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家族が増える?
 春音と彩乃の2人の孫もかなり丈夫になり、近頃では「臨時託児所」の声もめったにかからない。
 姉の春音は1年生、最初の夏休みにあわよくば「山村留学?」の期待もあったが、夏休み中も学童保育で預かってもらえるという。
 そんな淋しいジジ・ババ2人に、春音たちに会える思わぬきっかけが…

 大学・大学院時代の息子は、京都がわが家から近かったので、けっこう帰省していた。 就職してからは、東京からの新幹線代も馬鹿にならず、帰省は年2回ほど。

 正月以外の後1回は、学生時代に所属したサークルが「鳥人間」だったため、毎年この時期に開催される「鳥人間コンテスト」の時期に、後輩の応援を兼ねた「同窓会」のついでに立ち寄る。

 おせじにも強豪とはいえないが、近年は何とか連続出場を果たしている。 息子の同期のサークル員は9名。(例年の倍) 進路がバラバラになって3年目というのに、実に8名が駆けつけたという。
 今年の結果は1000mを超えたものの、息子の現役時代の記録2054mの更新はならなかったらしい。
 テレビ放映は8月19日、あまり画面には映らないだろうが、唯一後にプラペラがついた機体に声援を。


 今年はその機会に彼女を伴ってくるという。 友人たちそして私たちにその人を紹介してくれるという。 私たちにが主で、友人たちにはついでだと信じているが…

 その彼女が余り緊張しないように、「アットホームな雰囲気で」という息子のリクエストで、春音・彩乃が同席のランチを摂ることにした。


 春音は、学生時代に足しげく帰省した息子とは何度もあっており、「タカ兄ちゃん」と呼ぶほど馴れているが、彩乃にとっては「知らないオジサン」で、いつもより口数が少ない。
 綾乃は食べ物の好き嫌いが激しく、保育園でも当初はお昼ご飯を牛乳しか飲まず、保育士さんに心配をかけた。

 この日もジュースとパンとパスタをほんの一口。 後は長いすに寝っ転がったり…
 「可愛いー!」と言ってくれたが、それ以外に言えるわけがない。 普段はもうちょっといい子なんだが。 そのせいで、緊張せずにいてもらえたら…。


 その彼女の印象は…?
 かなりの確かさで将来家族の一員になる人を誉めるのも「?」だが、清楚な感じのお嬢さん。 言葉遣いからも育ちのよさがうかがわれ、一安心どころでない安堵感。


f0066555_14142059.jpg 場を和ませるため一役かった春音たちは今晩わが家に泊め、明日1日を楽しく遊ばせてやることに。

 写真の綾乃が手にしているのは、お土産に貰った電池で回る小さな扇風機。
 確か「節電グッズ」として紹介されたこともある。 水鉄砲が組み込まれており、扇風機から霧状に吹き出され涼しさが増す。


 最後にもう一つ。
 しばらく前に娘のアパートに行った時のこと、ベッドの上の抱き枕を指差し、近頃すっかりおしゃべりになった綾乃が、「お母さんはお腹が出っ張ってきたから、あれを抱いて寝てるの」と。
 もちろん娘が3人目を妊娠したことを聞いていたが、おしゃべりな孫がいれば「保育園とかに内緒にして置けないな」と。

 こちらのほうこそ、もっと確実に年内に家族が増える。
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by t_ichib | 2011-07-31 23:01 | 今日もまたジジ馬鹿・親ばか
北海道旅行⑤ いくつかの初めて
 北海道もあと2日のみ。 車を走らせるのはほとんど以前にも来たコース、それでもいくつかの「初めて」を体験する。

 7月15日(金) 西興部-猿払

 今日の宿のある猿払へまっすぐ向かうのでは、近すぎて時間が持たないと判断して、少しだけオホーツク海沿いに逆行して紋別方面に進む。

f0066555_90075.jpg 紋別にある流氷科学センターを目指したのだが、たぶん開館時間が9時なのでちょっと早すぎると、オムサロ原生花園に立ち寄る。
 エゾカンゾウとオホーツク海

 着いた時は私たちの車だけだったが、ゆっくり歩いているうちに数台の車が駐車している。
 そのうちの何台かはトイレ休止だと思われるが、ここの展示スペースもトイレも閉鎖されたまま。
 もしかしてここも開館時間前? トイレだけでも開けておいたら…。


