南米旅行② クスコ観光
 LAからリマへ、さらに国内便でクスコまで。
 ここまで成田=LA(10時間余)+LA=リマ間(9時間弱)+リマ=クスコ(1時間半)と、搭乗待ちLA観光を除いても、ほぼ1日。

 現地時間でクスコ着は午後3時、日本からはほぼ地球の裏側、出発から何時間経過したのだろうか?

 クスコは標高3,400mの高地、高山病への注意がされる。 飲酒・喫煙を控えるようにとか。

 高山病のいくつかの症状の説明もされる。
 頭痛、吐き気、食欲不振…、さらに腸内圧力と気圧の差でガスが出やすくなる…と。

 そのいくつかは私にも該当するが、睡眠不足、長旅の疲れ、高山病、そのどれによるかは分からない。


 現地のガイドは日系人とかではなく、インカ文明に魅せられペルーにやって来て、そのままクスコに住み続けている日本人女性。
 ありきたりの観光案内に終始せず、インカ文明のいくつかの説に自分の意見を加え、熱の入った説明をされる。


 インカ文明が栄えたのは、1200年代から1533年にスペインに征服されるまでの、わずか2~300年のこと。
 中米のマヤ文明などの古代とは異なり、歴史の上ではつい昨日のような時代だが、文字による記録が無いので、いくつもの謎が残る。



f0066555_11261987.jpg 【サントドミンゴ協会】

 3,400mの高地にあるにもかかわらず、クスコはインカ帝国の首都であった。

 ここを征服したスペイン人は王宮や神殿を取り壊し、教会を築いた。
 しかし堅固な石造りのインカの建物は、随所にその形をとどめている。


f0066555_13205811.jpg 【太陽の神殿】

 その精巧さの象徴となるのが、丸いカーブを持つ「太陽の神殿」。

 こんな目立つ場所にそのまま残されたのは、教会の一部として許容される外観だったのか、それとも壊すに壊しきれない堅牢さのためだったのだろうか。



f0066555_13303276.jpg 【教会内部に残るインカの部屋】

 中央の石の壇は、いけにえを捧げた台。

 インカの建造物の特徴の一つは台形だといわれ、壁に穿たれた壁龕(へきがん)ばかりか、入り口も部屋そのものも台形をなしているという。

 この壁龕にはさまざまな美需品・置物などで飾られていたという。
 そうした部屋を埋め尽くすような財宝が、征服者によって持ち去られた。


f0066555_13522068.jpg 【インカの石組み技術】

 ペルーは日本と同様に地震の多い国だそうで、この教会も過去に崩れたことがある。
 しかし土台のインカの建造部分は崩れなかった。

 その秘密は、石を積み上げ漆喰で固めるとは違い、石自体に溝を刻み組み合わせることにある。



f0066555_1432348.jpg 【教会から見下ろすクスコ市街】

 王宮や神殿は小高いところにあり、その庭園からは写真のように町中を見下ろせたことだろう。

 南半球にあるクスコの今は冬、しかも高地なので寒いと思っていたが、朝夕はともかく午後の今はけっこう暑い。
 その暑さと高山病から逃れるために、しばらく休みながら当時の貴族の気分を味わう。


 あわせて余り見たことも無い南半球の花など撮ってみる。
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 いずれも花の名前は分からない。

 ガイドに聞いても3歩歩けば忘れてしまうので、はじめから聞かなかった。


 サントドミンゴ教会から、サクサイワマン城砦を見た後はアルマス広場へ。

f0066555_14271786.jpg 【ラ・コンパーニャ教会】

 広場の中央には噴水があり、それを囲むようにこの教会と大聖堂がある。

 大聖堂の方がやはりメインだろうが、ここに来たのは午後6時過ぎで、いくらかこの写真のほうがマシと思ったので。


f0066555_14432533.jpg 【アルマス広場に面したお店】

 スペイン統治時代はスペイン人の住居だった建物、今はさまざまなお店として使われている。
 白い壁、バルコニーを持つこの建物、そうした歴史を聞くとスペイン風に見えてくる。



f0066555_14531942.jpg 【十二角の石】

 広場からわき道を5分ほど歩いた所にある「十二角の石」、ほとんど円に近い十二角形を想像していたら、まったく違った。

 私たちのひとつ前の団体のガイドが指差すのを、目で追えば確かに12の角がある。
 12の出っ張りやくぼみで、周囲の石としっかり組み合っている。
 神殿を築いた技術が町の通りにも生かされている。

 地震にあえばひとたまりも無い鉄筋の入っていないブロック塀とは、格段の差がある。



 クスコ観光を終え、マチュピチュ観光の起点となるウルバンバへと向かう。
 クスコからは、あまり舗装の良くない山道を下る。

 ホテルへ着いたのは、午後8時過ぎ。 そのまま、レストランに直行。
 高山病に加え乗り物酔いのせいなのか、ほとんど食べられない人もいる。

 そしてようやく何時間ぶりかのベッドへ。
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by t_ichib | 2013-09-01 09:46 | 今日もまた旅の空
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