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花三昧の一日
 大型連休のさ中、翌日から妻の実家へ行く予定しかないこの日、「花でも見に行こうか」と。


f0066555_206457.jpg 【赤坂御茶屋式のボタン】

 最初はごくご近所といっていいくらいの近さの赤坂に。
 今年は暖かだったせいか、予想に反しボタンは終わりに近い。

 その中でこの黄色はちょうど見ごろ。


f0066555_20154553.jpg といっても、出遅れて咲いた花などは、ちょっと遠目にカメラで撮った分には、けっこう鮮やかに見える。

 白や赤、中でも花びらの先端がぎざぎざになって尖った白い花を見つけ、「ちょっと変わった形なのに、今まで気づかなかったな」と。


f0066555_20412851.jpg 【赤坂スポーツ公園のフジ】

 お茶屋敷からは車で10分ほど。

 フジもやはり遅すぎたようで、シーズンの盛りには観光バスが止まっているほどだが、今日はそのような雰囲気ではない。
 それでも朝早く来た私たちが帰るころには、駐車場はいっぱいになっていた。


f0066555_20484425.jpg スポーツ公園の名のとおり、写真に写るグランドやテニスコートなどを取り囲むように藤棚が設置されている。

 フジ棚の下の通路はウォーキングをする人たちが、ダラダラ歩きの私たちをさっそうと追い抜いていく。

 グラウンドゴルフやゲートボールを楽しむ人たちが、競技の準備に余念がない。


f0066555_20581024.jpg 【花フェスタ記念公園】

 次は同じ岐阜県でも、西と東に離れた可児市の「花フェスタ」まで。

 ここは何をおいてもバラなのだが、その時期にはまだ2週間ほど早い。
 早咲きのものがかろうじて、一つ二つ。


f0066555_2175571.jpg 当初からバラはまだだろうと思っていたが、他にも花は咲いているだろうと。
 オオテマリやハナミズキなどの木の花も。

 そして芝桜の花も。
 この場所は、愛知万博が開催されたころには、いくつかの小中学校など「花壇コンクール」が催された場所。

 ここ数年はちょっとさびしい場所。 芝桜も天敵のスギナに侵食されている。


f0066555_21165644.jpg ポピーの花はもう少し後のほうが、盛りになるのだろうが、明るい花の色は心も明るくしてくれる。

 もう少し先になれば、赤一色の土手に青い花なども咲き始め、もっと目に鮮やかな印象を与えることだろう。


f0066555_21294523.jpg 今日、花フェスタ記念公園で一番期待していたのは、ハンカチの木

 ポピーの咲く土手の上に、ズラリとハンカチの木が並び、ちょうど花の時期。

f0066555_21321461.jpg 花だけを近くで撮ったもの。

 中国原産の木で、白い2枚の苞葉(花びらとは違うのか?)が、確かにハンカチを思わせる。
 「幽霊の木」とも呼ばれるそうだが、(納得できるものの)広まってほしくない名。


f0066555_215614.jpg 最後はちょっと懐かしい花。

 2年前だったか、北海道とりわけ礼文島でよく見かけたオダマキの花。

 礼文島では珍しい赤のオダマキを見たが、さすがにここでは青と白のみ。
 青の先に一点白い部分のあるのが、オダマキらしい。
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by t_ichib | 2014-05-02 19:54 | 今日もまた留守にしています
雪吊の兼六園
 この2月はどこにも出かけていなかったので、ふと思いついて「金沢の兼六園まで出かけてみようか?」と。
 きっかけはニュース映像の「雪吊り」の風景。 もしかすると、兼六園のものではなかったかもしれないが。

 冬の兼六園に出かけてみたいとは思うものの、「冬の北陸は雪が深いから…」と、長いことためらっていた。
 が、昨年末たまたま福井に出かけ、特に海岸線はこちらよりよほど雪は少ないことを発見した。 そのことが「思いつき」に後押しとなった。

 高速道路も、前日によほどの大雪が降ったのでもなければ、走行に問題はない。


f0066555_11411889.jpg この風景が久しく望んでいた雪吊りの兼六園。

 少し残念だったのは、木々の枝などにもう少し雪が残っていれば、ポスター写真などでおなじみの光景だったのにと。

 兼六園に入ったのは11時頃。 日陰側の枝にはまだ少し雪が残っていたのだが、そちらは逆光で撮れない。


f0066555_19573762.jpg 霞が池と雪吊り

 この日はほとんど風がなく、日陰側には膜のように薄い氷が、池の一部を覆っていた。

 霞が池は水源から辰巳用水を通して引かれ、さらに金沢城へと送られる。
 兼六園と金沢城の間には、谷のように低い部分があるが、U字型の管を通して高低差を利用し、金沢城側に噴出す仕組みになっていた。