 前回北海道立流氷科学センターに来た時には、月曜の休館日だったので何年越しかの入館。

 自動券売機の前でウロウロしていたら、受付の女性が傍までやってきて「もし65才以上の方がおられましたら、無料ですので…」と教えてくれる。

 ありがたく妻一人分の料金で入場する。 ただ、いつもはまだ髪が残っているためか若く見られるくらいなのに、「爺ィにみられたか?」と少しショックも。
 入館してみて周りがほとんど同年齢か、それ以上の方ばかりなので、習慣的に訊ねてくれたのかとも。 (無理にそう思うことに…)


f0066555_92646100.jpg 展示ルームのガリンコ号
 「アルキメデスのらせん」の原理で進むんだとか。 2つ、あるいは4つにすることで安定し、右左の回転数を変えることで、進路を左右に変えられるとか。
 科学的な展示、美しい展示。 どちらにも時間を忘れるほどの興味が持てた。

 全天周映像ホールも音声による説明はないものの、迫力の映像に大満足。 プラネタリウムのように体を寝かせ上を見上げるのだが、左右まで見るには目だけだなく、首まで動かさないと着いていけない。

 超冷温室での「凍るシャボン玉」体験も楽しかった。
 機会があればまた来てみたい。 (妻も無料になる何年か後に)


f0066555_21172345.jpg 日の出岬、ウスタベイ千畳岩、北見カムイ岬などに立ち寄り、ひたすら稚内方面へと車を進める。

 私たちが滞在した9日間は、ほとんど毎日午前中は濃霧注意報が出ていて、朝日を見たことがなかった。 昼間の太陽ですら2、3日しか見られなかった気がする。
 風や波は穏やかだったと思うが、それでも打ち寄せる波は北の海らしく豪快に思えた。


f0066555_2130538.jpg クッチャロ湖でしばらく休んだあと、ベニヤ原生花園を散策する。

 原生花園に足を踏み入れた時、最初は花が少なく雑草の原っぱにしか思えなかった。 それでも歩を進めて海に近いところまで行くと、ハマナス、ハマヒルガオ、ヒオオギアヤメなどの花々を見られた。
 原生花園といえど、道路に近い側はすでに雑草に侵略されているようだ。


 7月16日(土) 猿払-稚内空港-中部空港

f0066555_21531956.jpg 最終日、天気予報では稚内の最高気温は20℃未満。 早朝のホテル周辺の散策、宗谷岬・宗谷丘陵では寒さに震え上がった。
 宗谷丘陵から「最北の地」碑を見下ろす

 この日の午後には猛暑の中部空港に戻る。 こんな経験は今後もあまりないだろう。


 稚内空港近くの大沼に立ち寄る。 大沼は白鳥が飛来することで有名、もちろんこの時期には白鳥はいないだろうが、他の野鳥が見られることを期待して…。

 実際には湖の中には、シジミ採りをする人が入っており、野鳥は恐れをなして近くにはよってこない。
 それでも自然センターの親切な係員が、いろんな説明をしてくれる。 その係員にリクエストしてサロベツの動物・野鳥などのDVDを見せてもらう。

 その映像にも親切な解説を加えてくれる。 2~30分も見たところで残り時間が心配になって、お断りして大沼を後にする。 こちらからお願いしながらと、心苦しく思いつつ。


f0066555_2291769.jpg 北海道最後の観光は稚内公園。
 その公園から見下ろした稚内市内の眺望

 雨などのため、時間をもてあます日もあった中で、最後の大沼・稚内公園の観光はあわただしかった。

 どちらも当初は観光の予定に入れてなかった初めての所。 今度来た時はじっくり見てみたい。

 その時は、今回よりは天候に恵まれることを期待して。
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by t_ichib | 2011-07-16 21:34 | 今日もまた旅の空
北海道旅行④ ラベンダーの最盛期?
 礼文島を後にして、再び稚内へ。 せっかく遠い北海道まで来たのに、利尻・礼文だけではもったいないと、ラベンダーの真っ盛りの富良野・美瑛をも旅程に組み込んだ。 
 ラベンダーに限ると、まだ花の咲いていない時期や、盛りを過ぎて申し訳程度に花が残されている時期にしか来たことがない。


