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南イタリア⑦ 最終日もたっぷり観光
 今日のローマ発は午後8時の便、たっぷり1日分の観光が予定されている。 9日間の日程なので、前後の移動日を除いて7日間の観光ができて当たり前なのだが。


 午前中は【世界遺産:ナポリ】の市内観光。
 と言っても、ナポリには一昨日から連泊しており、初日のアマルフィに行く時も、2日目のシチリアに渡る時にもここが起点となっていて、初めてと言う気がしない。

 ナポリ駅から道一つ隔てたホテルの周囲は、地下鉄の工事中で朝夕はすごい交通渋滞。 ナポリに限らずイタリアでは、地面をちょっと掘ると遺跡が出てきて、調査のため何年も工事がストップするとか。

 工事現場と景観地区とが隣あわせと言う気がしてならない。


南イタリア⑦ 最終日もたっぷり観光_f0066555_931148.jpg 【ポジオリの丘から見下ろす港】

 歌に歌われた【サンタルチア港】のおもかげ(何100年前のこと?)は、今はもうないといわれ、しかもサンタルチアという地名も「行政的にはない」とも聞く。

 少なくとも、昔のサンタルチア港と呼ばれた地区には、バスでは入れなくなっているらしい。



南イタリア⑦ 最終日もたっぷり観光_f0066555_9451875.jpg 【海に突き出たたまご城】

 真正面から撮ったので海に突き出たさまが良く見えないが、昔は牢獄としても使われたと言う。

 「たまご」の由来は、城を築く時に魔術師が卵を産め、「卵が割れる時、ナポリに災いが起きる」とまじないをかけたと言われることから。

 カステル・オーヴァ(古城)とも言われる。 当然カステル・ヌーヴォ(新城)と呼ばれる城もあり、こちらはバスの窓からしか。
 新城といっても13世紀のもの。 次々に敵が海から侵入して来るのを嫌い、「せっかく建てられたのに、長く住む人がいなかった」とガイドの説明。



南イタリア⑦ 最終日もたっぷり観光_f0066555_959326.jpg 【プレビシート広場】

 ナポリでは一番広い広場、広場を取り囲むように、王宮、サンフランチェスコ・ディ・パオラ教会、サン・カルロ劇場などが並ぶ。

 そのどれにも入ることもなく、(「たっぷり」と書いた割には)ただ遠くから写真を撮るだけなのが残念だったが。



南イタリア⑦ 最終日もたっぷり観光_f0066555_10292510.jpg 【ウンベルト1世ガレリア】

 サン・カルロ劇場の道路を挟んだ反対側にあるウンベルト1世ガレリア。

 中央の丸いガラス張りの天井からは、たてよこにアーケードが広がり、モザイクの張られた床。

 その豪華さにホオーッと、首が痛くなるほど上を見上げる。


 添乗員からもガイドの口からも、「ナポリを見てから死ね」と言う言葉が何度も飛び出すナポリ。
 こんなところだろうか。



 午後からはバス移動して、最後の【世界遺産:ローマ市内】へと。


南イタリア⑦ 最終日もたっぷり観光_f0066555_11114674.jpg 【コロッセオ】

 添乗員がコロッセオに着くなり、「すごい人出ですね」と言ったが、前回来た時と比べそれほどでもないと。
 なによりも、古代ローマ戦士のいでたちをし、記念写真に応じる(チップが必要)姿も見かけない。

 ここからのガイドはたどたどしい日本語の、新人の女性。
 イヤフォンガイドを通じてさえ、小さな声で聞き取れない。

 周囲のファロ・ロマーノや凱旋門、もちろんコロッセオのことも説明してくれるが、皆さんてんでに周囲の記念撮影。 やりにくかっただろうな。



南イタリア⑦ 最終日もたっぷり観光_f0066555_11345158.jpg 【トレビの泉】

 ここと、この後のスペイン広場は、掛け値なしの大混雑。
 トレビの泉そのものより、この大勢の観光客に驚くことの方が大。

 ジェラードタイムなど、少々のフリータイムがあったのだが、「泉の反対側に行ってみよう」などの気も起こらず、集合場所の周辺の100m範囲内をうろうろするのみ。
 うっかり離れようとすれば、たちまち迷子になりそうで。



南イタリア⑦ 最終日もたっぷり観光_f0066555_11413222.jpg 【最後の観光:スペイン広場】

 大勢の人で、階段が見えない。

 集合場所は階段の上のオベリスクの辺り、遠くからでも良く分かり「迷子」の心配はないが、なんとなく早々とそちらに移動してしまう。


 この旅行の初日に添乗員が、シチリア島くんだりにまで出かけようと言う皆さんは、「さぞ海外旅行のベテランでしょう」と言われた。
 海外旅行が始めてという人はいないものの、イタリアにはこれが始めての人も多かった。

 わずか半日のローマはきっと物足りなく、イタリアの北の方を含めローマに、「もう一度来てみたい」と思った人もいるはず。
 それが旅行社のネライ?




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 上の写真は今回ご一緒したお一人が、全員へ記念にプレゼントしてくださった独楽。
 なんと折り紙で作られている。


 上海からローマまでの飛行機の中でも、いろいろな折り紙を折って、中国人の子供たちに見せておられたそうな。

 席が私たちより後方だったので気づかずにいたが、子供たちばかりかキャビンアテンダントまで、仕事そっちのけで、教わっていたそうだ。
 思わぬところでの国際交流、良い方とご一緒できた。
by t_ichib | 2013-03-16 09:06 | 今日もまた旅の空
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