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山アジサイとユリ
 妻が退職した当初(もう数年前)、急にカレンダーが空白になった虚脱感を埋め合わせるため、ウメ・桜に始まり紅葉にいたるまで、近場の花の名所に出かけたものだ。

 最近では、少しその回数が減ってきていたものの、ハス・彼岸花...などと季節ごとに出かけていたが、昨年は極端に少なかった。

 「去年は△△を見なかった」という妻のつぶやきが、だんだんと大きくなってきたので、「じゃあ、出かけてみようか?」と。



 【三光寺のアジサイ

 三光寺は同じ岐阜県とはいえ、我が家から車で1時間の山県市にある。
 三光寺に着くと、駐車待ちの車が数台、道路わきに停まっている。
 駐車場のスペースは20台程度。 あまり広くはないが、(平日に来たのに)こんなことは初めて。
 数日前の地域ニュースで紹介されていたことが、その理由なのか?

 三光寺が「アジサイ寺」として有名になったのは、住職がアジサイ好きで(特に山アジサイ)、コツコツと集め植えたものが、140種、9000株にまでなったことによる。(そのニュースの紹介によれば)

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 三光寺を訪れるのは3回目だが、いつもいつもアジサイのさまざまの色に驚く。

 寺の境内や斜面に植えられたアジサイには、もちろん名札などついていない。
 が、「あじさい祭り」期間中には、アジサイの苗の展示即売が行われており、左のアジサイが「くれない」というのだけは、やっと覚えた。


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 その色の豊富さを知ってもらうために、(素人目には)同じように見えるアジサイの色違いを並べてみた。


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 駐車場には岐阜ナンバーばかりでなく、名古屋など他県ナンバーの車が多く、きっと隣の関市板取の「あじさいロード」などにも一緒に出かけるのだろう。

 私たちは、ようやく操作に慣れてきたインサイトのカーナビに、「谷汲ゆり園」をポイントする。



 【谷汲ゆり園

f0066555_12334148.jpg ここに来るのは2年ぶり? それとも...
 入ったとたんに、「ちょっと花がまばら、もう遅かった?」という感じがした。

 実際には枯れたものがある反面、まだつぼみが固いものもある。
 種類による花の時期の違いがあるのだろうが、来園者が長く花を見られるよう、植え付けの時期などをずらしているのかもしれない。

 まばらに見えたもう一つの理由は、ユリが植えられている場所が広げられたこともある。
 以前は草むらだった奥の方が、手入れされ花壇になっている。


f0066555_1449099.jpg 花壇と書いたが、畑のように長い畝が作られ、一種類づつのユリが並んでいる。

 その中に、今まで見たことのない変わったユリが咲いていた。

 ずらりと並んだユリの列の手前に、その種類の名が書かれているのだが、とても覚えられない。
 (その気があっても、3歩も歩けば忘れてしまう。)


f0066555_14581410.jpg ここのもう一つの楽しみは、種類がごちゃ混ぜに咲く花の群れ。

 教室の中できちんと机に座った姿と、運動場で遊びまわる(赤・白帽を被った)小学生を見てるよう。

 雑草の中に咲いているのだが、ユリは背が高いので(雑草をジャマに思わずに)花を楽しめる。
 (写真だと、雑草が緑のじゅうたんのようにも見える。)


f0066555_158215.jpg その雑草の中の1本のゆり。

 もちろん3歩以上歩いたので、花の種類は?

 その代わり、(礼文島のオオバナノエンレイソウで得た知識)「ユリの花びらは3枚、後の3枚はガク」などと、妻には自慢げに付け焼刃のウンチクを。
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by t_ichib | 2012-06-27 23:01 | 今日もまた留守にしています
何度かめの北海道⑨
 いよいよ北海道最終日。
 私たちは稚内空港13:30発の飛行機に間に合うよう、8:45発のフェリーに乗リ込む。

 稚内からの観光客の下船時間が延々と続いたのに、私たちの乗船時間はあっという間。

 島を訪れる団体客は、朝一番に着き日帰りする、あるいは夕刻に着き1泊した場合でも、昼過ぎまでは島内観光を楽しむ。
 朝一番のフェリーに乗るのは、稚内・旭川などに向かう地元の人や、私たち個人客ばかり。

 おかげで船内は、広々としていた。



 このフェリーで、偶然にも一昨日車に同情させていただいた消防士さんに再会、稚内での会議に出席するとのこと。

 本来なら会議前に心身を休めたいところなのに、私たちのためにいろんな島の話などで、最後までサービスをしていただいた。


f0066555_219246.jpg 機内から眺めた利尻富士

 窓際の席に座った妻が、窓から利尻富士の写真を撮る。

 連日のように朝のうちは、「濃霧注意報」が出されていたが、昼ごろになって少しは薄らいだ。

 すっきりした晴れではないものの、周りを海に囲まれた利尻島が。



f0066555_2118295.jpg 次の写真は、(眠っていたのか?)私の知らないうちに、妻が撮っていた佐渡


 日本地図の佐渡島の形がくっきり写っていて、思わず「ほーっ」と言う声が出る。


f0066555_21242658.jpg こちら「本家」の富士山

 機内アナウンスで、「まもなく富士上空に...」と案内がある。

 座っている側とは反対側だったが、幸い空席が多くそちらへ移動して眺めた。

 高速道路を走っていて、新幹線に乗っていて、以前成田から中部空港へ向かう機内から...、何度見ても富士の姿は美しい。


 幸いにも最後までいい気分で、旅を終えることができた。
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by t_ichib | 2012-06-11 22:10 | 今日もまた旅の空
何度かめの北海道⑧ 利尻富士は見えなかったが、花は
 昨夜は雨が降った。
 出かける時分になっても少し雨模様で、傘を持って出ようかと迷うくらい。 雨には降られずにすんだが、利尻富士は裾の方がようやく見えるくらいで。


