2014年 04月 11日 ( 1 )
ベネルクス3国観光② アントワープ、ゲント、ブルージュ
 今日のメインは隣国ベルギーの観光だが、1ヶ所だけオランダ国内の観光がある。

 【世界遺産:キンデルダイクの風車群】


f0066555_1914181.jpg 【見るからに堤防の向こう側の水面は道路より上】

 オランダは国土の1/4が水面下にあり、風車の力で低い土地の排水をしてきたことは、よく知られている。

 そのことを知ってはいても、こうして川の水面より低い道路をバスで走るのは、少し気持ちが落ち着かない。


f0066555_19143962.jpg 【川の両側にずらりと並んだ風車】

 この川は先ほどの川より一段低い。
 たぶん低地に作られた排水用の運河で、ここに雨水などを風車により汲みあげる。
 そして、この運河の終点では先ほどの大きな運河へと、さらに汲み上げているのだろう。


f0066555_19145762.jpg 【風車の中の見学はダメだった】

 「希望者は風車の中の見学ができます」の言葉に、観光客にオープンしている風車の場所まで小走りに進むが、開館時間が9時半くらいだったとか。

 残念だったが、いろんな角度から風車を眺められたし、運河を泳ぐカモの親子やいろいろな草花も見られたし、添乗員に文句を言う人はいなかった。


f0066555_19154512.jpg 【運河の終端にある排水設備】

 先ほどは見学のために道を急いだので、バスの駐車場のそばにあるこの設備を見落としていた。

 手前側の運河の水を、奥側の大きな運河へと排水している。

 動力は電気。 現在は電力による排水が主で、風車は補助用あるいは観光用という。
 オランダの生命線とも言えるので、そのことには納得できる。



 【アントワープ】

 ベルギーに入り、ここから現地ガイドが付く。 長野出身のベルギー人の旦那をもつ日本女性。
 話が分かりやすく、時々ユーモアで笑わせてくれる。

f0066555_19164572.jpg 【ステーン城】

 この左側は川、中世には川から侵略を受けることが多かったので、ヨーロッパの城は川に面していることが多い。 (元々は要塞)

 面白かったのは、城の前に建つ巨人の像。
 (小さくて分かりにくいが)2人の酔っ払いの前に仁王立ちし、お説教を垂れているのだそうだ。
 左側の男は、酒瓶を背後に隠している。


f0066555_19193168.jpg 【肉屋のギルドの建物】

 ガイドから「建物の赤と白のレンガから、連想される商品は?」との、問いに「ワイン」などいくつかの声が出たが、正解の「肉屋」を聞いて「なるほど」と。

 当時は1階がお店、2階以上は肉の倉庫や会議・商談に用いられた部屋があった。


 【市庁舎】
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 建物にずらりと並んだ国旗、「日本の旗はどこ?」と捜すと左の側面にあった。
 国旗の配置は、定期的に変えているとか。 (どこの国にも公平にか?)

 広場には「ブラボーの像」が。
 ブラボーは邪悪な川の巨人を退治した勇敢な兵士の名。

 ブラボーは切り取った巨人の腕を遠くへ投げ捨てようとしている。
 実は町の名前「アント(腕)ウェルペン(投げる)」はこの伝説から取られており、アントワープは英語読みなのだそうだ。


f0066555_204179.jpg 【同じ広場にあるギルドハウス】

 立派な建物だが、イくつものギルドが入っている。

 先ほどの「肉屋のギルドハウス」は1戸建てといえる。
 単独の建物を持てるということは、相当力があった。 そして、現在でもそちらのほうが有名なようだ。


f0066555_205510.jpg 【世界遺産:ノートルダム大聖堂】

 正式には、「フランス・ベルギーの鐘楼群」として世界遺産に登録されている。

 ついでながら、オランダとフランスに挟まれたこの国では、オランダ語、フランス語が公用語で、ベルギー語は存在しない。 (先ほどのアントウェルペンはオランダ語)

