実際には前日の午後と、今日の帰国までの時間がフリータイムとなり、自由に町歩きを楽しむ。
【でも、その前に】 【整備された自転車道】 観光の初日から添乗員・ガイドから何度も注意されたのは、自転車のこと。 オランダは国全体が平坦なので、エコに関心のある国民性とあいまって、自転車が利用されている。 自転車道が車道と歩道との間に整備されている。 その自転車道では、自転車優先が徹底している。 歩行者が自転車道に入り込んで事故が起きたときは、歩行者に責任がある。 かなりスピードも出ているから、「歩行中は気をつけて」という。 【駐輪場も・・・】 自転車道は車道の両脇にあり、それぞれが一方通行。 政府もそういう方面に力を入れているようだ。 エコ重視の国民性は、レストランで出されるミネラルウォーターもビン入り。 他のヨーロッパでは、プラスチック。 (飲みきれなかった時には、持ち帰りに便利だが・・・) 【4月16日午後】 私たちのホテルは、市内散策には便利なムント広場、ムント塔のすぐそば。 ホテル近くの「花市場」を通りぬけ、シンゲル運河に沿って歩く。 【アムステルダム市内の運河】 アムステルダムには、アムステル川という天然の川が流れ込み、その水が中央駅あたりを中心にしたクモの巣状の運河に注ぐ。 洪水の脅威から土地を守るために、風車と運河を築き、アムステルダムでは、運河を水上輸送に使う。 「なかなかしたたかな国だな」と。 【西教会】 トラムの通りで左に折れ、「アンネ・フランクの家」方面へと向かう。 やがて西教会にさしかかる、そこから運河沿いに曲がると、「アンネ・フランクの家」が見えてくる。 というよりは、そこに入館しようとしている人たちの長蛇の列が。 後で、そこに入った人に聞いてみると、「私は45分待ちだったが、出るころには1時間以上だった」と。 【運河(カナル)ツアー】 近くにもう一つの列があり、そちらは運河めぐりの観光船に乗ろうという人。 そちらの列は観光船が着くと、ほとんど消えた。 別の乗り場からだが、日本語の音声ガイドの船があり、私たちの一行の多くはそちらを利用。 トラムの通りを逆に戻り、ダム広場方面へ。 【新教会】 ダム広場には新教会と王宮が並ぶ。 現国王、というより代々のオランダ国王はこの教会で即位式を行っている。 ダム広場は、アムステル川をせき止めるダムがあった場所で、アムステルダムの名はそのことに由来する。 【王宮】 写真はトラムの通りから撮った(裏から)もの。 破風の上に建つ、蒼穹を背負うアトラスの像が面白い。 元は市役所として建てられてこの建物は、王宮といっても国王がここで暮らしているわけではなく、儀式のときに使われるのみ。 ダム広場にはスーパーマーケットで、ちょっとした買い物をする目的でも足を運んだ。 水、チーズなど、重い物ばかりで一度ホテルに戻ろうかと思ったが、面倒なので重い物をぶら下げたまま、散策続行。 ダム広場からは歩行者天国となっており、アムステルダム中央駅を目指す。 【中央駅】 日本の東京駅とは姉妹駅となっている。 赤いレンガ造りで雰囲気は似ている。 この駅には改札口があり、ホームへは入れなかった。 ホームへ入れないのは、ヨーロッパでは珍しい気がする。 【海洋博物館】 写真は午前中のキューケンホフ公園からの帰路、バスの車窓から摂ったもの。 船の形をした変わった博物館、その屋根のスロープではのんびりと過ごす人々。 面白そうだからそこへ行こうと思ったものの、中央駅から建物は見えているのに、行けども行けども近づいてこない。 そして、まだ明るいのだが閉館時間を過ぎてしまったのか? 屋根でのんびりしていた人たちの姿が消えた。 で、半分くらい来た所で引き返す。 【旧教会】 教会近くの運河沿いの道と交差する路地のあたりは、「飾り窓の・・・」の営業地帯。 昨夜「後学のため」と、見学に出かけたご夫婦が「すごかった」との感想。 私たちは歩いたのはまだ明るい時間だったので、たっている女性はほとんどいなかったが、たまに 【新マルクト広場】 広場には花や骨董の市が開かれることもあるそうだが、この日はガランと。 この建物は元は計量所だったところで、アムステルダムの文化財。 現在はカフェとして営業している。 中世には、町を取り囲む城壁の一部であった。 【4月17日:出発まで】 出発までの3時間あまりだが、それぞれが散策などに飛び出す。 私たちは昨日の続きを。 【ウォータールー広場の音楽ホール】 運河を埋め立ててできた広場、音楽堂の背後に市役所がある。 「I amsterdam」の文字は観光キャンペーンの看板で、他の場所でも見られた。 【マヘレの跳ね橋】 1691年から同じ場所にこの橋があり、当初は狭い橋だったようで、この名がついた。 「Magare Brug」は細い橋と意味だそうだ。 アムステルダムで最も古く、最も美しい橋とされる。 夜景がすばらしいのだそうだが、今からでは無理。 開閉部分の下の方の左右に信号機がついている。 現在の赤が青に変わるのを見たい気がするが、それも無理。 街中の運河にもいくつか見られるが、この橋はアムステル川本流に架かる。 【運河に繋留されたハウスボート】 「繋留」と書いたが、運航できるものもあるのだろうが、ここに見えるものは動きそうに見えない。 当初は住宅難の窮余の一策だったかもしれないが、現在は人気がありなかなか取得できないそうだ。 バス、トイレはもちろんのこと、設備の整った住居。 【レンブラントの家】 レンブラントは「夜警」を製作したころは、経済的にも絶頂でこの豪邸を購入した。 が、浪費癖もありやがて破産。 この家は競売されることになる。 レンブラント生誕300年を機に、博物館・美術館として残されることになった。 レンブラントの肖像がかかる左隣は新館。 【運河沿いのフリーマーケット】 そろそろ集合時間が気になりだし、大急ぎでフリーマーケットを見学。 古着ばかりか、靴の使い古しなども売られており、ちょっとビックリ。 生活雑貨は何でも揃うと思われる。 目に付いたのは自転車関連、自転車そのものからベルや盗難防止のチェーンとか、品揃えも充実。 最もにぎやかな場所では写真を撮り忘れ、ここは外れの方。 そして、フリーマーケット全体は、今朝の最初に来たウォータールー広場の一角にある。 集合時間には余裕を持って間に合い、無事帰国の途に。
by t_ichib
| 2014-04-17 12:01
| 今日もまた旅の空
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