 …と、おととしに一人でここに来ている私は、得意そうに妻に説明する。


f0066555_20311260.jpg この噴水も、霞が池からの高低差を利用し、自然に噴出している。

 説明板には、「日本最古の噴水」とある。

 その噴水の水がかかった背後の木の枝から、ツララが下がっている。

 そしていくぶん雪も残っている。 これくらい先ほどの霞が池の雪吊りにも残っていてくれたらなあ。


 兼六園をほぼ1周半ほどして、金沢城へと向かう。


f0066555_20465426.jpg 兼六園からは陸橋を渡り、石川門へと出ることができる。

 前回来たときは石川門の中を見学できた。

 今回は入り口が閉まっているので、聞いてみると4月からは土・日・祝日には入ることができるという。
 そういえば前回来たのは、「高速道路が1000円」の土日だった。


f0066555_2151271.jpg 金沢城には天守閣は残っていない。

 見た目にお城らしくてきれいなのは、この橋詰門。
 ただしこれは、近年になって復元されたもの。

 現存する当時のものは、先ほど通ってきた石川門、武器などが収められていた鶴丸倉庫と三十間長屋の3つ。

 かたわらに、その塀の部分の構造が分かる模型があった。
 木組みの中に石を詰め、外側に壁を塗る。 これなら弓・鉄砲にもびくともしないだろう。

 鉛瓦の模型も。 鉛でできた瓦を想像していたが、木の瓦の表面を鉛の板で覆ったもの。
 軽い屋根は、雪の重みをいくらかでも軽減できる。 そして有事の場合には、鉛は鉄砲の弾として利用できる。


f0066555_9221839.jpg 前回来た時には、たしか公開されていた三十間長屋。

 その時は「ただのでっかい倉庫」とくらいにしか思っていなかったが、ここは国の重要文化財。

 実際にも26間半もあるという建物は、これだけ離れて撮っても、全体が収まりきらない。



 この後、12月に来た時には休館日で入れなかった福井県の三国龍翔館に立ち寄る。 5時の閉館までわずか30分。
 ただでさえ気があせるのに、10分以上前から上の階から順に戸締りを始められた。

 いくらその時の入館者が私たち2人きりだったとしても、「それはないだろう!」と。
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by t_ichib | 2013-02-26 23:41 | 今日もまた留守にしています
山アジサイとユリ
 妻が退職した当初(もう数年前)、急にカレンダーが空白になった虚脱感を埋め合わせるため、ウメ・桜に始まり紅葉にいたるまで、近場の花の名所に出かけたものだ。

 最近では、少しその回数が減ってきていたものの、ハス・彼岸花...などと季節ごとに出かけていたが、昨年は極端に少なかった。

 「去年は△△を見なかった」という妻のつぶやきが、だんだんと大きくなってきたので、「じゃあ、出かけてみようか?」と。



 【三光寺のアジサイ

 三光寺は同じ岐阜県とはいえ、我が家から車で1時間の山県市にある。
 三光寺に着くと、駐車待ちの車が数台、道路わきに停まっている。
 駐車場のスペースは20台程度。 あまり広くはないが、(平日に来たのに)こんなことは初めて。
 数日前の地域ニュースで紹介されていたことが、その理由なのか?

 三光寺が「アジサイ寺」として有名になったのは、住職がアジサイ好きで(特に山アジサイ)、コツコツと集め植えたものが、140種、9000株にまでなったことによる。(そのニュースの紹介によれば)

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 三光寺を訪れるのは3回目だが、いつもいつもアジサイのさまざまの色に驚く。

 寺の境内や斜面に植えられたアジサイには、もちろん名札などついていない。
 が、「あじさい祭り」期間中には、アジサイの苗の展示即売が行われており、左のアジサイが「くれない」というのだけは、やっと覚えた。


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 その色の豊富さを知ってもらうために、(素人目には)同じように見えるアジサイの色違いを並べてみた。


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 駐車場には岐阜ナンバーばかりでなく、名古屋など他県ナンバーの車が多く、きっと隣の関市板取の「あじさいロード」などにも一緒に出かけるのだろう。