f0066555_9421327.jpg キジムシロ

 昨日、地元の消防士さんに連れて行ってもらった知床側から、元地灯台・桃岩展望台を目指して歩き出す。

 その消防士さんによれば、「逆コースの方がラクだよ」と。
 昨日の私たちはよほど疲れ、頼りなく見えたのだろうか?

 たしかに桃岩側から歩き出す人の方が多く、昨日のその時間には団体客を待ち受ける観光バスが、何台も知床で停車していた。



f0066555_9514333.jpg ノビネチドリ

 この花は昨日も何度も見かけ、レブンアツモリの群生地では、観光客に「その赤い方はハクサンチドリ、白い方がノビネチドリ」と説明しているのを横で聞いており、(花の名は)予習済み。


f0066555_9571693.jpg レブンキンバイソウ

 元地灯台へ向かう道に並んで建つ電柱の「28番目の所を左に入ると、『秘密の花園』がある」と、宿で事前のレクチャーを受けた所へ入る。

 たしかに最初の入り口付近がクマザサに覆われているため、ここに入ってくる人は少ない。


f0066555_1065211.jpg レブンコザクラ

 昨日歩いたコースでは見かけなかった花。 (高山植物園は別として)

 同じ礼文島とは言え、スコトン岬と桃岩コースでは、少し咲く花に違いがあるようだ。


f0066555_10233360.jpg カラフトハナシノブ

 遠めに見た時には青い花なので、フウロかオダマキかと思ったが、良く見ると違った。

 この花も昨日は見なかった。
 花の名は、巡回している自然保護官らしき人などに、遠慮なく訊ねる。



f0066555_10442756.jpg 元地灯台

 灯台から眼下に見下ろせる元地の集落は、海沿いにいける道はなくトンネルが通る。

 歩き始めた頃は朝早くだったので、すれ違う人も少なかったが、このあたりからは多くなる。

 写真を撮りながらトロトロ歩くので、どんどん追い抜かれる。
 もっとも、反対側からすれ違う人の方が多いが。


f0066555_10522986.jpg エゾノエンゴサク

 元地灯台から桃岩展望台への道は、足元近くにエゾノエンゴサク、レブンコザクラなど。

 少し離れた斜面などは、オダマキやフウロ、ハナシノブ、キンバイソウなどが群れをなして咲いており、飽きることがない。



f0066555_1162775.jpg エゾノハクサンイチゲ

 一つの茎から3本、4本とすーっと伸びた花の姿が美しい。

 白い花びらのように見えるのは、萼(がく)なのだそうだ。 (てっきり花びらだと)



 さらに行くと、宿で教えられたとおりのクロユリの群生地に出る。
 「今年はクロユリが多い」とも聞いたが、4日前の野付半島もそうだったのだろうか?



f0066555_1126686.jpg 桃岩展望台から眼下の猫岩

 雨こそ降らなかったものの、元地灯台を過ぎたあたりからモヤが立ち込め、特に桃岩展望台では次々に風に流されてくる。

 少しでもモヤが切れるのを待ち、やっと猫岩をとったが、それでもこんなモノしか。
 そして寒かった。


 猫岩展望台を降り、林道コースに入る。
 このコースの中ほどに、レブンウスユキソウの群生地があるが、開花の時期ではないので、この先を歩く人の数は、一段と少なくなる。


f0066555_11412729.jpg スズラン

 「林道...」とあるように木陰の道に入るので、今までとは違ったスズラン、オオバナノエンレイソウなど花を見かけるようになる。

 木陰ばかりではないので、キジムシロ・コザクラ・オダマキなど、おなじみのなった花々も楽しめる。


f0066555_1148209.jpg ゴゼンタチバナ

 これも木陰に咲く花。

 葉が6枚つくまで成長した株にしか、花が咲かないそうだ。
 四国以北の高地に成育し、奈良・鳥取・愛媛などでは絶滅あるいは絶滅危惧種になっている。



f0066555_12325559.jpg ツマトリソウ

 珍しい7枚の花びらを持つ花。

 6日のオオバナノエンレイソウで、「3枚の花びら...」などと書き無知をさらけ出したが、ユリなどは3枚の花びら+3枚のガクをあわせて6枚に見えるそうだ。



 宿の奥さんにレクチャーを受けた最後の場所。 ハイジの丘へ向かう。

 礼文の滝方面を示す標識の所で、左に折れる。 滝そのものへの道は、今年の大雪で道が崩れ閉ざされている。

 滝方面へは道をどんどん下る。 「帰り道が難儀...」と思いつつ。



f0066555_1382653.jpg エゾツツジ

 エゾツツジの咲くハイジノ丘から先は、しっかり道が閉鎖されていた。

 花の名は帰り道にすれ違った若い女性に聞いた。

 その女性からは「礼文の滝には、本当にいけませんでした?」と訊ねられた。
 「行けない」と答えると、「う~んどうしようかな、その先にきれいな花が咲いているんだけど」と。

 どうやら地元ではないにしても、頻繁に礼文島に来ている人みたい。
 もしかすると、通行禁止の柵を乗り越えるつもりでは...?


