<   2012年 02月 ( 6 )   > この月の画像一覧
沖縄離島旅行④ 復習と予習
 今日は波照間島へと、フェリーで移動する。
 ただし、そのフェリーは上原からではなく、大原から出ている。 しかも出航時間は11時過ぎ。

 残る時間はわずかだが、レンタカーを借りて観光しながら移動することにした。


 8時に宿を出発し、最初は大原とは逆方向の浦内川方面に向かう。 見送りしてくれた宿の人は、「せっかく道順を教えたのに、間違った方へ曲がった」と、思ったのではないだろうか?


f0066555_15292149.jpg 子午線モニュメント

 明石の東経135度のようにきっちりした子午線ではなく、ここは123度45分6789と数字がきれいに並んでいることのモニュメント。

 このモニュメント以外には、ちょっとした広場と地元の「ふれあい館」があるだけ。
 3年前にはそのふれあい館に、少し前に行われたお祭りの写真が展示されていた。


 ちょっと記念の写真を撮っただけで、上原に引き返しながら浦内川、星砂の浜などに車を止め時間をつぶす。
 以前入った食堂が閉鎖されているのを見たりすると、少し淋しい気もする。



 西表島は絶滅危惧種、イリオモテヤマネコで有名。 残念なことに交通事故で、命を落とすヤマネコの数も少ないないようだ。
 そのためか、道には「ヤマネコ注意!」とかの標識を見かける。 車の制限速度は40Km。


 ヤマネコは一度も見かけなかったが、ひょこひょこと道を横断している、本土では見かけないクイナは何度も目にした。
 シロハラクイナという鳥で、数メートルくらいなら飛ぶこともできる。
 けっこうトロそうな動きだが、さすがに車を止め撮ろうとすると物陰に隠れてしまう。

 後で、野生生物保護センターに立ち寄った時に、「もともとは東南アジアに棲息する外来種で、最近では九州南部でも目撃されているが、その移動方法は分かっていない」ことを知る。



f0066555_1558211.jpg 由布島の牛車

 由布島は石垣からの「五島めぐり」には、1島に数えられる。 3年前にはここで「30分待ち」といわれ、牛車に乗るのをやめた。

 今日はガラガラというより、一人もいない。 そんな淋しい場所に行く気がしない。 時間もないし。
 私たちより後に着いた二人連れも、牛の写真を撮っただけでさっさと引き返した。

 店の人も「乗りませんか?」と声も掛けない。 2人だけじゃワリに合わない。 後から来るだろう観光バス待ち?



 そんなところで西表の最後の観光を終え、波照間島に渡る。
 予約の宿に荷物を預け、薦められていた島内一周観光のバスに乗る。 今日の午前中は西表島観光の復習、午後は明日自転車の回る予定の波照間島の予習。

 バスといっても、私たちが乗ったのはマイクロバス。 大きなバスもあるが、それはツアー会社などから予約が入ったとき。


 回ったところはほとんど重複するので、詳しい紹介は明日にして…

f0066555_16223760.jpg ちょっと不気味な紫色の花、これは何?

 →実は右下にあるバナナ

f0066555_16235797.jpg 開いた花びらの付け根の辺りに見える緑のものが、成長する。

 出荷するものではなく、作っている人が食べる程度の栽培。



f0066555_1636213.jpg 海水淡水化施設

 このあたりの離島は、石垣あるいは西表からパイプラインで水の供給を受けているが、波照間島ではこの施設で自前の水を確保している。

 島のライフラインといえる重要な施設。



f0066555_16441953.jpg サトウキビの収穫

 波照間島のいたるところで見られるサトウキビ畑。
 島の人がバリカンと呼ぶ機械で刈り取りをする。
 ただし葉の部分は鎌を使い手作業で落とす。 その鎌は先が二股になった特殊なもの、左右2枚の羽を一度に落とす。