 私たちは、ようやく操作に慣れてきたインサイトのカーナビに、「谷汲ゆり園」をポイントする。



 【谷汲ゆり園

f0066555_12334148.jpg ここに来るのは2年ぶり? それとも...
 入ったとたんに、「ちょっと花がまばら、もう遅かった?」という感じがした。

 実際には枯れたものがある反面、まだつぼみが固いものもある。
 種類による花の時期の違いがあるのだろうが、来園者が長く花を見られるよう、植え付けの時期などをずらしているのかもしれない。

 まばらに見えたもう一つの理由は、ユリが植えられている場所が広げられたこともある。
 以前は草むらだった奥の方が、手入れされ花壇になっている。


f0066555_1449099.jpg 花壇と書いたが、畑のように長い畝が作られ、一種類づつのユリが並んでいる。

 その中に、今まで見たことのない変わったユリが咲いていた。

 ずらりと並んだユリの列の手前に、その種類の名が書かれているのだが、とても覚えられない。
 (その気があっても、3歩も歩けば忘れてしまう。)


f0066555_14581410.jpg ここのもう一つの楽しみは、種類がごちゃ混ぜに咲く花の群れ。

 教室の中できちんと机に座った姿と、運動場で遊びまわる(赤・白帽を被った)小学生を見てるよう。

 雑草の中に咲いているのだが、ユリは背が高いので(雑草をジャマに思わずに)花を楽しめる。
 (写真だと、雑草が緑のじゅうたんのようにも見える。)


f0066555_158215.jpg その雑草の中の1本のゆり。

 もちろん3歩以上歩いたので、花の種類は?

 その代わり、(礼文島のオオバナノエンレイソウで得た知識)「ユリの花びらは3枚、後の3枚はガク」などと、妻には自慢げに付け焼刃のウンチクを。
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by t_ichib | 2012-06-27 23:01 | 今日もまた留守にしています
靴馴らし?
 急に思い立って乗鞍へ出かけた。 急なことなので宿も取れず、日帰りで往復500Km超のドライブ。
 当初は9日に出かけるつもりが、何故か前夜は寝不足。 居眠り運転を恐れ、急遽翌日に変更。 … いかにも、いい加減。


f0066555_9542481.jpg 乗鞍はマイカーの乗り入れが規制されており、バスに乗り換えて畳平に着く。
 風は冷たく、かなり強い。 「寒いから早く帰ろ!」というアベックの声を横に(あざ笑いながら)、用意してきた薄手のダウンを着込む。
 体は温かくなったが、指先は冷たい。 手袋を用意してきた観光客も多く、そちらからは私たちの用意の悪さを笑われている?


 乗鞍には何度も来ているので、畳平から見て最も低そうな摩利支天岳という小山に登る。 天気が良く、槍ヶ岳など周囲の山々が眺められる。


f0066555_10295246.jpg さえぎるもののない山頂では風が冷たく、やはり「早く帰ろう」と。
 帰り道は「山の紅葉を眺めながら…」と、バス停を何区間かを歩いて降りることに。

 何台もの自転車がこの道を登り、降る。 降りだけ歩こうとする私たちと違い、自転車で山道を登るには、見ているだけで息が切れる。

 「がんばって!」と声をかけると、「ありがとう!」などと声が返る。 降りは勢いがついて、怖いくらい。
 小休止している人たちと話してみると、降りはブレーキを握りっぱなしで、「手がだるくなってくる」と。


f0066555_10553916.jpg 今回はナナカマドの紅葉が楽しみで、近い岐阜県の平湯側からではなく、長野県の乗鞍高原側から登った。
 ナナカマドなどの紅葉は岐阜県側より、長野県側に多い。

 しかし残念ながら、ナナカマドの葉は枯れて縮れており、実も良く見ると枯れている。


 畳平から1時間ほど降った位ヶ原山荘で聞いて見ると、「今年は8月に寒い日が続き、枯れてしまった」とのこと。
 例年なら、ちょうど今が紅葉の真っ只中だそうだ。

 さらに1区間、冷泉小屋まで歩き、バスに乗車。


f0066555_11205642.jpg 三段滝で途中下車、この乗車券で何度も乗下車できるそうだ。
 山の中腹などと比べ暖かさが違うのか、枯れずに紅葉しているナナカマドもあった。
 残念ながら、紅葉+赤い実のナナカマドが見当たらない。



f0066555_1127405.jpgf0066555_11275743.jpg 三本滝は水源の異なる3つの滝が1ヶ所から眺められる。

 肉眼では同時に見られるが、カメラには3本が一緒には収まらないので、2枚の写真を並べて…。



 今回の乗鞍は、新たに買ったトレッキングシューズの足馴らし。
 今までどこへ行くのにもスニーカーだったが、利尻・礼文への旅で「トレッキングシューズでないと危ない」と言われ、購入した。

 確かに岩場でも滑らないのは良かったが、足首まで固定されて歩きにくい。
 歩き方が、普段のタラタラ歩きと違ったせいか、翌日には今まで痛くなんかならなかった場所の筋肉が痛んだ。 今までの歩き方が悪かったのだろうが。
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by t_ichib | 2011-10-10 22:35 | 今日もまた留守にしています
今日で終わり
 今日で高速道路の「上限1000円」も終わり。 考えてみると、そんなにそのチャンスを利用してこなかった。 数えてみても、10回になるかならないか?