 宿に帰り着いたのは、まだ3時を少し回った頃。
 少し早いが、ちょっと疲れたし寒いし、「うすゆきの湯」に浸かることに。
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by t_ichib | 2012-06-10 20:36 | 今日もまた旅の空
何度かめの北海道⑦ 念願のレブンアツモリソウ
 日の出岬でオダマキを見つけた時、「野生のオダマキを見つけたのは初めて」と書いたが、礼文島に来てびっくりした。
 少し町中を外れたあたりには、まるで「雑草のように」(島の人の言葉)咲いている。


f0066555_11265477.jpg 写真のオダマキは、スコトン岬からの4時間コースを歩き始めてから見つけたものだが、バスに乗っている間にも道路わきに生えているのを、何度も見かけた。

 「雑草の...」というのは、たくさんあるということの意味で、きれいな花なので家々の花壇に植えられてもいる。

f0066555_11341955.jpg 白いオダマキは野生のものは発見できず、この花はどこかの家の花壇のものを撮らせていただいた。

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 別の家の花壇には、なんとピンクのオダマキも咲いていた。

 白もピンクもどこかで咲いていたものを、きれいなので移植し育てているのだろう。

 野に咲いている白やピンクも見つけられたら、もっとうれしかったのだが。



f0066555_11433547.jpg 宿のある香深からバスで1時間のスコトン岬

 ここから浜中までの4時間コースの終り近くに、レブンアツモリソウの群生地がある。

 バスには他にも観光客の姿が見られたのに、4時間コースを歩き始めたのは私たち2人だけ。

 ほとんどが浜中でバスを降り、群生地だけを見て帰るようだった。



f0066555_115241.jpg チシマフウロ

 スコトン岬を歩き始めてすぐに、オダマキやこのチシマフウロを始め、さまざまな花を目にすることができる。

 この道を歩かないなんて、「もったいない」と思う。

 もっともその後に桃岩展望台などに行くのであれば、これらの花も見られるだろうけど。



f0066555_11573892.jpg オオミナグサ

 後で見返してみると、オオミナグサはこの1枚くらいしか写真に撮っていない。

 可憐でかわいい花だが、小さくてめだたなかったのか、それともこのあたりにしか咲いていなかったのか?



f0066555_1239267.jpg シャク

 さまざまな花が点々と咲いていたり、大小の群落を作っていたりする。

 私の感覚ではシャクなどは地味な花、それがこのような群落を作っていると、はっと足を止めさせるようになる。



f0066555_13193473.jpg ハクサンチドリ

 このハクサンチドリなども群落を作っている。
 他にも、フウロやハマエンドウの群落があったり、(くどいようだが)オダマキ畑があったりする。

 平地ばかりでなく斜面に、群落を作っていることもあるので、下ばかり見て歩いていると見逃すこともある。
 二人で歩いていたので、教えあったりできたが。



f0066555_13312551.jpg ゴロタ岬

 昨年はここで数人の男性グループと1組の男女と一緒になり、坂を上ってきた息を整えながら、しばらく談笑した。
 今日は私たち二人だけ、空も寒々としている。

 実際には、スコトン岬を出発するときに着込んだ防寒着は、この時には暑くてリュックにしまっていたのだが。


 上り坂は、この先のゴロタ山頂まで続き、やっと上ったと思うと鉄府の海岸線へは、一気に坂を下る。
 こんな上り下りの連続で、咲いている草花がなければうんざりしてしまう。 (今日は残念ながら、海や島々の眺望は望めない)



 坂を下り、鉄府までの海岸線で、レブンアツモリソウが咲いているのを見つけた。
 写真は、あとの群生地の方を載せるが、大幅にフライングしたアツモリソウを発見できたことがうれしかった。

 群生地以外にも咲いている所は他にもあるようで、宿近くの何てこともない坂道の草むらに、昨年3株のレブンアツモリソウが、中学生たちに見つけられ、「フワフワくん」という名前まで付けられたそうだ。

 残念ながら今年は1輪しか、花をつけなかったが。



f0066555_13591730.jpg これもフライングのカワラナデシコ

 昨年はこのあたりで一面のピンクの花を咲かせていたカワラナデシコ、1ヶ月も時期が早いが「1輪くらいは?」と期待しながら歩いていたら、同じ海岸線で2~3輪を見つけることができた。