 7月12日(火) 礼文島-留萌

f0066555_17154484.jpg 稚内からはレンタカーを借り、道北の一部を回る。 最初にノサップ岬に立ち寄った後は、サロベツ原生花園へ。

 利尻・礼文ではず~っとグズついた天気とはいえ、一時霧雨にあったものの一度も傘を差さずにすんだが、ここでは本格的な雨。
 (この間、後にしてきた岐阜では連日35℃前後の猛暑が続いていたはず。 どちらがマシだったのか?)


f0066555_17233766.jpg トキソウ

 たぶん花の色から朱鷺の名がついたと思われる。 私にとっては始めてみる珍しい花。
 花びらが雨に濡れている上、暗いのでうまく撮れていない。

 もう一つ、もっと希少種と思われるサワランの花も見つけたが、デジカメのautoの能力を超えていた。 (⇒ピンボケ)


f0066555_1747367.jpg ツルコケモモ

 木道脇に咲いていた花を真上から撮ったので、頭の中で補正を加えないと何がなんだか分からない。
 原生花園には、遠くから見て分かるエゾカンゾウ・ヒオオギアヤメなど以外に、草の間に隠れてしまう小さな花もあっただろうが、木道を外れるわけにはいけない。

 雨が降っていたためと長距離ドライブのため、今日はこの2ヶ所を立ち寄っただけで宿へ。


 7月13日(水) 留萌-富良野・美瑛

 富良野に入る前、滝里ダム資料館に立ち寄る。 万華鏡風の映像ルームで楽しめた。 近くを訪れる人にはお勧め。

f0066555_19384612.jpg 最初にどこへ行こうかと迷いながら、とりあえず富良野駅に。
 そこに泊まっていた列車。 私は知らなかったが、妻が言うには「旭山動物園列車」だそうだ。

 いつもいつも見られる訳ではないものを、たまたま見られるというのは何か得をしたような気分になれる。


 その富良野駅で食事中、隣の席の同年代の女性と話がはずみ(妻が)、その女性がこれから行く予定だという「風のガーデン」へ、私たちも同行することに。

f0066555_20103740.jpg その女性によると、風のガーデンは中井貴一主演のドラマの舞台になったことで、特に女性に人気のガーデンとか。

 確かにこの写真の花ばかりでなく美しい花が咲いているが、ドラマを見たこともない私にとっては、入園料500円は少し高く思えた。

 ドラマは「北の国から」の倉本聡脚本。

f0066555_2044551.jpg 隣接して、「北の国から98」に登場したことがあるニングルテラスがある。

 ドラマに登場するロウソク屋以外にもいくつもの手作り工房があり、こちらの方がより興味が持てた。


f0066555_20535950.jpg そこから中富良野ラベンダー園、佐々木ファームへとラベンダーをもとめて車を進める。

 ラベンダーの紫ばかりでなく、サルビアの赤・マリーゴールドの黄と色鮮やか。

 写真の左上隅に小さくラベンダーの刈り取り作業が写っている。
 まだ蕾のものを切っておられるので聞いて見ると、ドライフラワーにすると花が咲いてからでは「黒っぽくなってしまう」とのこと。
 さらに今刈り取った後には、次の花が伸びて咲くんだそうだ。


f0066555_21461863.jpg ラベンダーでは最も有名な(と私は思っている)富田ファーム

 この日も観光バスが何台も止まり、マイカー・レンタカーの観光客が押し寄せる。
 その人たちがおみやげ一つ、飲み物を一つ買っただけで、周辺の他の施設の何倍・何十倍もの収益が上がるだろう思ってしまう。 (考えることがせこい!)


f0066555_21532657.jpg その富田ファームでさえ、一時は合成香料に押され閉鎖を考えた。 その時に最後に残されたトラディショナルガーデン

 一面の紫が美しい。
 写真では平地に見えてしまうが、富田ファーム本体からは道一つ隔てた山の斜面に広がる。


f0066555_2233790.jpg さらに日の出公園、四季彩の丘へと、中富良野・上富良野・美瑛町と北上しながらラベンダー園をめぐる。

 四季彩の丘では、背後に広がるロケーションがすばらしく、何度訪れてもすがすがしい気分になる。
 前日の雨とはうって変わって、少し暑いくらいの上天気。 北海道では25℃を超えると暑いと感じるそうだ。 (この時期、岐阜の25℃は最低気温。 私たちも数日で北海道馴れ?)