 当初、利用する側はありがたいと思うものの、地球環境には良くないと思ったものだ。 それでも観光地などでの経済効果、一般道路の渋滞緩和など良いこともたくさんあった。

 今回の一人旅の目的地は金沢、2~3年前にも来たことがあるが、それは能登へ出かけたついでに寄っただけ。 雨が降っていたこともあり、ほんの短時間だったし…。


 駐車場は事前にインターネットで調べた兼六園の近く。 ここは時間制でなく、1日500円の低料金。 時間を気にせずゆっくり回れる。


f0066555_13443871.jpg 重要文化財の石川門とコの字形に門を取り囲む石川櫓

 兼六園を後に回して、先に金沢城に入る。
 石川櫓は公開されており、左の櫓に入りコの字形に右の櫓へ進む。

 そこの係りのオジサンが若い女性に説明している。 「ここの柱は真四角でなく菱形になっている」と、横で聞いていた私も柱に手を触れてみる。
 86度という微妙な角度は、説明を聞いてからでないと分からない。


f0066555_1462434.jpg 石川門を入ってすぐに目に入る美しい菱櫓と土塀

 この櫓は名前に菱がついている。
 真四角より建物を菱形にした方が、侵入する敵を見張るのに都合が良い。
 建物が菱形なら、柱も当然菱形になる。 が、その技術は大変だっただろうと思う。

 左の土塀にしても、大きな石を積み上げ壁を塗った。 敵から矢・鉄砲を浴びてもビクともしない。


f0066555_1420171.jpg 重要文化財の三十軒長屋

 長屋と言っても、熊さん八つぁん住んでいたような居住のためのものではなく、武器などを収めた倉庫だった。

 建物の屋根が白く輝いて見えるのは、鉛瓦で葺かれているため。
 瓦の形の木に鉛を被せたもの。 軽く外観が美しいばかりでなく、有事の際には鉄砲の玉に利用できたという。

 お城を抜け、大手堀を見る。 廃藩置県の後、ほとんどのお堀は埋められてしまい、ここだけが残ったという。 惜しいような気もするが、そのおかげで今の金沢の発展があるのだから。


 金沢では、武家屋敷なども見たいと思っていたが、町歩きのためガイドブックを車の中へ置いてきてしまって、見つけ出すことができなかった。

 唯一、当時の家老であった邸宅の跡地を見つけた。 もちろん当時の建物はなかったのだが、「八家」と呼ばれた家老たちのそれぞれの禄高が、5万石に始まり少ない家柄でも1万石という。
 数字だけでは大名に匹敵する。 加賀百万石のすごさ!

 もう一つ出かける前には期待していた「金沢21世紀美術館」にも入ったが、私にとってはまったくの期待はずれ。


 残念だったが、コーヒーつきのランチで気を取り直して兼六園に。

f0066555_1520036.jpg 霞ヶ池徽軫(ことじ)灯籠

 園内を歩いていると「ことじ灯篭」という道しるべを目にした。 それと徽軫灯籠が結びつかなった。(まったく読めない)

 入園の際にいただいたリーフレットにも、この灯篭がメインで載っていた。
 ということは、ここが兼六園でも最も重要ポイント? 私などにとっては、どこもすばらしいに尽きる庭園だったが。


f0066555_15364670.jpg 霞ヶ池との落差を利用した噴水

 高さ3.5mに達するこの噴水は日本最古のものといわれる。

 この他にも、瓢池・翠滝や曲水と呼ばれる美しい流れもある。


f0066555_1553265.jpg そうした「水」を意識したのは、最初にこの辰巳用水を目にしたから。

 犀川から11Kmの水路で水を引き霞ヶ池に貯める。 さらに高低差を利用し、逆サイフォンの原理で道を隔てた金沢城に水を送っていた。
 1632年のこと、1年で完成したというのだからすごい技術だった。


f0066555_1655753.jpg 「ちょっといいな」と思ったのが、雁行橋と背後の七福神山の眺め

 午前中からほぼ5時間歩き詰めなので、この近くのベンチで一休み。
 この後も少し歩いては休み、また休む。 心も体も癒される。

 逆に違和感を覚えたのは、ヤマトタケルの像。 いささか巨大過ぎ?


