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伊豆半島 ①
 オーロラ観測ツアーから帰ってすぐ、今度は恒例の妻の兄弟たちとの旅行に出かけた。 伊豆の「河津さくら」を見にいく。


 いつもどおり、最初のドライバーは私。 レンタカーを借り、兄弟たちの自宅に立ち寄り拾い集めていく。

 そこでいきなりのトラブル。 いつもいつも何かしらアクシデントはあるんだが…

 レンタカーは、義姉が懇意にしている車の修理工場が前夜のうちに借りてきて、工場の敷地に置いてくれている。 (車やカーナビの説明などもなく)
 車は最新のアルファード。 スマートエントリーとかいう(初体験)ボタンでエンジンを始動するヤツ… が、ボタンを押してもエンジンがかからない。

 さんざん悩んだ末、修理工場の社長を携帯で呼び出す。 早朝たたき起こされたおっさんは、とんだ迷惑。 結局、ブレーキを踏んでいないとエンジンが始動しないようになっているらしい。

 最新の車は、いろいろな安全対策が施されていて戸惑うことが多い。
 実はこの後、車を止めリモコンでロックかける時、エラー音がしてうまくかからない。 何度もドアを開け閉めし、サイドブレーキをしっかり掛け直したりで、ようやくロックできた。

 車を駐車するたび、男3人で首をひねる。 どうして??



 出かけて来る前の天気予報によれば、9時過ぎには晴れてくるとのことだったが、それは愛知県のこと。 雨とともに移動しているのだから仕方がないが、傘を差しての観光はなんともうっとおしい。

f0066555_10565161.jpg 韮山反射炉
 江戸時代末期に黒船の襲来に備え、各地で大砲を鋳造するのに使われたもの。

 長い鎖国政策のため技術が停滞していた日本にとって、画期的な技術だったらしい。
 欧米では、さらに効率の良い技術にとって代わられ、反射炉が残されていないという。


f0066555_11144571.jpg 反射炉の見学を終えると、流れに沿っておみやげ屋に入る。
 その店の2階に「吊りびな」が展示されていた。

 私にとっては、初めて目にするもの。
 別のコーナーには五月の節句用の「おとこ飾り」もあった。



f0066555_11301597.jpg その後も小降りになったものの雨は降り止まず、サボテン園に着いた頃には霧まで出てきた。
 そして寒い。 寒さはここが高い所にあるせいか。 園内にいる動物たちも体を丸くしているように見える。

 チンパンジーのショーを見たり、さまざまなサボテンを見たりしながら、所々においてあるストーブに手をかざす。



f0066555_11405615.jpg 城ヶ崎海岸 門脇吊り橋

 門脇灯台などをめぐる遊歩道がある。 灯台から岬の先端へは下り坂。 雨上がりなので少し気をつけて。
 晴れていれば伊豆大島がしっかり見えたのに。 薄~く島影が見えたようにも。




f0066555_1264279.jpg 今回の旅行の主目的でもある河津さくら

 駅近くの駐車場に車を停め、駅前から堤防沿いに続く屋台のお店の間を歩く。
 この地の名産品金目鯛の干物、「1枚650円のところ2枚で1000円」の声につられて買ってしまう。
 女性陣はお店の人に勧められ、試食を繰り返す。 まさに「花より団子」


 この河津さくらは40年ほど前、偶然発見された1本の原木からここまで増殖された。
 そのあたりのことを十分予習してきた義妹が、f0066555_1949287.jpg屋台の人などに原木の位置を確かめながら、私たちを先導していく。

 川沿いの桜並木のほとんどハズレまで進み、そこから国道のほうに曲がる。

f0066555_2031357.jpg 河津町田中に住む池田さんが、昭和30年ごろ持ち帰った1本の苗木がこの原木。
 10年たってやっと開花したさくらは1ヶ月もの間咲き続け、近隣の注目を集めたとか。

 花の時期の長さよりも、花が咲くのを待ち続けた10年の長さの方が、私にとって驚きだった。



 河津町の駅を通りかかった時、電車を待つ観光客の多さにびっくり。 河津さくらって「すごい人気なんだなぁ」と思ったのだが、宿のテレビニュースでチリ地震の津波の影響で、高速道路・鉄道がストップされていたせいと知る。

