楽しみの夏休み一泊旅行②
 日ごろ、春音・彩乃の二人が楽しみにしているのが、妻に掛けてくる電話。
 もちろん母である娘は、やたらに電話をするのを禁じているようで、今回のようにどこかに出かける、あるいは保育・授業参観や通院などに私たちが出かけることになっている前日になるが。

 妻は二人の「今日こんなことがあったよ」などのたわいもない話を、楽しそうに上手に聞いてやっている。
 そのため私が電話に出ると、「ユキちゃんに代わって!」などと言われるのがちょっと悔しいが。


 そして今回の八方池までの山登りを心待ちにしているのは、その会話で「足、丈夫になった?」と妻から聞かれ続けているため。
 昨年は八方池まで上れず、第2ケルンあたりで引き返したから。

 それは足が丈夫でないとかは関係なく、去年は八方のロープウェーに着いたのが午後になってしまい、下りのリフトの最終便が心配で引き返した。
 今年は時間もたっぷりあり、八方池まで行けることは分かりきっているが、「足が丈夫になったね」と感心してやる予定。


f0066555_11424392.jpg 元気に先頭を歩く彩乃

 少し前、駐車場からロープウェー駅に向かう途中では、タラタラ歩きで、私が手を引っ張るようにして歩かねばならなかったのに、山道へ入ったとたんに先頭を歩き出す。

 去年もそうだったが、すれ違う人たちから「小さいのにスゴイね」などと声を掛けられるのが、うれしいみたい。

 「こんにちは!」などと挨拶すれば、もっとほめられるのに、はにかんで声が出ない。


f0066555_11511517.jpg 一方、春音はロープウェー駅で購入した『八方尾根花散歩』を手に、私たちに花の名を教えるのがうれしい。

 きっと家に帰ったら、「ユキちゃんたちに花の名前を全部教えてあげた」と得意げに報告することだろう。


f0066555_125573.jpg そんな春音に教えてもらったハクサンシャジン

 以前霧が峰で覚えたツリガネニンジンと見分けがつかない。 近縁種? 同じモノ?

 春音が教えてくれたタムラソウは、見た目はアザミそっくりなのに、よく見ると葉がまったく違う。
 目からウロコの驚きと、200円の投資の効果があったとの満足も。


f0066555_1744116.jpg クルマユリ

 先日出かけた伊吹では、コオニユリが咲いていたが、二つを並べているわけではないので、違いが良く分からない。

 しばらく『花散歩』を持たせておくと、「この花はなんて名前?」と聞くだけで即座に調べてくれる。 実に便利でラク。


f0066555_1750483.jpg ようやく八方池に着く。 昼食をとった所は、マツムシソウ畑の中。

 昼食の少し手前から、「お腹がすいた~」と彩乃の期限が悪くなる。

 普段の彩乃は小食で、食べるのにもすごく時間がかかる。(好きなオヤツだと早いのだが)
 それなのに、この日はふもとのコンビニで買ってきたおにぎりを、あっという間に平らげてしまった。
 山登りとおいしい空気のせいだろうか? 空腹で期限が悪くなるのは困るが、よく食べてくれるのは良かった。



f0066555_1811713.jpg 昼食後八方池の周りで少し遊ぶ。

 少し前に、唐松岳方面から降りてきた中学生たちを引率してきた先生が、池の中を指差し「あの黒いのがサンショウウオだよ」と説明しているのを聞いていた。

 生徒たちが通り過ぎた後、そこに近寄ってみたが、残念なことにどこかへ行ったのか、影も形も見えなかった。
 三脚にセットしたカメラで、じっくりサンショウウオが現れるのを待つ人もいたが、そこまでは時間が取れない。



f0066555_18233396.jpg 1年越しで挑んだ八方池までの山登りを終え、下りに向かう。

 そこからは『花散歩』を彩乃に譲り、春音はカメラマンに転進。
 その1枚目が妹を撮ったこの写真。

 下界は快晴なのに、このあたりは雲が風に乗ってあたりを覆う。
 この写真を撮ったタイミングなど、その中でも雲が切れ、向こうの雪渓などが良く写っているほう。


f0066555_18311240.jpg カメラマン春音は何でもかんでもシャッターを押すので、よく分からないものが写っていたり、立ち入り禁止で張られたロープが写真の中央に収まっていたり。

 このシモツケソウは、ピンクできれいだったしそこら中で満開だったので、きっと花の名前も覚えたことだろう。
 『八方尾根花散歩』も持ち帰ったことだし、1年後に一つでも二つでも覚えていてくれたら、うれしい。



f0066555_18382084.jpg ヤナギラン

 山道を下りきったロープウェー駅近くに咲いていた花を、妻が春音にリクエストして撮ってもらっていた。

 この後もカメラマン春音の情熱は衰えず、リフトの上から足元に咲く花らしきものを撮りまくっていた。



 帰り道は、曜日の違いによるのか、東名高速を避け東海環状を走ったことの効果なのか、昨年のような渋滞に巻き込まれること無く帰り着くことができた。

 2日間を満喫した春音・彩乃はさすがに帰路はぐっすり、妻も行きよりはゆったりと。
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by t_ichib | 2013-08-27 22:20 | 今日もまた旅の空
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