 その作業を大勢の若い人がしている。 「本土から来た援農隊の人」とのこと。

 以前は自分たちが食べる分の米も栽培されていたが、今では他から買っているとのこと。
 パイナップルなども、この島では土壌が合わず栽培されていない。

 サトウキビから作られる黒糖も、西表でお土産に買ったものより安く、石垣ではさらに高い値段で売られている。


f0066555_170519.jpg 島のヤギ

 別に特別なものではないのだろうが、島では「お祝いごと」があると、必ずヤギの料理が出される。

 そのせいか、島のいたるところでヤギを見かける。
 柵で囲われたところに飼うのではなく、草地にロープでつないで置くだけ。 子ヤギは放し飼い、元気に走り回っている。



 波照間島の人口は約600人。
 島内観光のバスが小中学校の近くを通ったときの説明で、小中学生の数に比べ保育園・幼稚園児の割合が多い。
 近年島に戻ってくる若い人が多いからだと。 それは良いこと、あるいは仕事がなくて?



f0066555_17143723.jpg 高那崎のテッポウユリ

 波照間島はさんご礁が隆起してできた島で、西側に砂浜、東は岩場と崖。
 高那崎は東側の岩だらけの所。 それでもテッポウユリなどの花が咲き、所々にある草地にはヤギが放されていた。


 波照間島の島内観光のバスは、石垣-波照間のフェリー4便の間に運行される。
 1便で着いた観光客は、観光を終えると2便で帰る。 2便の客は3便で。


 宿泊客はあまりこのバスを利用しないのかもしれない。 ガイドブックだけの簡単な説明でなく、少しだけ深い情報が得られて、おトクだと思うのだが。
[PR]
by t_ichib | 2012-02-29 23:08 | 今日もまた旅の空
沖縄離島旅行③ 行きは良い良い帰りは恐い
 西表2日目は、ナーラの滝へのカヌー+トレッキングプラン。
 午後からの雲行きが怪しいからと、予定を30分早めて宿をでる。 カヌーを載せた台車を牽引し、20分ほどのドライブの後白浜漁港に着く。



 昨日までのカヌーとは違い、シーカヤックと言うのだろうか? 2人乗りで、パドルの操作で方向を変えるのではなく、左右のペダルの踏みわけでターンする。

 簡単なレクチャーはあったものの、実際に水に浮かべてから慣れるしかない。
 …で、最初は強く踏みすぎて曲がりすぎてしまったり、曲がりたい方向とは逆の方向に踏んだり、左右に蛇行したりと、散々。

f0066555_1754432.jpg 昨日のカヌー体験と比べると、かなり本格的。
 片道、約2時間ほどパドルを漕がなければならない。

 特に最初は漁港から、湾の一部を突きって仲良川の河口を目指す。
 自分の顔が、緊張でこわばるのが分かる。

 向かい風もやや強く、パドルを動かさないことには押し戻される。 川の流れよりも風の方が、何倍もつらい。

 海を抜けほっとしたものの、川は蛇行しており何度か逆風にさらされる。
 その時は「帰りは追い風だから…」と思ったのだが。



 つらいばかりでなく、両岸にはエゴノキ・オオハマボウなどの花が眺められ、ガイドに撮ってもらった写真は、笑顔が多い。


f0066555_19565328.jpg 2時間ほど川をさかのぼった後、30分あまり滝を目指して歩く。

 ただ歩くだけでなく、「日本一大きなドングリ」など、見かけた動植物の説明をしてもらう。
 この蝶も、名前を聞いたはずなのだが。 とにかく今まで見た記憶のない珍しい蝶。 蛾?



f0066555_20161261.jpg 滝に近づくと、こんな風に膝まで水につかって進まねばならぬところが、2,3ヶ所ある。

 水の中の岩もツルツル滑って危ない。
 ガイドは「岩場で転べば怪我するが、水の中なら濡れるだけ」と言いつつ、妻にだけは「そこは滑る、ここに足を掛けて」などとアドバイス。

