2014年 04月 14日 ( 1 )
ベネルクス3国観光⑤ ルクセンブルグ~マースリヒト
 【ルクセンブルグ】

 ルクセンブルグの国土は、神奈川県くらいの大きさ。 欧州に7つあるミニ国家の一つで、その中では最も広い。

 ルクセンブルグに向かう車中で、「その7つの国名は?」と、問いかけられる。
 周りには、海外旅行の経験の多い参加者ばかり、さすがに次々に正解が出てくる。
 (私たちが実際にいったことがあるのは、バチカンくらいだが)


 ルクセンブルグは小国とは言いながら、ECの本部が置かれる。
 EC関連のビルや、欧州銀行を含め各国の銀行のビルなどが立ち並ぶ、近代都市を抜け、ペドリュス渓谷を見下ろす絶景ポイントへと案内される。


f0066555_14533539.jpg 【ペドリュス渓谷にかかるアドルフ橋】

 アドルフ橋は、左側のノートルダム大聖堂などの美しい町並みが広がる旧市街と、右側の私たちが通り抜けて来た新市街とを結ぶ。

 この渓谷は攻め入る敵に対して、天然の要塞になっているばかりか、いくつかの人工の要塞が築かれている。

 更にこの下に、数キロに及ぶ地下道が築かれ、すばやく兵士たちが移動できるようになっていた。

 ルクセンブルグ唯一の世界遺産は、旧市街とこの自然の要塞が一体として登録されている。



f0066555_152996.jpg 【ボック砲台】

 絶景ポイントからはほぼ対岸に移動し、ボック砲台へ。
 砲台は19世紀にオーストリアにより築かれた。

 右下にはアルゼット川とグルント地区の建物が見える。


f0066555_14584639.jpg 【グルント地区】

 このグルント地区は、敵が侵入してきたときには川を堰きとめ、地区の一部を水没させ、堀にして旧市街を守る。

 砲台と堀、難攻不落の防衛施設だっただろう。



f0066555_152229.jpg 【憲法広場にある第1次大戦の戦没者慰霊碑】

 慰霊碑の高い塔の上には、金の女神が。

 憲法広場は、ルクセンブルグでも最も眺めが良い場所とされ、観光客を乗せたミニトレインが、このあたりを走る。

 先ほどのアドルフ橋や旧市街、ペドリュス渓谷などを望むことができる。


f0066555_15225441.jpg 【ノートルダム大聖堂】

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f0066555_15334970.jpg 【クレールフォンテーヌ広場】

 広場に建つ女性は、ルクセンブルグ大公シャルロッテ。

 ルクセンブルグの正式な国名はルクセンブルグ大公国、現国王は彼女の孫。

 ルクセンブルグの公用語は、フランス語、ドイツ語、ルクセンブルグ語。
 国名「ルクセンブルグ」はドイツ語読み。


 今日の午前中はルクセンブルグ、午後はマーストリヒトへ向かう。
 大きな観光地を2つもめぐると、どうしても頭の容量をオーバーし、結果として印象が薄くなる。



 【マーストリヒト】

 オランダに戻る。
 この地名で一番に思い出すのは、ECの創設を決めたマーストリヒト条約の名。


f0066555_15521091.jpg 【マース川】

 地名マーストリヒトは、マース川の渡河地点という意味。

 ここで私たちを迎えたガイドは、日本人の祖父を持つ日系メキシコ人女性。
 現在はオランダ人と結婚して、マーストリヒト市民。

 独身時代に筑波大学に留学した経験を持つが、日本語はややたどたどしくて、着いていくのに少しもどかしい。

 マース川に架かる橋の真ん中あたりで、いくつもの資料を見せ町の歴史を紹介してくれる。
 熱意は伝わるが、川風の寒さに震え上がる。


f0066555_1675788.jpg 【町を取り囲む城壁】

 中世には町を取り囲むように第1城壁、その外側に第2城壁が築かれていた。
 当然歴史的な建造物は第1城壁の中。

 城壁の外に、(観光用に?)マース川方面に向けた大砲が置かれていた。


f0066555_16154564.jpg 【地獄の門】

 中世のヨーロッパでは恐れられたペスト、そのペストに罹った人をこの門から町の外へ追い出した。

 そのことからこの名が付いた。

 門外にペスト患者を収容するペストハウスがある。


f0066555_162515100.jpgf0066555_16253892.jpg 【通りの家の入り口の上に?】

 当時は通りの名はあっても番地がなかったので、「船乗りの〇〇さん」とか分かるようにしていた。

 確かに、番地を発明した人は偉い!



f0066555_163257.jpg 【5つ星ホテル?】

 本当は4つ星ホテルで、真ん中の赤地の星はマーストリヒトの州旗。

 シャレなのか(詐欺ではないだろう)、おかげでマーストリヒトの州旗は、この次に見たときには きっと (たぶん)分かる。



f0066555_17103069.jpg 【聖セルファース大聖堂】

 フライトホフ広場に建つ聖セルファース大聖堂、すぐ左に聖ヤンス教会があるほか、カフェなども多い。

 聖セルファースは4世紀ごろの大司祭、彼の遺骸をここに埋葬したことが大聖堂の起源。
 現在の建物は11世紀のもの。



f0066555_172284.jpg 【広場から近いこの建物は?】

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 実は本屋さん。
 中に入ってみると、高い位置にステンドグラスが入っていて、広々とした贅沢な本屋。

 「世界一美しい本屋」に選ばれたこともある。 当然かな。


 ガイドさんによると、教会を子供の遊び場として再利用しているところもあるという。 (保育所とは違うらしい)

 マーストリヒトでは、この本屋さんが印象に残った。
 日本語の本がないのが、残念。
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by t_ichib | 2014-04-14 14:21 | 今日もまた旅の空