 大聖堂の前に建つ銅像は、教会内部にいくつかの絵を描いた画家ルーベンス


f0066555_20134176.jpg 【ルーベンスの「聖母被昇天」】

 祭壇に描かれた絵の上方に天使たちに支えられ昇天するマリア、下方に棺が空になったのを知り驚く人々を描いている。

 まだ字の読めない人が多い時代に、聖書を説明する宗教画には、約束事があった。
 それは「手にりんごを持った女性はイブ、青い服を着た女性はマリア」などと、衣服や手にする物で人物を象徴させること。


f0066555_20135760.jpg 【ルーベンスの「イエスの昇架」】

 絵は三面鏡のように左右を折りたたみ、全体が閉じられるようになっている。
 その外側には画家に金を払い、絵を寄贈した個人や団体を現す絵などが描かれている。

 この大聖堂には、「イエスの降架」、「イエスの復活」などあわせて4つのルーベンスの絵がある。


 ガイドの説明の後、30分ほど大聖堂内部の絵画やステンドグラスを鑑賞するフリータイムがあり、その後ゲントへ向け出発。



 【ベルギー第3の都市、ゲント】

 アントワープと同様に、ゲント(英語読み)もオランダ語では、ヘントが正しいようだ。

 同じ日に2つの都市をめぐり、しかも同じ都市にいくつもの教会や広場があり、後から写真を見たのではどれがどれなのか分からなくなってしまう。

f0066555_2019518.jpg 【聖バーブ教会とファン・アイク兄弟の銅像】

 ファン・アイクはこの教会の秘宝「神秘の子羊」を描いた画家。

 実はこの絵の左右に描かれた人物たちの説明を聞いている。
 お約束どおりに描かれたアダムとイブ、馬に乗った騎士たち、異教徒や信者、後のローマ教皇たち…。

 絵の写真もない。 教会内部の記憶もない。
 (撮影禁止だった? 短時間だった? 疲れてもいた? ちょっと情けない)


f0066555_20232744.jpg 【ゲントの鐘楼】

 この鐘楼は、アントワープのノートルダム大聖堂と同様に、「フランス・ベルギーの鐘楼群」として世界遺産に登録されている。
 (写真には写っていないが、隣接する繊維ホールも世界遺産の一部)

 右の建物は王立劇場。


f0066555_2144591.jpg 【コーレンマルクト広場】

 写真は郵便局の建物。
 その前をトラムが走り、その更に前の華やかな色彩のものは、移動式のメリーゴーランドとか。

 ちょうどイースター休暇中だったので、各地の広場でこんな物を見かけた。
 (ここはジミな方で、移動観覧車とかどデカイものもあった)


f0066555_2145081.jpg 【コーレンレイ(左)とグラスレイ】

 コーレンレイは穀物河岸、グラスレイは薬草河岸のことで、当時はここが波止場だった。
 聖ミヒール橋の上から眺める。
 反対側にはその名の聖ミヒール教会がある。

 川にはボートが浮かび、その先には観光船乗り場がある。
 「いいなぁ」と思うものの、そんな時間は取れない。


f0066555_21454491.jpg 【ギルドハウスが立ち並ぶグラスレイ】

 私たちは、対岸のグラスレイを眺めながらコーレンレイ側を進む。

 屋根の階段のようなギザギザは、当時のベルギーの建物の特長だったようだ。



f0066555_21462191.jpg 【フランドル伯居城

 見るからに頑丈そうな石造りの城。
 アントワープのステーン城で聞いたばかりの説明どおり、川のほとりにある。

 道路の反対側には「旧魚市場」などがあり、現在はカフェなどのお店が並ぶ。
 石造りの城とは対照的。


f0066555_9522365.jpg 【聖ニコラス教会】

 一通りの観光を終えた後のわずかばかりフリータイム、ちょっと町歩きをした後に足休めに、集合場所近くの教会に入る。
 そこで、なんと地元(?)の楽団の演奏会が催されていた。

 しばし休んだ後は、今夜の宿ブルージュへ。


 【夕食後散策したブルージュ】

f0066555_21485728.jpg 【ブルージュの通り】 

 フリータイムに町歩きするには手ごろな大きさの町で、渡された地図のコピーで迷うこともない。
 昼間なら観光客も多いのだろうが、夜8時過ぎの今は人通りも少ない。

 贅沢をいう娘や息子へのベルギーチョコは明日のブリュッセルにして、友人たちへのみやげはこの町で。


f0066555_21491786.jpg 【マルクト広場】

 夜8時を過ぎてもまだまだ明るく、そぞろ歩きをする人もチラホラ。

 と言っても、さすがに寒くなってここまで来たのは、私たちのツアーでは2、3組。
 大半は町での買い物で終わりだったようだ。
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by t_ichib | 2014-04-11 18:18 | 今日もまた旅の空