 こんな沢をさかのぼる場所も、2~3ヶ所あったような。


f0066555_20375387.jpg そしていよいよ、ナーラの滝

 昨日のピナイサーラは沖縄一大きな滝。
 それに比べれば、それほど大きな滝ではないが、ここに来るまでの行程がすごく、やってきたという達成感は数倍。
 この日は他の観光客とは、一組も会わなかった。



f0066555_20425680.jpg アオスジアゲハ

 滝近くの岩場に10羽以上もいたのに、近づくとサーっと逃げてしまい、写真を撮るのに苦労をした。
 大きな蝶ではないが、青い色が鮮やかで美しい。



f0066555_20484933.jpg 滝近くの岩に空いた不思議な穴

 岩の上を走る水が小石などを巻き込んで渦巻き、削られた穴だという。

 この近くの岩は砂岩で、けっこう柔らかく、岩の角などに足を掛けると崩れ落ちるから、「気をつけて」とも注意を受けた。



f0066555_20591919.jpg ヤエヤマスミレ

 同じく滝近くに咲いていた。
 5枚の花弁のうち下側の1枚がやや小さく、その1枚にだけ青い筋がある。

 白い花に、ワンポイントのような青が可憐。



f0066555_2154135.jpg サキシマキノボリトカゲ

 再び沢の難所を抜け歩き出した山道で、ガイドがこのトカゲを捕らえる。
 かわいそうだが、尻尾を捕まえ写真を撮る。

 実は往路では日本最大のトカゲ、キシノウエトカゲの黒い姿をはっきり見かけた。
 けっこうすばやい動きで、写真を撮るまもなく逃げられた。

 「こいつ(キノボリ)は、自分が擬態していると思い込んでいるから…」と言うが、歩きながら見つけ捕らえる、眼力・素早さに脱帽。




f0066555_21185036.jpg 再び、川を下り始めて1時間ほどして、心配していた雨が降り出す。
 しかも風向きが変わり激しい向かい風を受ける。

 私たちは必死だが、ガイドはこのあたりは写真を取ってくれるくらいの余裕があったようだ。

 本当は引き潮の時間で、潮の流れは有利なはずなのだが、なにぶん風が強すぎる。

 漕いでも漕いでも風で船足が遅くなり、舵が利かなくなり岸に打ち寄せられる。
 ついに、ガイドに曳航されることになる。 といっても、私たちも精一杯に漕がなければ進めない。


 体力・技術の不足にがっくりだが、ガイドには「あの雨と風なら、たいていの人が曳航される」と、慰められた。



 宿に帰り着き、熱いシャワーを浴びほっと人心地。

 夕食時に同宿の若い男性4人組が、明日同じコースに挑むと聞く。
 この若者たちなら、今日の強風でも漕げたかもしれないし、まして明日なら天気も回復し大丈夫だろうと。
 それにしても、1日違ったならと残念に思いながらも、忘れられない思い出にもなると。
[PR]
by t_ichib | 2012-02-28 23:30 | 今日もまた旅の空
沖縄離島旅行② 滝と洞窟
 昨夜の宿泊客は、私たち以外にご夫婦が1組と一人旅の男性1人。
 そのご夫婦はもう1週間ほど滞在しており、その間ず~っと天候不順だったとか。 今日帰るということだが、少々残念そう。

 私たちにとっても、今日明日の2日間はあまり天気に恵まれそうもない。
 それでも明日の方が少しはマシということで、今日は午前中はピナイサーラの滝、午後はあまり知られていない洞窟に出かけることに。


f0066555_1322661.jpg 3年前のカヌーの体験が妻にとってとても楽しかったとかで、今回もこの西表にやってきた。
 前方の山に見える白い縦筋がピナイサーラの滝

 流れは緩やか、風も1箇所を除き穏やかで、池でボートをこぐのと同じくらいの簡単さ。

 それでも同行のガイドの言では、月に一度くらいは転覆する人がいるとのこと。
 上下船の時に確実に足-腰-足の順に出入りすること。 両岸に近づきすぎ藪をよけようと、体を左右に傾けないこと。


f0066555_13401787.jpg 滝の近くでカヌーを降り、徒歩で滝を目指す。

 まだシーズンでないので、途中で出会った別の観光客も数組ていど。
 止まっているカヌーは、ガイド+私たちの3艘とガイド+客1人の2艘。

 「この時期の観光客は贅沢を味わえる」とガイドが言う。 とはいっても、安全のため1人のガイドが案内するのは5~6名くらいだと言う。


f0066555_13491796.jpg 目的のピナイサーラの滝

 このところの雨のせいで水かさが多く、迫力満点。
 3年前に来たときは、写真の大岩の上に上ったものだが、今回は滝の水しぶきが激しすぎ、ガイドも「登ってみたら…」とは薦めない。

