは使われていないが、1999年の大地震の時にもびくともしなかったと言う。
 写真は湖畔を巡る遊歩道の一部。

 短時間だったが湖畔を散策でき、少しだけリフレッシュできた。



f0066555_21491877.jpg 文武廟

 遊歩道は人影もまばらだったのだが、同じ日月潭沿いの文武廟には何台もの観光バスが。

 文武の文字どおり、文の神・孔子と武の神・岳飛が祀られている。

 日本と同様に、寺院建立の高額寄付者の名前などが刻まれているが、その中に「日本国〇〇〇」と言う名前もいくつか見られた。

 日本と異なるのは、屋根などに赤や緑などが使われずいぶん華やか。
 龍の彫刻も多く、その龍の指の爪が「庶民は3本、寺院は4本、皇帝は5本」と定められていると、何度も説明された。



f0066555_22263186.jpg 文武廟から望む日月潭

 山門をくぐり背後の湖を振り返ると、まさに絶景。
 右上の写真のように、駐車場から廟へは上り坂になっており、山門越しに日月潭を見下ろす格好になる。


 台中市の観光を終え、台南へ向かう。
 昨日、空港についてすぐに配られた台湾の地図に、緯度を示す実線と平行して破線が記されていた。
 北回帰線だという。 台中から台南へ向こうどこかで、その北回帰線を越える。

 今まで行ったことのある国では、エジプト・メキシコ・ハワイなどに北回帰線がある。
 ベトナム・タイなどは北回帰線より南。 中国にもあるがあまりに広い国なので...。 行った中では桂林が近い?
 実は日本にも存在し、はるか南の沖の鳥島はその向こう側。



f0066555_22342517.jpg 赤崁楼(せきかんろう)

 17世紀にオランダ人によって築かれた城砦、一時荒廃し復元されたが、すっかり中国式の建造物となった。
 元の形をとどめていれば「世界遺産になった」と、ガイドは残念がる。



f0066555_7544791.jpg 延平郡王祠(えんぺいぐんおうし)
 延平郡王祠は鄭成功を祀る祠。

 鄭成功は日本人の母を持ち、幼少期は平戸で育つ。 
 父の元へ帰って後、他民族の支配を嫌い清と戦う。
 台湾に逃れてきたときに、それまで台湾を占領していたオランダ人を追い出し、台湾人の手に戻す。

 台湾にとって、国父とも言うべき存在で、今も敬われている。


f0066555_813793.jpg ガイドの説明をそっち抜けに私たちの興味を惹いたのは、大きなガジュマルの木と黒いリス。

 動きは素早いものの、人をあまり恐れずちょろちょろする。 観光客の投げてくれるピーナツなどが大好物。


 これで台南市の観光を終り、高雄市に向かう。
 台中から台南へは170km、さらに高雄へは50Km



f0066555_8133869.jpg 清澄湖の九曲橋

 清澄湖は台湾の西湖とも言われる。 (大きさはずいぶん違うが)
 中国では、9の数はたくさんあると言う意味で好まれている。 日本なら「苦」に通じあまり好まれないが。

 9回も曲げているのは、景観が美しいからばかりでなく、人は曲がれても「魔物は真っ直ぐにしか進めない」という言い伝えがあるからだと言う。


f0066555_15513023.jpg その橋の欄干に留まったきれいな鳥。
 かなりの距離まで近づいても逃げようとしない。

 ガイドから「ツバメだよ」と言われ「えっ」と。
 普段見かけているツバメは、白と黒だったような気がする。

 種類が違う? 私の勘違い? それとも秋になると、胸元が黄色くなる?
 ちょっと、不思議に思ったので。


f0066555_1601917.jpg 蓮池潭(れんちたん)

 写真は竜虎塔、2つの橋の先に龍と虎が口をあけておりその先の塔を巡る。
 ガイドから、「龍が入り口、虎は出口。 逆は縁起が悪い」と説明される。

 この期間、お祭りの開催中とかで、観光客や屋台の数も多く、そのうちに明かりが灯されいっそう賑やかに。

 私たちはこの少し先にある龍の体内を巡ったのだが、そちらは一方通行になっており、入り口と出口を間違えることもなかった。


f0066555_1635579.jpg 愛河夜景

 夜景を楽しむ観光船も出ていたが、私たちのツアーには観光船は含まれた折らず、橋の上からの撮影。

 その後、河畔を少し散策。
 その途中で観光船に乗船しようとする長蛇の列を目にし、「乗らなくて良かった」と負け惜しみ。

 ガイドの説明では、「夕食時間帯がちょと空く」からネライめだとか。
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by t_ichib | 2012-10-23 17:40 | 今日もまた旅の空
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