南米旅行⑥ イグアスの滝(アルゼンチン側)
 今日は陸路をバスで、アルゼンチンとの国境を越える。
 日系ブラジル女性のガイドと添乗員とで、私たちから集めたパスポートを持って、出国・入国の手続きに走る。

f0066555_19544783.jpg 【ブラジル側税関】

 本来税関は撮影禁止なのだが、特に「アルゼンチン側は厳しいので、絶対に...」とガイドから。
 ブラジルはいいと言われたわけではないが。

 日ごろの募る恨みからか、「アルゼンチン側は手続きに時間がかかる。 急いでいると言うと、わざと遅くされる」などと。

 アルゼンチンの通貨は以前ドルに対し1:1くらいだったのに、今は5:1くらいまで下がっている。 経済不況が原因だが、一向に本気で対応しようとしない。
 それというのも、他の南米各国と違い白人の比率が多く、プライドが高いからだ。 だから、他の南米諸国からは好印象をもたれていない。

 ・・・と、いいたい放題が続く。


f0066555_2038354.jpg 【国境をつなぐ橋】

 ブラジルの税関とアルゼンチン側の税関との間の国境の橋、中央からそれぞれの国の国旗の色に塗り分けられている。

 下を流れる川がイグアス川で、橋の名前に少し以前のブラジル大統領の名が付けられている。
 それはブラジルが「橋の建設費を出したからだ」と、声が少し得意そう。



f0066555_20531545.jpg 【公園内のトロッコ列車】

 駅は入り口側の中央駅と中間駅、先端駅の3つだけ。

 どういうわけか、行きは中間駅で列車を乗り換え。 帰りは先端駅から中央駅まで直行。

 帰りは「途中で降りないで!」などと、細かい指示が。



 先端駅から滝展望台までは、(川幅が広いため)長い遊歩道というか、長い橋が続く。
 その途中で川の中の小さな島や林を抜ける。 そこにいろいろな花・虫・鳥がいて、目を楽しませてくれる。 おかげで滝までの遠さを感じない。

f0066555_21164596.jpg 【最もポピュラーな鳥】

 餌付けされてしまっており、観光客が手にするお菓子などの餌を、ぴゅ~っと飛びながらさらっていく。

 カモメみたいだが、こちらのほうがかわいい。


f0066555_21212074.jpg 【じっと動かないワニ】

 うっかりすると見落としてしまいそうな所にいたが、前の観光客がカメラを構えているせいで気が付く。

 なんとも奇妙なことだが、尻尾だけを水の中につけた姿でしっと動かない。

 滝の見学を終えた帰りにも、ほとんど同じ場所に同じ格好で、「まさか作りモノ?」と疑ってしまうほど。



f0066555_2130893.jpg 【南米のツバメ】

 日本のツバメと少し違い、飛んでいるところを上から見ると、背中に鮮やかな青い筋がある。

 この鳥はクスコやマチュピチュでも見かけた。

 ここでは滝のしぶきの中を飛び交う。 エサとなる虫を追っているのか、あるいは滝の背後に巣があるのか?



f0066555_21354850.jpg 【これも日本では見かけない?蝶】

 飛んでいるところはとても撮れないので、止まっているところをソロリソロリと。
 気づかれないよう、逃げられないようにと。

 トロッコ列車に乗っているとき、もっと珍しくきれいな蝶がヒラヒラしていたが、当然撮れるはずがない。



 こうやって本当に広い川幅を退屈もせずに、「悪魔の喉笛」の上部にまでやってきた。

f0066555_21443040.jpg 【遊歩道の先端、いよいよ悪魔の喉笛】

 右端に連なっているのが今まで歩いてきた遊歩道、その先に白く舞い上がる滝のしぶき。

 少し手前に林があったせいか、あるいは前の人の背中ばかり見て歩いていたせいか、突然水しぶきの上がるこの光景が目に飛び込んできた。



 そしていよいよ【悪魔の喉笛】の真上に
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f0066555_2222234.jpg 【展望台から右側:上流側】

 滝の下半分がしぶきで見えない。 (それでもツバメの飛ぶのが見えた)

 この滝をバックに何枚か記念写真を撮ったが、レンズが曇ったり水滴が付いたりで、満足な写真ではなかった。

 滝より上にいるはずなのに、舞い上がるしぶきで、髪も体も見る間に濡れてくる。

 カメラにとって、昨日今日の2日間で最も過酷な瞬間だった。


f0066555_2216029.jpg 【展望台より左側:下流側】

 本当は右手側の方が迫力があり、角度の違う写真を何枚も載せたいくらいだが、それではあまりにくどいので。

 少し劣るとはいえ、こちらの迫力も。

 この近くに船などが流されてきたら、右であろうが左であろうが「悪魔」からはのがれられそうもない。



 滝の観光を終え、公園内で昼食をとったあとに、アルゼンチン・ブラジル・パラグアイの3国の国境の観光へ。

f0066555_22495870.jpg 【3国の国境が接している地点】

 手前は当然アルゼンチン、対岸がパラグアイで間の大きな川はパラナ川。
 右上がブラジル、隠れてしまっているが間にイグアス川が流れる。

 なんとあの膨大な滝の水が流れるイグアス川は、パラナ川の支流。



 この後は、イグアス空港=リマ空港からリマのホテルへと移動。
 ホテル着は23:40、翌日は朝7:00出発と告げられる。 「ゆっくりお休みください」との添乗員の声が空々しく聞こえる。
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by t_ichib | 2013-09-05 20:20 | 今日もまた旅の空
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