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兄弟会旅行② 少し厳かな気持ちに
 2日目、再び高速道路を走り岩国へ。
 錦帯橋のところで、橋の通行券とセットで岩国城へロープウェーの券が売られていたので、それを買うことに。

 錦帯橋を越えると、吉香公園。 日曜日だったため小学生達が、そこにある史跡の説明をしてくれる。
 B紙に絵などを交え簡潔にまとめられており、説明も分かりやすかったよ。 ありがとう。

 吉川家の門の説明では、幕府の「一国一城」制で岩国城は取り壊されることになり、その木材を利用して門が作られたとか。 特徴のある瓦とか。

 子供たちはいくつかの小グループごとに、調べたことを発表しているようで、説明を聞くとスタンプを押してくれる。
 全部集まると何かいいことがあったのか。 2グループほど聞いたが、残念ながら先を急ぐので。


兄弟会旅行② 少し厳かな気持ちに_f0066555_0345279.jpg これから登る岩国城は、そんな訳で一度取り壊され、360年ぶりに市民の願いで復活された。

 その岩国城の天守閣から岩国市街と、渡ってきた錦帯橋を望む。
 間近に瀬戸内海の島々も見ることができる。
 この眺望の城を取り壊さざるを得なかった侍達はさぞ残念だったことだろう。


兄弟会旅行② 少し厳かな気持ちに_f0066555_046929.jpg 再び、下界に降り錦帯橋を見返す。
 背後の山の頂上に、さっき登ったばかりの岩国城が小さく見える。

 岩国城主の吉川家は、「3本の矢」の教えで有名な毛利元就の次男。
 兄弟の中で歴史好きという一人がそういう話を教えてくれる。


 妻の妹の旅行計画には、岩国城に登ることは入っておらず、大幅な予定オーバー。 本当はもっとジックリ見聞きしたかったのだが。
 で、後の予定の大幅削減に。 「原爆資料館と宮島のどちらを見たい?」と。 ⇒原爆資料館


 昼食は有名な?「広島焼き」。 1枚で、ゲップが出そうなくらいの満腹に。 そこから歩いて平和公園へ。

兄弟会旅行② 少し厳かな気持ちに_f0066555_102234.jpg と、こんな町の中に広島市民球場が。
 確か、今シーズン限りでその役目を終え、来シーズンからは新球場に。

 実は私は、密かに広島ファン。 一度はここへ来てみたかったのに、こんなに遠いのでは…。
 思わず、2度3度とシャッターを押す。


兄弟会旅行② 少し厳かな気持ちに_f0066555_191729.jpg その市民球場と平和公園は、ホンのはす向かい。

 最初に目に入ったのはあの原爆ドーム。 続いてこの「原爆の子」の像。
 60年を過ぎた今も、絶えることなく折鶴が捧げられ続けている。

 修学旅行の高校生が、私たちの世代の老人達が「禎子の像」を見上げる。
 思わず、厳粛な気持ちになる。


兄弟会旅行② 少し厳かな気持ちに_f0066555_1213478.jpg 原爆死没者慰霊碑。

 毎年しめやかに慰霊祭が催されるこの慰霊碑からは、一直線に先ほど見た「原爆の子」の像や「平和の灯」が並ぶ。

 そのことに感動と、再び厳かな気持ちに。

 原爆資料館には、修学旅行で来て以来2度目。
 入館料が50円と言う安さに驚き、それなら、もっと多くの人にきてほしいと。

 そして、私が願うまでもなく、(日曜日だったこともあり)実にたくさんの人が展示物に見入っていた。
 外国人の姿も多く、平和への願いは全世界共通なんだなとも。


 帰り道は再び、強行軍。 養老サービスエリアで再び運転を譲ったのは夜中の11時。 兄弟たちが家に着くのは深夜1時に近いことだろう。

 すでに、「今度はもう少し近場で…」「伊豆だったら…」と、次回の計画もでき上がりつつある。
by t_ichib | 2008-11-09 20:18 | 今日もまた旅の空
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