 ともかく満足して、美瑛の宿へ。


 7月14日(木) 美瑛-西興部

 よく14日は再びかなりの雨。
 がっかりしながらも、ケンとメリーの木などいくつかの丘をドライブ。

f0066555_22193333.jpg 7年前十数日かけて北海道旅行をした時の最終盤、激しい腹痛に襲われ胃薬を買い求めた美瑛駅周辺。 (なんと胆石だった)

 その思い出で立ち寄ってみたのだが、その時に感じたきれいな町並みと、その時には気づかなかった家々につけられた番号。 所在地の番地なんだろうか?


f0066555_22263718.jpg 同じく7年前の思い出の地。
 ゼルブの丘の芝生に、妻が観光している間中、腹痛のためダウンしていたのを思い出す。

 雨で濡れているため、その時のマネをして寝転がることはできないが。


 後はひたすら、今日の宿のある西興部村を目指す。


f0066555_22331873.jpg 西興部村に入ってすぐの道の駅。

 今日の宿は、同じ村営の温泉施設のホテル。 道の駅・学校・ホテルとも村特産の木材を使ったきれいな施設となっている。

 以前に泊まった好印象から、2度目の宿泊をした。
 食事・部屋・温泉とも以前の印象どおり快適なのに、観光スポットに乏しく利用客が少ないのが残念。

 オホーツク海沿いに旅行するルートから、そんなにも外れていないのだから、「もっとPRなどすれば…」と思う。

 雨で予定より早くチェックインしたので、ゆっくり温泉に浸かり疲労回復。
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by t_ichib | 2011-07-14 21:54 | 今日もまた旅の空
北海道旅行③ 礼文島8時間コース走破
 利尻に続いて礼文でも同じ宿に連泊したが、この礼文島のペンションではとても暖かなもてなしを受けた。
 地元で取れた新鮮な食材を1泊目は洋食、2泊目は和食でおいしく出していただけたばかりでなく、歩きたいコースの懇切丁寧な説明に加え、バス停やフェリー乗り場への送迎など。 (宿は小高い所にあり、歩き疲れた後などはありがたい)

 こまめに送迎などに活躍されるご主人のことを奥様に褒め讃えると、ご主人が退職された後の最近のことで、それまでの20年間は奥様一人で切り盛りされていたとか。
 当然改装されているからだろうが、20年も経っているとは思えないほどきれいで、ペンションにありがちな共同風呂でなく、個室ごとにバストイレが付いている。

 また来てみたくなる宿だが、北海道は遠いし…。
 ところが礼文島を代表するもう一つの花、アツモリ草が6月にしか見られないと聞き、「その頃にまた来ようか?」とその気にも。 (どうなることか?)


f0066555_8293871.jpg 利尻とは異なり、礼文は島を1周する道路はなく、香深から北端のスコトン岬まで約1時間をバスで向かう。

 これからの8時間コースを歩き、香深井からのバスに間に合うよう気はあせるが、スコトン岬からのこの眺望も見逃せない。

 今日も空の色はこんな風で、青空は望めそうもない。


f0066555_8424218.jpg スコトン岬からは4時間コースと8時間コースがあり、前半は同じ道をたどる。

 岬の売店のお姉さんに道を確認した。 その最初の目印がこの鳥居、とりあえず迷ってはいないようだ。
 そのお姉さんも最近4時間コースを歩いたそうで、きっちり4時間かかったとか。 若い人でさえそうなら、私たちなどしっかり歩かないと…。


f0066555_925141.jpg 歩き始めてまもなく、「あわびコタン」の近くて群生するナデシコに出会う。

 利尻・礼文で初めてナデシコを見たのだが、このコースではいろんな場所でその群落を見ることができた。
 (連想から、「ナデシコジャパン頑張れ」と思ったものだが、やってくれました。)


f0066555_9101475.jpg ゴロタ岬から鉄府までの起伏に富んだコース。

 そのゴロタ岬では数グループと一緒に小休止。 会話がはずむが、その中で8時間コースに挑むのは私たち2人だけと知る。
 「10時間位かかるそうだよ」という脅しと、「礼文には2度と来ないかも知れないから、是非歩きなさい」という無責任な励ましと。


