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ラストラン② 富士五湖
 昨夜二人で、「明日はどこを回ろうか?」と相談した。
 いつもの国内旅行なら、ガイドブックなどを参考にそこそこのコースを決めて出かける。 今回は2日ほど前に目的地を決めたばかりなので...

 箱根は観光地として有名なのだが、「温泉に浸かって、おいしいものを食べて...」のゆったり派むき? 私たちのような貧乏派には向かない?

 携えてきたガイドブックのページを何度めくっても、いま一つ。 ロープウェーに乗っても、富士山が見えなければ、しょうがないし。


 ...で、出かける前に「どちらにしようかな?」と迷ったもう一つの候補地、「富士五湖まで走ってみようか?」と。


f0066555_15322012.jpg 旧東海道の石畳の道

 その前に「せっかく箱根まで出かけてきたのだから」と、あと2、3ヶ所見て回る。
 昨日ちょっとだけ歩いた杉並木よりは、「江戸」に近い山の中、今は2~30m離れた所を車道が走る。

 石畳の道が作られるまで、毎年々々笹を刈り取って道に敷いていたとか。 その作業・費用が大変なので、石畳にした。
 おかげでその名残が300年後まで残っている。


f0066555_15461481.jpg お玉ヶ池

 石畳の道にはお玉ヶ池の駐車場に車を止めた。
 この池の名は、元禄のころ「関所破り」をして処刑された少女の名による。

 この話を聞くとずいぶん過酷に思えるが、実際には「関所破り」が見つかっても「藪入り(=道に迷った)」とされ、領外追放で済まされることがほとんどだったという。



 この後、「箱根やすらぎの森」を1時間ほど歩き回って、いよいよ富士五湖に向かう。
 芦ノ湖スカイラインで何度も車を止め、眼下に湖を眺めたり、「インスパイア君」の最後の勇姿をカメラに収めたり。 (バックに富士山が写っておれば、もっと良かったのに...)


 富士五湖は十数年前にここで宿泊し、わざわざ早朝に起きだし湖越しの富士山の朝日を撮った。 (その後操作を誤って、「全消去」)
 今回も富士山の写真はムリ。 目を凝らせば、一部がうっすら見える瞬間もあるが。


f0066555_16314052.jpg 忍野八海

 写真は「濁り池」。 水はきれいに思えた。
 逆に「鏡池」、「菖蒲池」などは名前に反した沼?
 前回来た時は八海全部を見たが、今回は少し離れた「出口池」と有料施設内の一つの除き、六海だけを見る。


f0066555_16461021.jpg 本栖湖

 富士五湖の写真も1枚くらいは、載せないと。

 本栖湖に映る逆さ富士を描いた絵画は、紙幣の裏側にデザインされており、前回来た当時はは5000円札、今回は1000円札に。

 5000円札だと、比べようにも持ち合わせが無い時が多いが、1000円札ならすぐに取り出せる。
 ただし今回は、ホンモノの方が見えない。


 2日間、読み返して見ると「富士山」のことばかり。
 いまだに、新幹線に乗っても、東名を走っても、たまに飛行機で上空を通るときも、富士山が見えるとうれしくなってしまう。
 そう言えば、息子が保育園児だったころ、がらすきの飛行機の中で、大勢の乗客が富士山の見える空席に移動して、乗務員に叱られたこともあった。

 また次の機会を楽しみに。
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by t_ichib | 2012-04-16 22:13 | 今日もまた旅の空
ラストラン① 箱根
 我が家の車がもうすぐ変わる。
 私たちは共働きだったので、(しかも公共交通機関の無い田舎ゆえ)夫婦それぞれが1台づつ車を所有していた。
 2人が退職後は、近場は軽自動車で、たまに遠距離まで出かける時は普通車で。 いずれにしても、「2人で1台の車で十分だ」と数年前から思っていた。

 妻が所有していた軽自動車は、すでに3月末に手放した。 残る1台もあと1週間の命。
 2台とも10年超乗り続けたので、「しかたがない」と納得しているが、あまりに低い下取り価格に、「かわいそう」との思いも。

 私が乗っていたホンダ・インスパイアは、10年を越えた今も静かで軽~い走り、乗り心地にも満足。 難点を数えれば、燃費が悪いこと、軽自動車を乗り続けた妻には、運転しづらい、カーナビが古くなった、…など。

 その愛着ある車との別れに臨んで、「最後の遠出を...」と思い立ったのは、わずか1週間前、行く先を決めたのは、2、3日前。
 「じゃあ、箱根にしよう」と。 2人とも、いまだに箱根には行ったことが無かった。



f0066555_8334759.jpg 箱根湿性花園

 ガイドブックを見ながら、妻が「行ってみたい」と言った場所のひとつ。
 名前から受ける印象では、もっと自然がいっぱいあると思っていた。

 一つ一つの花ごとに名札が付いていて、花の図鑑をめくっているかのように思える。
 広い草っぱらの中で花々を捜す、栂池や伊吹山のお花畑の方が私たちには合っている。


f0066555_9282184.jpg オオバナノエンレイソウ

 「あっ、この花なら釧路湿原で見た」とか、カタクリを見て「(岐阜の)東濃で見たのは、もっと小さくて可憐だった」など、気候や土の栄養状態の違いなどを想像してみたり...