f0066555_1616296.jpg 唐崎の松

 兼六園といえばなんと言っても、テレビや写真などで見る雪吊りの風景。

 この唐崎の松に傘のように縄が張られた光景は、「一度肉眼で見てみたい」と思いつつ、雪が怖くてなかなか出かけられない。

 この次に来るなら、是非そのシーズンに。
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by t_ichib | 2011-06-20 22:23 | 今日もまた留守にしています
今年はついていないかも?
 テレビや新聞で各地の花のニュースを目にする。 田舎道を車で通り過ぎるだけで、思いがけず一面の菜の花を目にしたりする。

 半日もあれば、行って帰ってこられる近場の牡丹とフジを見に行った。 どちらも大垣市の赤坂にある「お茶屋敷」の牡丹と、「赤坂スポーツ公園」のフジ。


f0066555_12432053.jpg 時期としては決して遅すぎではないと思うのだが、少し花がくたびれたようす。

 たぶん前日の雨に打たれたためだと思う。 花が大きい分、雨を含むと重くなって花の形が崩れてしまうのではないかと。
 雨が降る前に来ていれば良かった。



 気を取り直して、そこから車で10分位の赤坂スポーツ公園へ。
 フジは公園の外側からも見られる。 近づくと少し寂しい。 「ちょっと時期が早かったのか?」

f0066555_12533112.jpg フジは咲いていた。
 が、例年より花が少なく、葉もいつものように茂っていない。
 散策するコースを覆いつくす藤の甘い香りが、いつものようには立ち込めていない。

 女性4~5名のグループ(私たち同様に毎年のフジを楽しみに来られたらしい)の会話が、聞こえてきた。
 そのうちの一人が「どうして?」と、公園事務所まで聞きに行ってきたらしく、「今年から庭師が変わって、短く切り過ぎたんだって…」と。

 散策コースの途中ですぐ通り過ぎたので、その後の「憤慨」や新しい庭師さんをけなす声は聞き漏らしたが。

 サクラの時期は過ぎたが、「奥の細道」の結びの地である大垣水門川のサクラに始まり、この時期には西濃地方各地は様々な花に加え、風情のある地も多いため観光バスなども訪れる。
 このスポーツ公園にも何台もの観光バスが止まっているのを見かけることもある。 「今年はどうなるんだろう?」と少し心配も。

 それにしても、先日の砺波のチューリップは早すぎたし、牡丹もフジにも振られてしまった。 今年は少しついていないのか?



 その悔しさからか、妻は…

 毎年5月の連休には妻の実家に出かけ、兄弟たちとの会食などを楽しみにしている。 その道すがら、途中の岡崎公園に立ち寄りフジを見ていこうと言う。

f0066555_13594894.jpg 岡崎公園のフジは、棚が低く作られており、フジが顔の辺りまで垂れ下がる。
 背の高い人だと、腰を屈めて歩かなければならない。 その分フジの良い香りはフジ棚全体に溢れている。

 フジは岡崎城の一角にあり、広さはそれほどでもないが、この時期にはお城に来る人の大半がここに集まる。
 ベンチでお弁当を広げる人たちもいる。

 それを横目に見ながら先を急ぐ。
 いつもなら高速道路で一気に豊橋に行くところを、岡崎に立ち寄るため下道でここまで来た。 途中で渋滞にも出会い、この先も1時間はかかることだし。
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by t_ichib | 2011-05-03 23:31 | 今日もまた留守にしています
浜名湖ガーデンパーク
 東日本の大震災が起こる前、鎌倉に出かけることにしていた。
 鎌倉とか箱根とかは、私たちの地方では修学旅行先にもなっている観光地。 なのに2人ともまだ一度も行ったことがない。

 そこに今度の大震災、予約していたホテルに電話をして状況を聞いてみる。 やはりホテルも被害を受けているらしく、備品など破損したままだとか。
 「ご不便をおかけすることもあるでしょうが、それでもよろしければお泊りいただけます」ということだったが、キャンセルすることにした。

