屋久島旅行2 いよいよ本番
 昨夜夕食時に、宿の主人に「明日縄文杉に登りたいんですが…」と、お昼のお弁当の注文をした。 朝は5時過ぎの出発を予定していたが、「皆さんは4時半には出られますよ」と。

 縄文杉に行くには、車を麓の自然センターに停め、シャトルバスに乗り換えなければいけないこと。 そのシャトルの始発が5時なので、それに間に合うよう4時半に出発することを教えていただく。
 シャトルに乗り換えるのは、上の駐車場が狭いこと、真っ暗な山道を車で登るのが危険だからだろう。


f0066555_924263.jpg 荒川登山口へは荒川分れで、シャトルを乗り換える。 工事中でバスが通れない所があるからだ。
 昨日は左手2Km先の屋久杉ランドまで車で登った。
 が、今朝の真っ暗闇の中を車で登るのは、やはり恐いな。
 荒川登山口へは、右側へ4Kmをバスで。


 登山口へ着いても、当然あたりは真っ暗。 まわりはガイドさんに引率されたグループが多い。
 彼らの装備は万全。 両手が自由に使えるよう、頭に足元を照らすライトを着けている。 その灯りで、用意してきた朝食を摂っている。

 まったくおなかが空いていないが、先へ進んでも足元が暗いだけ、私たちもペンライトの灯りだけで、そこで無理やりに朝食を詰め込む。


f0066555_1010998.jpg 6:10、歩き始める。 あたりは真っ暗だが、幸いなことにペンライトの明かりでも、レール道ははっきり分かる。

 写真は、当然明るくなり始めた頃に撮ったもの。
 この枕木の上を歩くのは、衝撃で足が痛かった。
 後半はこの枕木の上に板が渡してあり、ずいぶん楽に歩けたが。


f0066555_9524488.jpg ようやくあたりが明るくなったのは、小杉谷小中学校に着いた6:50頃。

 国有林に従事する人々(540人)の集落があり、100名あまりの生徒がいた。
 学校を囲むように、130戸あまりの家々があったそうだ。
 昭和45年に閉校。

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 大株歩道入口までの中間点にある3代杉。
 1代目(1,200年)の倒木の上に、2代目(1,000年)が育ち、その切り株の上に3代目(300年)がそびえる。

 それにしても、この大きさで300年だとは。
 屋久島に来て初めて知ったのだが、九州の最高峰は屋久島にある宮之浦岳で、東北地方の気候だとか。
 寒さ+高地で養分が少なく成長が遅い。 その分年輪が細かく、それが屋久杉の値打なのだろう。

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 大株歩道入口の少し手前で、翁岳が眺望できる。 妻はジジ岳と呼ぶが、それが通称なのだろうか。

 大株歩道入口で、トロッコ道が終わる。
 そこにはトイレもあり、15分の休憩。

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 思っていた通り、トロッコ道が終わると途端に道が険しくなる。
 息を整えるため、少し広い場所に来ると道を譲ったり、譲られたりしながら登る。

 このあたりでは、上から下山してくる人たちとすれ違う。
 装備からして、山小屋などで1泊してきた人たちだろう。 まさか、同じ日帰り登山でこんなに差は出ないはず。
 声を掛けてみるとヤッパリその通りで、なんだか一安心。


f0066555_11143967.jpg このウィルソン株までの道が一番応えたような気がする。
 株の下が空洞になっており、株から上を覗くとハート型の空が見えるとか。

 ここでも小休止。 この頃になると、追いつ抜かれつですっかりお友達気分の人も多く、休憩しながら話もはずむ。


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 縄文杉が発見されるまで、最長寿とされてきた大王杉(樹齢3,000年)。

 このあたりの登りがそんなに厳しく思えなかったのは、翁杉・夫婦杉などに出会うたび、足を休められたからかもしれない。
 歯をむき出して威嚇する猿や、斜面を降りる鹿を写したりして、気が紛れていたのかも。



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 そしていよいよ、縄文杉。

 樹齢は2,170年とも、7,200年とも言われる。

 近くのガイドさんの説明を小耳にはさんだところでは、近くに育った2本の木がくっついてしまい、部分によって樹齢が違うのではないかとも。

 観察台が設けられており、直接木に触れることはできない。
 根を囲むように、土が流れないような工夫もされており、大切に保護されている。

 【参考までに、私達のここまでの所要時間】
荒川登山口 ― 小杉谷小中学校跡 ― 大株歩道入口 ― ウィソン株 ― 大王杉 ― 縄文杉
 6:10         6:50      着8:25  出8:40   9:05     9:40   10:20


 そんなにも、遅いペースではなかった。 何組かとはほとんどお友達気分。
 ガイドと先生に引率された高校生とも、登り道は前になり後になりだったし。 ただ、彼らは後の予定が有るらしく、下り道では引き離されてしまった。

 驚異的だったのは、私たちと同じ宿に泊った若い6人組。 縄文杉では私たちより後だったのに、あっという間に下って行った。
 私達の明日の予定地、白谷雲水峡に向うからだそうだ。
 もう少し、ゆっくり楽しみながら登ったら…と。
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by t_ichib | 2007-11-21 18:08 | 今日もまた旅の空
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