 1年ぶりの再会は、他にもエゾカンゾウなどにも。


 最初の写真のうちピンクのオダマキは、この鉄府の家並みの庭先で撮らせていただいた。


 鉄府から澄海(すかい)岬までは再び上り下り。

 澄海から先は車道の横の舗装された歩道を歩く。
 傾斜は緩いけど、道の両側はイタドリやラワンフキ。 代わり映えのしない眺めに、上り下りのきつさよりうんざり。


f0066555_14191126.jpg レブンアツモリソウの群生地

 澄海岬から浜中までの4Kmの舗装道路の終り近くに、群生地がある。
 これがなければ、4Kmはもっとうんざりだった。

 私たちのように4時間コースを歩いてではなく、バスでそばまで乗り着けてきた観光客でいっぱい。



f0066555_1425986.jpg 白いレブンアツモリソウ

 近くでお母さんが小さな子に、「ホラこちらは白くて、そちらはクリーム色でしょ」と教えている。
 それを聞いて、色の違いに気がついた。

 元々はクリーム色が本来のもので、白は変種らしいと教えていただく。



 浜中で4時間コースは終了だが、もう2つ見たいところがあり、もう2時間近くを歩くことにした。
 その一つは、宿の奥さんに「是非に」と勧められていた。

f0066555_14364492.jpg ホテイアツモリソウ

 「地元の人は知っているが、観光客は知らずに通り過ぎる」と、たまたま車で横に停まり携帯電話のカメラで撮っていた、地元の女性が教えてくれた。

 花の周りを厳重に柵がしてあり、近づけないようになっている。

 以前に近くで撮影しようとした人の足の置き場が悪く、花ごと周りの土が崩れ、それまで10株ほどあったものが、この3株だけ残ることになった。

 悪気があってしたことではないが、残念。


 その後は久種湖のそばを過ぎ、高山植物園に。
 今日はまだ見ていないレブンコザクラなどがあったが、紹介するのは野性のものを見つけて・・・

 ここでは今日の復習と、明日の予習のために。



 植物園の近くはバスが通らない。
 バスどおりまで出て、近くの人に「次のバス停まで、どれくらいある?」と聞くと、一様に返る答えは、「バスに手を上げれば、停まってくれる」というもの。
 もしかするといつもそうしていて、バス停がどこなのか知らないのでは?


 そうしてトボトボと歩いている姿が、よほど疲れて哀れそうだったのか、通りがかりの車が私たちを乗せてくれた。

 その方は地元の消防署勤務の方で、後で分かったのだが宿の奥さんとは同級生。
 もちろん私たちがその宿泊者などと知らず、乗せてくれたのだが。

f0066555_1553117.jpg 花のこと以外にも、いろんな島の話をしているうちに、アザラシの話題になり、「じゃあ見に行こう」ということになった。

 なんと香深を通り過ぎ、恐縮する私たちを知床の先にまで乗せて行ってくれる。

 写真は望遠で撮ったものをさらに拡大したので不鮮明だが。

 「あそこにいるよ」と言われても、肉眼ではなかなか見分けがつかない。
 と、車から双眼鏡まで持ち出して見せてくれる。 消防士さんの必需品?

 とにかく恐縮しきりの、暖かい島のもてなしだった。
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by t_ichib | 2012-06-09 22:54 | 今日もまた旅の空
何度かめの北海道⑥ 忙しかったが充実した半日
 今日は15:25発のフェリーで礼文島に渡る。
 泊まった宿から稚内港までは170Kmの距離を残しているが、それでも2、3ヶ所の観光をする余裕がありそう。



 国道40号線の山あいの道を走っていると、「中川エコミュージアム」という看板を見つける。 どんな所か良く分からないものの、「ちょっと寄ってみよう」と。

f0066555_22126.jpg 私たちはエコという言葉を、環境破壊や公害を防止する意味で使う。
 その意味で考えると...?

 本来のエコロジーという言葉には、生態学という意味があり、エコミュージアムとは、各地域で受け継がれてきた自然・文化を展示する博物館らしい。

 山村・農村・漁村などで、それぞれ農耕に使われた道具や漁具などを、民俗資料館などとして展示しているのも、エコミュージアム。


f0066555_22265751.jpg 中川町では、上の写真のアンモナイトや、この写真の恐竜の化石などが多く発掘されていることもあり、たくさんの量の化石が展示されている。

 化石とか生物学とかにはまったくの門外漢だが、ここの展示に添えられた説明は分かりやすく、興味深い。



f0066555_2237198.jpg アンモナイトの化石のでき方の解説は、特に面白かった。

 私たちが化石として見ているものが、鉱物が置き換わったりしていて、アンモナイトの遺体そのものではないこともあるのを、初めて知った。


 このエコミュージアムは、廃校になった中学校の体育館を展示室に、校舎を研修宿泊室として利用している。

 そのことは、ごく一般的に使われている「エコ」にも通じる。 地域の方々や卒業生にとっては、廃校は悲しい事実ではあっただろうが。



 まったく偶然に立ち寄ったのだが、入館料200円は「本当に安い」と思いつつ、次のサロベツ原生花園に向かう。。


f0066555_2393487.jpg タテヤマリンドウ

 サロベツ原生花園には昨年の7月にも来ているが、季節が違うと花の種類はまったく変わる。

 昨年はエゾカンゾウの花で、遠くまでまっ黄色に見えた。



f0066555_2328508.jpg ミツガシワ

 花は場所によっても違う。
 同じ北海道といっても気温が違い、咲く時期が異なっていたりする。
 このミツガシワなども、他の地域では見かけなかった。


f0066555_23453637.jpg ワタスゲ

 同じ原生花園の中でも、場所によって咲いている花が異なる。
 花園の説明表示でも、エンレイソウやタチツボスミレなど林内、ミツガシワなどは外周となっていた。

 それだけに園内を回っていて、捜す・発見する楽しみがある。


f0066555_2350456.jpg ツルコケモモ

 ツルコケモモが咲いているのは、どちらかというと湿地だった。
 サロベツ湿原とも呼ばれるように、今まで見てきた他の原生花園よりは、湿地が多いようにも思われる。



f0066555_23552426.jpg イソツツジ

 園内を回り終えてから、職員の一人に「カーナビでは、ここが表示されなかった」という話をする。
 なんと2、3年前にここに移転したそうだ。

 昨年来たのとは同じ場所だが、数年前に来たのとは違う場所だったとは。 (気がつかなかった)

 確かに以前はクマザサが今より多く、花園というには荒廃が進んでいたような気もする。
 加えて私たち観光客が持ち込む西洋タンポポなどの外来種も、移転の理由だったり...?

