長年岐阜に住んでいるのに、鵜飼と高山祭に行ったことがないなんて…という思いも長~く。
昨年はやっと、鵜飼に。 そして今回、高山市内に宿が取れたので。 お昼過ぎ、チェックインの前に車だけ宿に預けて、まつり会場へと向かう。 会場から少し離れた通りに、この祭り提灯がいい雰囲気。 なぜ上に傘が? 後で調べると、提灯が雨に濡れないように…ではなく、神様の徳がそのまま上へ逃げていってしまわないようにとのこと。 高山陣屋前、そこがからくりが奉納される会場。 午前中の奉納はすでに終わり、午後の部には少しの間が、人だかりも余裕がある。 祭り案内本部でパンフレットを頂きながら、説明を聞く。 朝方の雨で遅れていたが、各町内の屋台蔵から屋台が引き出され、整列しているとのこと。 どの屋台もきらびやかな装い、素晴らしい彫刻がほどこされていたり。 これはたしか、恵比寿台だったはず。 どれもこれも豪華で後からでは見分けがつかなくなる。 ちょうど移動中の屋台もあり、曲がり角をどう曲がるか、観光客の関心が集まる。 屋台を曳く人に訊ねたり、自分で下を覗き込んで秘密を発見し、得意げに連れに説明する人がいたり、これも祭りの風景。 陣屋前に引き返し、からくりの始まりを待つ。 長く立って待つのがイヤと隅のほうで座って待つ間に、近づくのが困難なほどの混雑に。 からくりは3つの演目があり、2番目の「石橋台(しゃっきょうたい)」。 優雅に舞う美女が、一瞬獅子に変化する。 実は翌日の午前中には、もっと良く見えるようにと、近い位置を確保。 が、近すぎて見上げていたため、首が痛くなった。 ほどほどに…か。 屋台は雨露に濡れないようにと、14日夜は各町内の屋台蔵にしまわれる。 その屋台の提灯に灯がともり、その華やかさが人気。 一夜あけ、再び屋台が引き出される。 作業の合間の人に、「屋台会館にしまう屋台と、町内にしまう屋台とがあるの?」と聞いてみた。 屋台会館にしまうのは「秋の祭り」のもの。 春の屋台12台、秋の11台は別々。 …との答え。 「えーっ」、これで岐阜県人の務めを果たしたつもりだったのに、まだ半分。 秋にも来なくっちゃ。
by t_ichib
| 2007-04-16 15:28
| 今日もまた旅の空
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