 ピナイサーラをめぐる1日コースだと、この滝の上まで上がるそうだが、今日はここから引き返す。


 3年前に来た時は引き潮の時間帯だったので、途中の干上がった中州でシオマネキやミナミコメツキガニのユーモラスな姿をみたが、今回はお目にかかれなかった。


f0066555_1423429.jpg 代わってオオタニワタリなどの植物や蝶などを見た。

 オオタニワタリは、宿主の樹液などを吸う宿生植物ではなく、日当たりの良い場所を求めて、樹木の幹や大きな岩などに付着するのみ。

 この若芽は柔らかくおいしいそうで、通りすがりの人が摘んでいくらしく、少しかわいそうな姿になっていた。

 そう聞くと、ついきれいな実などを見ると「食べられる?」と聞いてしまう。
 真っ赤なアダンの実などは、「食べられる」部分は少なくおいしくないとか。 そこら中に生えている立派なクワズイモは、食べると下痢をしてしまう。


f0066555_14151549.jpg クロイワオオケマイマイ

 500円硬貨より1回りも大きなペラペラな、本土では見たこともないカタツムリ。

 見るからに毒々しいので、さすがに妻も「食べられる?」とは聞かなかった。



 ここで一度宿に戻り昼食。
 ほっと一息したあと、特性のハーブティーをいただく。 真っ黒なお茶にシークワーサを、少し垂らすと鮮やかな赤に変わる。 「えーっ」と言う驚きで、疲れも少し薄らぐ。



f0066555_1454221.jpg 鍾乳洞は道路から藪を抜けたすぐ。
 西表島のどの観光案内にも載っていない、隠れた名所?なのかも。

 午前中のいでたちから、ライフジャケットを脱いだだけ。 ズボンのひざから下はずぶ濡れのまま。
 「それで良かった」、鍾乳洞の中は膝上まで水につかる所があった。

 鍾乳洞は大小3つほどあり、どれもが水につかっていたり、つるつる滑って、子供たちならちょっと冒険気分を味わえるかもしれない。 (シルバーの私たちも…)



f0066555_14594913.jpg タカサゴシロアリの巣

 鍾乳洞を抜けると、林の中の短いトレッキングコース。 その途中で大きなシロアリの巣を見つけた。
 この巣の一部を壊して鳥が巣を作ると言う。
 木の幹に穴を開けるよりは手軽。

 アリにとっては迷惑な話だが、ガイドは「あえて言うなら、アリの天敵を食べてくれる」ことくらい。
 鳥がいなくなると、アリは急いで巣を元の状態に修復するらしい。



f0066555_1526152.jpg 鍾乳洞と宿との往復の道で見つけたカンムリワシ

 電柱の上に留まっているのを望遠で撮ったのと、天気が悪いので不鮮明だが、撮影できたのがうれしい。
 それにしても、ガイドはこうした生き物を目ざとく見つける。
 植物や巣などならいつもあるけど、足や羽を持つ生き物は難しく思える。 「あそこにはいるかもしれない」と言う場所はあるとは思うけど。



 宿に帰ると、宿泊客は今日帰ったご夫婦に代わり、男性4人・男性2人・男性1人×2と、一挙に増えていた。

 そのうちの1人の外人さんが隣室。 「こんにちわ」と声を掛けると、すごく日本語が達者で、その後も朝夕食のたびに気さくに話しかけてくる。

 日本に来て11年。 大阪の大学で英語を教えているとかで、今は春休み中。 石垣島で1週間、西表島にも1週間の予定、その後も…
 こちらも毎日が日曜という身ながら、「うらやましい」とつい言ってしまう。