 いつもは土日に計画している旅行を、今回は日月にしてラッキーだった。 つらい経験をした人たちには申し訳ないが。
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by t_ichib | 2010-02-28 23:04 | 今日もまた旅の空
アラスカ オーロラ観光 ②
 今回のツアーは4泊+機中1泊。 ということはオーロラを見るチャンスは4回あった。 結果を先に言ってしまえば、1勝3敗だった。
 という訳で、後の3回分はまとめて…


 昼間どんなに曇っていても、小雪がちらついていても、わずかなチャンスに賭けて、オーロラ観測のためにバスで出かけ、そこで3時過ぎまで待機。
 翌朝は朝昼食を兼ねたブランチを摂り、後は思い思いに英気を養う。


f0066555_16555460.jpg 私たちの泊まったホテルは幸いなことに、寝室のほかに大きなリビングのあるスイーツ。 読書などをして時間をつぶすのに、快適。
 さらに設備の整ったキッチンが付いていて、のどが渇けばコーヒーも沸かせる。
 浴室・トイレと洗面ルームは別になっており、広い鏡は2人並んで身づくろいができるほど。

 通常の旅行だと、夜暗くなってからホテルに着き、翌朝にはホテルを発つ。 広いスペースなど必要がないのだが、今回はありがたかった。



 それでも1日中部屋にいる訳ではなく、昼間の時間を利用していくつかオプションが用意されていた。
 ただしセスナ機に乗り、上空からアラスカの自然を満喫しようといういくつかのプランは、悪天候のため中止。
 唯一決行された北極圏までバスで行き、「オーロラを真上に見よう」というプランも、曇っていて見えなかったそうだ。


 となると、後はお買い物
 添乗員の説明によると、アラスカには他の観光地のようにどこに行っても、おみやげ屋はない。 その代わりスーパーなどへ。
 フェアバンクスも郊外に大型店ができ、ダウンタウンにはお店がなくなっているが、このホテルからは歩いていける範囲に、大きなスーパーが2つもある。

 私たちもそのスーパーへの行き帰りに、顔見知りになった同じツアー仲間の何組もとすれ違う。

 
 せめておみやげ代わりを捜すが、加工してあっても牛肉関係は(狂牛病のため)ダメ。 代わって人気が有ったのが、チョコレートと鮭の加工食品。
 後は自分たちの滞在中の食料(パン・牛乳・飲み物・果物)など。

 面白かったのは果物売り場。 1ポンド当りの価格が表示されていて、量りが置いてある。 スイスやイタリアで経験した、棚の番号を入力して量りに載せれば価格が印刷されて出て来る…?

 でも、どう見てもただの量り。 で、地元の人がどうするか見てみる。 ⇒ そのままレジに持っていく。 レジのところにも量りがあり、そちらはちゃんと価格が表示される。
 果物売り場の量りは、買い物客がおよそいくらぐらいになるか、見当をつけるために置いてあるもののようだった。


f0066555_1824331.jpg オーロラ観測以外の観光要素がまるでなかったわけではなく、2日目にはチェナ温泉に行く。

 温泉といっても25m位の温水プールとジャグジー、それと大きな大きな池のような露天風呂。
 その露天風呂はこの場所がこの日のオーロラ観測地になっているので、照明を落としておりほとんど暗闇。 しかも水深が1m以上、熱めの温泉。
 ぬるい温水プールとジャグジーに1時間ほど浸る。



f0066555_1814851.jpg 4日目は「犬ぞり体験」
 10頭の犬が観光客と御者、計3名を乗せて5Kmを走る。 「犬がかわいそう」なんてとんでもない、私たちが大勢なので代わる代わる乗るのだが、その交代の間も早く走りたくて「キャンキャン」泣き叫ぶ。 そしてかわいい。

 この犬たちは長距離用であまり速くないとか。 (後で映像を見せてもらったが、スピードレース用だと本当に速い。)
 それでも結構スリルがあった。

 今回の現地ガイド(日本人)は、つい最近NHKBSの関口知弘さんの番組「ファーストジャパニーズ」で紹介された、犬ぞりレーサー今野里紅(こんの・さとこ)さんのご主人。
 里紅さんはデビューした年に新人賞、翌年優勝とすばらしい経歴の持ち主。
 が、夫君道博氏も「…の夫」という紹介の仕方は失礼。 札幌市職員だった97年に初挑戦で新人賞、翌年にはアメリカ人以外では始めての優勝。
 アラスカ州議会から表彰を受け、アメリカ永住権を与えられる。