 島へ渡る直前、思っていたより充実した半日だった。
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by t_ichib | 2012-06-08 21:40 | 今日もまた旅の空
何度かめの北海道⑤ 今日は走るだけ
 礼文島に渡る前に、もう1泊。
 今日は網走から美深温泉に向かう。 来た道をそのまま逆に戻るのではなく、ちょっとだけでも変化をつけようと。


f0066555_220104.jpg 網走を出発して、この能取岬へ最初に向かった。

 8年前にもここを訪れている。 その時には、ハルゼミ(たぶん)の鳴き声がうるさかったのを覚えている。
 そのときと季節はまったく同じなのに、セミも鳴くどころでない寒さ。


f0066555_22284681.jpg 岬の近くには牧場があり、朝早い今は(眠い?、寒い?)あまりが動きがなく、寝そべっている。

 北海道には牧場が多いが、地域によっては乳牛ばかりが飼われていたりする。
 そういう所は、「〇〇牛乳」という名で道の駅などで売られており、気のせいかとてもおいしい。



 能取岬を過ぎると、右側に能取湖が広がる。
 その後もサロマ湖やオホーツク海など、晴れてさえいれば美しい風景が広がるのに、残念なドライブとなった。



f0066555_22585071.jpg ワッカ原生花園

 そんな中、ふと標識を見て立ち寄ったのがワッカ原生花園。
 小清水や知床、野付半島などでは、まだまだあまり咲いていなかったセンダイハギが、ここでは一面に咲いている。


f0066555_23144027.jpg これだけの一面の黄色は、私たちの地方では菜の花畑くらい。
 それがすべてセンダイハギなのは、実に圧巻。

 3~40分をかけてこのセンダイハギ畑を歩いてみると、数は少ないがハマエンドウやエゾカンゾウなど、他の花も見つけることができた。


 このワッカ原生花園は、サロマ湖とオホーツク海との間に細く伸びた砂州に位置する。

 原生花園の職員に声をかけられ、私たち2人だけで原生花園のビデオを見せていただく。
 原生花園の四季を15分足らずにまとめたビデオで、花々の美しさに感激。

 今は一面のセンダイハギだが、季節の移ろいとともに、「一面の〇〇」が変わっていき、壮観。

 現在は、原生花園の自転車道が整備工事中で、走ることができないが、ビデオの中でも花の中をたくさんの自転車が駆け回るさまは、見ているだけで爽やか。


 その工事もまもなく終わる。 その頃に「またおいで」と声をかけられながら、次へと出発。


f0066555_23305095.jpg オホーツク流氷科学館のクリオネ

 円筒形の水槽の中の小さなクリオネを撮ったので、ひどい写真だが。

 このクリオネに関するクイズは、子供と一緒に来ても楽しい。

 流氷に関するQ&Aは、子供向きにやさしく解説してあるものの、私たちのようなジジ・ババにも、かなり難しい内容がある。

 多分撮影は禁止されていないのだろうが、クリオネ以外の展示物などの写真を撮るのを忘れた。


 紋別を出発した後は、(最初の方に書いた)おいしい牛乳を道の駅で飲んだくらいで、ひたすら宿へと車を走らせた。
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by t_ichib | 2012-06-07 21:41 | 今日もまた旅の空
何度かめの北海道④ 峠越えを2度
 今日はウトロから網走、距離はわずかしかない。
 当初の予定では、この近くをうろちょろする予定だったが、昨夜になって予定を変更した。

 知床峠を越え野付半島まで行き、美幌峠を越え網走に向かう。 当初の予定だと80Km程度だったのが、290Kmほどのドライブになる。
 他の土地ならたっぷり1日かかるのに、北海道でならそこそこの観光をする余裕さえある。


f0066555_20463433.jpg 峠を越えてしまう前に、知床五湖に立ち寄る。

 知床五湖の散策のしかたは、以前に来た時とは大きく変わっていた。
 5月の中ごろから7月いっぱいまでは、ガイドの案内で一湖から五湖を回る。
 その前後の時期は、散策コースのレクチャーを受けた後、個々にコースを回る。

 コースの最後に設けられた木道部分だけなら、どの時期にでも自由に歩くことができる。 (そこからでは、一湖しか見られない)