 山登りが趣味で、「百名山」はほとんど登ったと言う。 「春休み+夏休み」×11年なら、そうなるか?
 明日はカヌーをレンタルし、ガイドなしでピナイサーラへ行くと言う。
[PR]
by t_ichib | 2012-02-27 22:32 | 今日もまた旅の空
沖縄離島旅行① 欠航?
 実は旅行の前日は、妻の甥っ子の結婚式だった。 本当は1日くらいは余裕を持った旅行にしたかったが。

 翌日の出発時間がやや早いため、空港内のホテルで前泊の予定。
 列席した妻は、式が終わるとすぐに列車でとんぼ返り。 その妻を出迎えて…

 駅で待つ私が何気なく聞いていたカーラジオから、「東海道線で人身事故が発生し、上下線とも運転見合わせ」とのニュース。
 しかもこんなときに限り携帯電話を持って来ず、妻と連絡が取れない。
 幸い事故は反対側だったため、30分ほどの遅れですんだ。 上り線はまだ動いていなかったようだ。



 翌日からの旅行を前に、なにやら嫌ーな…

 予感は大当たりで、中部空港-石垣-上原港(西表島)と、飛行機とフェリーを乗り継ぐ予定が、波が高いため上原便が欠航するという。

 ただ、西表島には大原港にもフェリー便があり、そちらは欠航しておらず、上原へはマイクロバスで送ってくれるという。
 今日中に予約した宿につけそうで一安心したものの、石垣で予定より3時間ほども足止め。


 考えてみると「晴れ」を空頼みして、雨やら風やらは想定してこなかった。 この後の西表島-波照間島が欠航しないかも心配になってくる。


 ともかく3時間あまりもボーっとしても居られず、フェリーターミナルに荷物を預け、石垣市内を歩いてみることにした。


f0066555_21161941.jpg 石垣は最終日にレンタカーで回る予定にしていたが、徒歩でとなると急には思いつかない。
 ガイドブックをめくり、宮良殿内を見てみることにした。

 沖縄の地名・人名の読み方は難しい。 同じ建物内の説明にも「めーらどうぬず」とあったり、「みやらどぬじぃ」としてあったり。

 その説明文によれば文政2年(1819年)に、当主が頭職(八重山最高の役職)に任命されたのを機に建てられた。


f0066555_2273440.jpg 同じ宮良殿内の庭園

 私の撮影技術がつたないため、建物・庭園とも立派さが伝わらないが、あわせて19代当主が言われるのには、「史跡の指定を受けたため、自由に改修できない」し、その費用も出ていないそうだ。

 その当主はたまたま訪れた私たちに、島の歴史などを丁寧に説明してくれる。 津波に襲われ、津波とその後の飢饉で何万もの島民がなくなったことなど。

 ただ、倭寇や琉球王朝、江戸時代の薩摩・第2次大戦後の米軍まで、話と時代が飛び回るので、こちらの頭がついていけない。


 実に恥ずかしい話だが、この2、3軒手前に同じように見える赤瓦の邸宅があり、当初そちらだと思い写真を撮った。
 史跡のホンモノの方はガラス戸には変えられず、内部もふすまではなく板戸となっていて、現代人の私には暮らしにくく思えた。
 史跡を守っていくのには、たいへんな不自由さがある。


 その後の時間は、3年前にも歩いたアーケード街などを懐かしんだ。 「ここで、お土産を買った」など、妻の記憶力に比べ私の老化は相当…



 遅くはなったもののその後のフェリー・マイクロバスは順調で、欠航「難民」を宿泊予定の宿1軒々々に配達してくれる。
 宿には3年前と同じ親切なガイドさんがいて、一緒に明日あさって2日間の予定を立ててくれる。

 さあ、いよいよ明日からは…、不安は天候のみ。
[PR]
by t_ichib | 2012-02-26 23:52 | 今日もまた旅の空
バースディ カード
 近頃旅先や外出先などで、ついつい目が行ってしまうのが絵ハガキ