 パソコンを駆使し、太陽の活動状況・ノルウェーの観測状況などから、「今晴れてさえいれば、オーロラが見えるはず」とおっしゃっておられた。
 本当に後1回見られれば最高だったのに。



 3日目はそうした企画が何もなく、時間はたっぷりある。
 添乗員に「フェアバンクス駅まで行ってみたい」と言うと、「そんな所までは、とても無理」との答え。 それでも「行ける所まで」と。

f0066555_19541934.jpg 途中でふと立ち寄ったパイオニアパーク。
 元の名をアラスカランドと言い、アラスカ唯一のテーマパーク。
 無料だけど地味~。 私たちが入った時も他にはほとんど人がいない。

 写真はチェナ川を運行したと思われる外輪船。

 この日の夜もオーロラは見えず、それを気の毒に思ったバスの運転手が「イルミネーションが素敵なところがある」と、案内してくれたのがここ。
 明るいうちにここに来ていたことが、少し得意な気もした。



 その後、チェナ川沿いにダウンタウンの方向を目指す。 水鳥が泳いでいた川面が、上流に進むにつれ厚い氷に覆われ、さらに上流ではその上をスノーモービルや車が走り、セスナ機が発着できると言う。

f0066555_20242121.jpg チェナ川をダウンタウンとは反対側に橋を渡ると、こんな(アラスカ鉄道北端)標識が。
 傍らには駅舎とも思われる建物も。 夏場は1日1往復、冬場は週1往復と言うことだから、こんなものかも知れない…
 後で調べてみると、2005年まで使われていた駅舎で、現在は少し離れた場所にモダンな駅が建っているという。



f0066555_20431933.jpg ついでにと帰り道は、ダウンタウンを少し歩いてみる。

 冬場なので観光客の姿もまばらだが、日本のようにシャッター街というほどでもないと思ったのだが。

 それにしても、「絶対ムリ」と言われていたのによくぞここまで歩いたものだ。 雪道を往復4時間。



 後は、アラスカの広さ・寒さなどを実感できた「目からウロコ話」をいくつか。

f0066555_20552186.jpg その1
車の前部、ナンバープレートの少し左に下がっている青い銅線とプラグ。
 アラスカを走る車には全部付いている。 プラグインハイブリッドなどではなく、寒さによりエンジンオイルなどが凍ってしまうため、電熱で暖めてからエンジンを始動する。


 その2
雪道を歩いてみても、足元がほとんど滑らない。 雪に湿り気がないので、さらさらして滑らないのだそうだ。
 空気が乾燥しているためか、温度が低すぎるためなのか。
 雪を手にとって握ってみても、雪玉ができずサラサラとこぼれ落ちる。 アラスカの子供は、雪ダルマを作ったことも、雪合戦をしたこともない?


f0066555_21661.jpg その3
郊外の道路の周辺に散在する住宅に住む人が、道路に設置した郵便受け。
 一戸々々に配達できないほど、広大な土地がうかがい知れる。

 こちらから出す手紙を集めて行ってもらうこともできるそうだ。



 その4
アラスカの食事は他の外国に比べ、私たちの口に合いおいしかったが、ステーキの大きさに驚く。
 私たち一行は小サイズを食べたのだが、およそ300gの大きさ。 私でさえ、付け合せのスイートポテトのホイル焼きをパスして、ステーキに専念したが、後に出されるデザートを考慮して少し残した。 女の人の中には半分も食べられない人も。

 メニューに拠れば、中サイズは450g、大はなんと600gも。
 小サイズ+ロブスター、小サイズ+キングクラブというメニューもあった。


 その5
アラスカならではないが、私の初体験。
 スーパーの買い物の際、印刷された紙の上にサインするのではなく、ディスプレー画面の上にペンで書かされた。
 カード社会のアメリカならでの機器か? (日本でも都会のお店にはある?)