 ガイドの説明を受けながらコースを回るのは、いろんなことが分かって魅力的だが、「所要時間は3時間」だと聞いて、今回は断念する。


f0066555_2121438.jpg 木道から望む一湖

 自由に散策できるのが木道だけに限られているのは、ヒグマに襲われる被害を防止するためだが、あわせて観光客が知床五湖の自然を傷つけないようにするためだと思われる。

 散策のしかたが変わったのは去年からだというが、この次には「3時間」の余裕を取って来てみたい。



f0066555_21351073.jpg 峠を越える前にもう一カ所、知床自然センター
 ここからは昨日船から見たフレベの滝を、陸の上から見ることができる。

 その往復の林の道で、うるさいくらいに鳴いているセミの声。
 樹上を見上げてもなかなか姿が見えない。
 その代わりに発見したのが、セミの抜け殻

 たまたま通りかかったセンター職員に聞くと、ハルゼミとかいう北海道だけに住むセミだとか。
 「本土のセミより、小さい」とも、確かに抜け殻も3分の2くらいか?


f0066555_21535988.jpg そしていよいよ、知床峠

 これより手前の、標高500mとある所でさえ、雪が残っていた。
 外へ出ると風が吹いていて、かなり冷えている。
 薄手の防寒着を用意していたが、ここで着ることになるとは予想していなかった。



 この日は、金星が太陽面を通過する天文イベントがあった。
 前々日くらいのニュースでそのことを知り、「日食グラスを持って来たら良かったのに...」と悔やむ。
 通りすがりに、日食グラスで覗いている人を見かけたら、「頼んで見せてもらおうか?」とも。


 ところが知床峠を越えたあたりで、かなりのモヤで太陽など見えなくなる。
 後で、日食グラスで見たという娘から、「小さすぎて見えなかった」とメールを受け取る。
 太陽をせめてお茶碗くらいに拡大してみないと、金星の影は見られないと知って、悔しさも薄らぐ。


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 野付半島のナラワラあたりの浅瀬で、(急な寒さのため)水蒸気がモヤとなって風に流されているのを見る。

 思わず車を止め、写真を撮ってしまうほどの現象だった。



f0066555_22265894.jpg トドワラのネーチャーセンターで付け焼刃の予習をして、遊歩道を歩き始める。

 前回着た時と季節はほぼ同じなのに、クロユリが大群落を作っているのに驚く。

 前にはこんなたくさんのクロユリは見なかった。


f0066555_22421968.jpg 次に多かったのが、クサイチゴ

 本当は草でなく木だそうだ。 北海道だけでなく、日本中どこでも見られるという。

 赤い実の写真を見て、近くの田んぼのあぜになる「ヘビイチゴの親戚?」かと。


 クロユリが最も多いと書いたが、それは間違い。
 最も多かったのは、外来種の西洋タンポポ
 遊歩道で撮った記念写真を見てみると、道がまっ黄に見える。 私たちが靴の泥とともに持ち込んだもの。


f0066555_22572797.jpg タチツボスミレ

 数が少なく小さいので、良く見ないと気がつかない。

 紫の花のものが多いようだが、この白い花に紫のスジが入ったものが、可憐で美しい。


f0066555_237138.jpg オオバナノエンレイソウ

 花びらの数は5枚とか6枚の花が多いが、エンレイソウのように3枚のものは、他には知らない。

 そして「開花するまでには、10~15年を要する」の説明を見て、実に貴重な花なんだと思う。



 野付半島は、もうすぐ陸続きになりそうなくらい伸びてはいるが、くっついてはいない。
 途中までは車で行けるが、その先の灯台までの、最後は徒歩となる。

f0066555_23375722.jpg その車の鼻先を鹿が横切る

 最初に2頭が道を横切った後、数頭が私の車が通り過ぎるのを待つ。

 鹿にとって車は慣れっこの自然の一部なのかもしれないが、道外から来た私には自然ではない。
 あわてて写真を撮る。 待つ時間が増え、鹿には迷惑なこと。



f0066555_23444211.jpg 美幌峠

 知床峠を越えるまでと、野付半島で時間を取りすぎ、この後は駆け足で先を急ぐ。
 そして美幌峠で、一休み。

 美幌峠にはこれまで2度来ているが、2度とも来た方へ引き返している。 (次の目的地が来た側だったから)

 なんと言うこともないのだが、「一度は峠を越えてみたい」というのが、今日のコースを変えた理由でもある。

 この日は知床峠以後、一度も防寒着を脱げなかった。
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by t_ichib | 2012-06-06 20:09 | 今日もまた旅の空
何度かめの北海道③ 念願の観光船
 20年ほど前に一度乗ったものの、「もう一度」と思っていた知床の観光船。

 前回道東を回ったときには、海が荒れていて観光船が出なかった。 が、今日の天気なら「大丈夫だろう」と。


f0066555_21105240.jpg 弟子屈の宿を出発し、午後からの観光船に乗るつもりで、最初に小清水原生花園へ。

 国道沿いの原生花園駅は、5月~10月の間のみ営業される。
 といっても、それ以外の季節に訪れることもないし、レンタカーだし...