f0066555_9243756.jpg ミヤマオダマキ

 昨日見たものとかなり色合いが違うが、別の種類なのか?
 左側に実をつけているが、想像とはずいぶん違う形なので、撮って見た。

 見晴らしと花々とで疲れを忘れさせてくれるが、その鑑賞に時間を取られると、8時間が10時間になってしまう。


 鉄府・西上泊などは海岸線、その間はゴロタ岬など尾根道という無茶苦茶登り下りのあるコース。
 その西上泊から、いよいよ4時間コースとは分かれる。

 しばらく行くと、林の中に入る。 道の両側は熊笹が迫る変化に乏しい単調な道が続く。 少し前は霧だったものが、霧雨に変わる。
 林に入るまでは車の巾だった道が、人が歩けるだけの細い道になる。 歩くたびに両側の草で靴が濡れ、靴下まで湿ってくるのが分かる。


f0066555_9445445.jpg ようやく林を抜け、晴れていれば右側に海が見渡せる道に出る。

 林道コースほどの大群落ではないが、ここにも点々とウスユキ草が咲いている。
 花びらが濡れている以上に、道はぬかるみ。
 そのせいでコースの距離よりも時間がかかってしまう。


 その後ようやく、宿で教わったとおりのガレ場に出る。 急な斜面をロープを頼りに降る。
 さすがに余裕がなく、しかも両手を開けるためカメラをリュックにしまったため、この間の写真はない。


f0066555_10202435.jpg ハマベンケイソウ

 斜面を下りホット一息ついた所では、再びナデシコの群落やそのほかの花々に迎えられる。

 再びカメラを取り出し、その花を撮りながら小休止。


f0066555_10263319.jpg その後は海岸線の岩場をウエンナイを目指し進む。

 宿の奥さんに聞いてきたとおり、道らしき道がある訳ではない。
 岩にペンキで書かれた矢印だけが、コースから外れていないことを示している。
 岩から岩へとよじ登ったり飛び移ったり、30分ほど悪戦苦闘してウエンナイへ。


f0066555_1033639.jpg ウエンナイで出迎えてくれたシナゲシ

 利尻の植物園で見かけた名札に、ヒナゲシでなくシナゲシとあった花だと思う。

 海岸線に降りた頃から雨は上がっており、花びらも濡れていない。


 ここの休憩小屋のおばさんが、9時にスコトン岬を出発しここまで6時間かかったという私たちの話に、「立派に標準的、バスにも間に合う」と励ましてくれる。

 しかも、「少し前を2人通ったよ」とも。 ここまで前にも後にもまったく人影を見なかった。
 それに勇気付けられ、バスに間に合うよう出発。

 ウエンナイは海岸線なので、そこから尾根を越えるきつい山道が待つ。 登り終えホッと一息なのだが、実は降りの方がもっと問題。
 下り道は壁土をこねたような、それまでにないぬかるみの道。

 それでもようやく先行する若いアベックの姿を捕え、バスにもゆうゆう間に合った。
 バスに乗ってびっくりしたことに、朝一緒に出発した4時間コースの数人と、再び一緒になった。
 植物園に寄ったりしたこともあるが、バスの本数が少なく、結果として同じバスになった。

f0066555_10583218.jpg

 その日の夕食時30人ほどの泊り客に、宿のご主人から「見事8時間コースを歩かれました」と紹介され、拍手を受けた後、上の写真のような記念品をいただいた。

 No12、13とあるのは、今年に入って宿泊客で8時間コースを歩いた人の数だそうだ。
 ただ歩いただけだが、そう聞くとやはりうれしい。 「来年アツモリ草の頃にまた来よう」とも。
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by t_ichib | 2011-07-11 21:23 | 今日もまた旅の空
北海道旅行② 待望のレブンウスユキ草
 利尻島から礼文島に向かう。 一刻も早く礼文島を歩きたいと、朝9時半の1便で利尻島を後にする。

 とはいっても重いスーツケースを持っての山歩きはムリ。 今日宿泊予定のペンションに電話を入れ、「荷物を預かってくれないか」と依頼する。 気持ちよく、フェリー乗り場まで迎えに来てくれるという。