 私たちの不便さより、災害復旧に懸命になっておられる所へ、のんびり観光になど出かけられない。


 急遽、行く先は浜名湖周辺に日帰りで出かけることにした。
 朝7時に出発し高速道路の渋滞もなく、開門時間9時ちょうどにガーデンパークに着く。


f0066555_15444627.jpg 春とはいえ、「まだ寒いから…」と思っていたが、意外に花の種類が多いのに驚く。

 やや地味かなと思うクリスマスローズも、色の濃さが微妙に違い覚えきれないカタカナの品種名がいくつも。

 園内には、いくつかの地域の「コンクール?」の花壇が設けられているのか、何組もの親子連れが花の苗を移植していた。
 この花が咲きそろう季節には、園内はさらに花やかになりそう。


f0066555_15534910.jpg この時期の目立つ水仙も、色とりどりで興味深い。
 白い花、黄色い花。 同じ白でも花弁が赤かったり。

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 気温も暖かだったので、今年初めて蝶々が飛んでいるのを見かけた。

f0066555_16103153.jpg 早咲きのサクラも何種類か花をつけており、その花にはメジロが来て蜜を吸っていた。 よく見ると何匹も。

 サクラの種類も、オカメ・イズタガアカ・オオシマ・カンヒなど… これは「天の川」という種類だったか?



f0066555_1613654.jpg 公園内の「百華園」には、その名のようにこの時期にも様々な花が咲いている。
 つややかな黄色のヒメリュウキンカ

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 真っ白なスノーフレーク
 とても覚えきれないが、ようやくこの2つだけ記憶にとどめた。


f0066555_16425094.jpg 同じく百華園に咲いていた花。 あまり見かけない花だったので。
 帰ってからガーデンパークのホームページで「ハナニラ」という名を知った。

 写真で見るよりもう少し青っぽい色だった。 中南米産のユリ科の花だそうだ。



 昼食後はもう1ヶ所、浜松エアーパーク(航空自衛隊浜松広報館)へ。
 ガーデンパークが地元の親子連れが多かったのに比べ、ここの駐車場には遠くからの車が多く、「全国区?」と思った。

 戦闘機などの展示があったが、その中に大型の輸送用ヘリコプターがあり、津波の救援活動を思い出す。
 再度、この時期「観光などしていて良かったのかな?」と。
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by t_ichib | 2011-03-20 22:26 | 今日もまた留守にしています
恐縮しつつ…
 いつも旅行先で本当に気持ちよくお話でき親しくなれたツアー仲間とも、旅を終えた途端にそれっきりになることがほとんど。
 一度だけだったが、本当に偶然に「以前ご一緒だったね」と声を掛けられたことがあった。 それも別の旅先のでのこと。

 それが前回のギリシャ旅行でご一緒だったMさんご夫婦とは、同じ岐阜県からの参加ということに加え、奥様がブログ仲間というご縁もあり、お招きを受けお宅をご訪問することとなった。


 奥様はギリシャの旅行中、立ち寄られたお店の女性とお話に夢中になり、時間を忘れてしまうほど英語がご堪能で、しかもそのことをさりげなく少しもご自慢になさらない方。
 ご主人はさる大企業の研究室に勤められた後、大学で教えておられる(工学部?)という。
 旅先では「俺も英語はできるんだよ」などと一言もおっしゃられなかったのが、会社時代には海外に何度も出かけ技術関係の会話はこなされていたとか。

 そのことだけでも十分恐縮してしまうのに…


 Mさんのご自宅は江戸時代の庄屋さまの家系で、現在は岐阜県岐南町指定有形文化財となっている。

f0066555_12203743.jpg 旅先で資料をいただいていたので承知をしていたが、予想を上回る立派な「長屋門」。

 門の両側に部屋が作られており、片側には農機具が納められ、もう片側には小作人の住まいになっていたが、現在は資料展示室になっている。

 岐南町には明治になって、裕福なお宅が好んでこの「長屋門」を建てたと言い、現在でも4~50ほども残っているという。

 Mさん宅には、江戸・明治からの古文書・陶磁器・刀などが展示されており、丁寧な説明に口を大きくあんぐり開けているばかりで、写真を撮るのをすっかり失念しており、ご紹介できないのが残念。


 この日の訪問は、以前に岐阜県のIT関係の研修でご一緒だったNさんもご招待を受けておられた。 (Nさんは私たちのグループのリーダー)
 私たちと同年齢などと思われてしまうといけないので、一言。 まだ中学生のお子さんをお持ちのMさんの言葉を借りれば、「若くてまぶしい」ほどの女性。

