霧が峰ガイドウォーク
 昨年8月の後半に出かけた霧が峰に、「少し違う季節の花を見たい」と、急に思い立って出かけた。
 梅雨の時期なので、天気予報とにらめっこ。 昨年は1泊したが、今年は日帰り。 5時半起床、空模様を見て6時半には出発。

f0066555_10495754.jpg 最初は八島湿原。 昨年見たおなじみのシシウドやハクサンフウロの名を思い出す。
 マツムシソウ、ツリガネニンジン、ヤナギランなどはさすがに8月になってからのようだ。

 湿原を一回りした後、入口の所の掲示で花の名を確認していると、横からパークボランティアの方が、気さくに花の名前を教えてくださる。
 その一つ、キバナノヤマオダマキ

f0066555_10574576.jpg 今回是非見たいと思っていたのが、ニッコウキスゲの大群落。
 霧が峰自然保護センターで場所を聞き、車山肩へ。
 駐車場は満杯。 歩いて15分くらい離れた駐車場に停めることに。
 散策路はバスツアー、マイカーの観光客でイッパイ。 土曜日曜はどうなんだろう。
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 中には何度も来ているらしい人が、口々に「まだ5分咲きくらい」、「いやまだ3分」とか言っておられる。 私はこれで十分堪能できたのだが。

 後で聞いたのだが、ニッコウキスゲは「1日花」(=1日とか1日半くらいで花を閉じる)とか。
 この花の後に見える蕾が次々に開いていくのか。

f0066555_11195535.jpg もう一つ期待していたのが、霧が峰自然保護センターの「ガイドウォーク」。
 200円の参加費で、1時間ほど散策路をガイドしていただける。
 とてもユニークな案内で、花を触って、匂いを嗅いで「花を見る診てみましょう」と。
 ある子供は「お父さんの足の匂い」と言ったとか、確かにあまり良い匂いではない。
 イブキトラノオの名は形からだけでなく、動物のしっぽの匂いからも来ているのだろうか。 「でも、人間には良い匂いでなくとも、虫たちが集まってくる匂いなんです」と。

f0066555_1134367.jpg このノアザミには手で触ってみるようにと。
 花のつけねはネバネバしている。 茎は毛でザラザラ。
 地べたを這ってくる虫を寄せ付けず、飛んでくる虫だけを受け入れる。
 遠く離れた花との受粉をしようとする、花の戦略だとか。
 花を指先でトントンと叩くと、白い花粉が出てくる。 虫たちが花に止まった時だけ、花粉を有効に利用する花の戦略。

f0066555_11431812.jpg ウツボグサの謂われは、戦国時代弓矢を入れた「うつぼ」と言われる武具に似ているからだと。
 花の名を聞いてもすぐ忘れてしまう私にも、この花の名は覚えられそう。

 草原の中に林が広がる一角がある。 そこで1本の木に触ってみるようにと。
 幹が水を含んでいるよう。→「ミズナラの木です」と。
 霧が峰は雨が少ないのだが、霧から水を取り込んでいるのだと。

 草原と林、それが多様な生物が住める環境を作っている。
 その草原は人間が牛などを育てるため、一部の林を焼き作り出し、手入れをしてきた。
 今、その草原に木々が増えてきている。 国定公園であるため自由に木を伐採できず、草原が少なくなれば、多様な生き物が生息できなくなることを心配しておられた。
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by t_ichib | 2007-07-20 12:12 | 今日もまた留守にしています
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