 今月末から5月にかけてがもっとも花の種類が多い時期らしいが、今の時期もけっこういろんな花が咲いていた。



f0066555_10122068.jpg 大涌谷

 正月に放映される箱根駅伝のせいなのか、行ったことの無いのに箱根の地名には、聞き覚えがある。
 ただ、地名の響きから「もっと広い所?」を想像していた。 せっかく歩きやすい靴を用意してきたのに。

 せめて晴れていたら、ここから美しい富士山の姿を眺められたのだが。
 今日は1日曇り空、高速走行中に雲間に、富士山の頭の部分だけ見られた。 それもほんの一瞬だけ。


f0066555_12521561.jpg 高台から見下ろした箱根関所

 前の2ヶ所は妻の希望だったが、ここは私のリクエスト。
 もう少し史跡らしいところを期待していたのだが、ただの観光施設。

 ここでも芦ノ湖の向こうに富士の姿があったなら...


f0066555_139597.jpg 旧東海道の杉並木

 関所に隣接する恩賜公園を、時間をかけゆっくり散策したあと、道路を挟んだ反対側の杉並木を歩いてみた。
 私たちが歩いたのは、公園に隣接するわずかな距離だったが、もう少し遠くから歩いてくる人も何組かいた。

 こういう所は、もう少し時間をかけて歩いてみたいのだが。
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by t_ichib | 2012-04-15 20:55 | 今日もまた旅の空
全国区になった
 1、2日前のNHKの全国ニュースを見ていたら、近くの木曾三川公園のチューリップが、きれいな映像で紹介されていた。

 今まで、岐阜のあるいは東海地方のニュースの映像コーナーでは、何度か紹介されていたが、いよいよ全国放送で紹介された。
 「それでどうした?」と言うことも無いのだが、やはり近くに住む者としてはうれしい。

 うれしいついでに、カメラを手にさっそく出かけてみた。


f0066555_21372742.jpg メイン花壇

 土曜、日曜だと、たくさんの人が押し寄せるため、交通規制がされる。
 平日の今日でさえ、駐車場がかなりいっぱい。
 土日だと、駐車待ちの車が道路に列を作ることだろう。

 今週はじめからは新学期が始まり、就学生の姿は無いが、もっと小さい子や私たちの年代のご夫婦など。
 たまたま平日の今日が休みらしき若い人の姿も、チラホラと。



f0066555_21545637.jpg 別の角度から

 チューリップの良さは、見たものの心をぱあーっと明るくしてくれること。

 ふさぎこんでいたわけではないが、「冬眠中の熊」のような状態から、「セーター1枚、脱いでも良いかな?」という気持ちになる。


f0066555_225303.jpg
 別の場所に、ミッフィーの形に植えられたチューリップ。

 この前で1日に何度か、ぬいぐるみのミッフィーと一緒の、写真タイムがある。
 今日はラクだったろうが、今度の土日は押し寄せる子供たちで、「ぬいぐるみ」さんはきっと大変。


 ほとんど毎年のように来て、ゆったりした気分を味わえるが、とりわけ良いことは…、
 入場料・駐車料金などが一切かからないこと。

 近くにお住まいの方なら、ぜひ出かけてみるべき。
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by t_ichib | 2012-04-12 21:20 | 今日もまたなにごともなく
ぺトラと死海④ アラブの中のキリスト教
 今日が最終日、死海のホテルを出発し出国までの時間を最後の観光。 まずモーゼ終焉の地、ネボ山を目指す。
 ネボ山につながる道は、山道とはいえずいぶんきれいな舗装がされている。
 「2000年にローマ法王ヨハネ・パウロ2世が、この地を訪れたときに舗装された」との説明。 法王の訪問以降、この地を訪れるキリスト教徒が増えたと言うから、多分道路を作ったモトは十分取れたことだろう。


f0066555_1344189.jpg ヨハネ・パウロ2世訪問の記念碑

 旧約聖書では、モーゼに率いられた一行はこの山から、「約束の地」エレサレムを見、モーゼ自身はここで力尽きたとされる。

 ユダヤ教・キリスト教・イスラム教は根源は一緒で、ガイドによれば「コーランにもモーゼのことは書かれている」が、ユダヤ教・イスラム教では「モーゼ終焉の地はここではない」と、ネボ山は重要視されていない。