 Mさんは「つきみそう」という、Nさんはnontaの「ホーリードアー的な田舎生活日記」というブログをなっさっておられる。

 お二人のブログを拝見していいるだけで、地域や社会に尽くされお忙しそうなのが伝わってくる。


f0066555_13545024.jpg はっと気がついて写真を撮り始めたのは、貴重な資料を通り過ぎてしまってから。

 それでもこの豪華な段飾りや、奥様がご幼少のころに乗られた家紋入りの乳母車などに、格式が感じられる。

 こうした文物を整理し展示なさろうとされたのは、奥様のお父さんが大学を退官なされてからで、貴重な資料もたとえば刀剣類のいくつかは、戦時中に軍への供出などで失われてしまったそうだ。


 こうした貴重なものを維持管理されていくのは大変なことで、最初の写真の長屋門も5年ほど前に痛みがひどく修復されたそうだが、「新しく作ったほうが安い」といわれるように文化財を保護していくのは、費用の面でも大変なご負担だと思った。
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by t_ichib | 2011-03-08 12:48 | 今日もまた留守にしています
連日の猛暑に耐えかねて・・・ 野麦峠
 岐阜はもう10日ほど猛暑日が続いている。 その暑さから逃れようと、少しでも涼しそうに思える飛騨の野麦峠へ行ってみようと。
 皮肉なことに、私の住む西濃地方のその日の気温は33℃、高山は逆に34℃。 といっても、それは高山市街のこと、私たちがドライブをした標高1000m位だと27℃前後、快適だった。

 映画「ああ野麦峠」が公開されたのは1979年。 当時は岐阜に住んでいなかったのだが、一度は行ってみたいと思いつつ、今日まで果たせずにいた。
 何せ雪深い地、冬場には道路が閉鎖されてしまう。


 東海北陸道の飛騨清美インターを降り、国道361号へと車を走らせる。
 事前に何の計画も無く、野麦峠以外は「途中で面白そうなところがあれば立ち寄ろう」くらいの気持で出かけてきた。

f0066555_10292667.jpg 全国的な知名度はほとんど無いと思われるが、岐阜県に住んでいれば一度は聞いたことがある「美女高原」
 高原の中心にある美女池は、大蛇が美女に化けたと言う伝説がある。

 釣りや散策が楽しめるキャンプ場で、この地方では最も早くミズバショウが咲く。


 美女高原を通る道は幅が狭く、車同士がすれ違うには一方が待たなければならない所もある。 ただし、対向車とすれ違ったのは1回だけ。

 通り抜けてから気がついたのだが、高原を迂回するように、センターラインの引かれた国道が別にあった。 (私のカーナビは古いので、旧国道を案内したのか?)



f0066555_10455419.jpg 次に立ち寄ったのは高根第1ダム
 この発電所は電力消費のピーク時には、下にある第2ダムから水をくみ上げる揚水発電式。

 2つのダムによって作られた人造湖は、高根乗鞍湖と呼ばれる。

 この湖の途中から国道を離れ県道に入る。

 飛騨と信濃は険しい山に隔てられ、野麦峠などを超え旅人が行き来した。
 「飛騨ブリ」と呼ばれたブリが、富山から信州に運ばれた「ブリ街道」の一部であり、製糸工女たちもこの道を越えた。


f0066555_1129129.jpg 野麦峠の「お助け小屋」

小屋の右手を「旧野麦街道」が通っている。
 展望台まで「10分ほどですよ」といわれ、少し登ってみる。

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 わずか10分でも息が切れる。 この道を12才になったばかりの少女たちも通ったのだろうか。
 飛騨から岡谷までは少女たちの足では、4泊5日かかる。
 2月末に出かけ、12月に帰る。 いずれも雪深い中。


f0066555_11513092.jpg 「お助け小屋」を少し下った所に「資料館」がある。
 ビデオや展示物を、私たちが他の人より念入りに見ていたとかで、係りの人が追加の説明を加えてくれる。

 それによると、映画で描かれた時代が「糸引き工女」たちにとって最も過酷な時代で、それまでは雪が消えかかる4月から、そして労働時間も短かった。
 国の富国強兵政策により製糸産業に力が注がれ、3月1日から12月20日までの期間、そして労働時間も12時間となったそうだ。

 彼女たちの細い腕が国を支えた。 現金収入の少ない農家をも。


 野麦峠のこのあたりは、以前は大野郡高根村だった。 今は平成の大合併のおかげで、ず~っと高山市。
 高山市の広さは四国の香川県より広い。 高山市長は県知事並み?
 野麦峠の向こうは、長野県松本市。 こちらも?
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by t_ichib | 2010-09-02 22:02 | 今日もまた留守にしています
うだつの上がる町並み
 妻の旅行中、出かけるのは近場ばかり。 雨に閉じ込められて、外の空気を吸わなかった日まである。 それでは悔しいので久しぶりに晴れた今日、カメラを持って出かけることにした。

