九州旅行3 この時期ならではの目的地
 昨夜泊った阿蘇のペンションはお料理もおいしく、それにもましてご主人が話好きで楽しいおもてなしに感激。
 たとえば、窓辺に置いてあった上から見ると三日月形の壺のような物に興味を引かれていると、すぐに説明してくれる。
 名前は忘れたが、沖縄で使われていたお酒を入れる器だそうで、三日月のくぼみを腰にあてぶら下げるそうだ。
 スイスの山岳救助犬が首に下げている樽と同じなのか。

 今朝は当初熊本まで戻り、高速に乗るつもりでいたが、そのご主人のお勧めで高森から山あいの国道を抜ける道を走ることに。

f0066555_11463039.jpg 「是非見て行って」との勧めが、この矢部の通潤橋。
 国道からは少し入らなくてはならないが、駐車場には観光バスも停まっている。

 江戸時代に作られたこの橋は人も通れるが、実は用水を通すもの。
 橋の右手の集落は、周囲を豊かな水に囲まれているのに、高台にあるため稲作ができない。 当時の総庄屋が計画して、左手の方から石つくりの導水管で水を通した。

f0066555_11583583.jpg 通潤橋の裏手には棚田が広がり、五老ヶ滝を巡る散策路がある。
 棚田を抜けると深い沢に出る。 吊り橋が架かっており、その先は再び通潤橋につながっている。

 そのつり橋からの滝の写真。 滝の右手には、私達が歩いてきた棚田がある。 
 私たちはここで引き返してしまったが、吊り橋の先には通潤橋によって新たに開発された棚田があるのだろう。

f0066555_1644544.jpg このあたりには熟練の石工が多く、石造りの橋が山あいの村をつなぐ。
 こちらは交通のための橋、霊台橋。

 アーチ型の穴の向うに現在の鉄筋の橋が見えるが、昭和30年代までは古い橋をバスやトラックも通ったそうだ。

 この他にも石造りの橋はいくつも残っているが、国道に沿ったこの橋にだけ立ち寄った。

f0066555_16144466.jpg 松橋インターからは高速に乗り、水俣を経由し出水市に。

 出水はツルの飛来地として有名。
 この日の飛来数は、ナベヅル・マナヅルなど合わせて、10,000羽を越えているそうだ。

 実は少し離れたところには、ツルに与えられる餌が目的のカラスの群れもいる。

f0066555_16263090.jpg 優雅に飛ぶツルの姿をカメラに収めようとするが、ピントが合った時にははるか前方に飛び去っており、空だけが写っていたりする。
 「ヘタな鉄砲でも、数打ちぁ当る」の格言どおり、ともかく何度もシャッターを押す。

 ちょうどこの日の夜のテレビで、時速300Kmで飛ぶツバメが虫を捕らえる様子を見た。
 ツバメもすごいが、それをキッチリ撮ったカメラマンもすごい。

f0066555_16343873.jpg 観察センターの係員の話では、2羽で飛んでいるのは新婚夫婦。
 3羽だと親子と幼鳥。

 通常ツルは2個の卵を産むそうで、4羽で飛んでいるのは、全部がうまく育った「幸せ家族」だと。

 親離れしても、カップルを作る適齢期があるから、1羽で飛んでいても必ずしも淋しいツルとは限らないだろうけど。
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by t_ichib | 2007-11-18 18:25 | 今日もまた旅の空
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