毎度のことながら、旅の初日はず~っと飛行機の座席に縛られっぱなし。
朝の出発時間が早いので、前泊した空港内のホテルから中部空港、成田を経てコロンボ空港へ。(この空港にはバンダラナイケさんの名前が付く) 機内食が三度も出されるヨーロッパよりは、1食分だけ短いとは言え、出迎えの車に乗り換えるだけで、ホテルまで座りっぱなしの1日が終わる。 「2名以上催行」というツアーは、人数がまとまればマイクロバスということになるのだろうが、今回は私たち2人きり。 ガイド・運転手と、4人での旅となる。 その出迎えの車はトヨタ製。 「日本人の私たちのため、日本車で…」と思い周りを見ると、ニッサン・スズキ・ホンダ…など、日本車だらけ。 遠く離れた思いのほかの親日国なのか、日本の自動車メーカーの健闘の賜物なのか? 旅の終盤に高速道路を走った時など、思わず「日本の道路?」かと勘違いしそうなくらい、周りは日本車ばかり。 中には、ボディに日本の企業名が書かれたトラックもあり、「?」と。 「日本から中古車を輸入し、そのまま使っているのだ」と、すぐに納得したが。 (日本と同じ左側通行なので、そのまま使える。) もちろん中古車ばかりでなく、インサイト・プリウスなどピカピカの新車も多い。 先にわざわざ高速道路のことを書いたのは、一般道では日本車の優位が少しだけ落ちるから。 【TukTuk】 一般道、特に観光地では圧倒的に目に付く三輪タクシー 写真は少し地味だが、派手な色彩のものが多い。 昔のダイハツのミゼットに似てるのかな。 前に運転手、後部に2~3人の客を乗せ、小型なので普通車と歩道との隙間を縫って走れるので、渋滞時に機動性を発揮できる。 ガイドの説明では、インド製の200CCの車。 (同じインドのTATA自動車のバス・トラックなどは、イスズ・ふそうなどより優位か?) 「あまり多くなって問題になってきている」とも。 ガイドは詳しい説明をしなかったが、駐車や割り込みなどの運転マナーを意味するのか? あまりスピードは出ないので、乱暴な運転手でなくとも、普通車はツクツクを追い越すことになる。 「それが原因での事故が増えているのかな?」とも。 旅行中、毎日この車を見かけたので、すこし詳しくなった。 1. かなりの田舎でも見かけた。 タクシーばかりでなく、安価なマイカーとしての需要もあるらしい。 2. エンジンは2サイクル(4サイクルもある?) 2サイクルのエンジンだとガソリンとオイルを混ぜた混合油を使う。 ドライバーはペットボトルに入れたオイルを携帯し、自分でガソリンに混ぜている。 (日本では以前、混合油を売るガソリンスタンドがあったが、今では見かけない。) 3. エンジン始動時には、ヒモを引っ張っている。 一部には、セルモーターで始動する車もあるらしい。 消防の可般ポンプのように、リコイルスタータというヒモを勢いよく引くと、エンジンがかかる仕組み。 バイクの足踏みスタータと同じ要領。 舗装されていないガタガタ道、荷台にどこかに観光に出かける人々を乗せたトラックなどとともに、(スリランカには失礼だが)還暦過ぎ世代の遠い昔を思い起こさせる、懐かしい風景。 ただし、ガタガタ道に関しては、30年に及ぶ内戦が終結した今、国中で道路建設が進行中で、あと5年もしたら、(道路ばかりでなく)どんなに様変わりしていることだろう。
by t_ichib
| 2013-01-20 22:15
| 今日もまた旅の空
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