 昨年の4月、娘の家の姉・春音が小学校に入学。
 それは娘夫婦ばかりでなく、私たちにとってもうれしくもあり、生活パターンに少なからぬ変化をもたらした、成長の一過程だった。


 1年生になった春音のところへは、さまざまなダイレクトメールが届く。 きれいなもの、かわいいものが結構多い。
 かわいいから、妹の彩乃もつい手を出す。 それを「私の!」と邪険に取り上げる。

 妹のすることを押さえつけるのは姉の特性だが、一方そんな時には妹はお母さんに泣きつく。
 とにかく、彩乃は春音に届く手紙・ハガキがうらやましくてならない。



 で、娘に頼まれて彩乃あてに妻が絵葉書を出した。
 効果はてきめん、受け取った絵葉書を手に満面笑顔の彩乃の写真が、メールで送られてきた。

 笑顔の写真を見ながら、「送って良かった」と喜んでいたのもつかの間、数日後春音からしょんぼりした声で、「何で私にはお手紙くれなかったの?」と電話がかかってきた。

 私たちの「差別」に、姉としてのプライドが「傷ついていたのかな?」と反省。
 さっそく、チュニジアで買い求めた絵葉書を姉妹2人に送った。



 今月27日は春音の誕生日。
 ジジ・ババ馬鹿の私たちはバースディ・カードを春音に送った。 当日に渡してもらうように、娘に頼んで。

 今度は彩乃が悔しがるかもしれない。 …でも、それは5月まで待ってもらわなくてはならない。
[PR]
by t_ichib | 2012-02-25 11:31 | 今日もまたジジ馬鹿・親ばか
久々の同窓会
 先日の旅行は自宅に帰り着いたのは深夜で、日付が変わっていた。
 それで、翌日というよりは(一眠りしたものの)当日の夕方、懐かしい友人からの電話が鳴った。

 久々に学生時代の友人が、島根から名古屋にやってくる。 急なことなので少人数が集まるが、「お前も来ないか?」というもの。
 前日に何度か電話をしたが出なかった。 「念のためにもう一度」と、再度電話をくれたとのこと。

 帰国がもう1日ずれていたら、お誘いの電話を逃すところだった。 もちろん二つ返事で…



 学生時代と書いたがも、う少し範囲が狭く同じ寮に暮らし、文字通り「同じ釜のメシを食った」仲間。
 旧制8高時代からの寮名と寮歌「伊吹おろし」を受け継ぎ(さすがに建物は別の場所に)、バンカラとまではいかないが、独特の文化が続いていた。 (大学祭とは別に寮祭が催されていた)



 集まったのは8名、場所は市内のホルモン屋。
 当時の「折り紙付の貧乏人」たちが、バイトの帰りに立ち寄った安くて、「腹の虫をなだめてくれる」ような店。
 貧しかったが懸命に生きていた当時を懐かしむ、ベストな選択だったのかも…



 日頃は年賀状のやり取り程度でも、それなりに近況を交し合っているが、やはり顔をつき合わせて語り合うのはいい。
 言葉だけでなく、表情からも本音がにじみ出る。



 知らず知らずのうちに、血圧の話・体型や頭髪がどうだとか・親の介護とかの、やや暗い話題に逸れ、誰かがブレーキを掛ける。
 ・・・それが何度も。 それもご愛嬌か?


 その話の中で島根の友人の奥様が、認知症ケアの草分けであり、全国各地で講演をし、著書も出されていることを知る。
 彼自身も理学部を卒業・就職した後、32才で別の大学の医学部に入学、病院退職後は開業しているという。

 夫婦揃って現役でがんばっていることに、敬服するばかり。 「私たちも負けて入られない」と思うものの、実態が伴わない。


 旧制高校時代から名前を受け継いだ寮も、10年ほど前に無くなった。
 プライバシーを優先する学生が多く、寮の需要がなくなったのか? この夜集まった「昔若者」には残念な話…
[PR]
by t_ichib | 2012-02-11 23:54 | 今日もまたなにごともなく