 礼文に着くと、同じ便で同じ宿に泊まる他の2組と一緒に迎えを受ける。 私たち以外は前もって宿と連絡を取り、山歩きに必要なお弁当を受け取っていた。 のん気に連絡も取らずやってきた私たちは、お弁当の分だけ出遅れか?


f0066555_22184835.jpg とりあえず、桃岩展望台コースの登り口まで送っていただく。

 山道を登り始めると、写真のレブンシオガマをはじめ様々な花が咲き乱れている。
 利尻島でもたくさん見かけたフウロは、昨夜の雨に打たれ花びらの形がいびつになっている。


f0066555_2232926.jpg ミヤマキンポウゲ

 黄色の花はたくさんあったので、もしかすると他の花、レブンキンバイかも知れない。

 赤い花も白い花もそれぞれたくさんあり、紹介する花の名はすべて「?」が付く。


f0066555_22503084.jpg 展望台の正面に見える桃岩は間違えようがないが、もう一つの「猫岩」というのが見つからない。 (勝手にも桃岩と同じ大きさの岩を探していたので)

 展望台を行き過ぎてから他の観光客に教えていただき、引き返してはるか眼下の猫岩を眺める。

 近くの花を撮っている分には今日の天気は分からないが、少し遠くは風に流される霧の合間を狙って撮らねばならない。


f0066555_2354180.jpg レブンウスユキ草との出会いは、思いがけず桃岩展望台からの下り道。

 ウスユキ草の群生地でもない所に、一輪だけ咲いているのを発見でき、うれしいばかりでなく誇らしい気にさえなる。

 この花の右には小さく「管理番号1」と書かれた札が付いていた。
 もしかすると、「2」や「3」を発見した人もいるかもしれないが。
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 お弁当を持たずに歩き始めた私たちは、一度香深の町に降り昼食を摂る。 宿のご主人から「昼食後、また別のコースへ案内する」と言っていただいていたので、ウスユキ草の群生地への林道コース登り口まで送っていただく。

 宿のご主人は稚内や利尻からのフェリーが着くたび、出迎えやコースへの送迎など大活躍。 この時も私たち以外に、この日の朝にすでにチェックアウトした宿泊客の送迎をされていた。


f0066555_23335181.jpg エゾスカシユリ

 黄色い花はエゾカンゾウなどがいっぱいなので、見落としてしまいそうになるが、前もって宿のご主人から聞いていたので、林道コースに咲いているのを発見。
 一緒に登り始めた他の観光客たちと教えあったりする。


f0066555_23442586.jpg オダマキ

 黄・赤・白ほどではないが、青い花もけっこう多い。
 以前にテレビで「春が遅い分、一斉に花が咲く」と礼文島のことが紹介されていたが、この日の桃岩コース・林道コースともに紹介しきれないほど、様々な花が咲いていた。


f0066555_2352576.jpg そしていよいよ、レブンウスユキ草の群生地

 山の斜面を横切るように細い道があるが、そこから上にも下の斜面にもウスユキ草が群生している。

 たった一輪だけ咲いていた桃岩と、見事な群生地とを比較した時、最初に見たということと、他の人たちが気づかなかったかもしれないことで、桃岩の方が感激大だったかな?

 林道コースからの帰り道は、ほとんど花もなく、見晴らしも悪く少し疲れた。
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by t_ichib | 2011-07-10 21:25 | 今日もまた旅の空
北海道旅行① 利尻島
 数年来の念願だった利尻・礼文に出かけてきた。 特に礼文島の花々に出会うのが最大の目的。
 それには1年のうちでも7月初めのこの時期と思っていたのが、毎年この時期には何かしら都合がつかなくて、「また来年にでも…」の繰り返しだった。