 もう1件のお店では、暗証番号の入力を求められて(覚えていなくて)現金支払いに変えた人も。 …名古屋周辺はカード慣れしていない田舎者ばかりか?


 オーロラは1回しか見られなかったが、帰ってから駐車場の人や旅行社の人などから、「1度も見られずに帰ってくる人もいるんだから」と、「運が良かった」と口々に言われる。 そして私たち2人もそういう気持ちになっている。
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by t_ichib | 2010-02-26 23:44 | 今日もまた旅の空
アラスカ オーロラ観光 ①
 すっかりブログの更新から遠ざかってしまって… そんな中、オーロラを見に行ってきたので。

f0066555_13451650.jpg 日本との時差は-18時間。 6時間の飛行時間なので、着いたのは現地時間では半日前。

 「すっぽり雪景色」を想像していたが、アラスカ中央部のフェアバンクスは意外と雪が少ない。

 ここは飛行場なので、除雪がされていて少ないのも当たり前だが、町の中も本当に少ない。


f0066555_13522283.jpg 今回のツアーはオーロラ観光がメインなので、通常の観光はほとんどない。

 その数少ない観光のひとつ、原油のパイプライン。 北部の油田地帯から南部の港まで、全長1300Km。
 当初は貴重なアラスカの自然を破壊すると反対の声も上がったが、オイルショック等による原油不足が、建設にゴーサインを出した。
 高架式にして野生動物が、その下を自由に往来できるように配慮されている。



 わずかな観光の後、ホテルに到着。
 現地ガイドにより、オーロラの説明・撮影のポイントなどの説明。
 その後夕食。 通常の観光ならこれで1日の予定終了だが、今回はこれからがメイン。 夜10時バスに乗り観測条件の良い山頂に出かける。

 観測ポイントのスキーランドには、山小屋が二つ。 オーロラ観測のジャマにならないように照明を落とした薄暗い中で、ひたすらオーロラの出現を待つ。
 「オーロラが出ていますよ」の声に、全員外へ出る。


f0066555_14275672.jpg 実はこの写真を撮るまでが大変。 シャッター速度を15秒位にしても何も写らない。
 他の参加者から「ISO感度を800位に上げて…」とアドバイスを受け、やっと撮影に成功。
 普段はデジカメを【auto】でしか撮ったことがないので、こんなことも分からない。

 シャッター速度15秒で撮ると、観光客のジャンパーの赤い色まで写る。
 オーロラをバックに写真をとりたい人は、15秒間まばたきもできない。
 アラスカの-30℃に耐えられるよう、旅行社が用意してくれた防寒着・ズボンの上から履くオーバーパンツ・靴・手袋を、全員が着ているので、誰が誰だか分からない。


f0066555_17331720.jpg 出てすぐのオーロラは静かで、動きの少ないオーロラ。
 最初は全員が外に出てきたが、しばらくすると寒さのため山小屋の中へ入ったり、時々外へ出てオーロラのようすをうかがったり。

 白く写っている光はもちろん星。 北極に近いので、北斗七星はほとんど真上に見える。



 写真では、オーロラは緑色に見える。 が、肉眼ではうす~く白っぽい雲の筋のようにしか見えない。
 弱いオーロラの光を長時間集めることにより、パンフレットなどで見る美しい色が見えてくる。

 私も含めて、あの美しい色彩が肉眼でも見えると思い込んでおり、その点では少しがっかり。
 長時間の露出ができないカメラしか持ってきていない人は、写真に取ることもできず一層がっかりだったよう。



f0066555_1803724.jpg 時計が12時を回る頃、いよいよカーテンが揺らめくようなおなじみのオーロラが出現。

 再び全員が山小屋を飛び出し、息を呑むような美しい光景に見入る。
 カーテンの揺らめきは、実にめまぐるしく15秒の露出では、姿かたちを追いきれないほど。


 天気予報では、-20℃とか言われていたが、実際には-13℃くらい。 風もなく、あまり寒さを感じず堪能することができた。

 山小屋を後にしたのは、2時半ごろ。 ホテルに帰り眠ったのは午前4時ごろ。 オーロラの余韻に浸りながら、ぐっすり。
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by t_ichib | 2010-02-21 23:39 | 今日もまた旅の空