 それでも、ちょうど通りかかったかわいらしい、一両っきりの列車に、一度は乗ってみたい気になった。


f0066555_21335722.jpg クロユリ

 前の写真の駅舎のすぐ近くに、クロユリが群生している。

 すぐ隣にはセンダイハギも咲いているが、そちらはまだ少し早そう。


f0066555_21385719.jpg スミレ

 ハマナスなどは、「まだまだ」という中で、スミレがあちらこちらに咲いていた。

 小さいので、いつもならそんなに目立たないのだが、他の花があまりないので。


f0066555_21392869.jpg ハマエンドウ

 以前、同じ6月に来たときには、たくさん咲いていたハマエンドウ。

 「今回はまだまだ蕾?」と思っていたら、コースの終り近くにいくつか咲いていた。

 それでも数は少なく、宿で聞いてきた「10日ほど遅い」という言葉どおりだと思う。



 原生花園の後は、観光船のウトロに向かう。
 前もって調べてきた観光船の会社に電話をすると、「予約客が少なく運航しない」が、「他の観光船を紹介する」と。 ...良かった。


f0066555_225564.jpg 観光船は最低7人いないと運航しない。
 紹介された観光船は、団体客だけで10名の予約があり、そこに2名・3名と加わり、全部で20名ほど。

 30名以上乗れそうな船なので、窮屈な思いをせずにすみそう。

 観光船には、知床岬まで行く3時間コースのほか、その手前までのヒグマウォッチングコース、カムイワッカの滝コースの3つがある。
 せっかくだから「一番遠くまで」と。



f0066555_2233881.jpg フレベの滝(乙女の涙)

 出航後すぐ、フレベの滝を見る。


f0066555_22355777.jpg男の涙


 フレベの滝のすぐ隣にあるので、「乙女の涙」のついでに無理やりつけた名前?

 2つの滝とも地上部分には川がなく、地下水が崖から海に注ぐ。


f0066555_22501034.jpg カムイワッカの滝

 海から望むこの滝の姿もいいのだが、滝の上方にあるいくつかの滝も有名。
 カムイワッカのの滝といわれ、硫黄を含んだ温泉の湯が流れる。

 知床半島も、カムイワッカまでは車で入ることができ、若者や秘湯ファンが訪れるという。

 写真のカムイワッカの滝は陸路では行けず、また沢の水が混じりではないらしい。



f0066555_23225663.jpg この観光船のセールスポイントの一つが、ヒグマウォッチング

 目ざとくヒグマの姿を見つけた船長が、船を岸壁近くまで寄せてくれる。

 「その中腹の岩の間に」とか、「斜面を動いている」とか教えてくれるのだが、小さいのか私には分からない。

 最後に水際まで降りてきていたこの1頭。 これは私にも見えた。
 この観光船の今日までの「ヒグマ目撃率100%」だとか。


f0066555_23323843.jpg 知床岬灯台

 半島の先端まで来る。
 ここまで来ると、北方領土の国後などが見えるのだが、残念ながら少し前からモヤが出て、見ることができない。

 ここまでの行きは2時間かかったが、帰りは1時間ほど。 その帰りに心地よく寝ていた人はもっと短く感じた?


f0066555_23442229.jpg オロンコ岩

 船を下りると、そのままオロンコ岩に挑戦。

 オロンコ岩は200段くらいの急な階段を上がるので苦しいが、頂上のお花畑が見事。

 前回のしんどかった記憶もあるが、今日の宿まではこの後5分もかからないし、「登ろう!」と。



f0066555_02266.jpg 途中ですれ違った人に、「上には花が咲いていましたか?」と声をかけると、「少ないけど、黄色い花が...」との返事。

 このエゾカンゾウのことか、あるいはセンダイハギか?

 どちらもまだ少なかった。
 前に来たときは、頂上はまさに「お花畑」と思ったのだが。
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by t_ichib | 2012-06-05 21:03 | 今日もまた旅の空
何度かめの北海道② 芝桜のハシゴ
 今日、最初に目指すのは滝上芝桜公園
 宿泊したホテルのロビーにも、この芝桜のすばらしいポスターが貼られていた。

 「芝桜まつり」の期間は6月12日まで、宿の人の話では今年は遅くまで寒かったから、「まだまだ見ごろ」と。

 この公園の名は「たきがみ」ではなく、「たきのうえ」と読むことがそのポスターで分かる。
 北海道のドライブで苦労することの一つが、カーナビの目的地の設定、北海道独特の地名の読みには苦労することが多い。


f0066555_19301275.jpg 写真の上の方、林との境あたりで、たくさんの人が芝桜の中に生える雑草を取っている。
 期間も残り少ないが、少しでもきれいな芝桜を見てもらうために。

 その人たちが残念がるのは、芝桜の中にスギナが生え、しかも年々増え続けていること。

 聞かなければ気がつかなかったが、芝桜の中の緑はほとんどスギナ。



 滝上から紋別にひき返し、湧別に向かう。 いつものことながら、行ったり来たり無駄が多い。
 が、そんな右往左往が後々に、いい思い出として残るかも知れない。


 上湧別チューリップ公園
 着いてみると、チューリップ祭りの期間が終わっていた。 (幸いなのかどうか?)そのため入場料はタダ。

 妻が、「せっかく岐阜から来たのに、残念」と大げさに嘆いてみせると、親切な係員が「奥の方には、まだ少し残っている」と、教えてくれる。

f0066555_19415235.jpg その写真がこれ、肉眼で見るより写真の方がごまかしが利く。
 なんとか、きれいに見える。

 入り口に近い側では、何人かが組になって枯れ始めた花を摘み取っていく。
 その手早さに感心する。



f0066555_1952429.jpg 東藻琴芝桜公園
 ここには8年前にも来ており、丘の上の「乳牛の顔」にも覚えがある。

 駐車場に近い「平地」の芝桜はかなりスギナの侵略を受けており、「やはりここでも?」と思う。

 ところが、手入れの難しいはず斜面の方は、意外にスギナが見られない。
 滝上よりは手入れが行き届いているのだろうか。


f0066555_19583777.jpg 芝桜は、白から、微妙に濃さの違う数種類のピンク、そして赤にいたるまで実にカラフル。

 「このほかに、黄や青があったらスゴイね」といっていたら、ここ東藻琴にはがあった。

 写真中ほどの三角形の部分は、ちょっと薄いがピンクや紫でなく青に見える。


f0066555_2023057.jpg 実は昨日のうちから、見かけていた各家庭の庭の花々
 チューリップ・水仙など...。 その中でも芝桜を育てている家も多い。