 といっても、遠出ではない。 同じ岐阜県の美濃市、我が家から高速を使わずに1時間半の距離。


f0066555_19494137.jpg 美濃は「卯建(うだつ)の上がる町並み」として有名。 (少なくとも岐阜県では)

 町並みは広い通りが2本、その間に4本の横丁が通り、漢字の「目」の字のようになっている。
 以前に四国に出かけた時、やはりうだつの上がる町並みを見たが、それに比べても高々と上がるうだつが見事。 (身びいき)

 ここには、こうしたうだつの上がる家が19戸も残されている。



f0066555_2075666.jpg 最後に行った長良川河畔にある川湊灯台の写真を先に紹介。
 この灯台は、我が家からも近い大垣の灯台と同じ形式の作り。

 江戸時代から明治にかけ、この湊は木材や和紙の流通で繁栄した。

 灯台は長良川より1段高いところにあり、町並みはさらに2、3段高い丘の上にある。 洪水からは守られているが、火災が起こったときの消火が難しい。
 それで、類焼を免れるためうだつが設けられ、さらにそれが華美なものになっていった。




f0066555_20334832.jpg 町並みの中にある資料館「旧今井家住宅

 江戸時代末期には庄屋を務めたという和紙問屋で、もちろんうだつが上がっている。

 間口もなかなかだが、奥行きはその3~4倍もあり、奥の方の半分は土蔵が並ぶ。

 中庭に面した奥座敷は8畳ほどだが、続き部屋・仏間・中座敷・帳場などで100畳くらいになるのだろうか?



f0066555_20512191.jpg 2階は納戸・使用人部屋などで30畳あまり。

 屋根の傾斜がそのまま天井の傾斜になっており、窓側では頭がつかえそう。

 1階の豪華な床の間などの造りより、使用人部屋の広さに和紙問屋の繁栄がうかがわれる。



f0066555_210740.jpg 暑い日だったので、中庭に設けられら水琴窟の音色に、しばし涼を味わう。

 涼やかないい音色だが、意外に音が小さく縁側からでは聞き取れない。
 玄関近くで流されている「紹介ビデオ」の音が邪魔をしているのか?

 静かな夜更けであれば、奥座敷から音色を楽しめた?



 通りを歩いていて、ごく些細なことで町の人に質問をしたら、わざわざ奥のほうにいたご主人を呼んでくれた。
 恐縮するやら、暖かい親切さに感激するやら。
 しかも、その質問よりももっと興味深いお話を聞けた。

f0066555_2192645.jpg 鈴木忍家の「引上げ大戸」

 ほとんどの家が普通の引き戸に改造されてしまい、残っているのはこの家だけと言う。

 部分だけを写したので分かりにくいが、夜間防犯のため大戸を下ろした。
 下のほうに少しだけ開いたくぐり戸。
 その上ののぞき窓のように見える小さな穴、夜間外出した家人が手を差し入れて、くぐり戸の鍵を開ける。 外出から帰れば、小窓も鍵をかける。

 私に説明するために、わざわざ吊り上げてある大戸を下ろしていただいた。 その感謝のため、少し長めの説明を。



f0066555_2131966.jpg 他にはない丸みを帯びた屋根とうだつ。

 「面白いな」とたまたま撮ったものが、国の重要文化財「小坂家住宅

 江戸時代から続く造り酒屋で、現在も居住されている。




f0066555_2139362.jpg 美濃市は毎年10月に開催される「あかりの町並み」のイベントでも有名。

 「美濃和紙あかりアート館」に展示されているイベントの写真と、その時に町に並べられた「あかりアート」

 暑い今より、少し寒くなった10、11月にこの暖かそうな明かりを見たら、「ちょっといいかな」と。


f0066555_21493536.jpg どの作品も暖かさを感じたり、幻想的だったりして…

 美濃和紙をいろんなアイデアで、うまく使っている。

 町並みと美濃和紙のPRも。



 このブログをアップしているちょうど今頃、時差が8時間ほどあるのでドイツのレーゲンスブルグでは、妻が最後の市内観光をしている頃だろうか?
 2週間あまりもいないと、寂しいとか不便と言うのではなく、歯が抜けたような感じで…

 その妻が帰ってくるのが、ちょうど七夕。

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by t_ichib | 2010-07-05 21:00 | 今日もまた留守にしています