 ついでながら、ヨルダンでは90%がイスラム教スンニ派で、キリスト教も3%程いるが、カトリックではなくギリシャ正教。

 国の祝日には、国王の誕生日、イスラムの聖人の誕生日などのほか、クリスマスなどもある。



f0066555_14112121.jpg モーゼの青銅の蛇

 ガイドの言を信じ、疑いの目で眺めるとエレサレムはあまりに遠い。 黄砂も出ており町を判別するのは難しいようだ。

 その展望台の一角に青銅の蛇のモニュメントが作られている。 杖に絡ませた青銅の蛇は、モーゼの象徴のようだ。

 教会そのものは現在改修中。



 そこから移動距離はわずかだが、モザイクの街マダバへ。

 8世紀に地震により見捨てられた町に、19性になり移り住んだ人たちが、廃墟の中から次々にモザイクを発見、保護した。
 何軒もあるモザイクのおみやげ屋の図柄は、その時に発見されたモザイクのレプリカ。

 現在のマダバの人口は8万。 半数以上はイスラム教徒だが、キリスト教徒が35~40%を閉める特異な町といえる。
 最初に山道を登り始めた時は、車窓からは草木がほとんどない乾燥地だったが、この町の周囲は緑豊か。


f0066555_1544932.jpg 聖ジョージ教会のモザイク地図

 一般に知られる十字架は縦棒が長いが、ギリシャ正教では縦横ともほぼ同じ。 また聖像などはなく、イコンと呼ばれる画が祀られる。

 この教会でもっとも有名なのが、床のモザイク地図。

 写真の一番上が死海(船が浮かぶ)、左に紐のように伸びるのがヨルダン川(魚が泳ぐ)、左上4半分の中央の小さな楕円が、エレサレムの町。
 この地図はイスラエル側から、死海・ヨルダン川を見ている。 とても不鮮明だが。


 この教会から歩いてすぐのレストランで、最後の昼食を摂り帰国の途へ。
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by t_ichib | 2012-04-10 16:19 | 今日もまた旅の空
ぺトラと死海③ 死海が死滅する?
 ぺトラの観光を終え、死海に向かう。
 途中1回だけトイレ休憩を兼ね、おみやげ屋に立ち寄っただけで昼にはホテルに着いてしまった。

 死海は首都アンマンからは車で1時間の距離、標高800mの高所にあるアンマンと、海抜マイナス400mの死海、高低差1200mが1時間の距離だとは…



f0066555_99195.jpg ホテルに着く前に立ち寄った海抜0m地点

 中央の碑の中ほどに0mのラインが入る。 だから地面の高さは既にマイナス。
 右端の略図が書かれた掲示板では、死海の海面は-390mになっているが、現在はさらに低くなって-440mだという。

 毎年1.2mずつ干上がっていると言う。
 以前は湖面が120kmあったものが、60kmになってしまったとも。

 以前とはいつ? 何世紀も前のこと? そして何よりもなぜ?


 帰国してからインターネットで調べてみた。
 死海に注ぐ川は、イスラエルとの国境になっているヨルダン川ただ一つ。 その水量が近年激減している。
 最大の要因は、イスラエル上流での灌漑農業による水の消費。

 ただ、ガイドがそれを説明しなかったのは、量の大小はともかくヨルダンでも同じことをしているからと思われる。

 加えてヨルダン川の水にはミネラル分が多く含まれ、それが沈殿した死海の泥などは美容に良いとされている。
 そのミネラル分は農業にも良いとされ、ヨルダン川の水を取水・蒸発させ肥料を取る、などしてさらにヨルダン川の水量を減らしている。


 イスラエル・ヨルダン両国では、地中海・紅海などから運河を引き、死海に海水を注ぐ計画を持っている。
 これに対し環境保護団体からは、2つの違う水質が混じり合うことの環境への影響を危惧し、上流での無制限の灌漑をやめるべきだとしている。

 私など、ヨルダン川とは反対側のぺトラ周辺の雑草も生えない大地を眺めながら、「灌漑農業が進められないものか?」など考えていたのだが。


f0066555_1013764.jpg ありがたいことにホテルで昼食を取っている間に、宿泊する部屋にチェックインでき、くつろいだり着替えすることができた。
 ヨーロッパからの観光客がどっと押し寄せるシーズンでは、この時間のチェックインは無理だったかもしれない。

 写真の青い水はプールだが、そのすぐ下は死海。
 ただ浮かんでいるだけの死海でなく、泳ぎを楽しみたい人(特に子供)は、プールで。



 死海での浮遊体験泥パック体験の様子は、全員が50代後半から70代なので、ブログ掲載は恐ろしい。


f0066555_10372247.jpg 死海の向こうイスラエル側に沈む夕日

 イスラエルから見る日の出、ヨルダンからの死海の夕日がすばらしいと聞き、最後まで粘ってみたが、対岸の山に入る瞬間は雲にジャマされ残念。



f0066555_11161291.jpg 死海に堆積した塩の層

 翌朝、まだ人もまばらなビーチに出て、昨日は人の多さで気が付かなかった、泥と塩がくっきりと層になったものを発見。

 さらに米粒より大きな塩の結晶も発見した。 泥などの混じりけなしで、表面はつるつるしている。

 このザラザラした塩の結晶は、お土産の一つに加わった。
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by t_ichib | 2012-04-09 11:48 | 今日もまた旅の空