 私たちもこの時期に来たのでなければ、こんなに立派に芝桜を育てていることに気づきもしなかっただろう。



 芝桜公園を後にして、藻琴山展望駐車場に出る。 そこからの屈斜路湖の眺めがすばらしい。


f0066555_20173152.jpg その駐車場で出迎えてくれたキタキツネ

 最初駐車場に入った時は、「誰かが連れてきた犬?」と思ったが。

 駐車場には、子供づれの一家ともう一組の車が停まっていたが、珍しそうに写真を撮ったのは私たちだけ。

 小さな3人の子供たちさえ、特別な関心を示すこともない。 北海道だから?



 そこから硫黄山に立ち寄る。
 私たちが入った時には、入れ替わりに出て行った乗用車が1台いただけ。

 私たちだけになり、「観光地としてはわびしいな」などと思っているうち、どういうわけか観光バスばかり続けて8台も入ってくる。


f0066555_2026829.jpg 人ごみに巻き込まれないうちにと、急いでガスを噴出する火口まで。

 風向きが変わったりすると、強い硫黄の匂いが鼻をつく。
 ガスをよけながら、硫黄の鮮やかな黄色を写す。


f0066555_2031726.jpg 摩周湖

 「霧の...」などと言われるのは、たまたま見られなかった観光客を慰めるための、バスガイドさんの常套句?

 私も最初に来た20年ほど前に(見えなかった)そう言われた。 が、その後はほとんど摩周湖を見ている。
 それが普通なのか。 運がよくてそうなっているのか。


 けっきょく、今日もかなりの距離を走った。 美しい花と風景に癒され、疲れはそれほどでもなかったが。
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by t_ichib | 2012-06-04 19:24 | 今日もまた旅の空
何度かめの北海道① ほとんど移動だけの1日目
 昨年に引き続き、再び北海道へ。

 昨年の北海道ではなんと言っても、礼文島で8時間コースを歩き通せたこと。 そして、礼文島ならではの季節の花々に出会えたこと。
 しかし、礼文ウスユキソウには出会えたが、もう一つの代表的な花、礼文アツモリソウには花の時期が違い見られなかった。

 その礼文アツモリソウに会うために、再び北海道に。 ただ、いくら「ヒマを持て余している身」とは言え、それだけでは飛行機代などが贅沢すぎ。
 前後に数日を付け足して、いろんなところを見て回ることに。


 中部空港発の稚内空港行きは、6~8月のシーズンのみ運行する便。
 1日1便、しかも客席数も多くなく、なかなか予約しにくいと聞く。 確かに、予約時には1日、2日の両日は既に満席だった。

 礼文アツモリソウの花の時期は5月から6月はじめと聞いていたので、島の宿の人に電話で聞いてみると、「今年は春が遅かったので、むしろ遅い方が良い」との返事。
 礼文島へは旅の最後の方に渡ることにした。


 1日1便の飛行機は、午後1時ごろに稚内に着く。 それからすぐ、レンタカーを借りて走り出しても、紋別の宿への移動のみ。
 宗谷岬から海岸線を走りながら、時々眺めの良い場所で小休止するくらい。


f0066555_22341350.jpg ウスタイベ千畳岩

 この海岸線を走るのも、3回目くらいになる。
 ウスタイベにも初めてではないが、今日の海の色は本当に青い。

 北海道で、そんなにひどい雨に見舞われたこともないが、この海の青さにはドライブ中の目を取られそうになる。


f0066555_224559.jpg オダマキ

 そこから少し先に行った日の出岬。 奥の方にある展望台に入り、すぐ下を見るとなにやら青い花がいくつも。
 草原に下りてみると、そこに咲いていたのはオダマキ。
 白いオダマキも一緒に咲いていた。

 今まで植物園とかでは見かけても、野性の花に出会うのは初めてのような。

 何度も来ている北海道だが、少しの季節の違いで新しい発見が、こんな小さなことでもいくつかあれば良いのだが。



f0066555_22561795.jpg センダイハギ

 宿に着くほんの直前の、オムサロ原生花園。
 昨年とは1ヶ月早いため、ほとんど花は咲いていない。

 その中で少し花をつけていたのが、このセンダイハギ。
 この花の名は、退職後初めての長期旅行で来た北海道、知床のオロンコ岩で覚えた。

 あれからもう8年。 花にも懐かしさを覚える。


 明日からは、今日ほど距離を走らず、いろんなところへ立ち寄りつつ...
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by t_ichib | 2012-06-03 23:12 | 今日もまた旅の空