 あわせて、「せっかく北海道にまで来たのだから」と、以前にも来たことがある北海道の北の方だけでも回ってみることにした。


 7月8日(金) 名古屋-利尻島

f0066555_204976.jpg 中部空港を11:20に出発、稚内13:20着とここまでは早いが、フェリーの待ち時間もあり、利尻島鴛泊港に着いたのは17;45になっていた。
 やはり利尻・礼文は遠い。

f0066555_20103053.jpg フェリー船上から近づいてくる利尻富士

 後にしてきた岐阜は梅雨だというのに、あまり雨も降らず連日35度前後の猛暑日が続いていた。
 一方、写真でも分かるように利尻富士には雨雲がかかっている。

 「北海道には梅雨がない」などというのは、「本州の人たちの幻想だ」と今回の旅で土地の人に教わった。

 今回の滞在中、梅雨前線が北海道にかかりっぱなし。 せめて後半にでも晴れてくれれば。


 7月9日(土) 利尻島ドライブ

 北海道全体なら、雪祭り・流氷まつりなど年間を通じて観光客が訪れるが、利尻・礼文の観光シーズンは実質3~4ヶ月。
 だからホテル代などいくらか高くてもしょうがないと思う。

 レンタカー代も基本(3時間)で7000円+超過1時間1000円と、やや高くも思える。
 その分、ホテルへの送迎、親切な対応など気持ちよいサービスもあった。

f0066555_20485775.jpg 利尻島で最初に私たちを歓迎してくれたのが、このウミネコ

 鴛泊港と沓形港の中間辺りに、空を飛ぶもの草原などに止まっているもの、1枚の写真には納まりきらない無数のウミネコたち。

 私たち以外にも次々とレンタカーが道路わきに停車して、カメラを向ける。


f0066555_20571958.jpg ウミネコに出会ってすぐに、今度はエゾカンゾウの群れ

 こちらはウミネコのように「ニャー、ニャー」と騒がしい声を上げないが、今がその最盛期。
 この後、礼文島でも、サロベツ原野周辺で真っ黄色の大群落をたびたび目にする。


f0066555_2165094.jpg 私たちよりずっとマメな人、カントリーライフを満喫しようとする人たちのために、サイクリングロードも作られている。
 その休憩地点に咲いていた花

 この赤と黄色の花は稚内空港の滑走路脇にも無数に咲いていて、この時期に訪れる観光客たちを楽しませてくれる。

 残念ながら花の名前は分からない。 道路わきなどでも結構見かけ、雑草のように強い花なのかとも思う。


f0066555_21262476.jpg 覚えることより忘れることのほうが得意な年令になっているが、先ほどのエゾカンゾウやこのセンダイハギなど、花を見て思い出せたのが、「まだまだナカナカのもの」と勝手に満足している。

 センダイハギに出会うのは、実に6年ぶり。

f0066555_2132586.jpg 前回は6月半ばだったので、その実を見るのは今回が初めて。

 「こんな実がなるんだ!」と6年越しの発見に、少しづつ違う季節に来ているからだと、夫婦2人してちょっぴりうれしくなる。



f0066555_21384016.jpg レンタカー屋が教えてくれた名所のひとつ「寒露泉水」
 この看板のすぐ下に冷たくおいしい泉がある。

 宿の人の話だと「昔はもっと冷たかった」と。
 実はその場所にあった泉が涸れてしまい、現在はもう少し上の別の泉から水を引いてきている。
 その間に冷たい水が少しぬるくなっているんだそうだ。


 この近くは、大切な島固有の植物の生息地。 ここに入る前に、靴底の土を洗い流し外来の植物の種子が進入しないようにされている。



f0066555_21514471.jpg その近くに「高山植物展示園」があり、島内の貴重な花を見ることができる。

 その一つ、リシリオダマキ

 このあと、時々青いオダマキの花は見ることができたが、白いのはこの展示園でしか見られなかった。



 どうも利尻島観光の最大のものは利尻富士らしく、いくつかの展望所などから見られる利尻富士に、1景から16景までの番号が振られている。

f0066555_2235553.jpg そのことに気がついたのは観光が終わってからで、途中1、5、8景の数字とスタンプ台が置かれているのを、「なんだろう?」と思っていた。

 右の写真はそうした番号がついているのかどうか?
 姫沼から見た利尻富士


 島を一周する間に、あるいは同じ場所にいても5分10分の間に、少し雲が切れたりまた覆い尽くされたりと、なかなか利尻富士の全体を見ることができない。
 その中で比較的「いい感じ」なものを。
f0066555_22252486.jpg

 旅先でのブログ更新はこの1回だけで、後は岐阜に帰って(16日)から続きを。
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by t_ichib | 2011-07-09 19:50 | 今日もまた旅の空