<   2012年 09月 ( 9 )   > この月の画像一覧
北海道9日間⑨ 最終日
 昨日の雨は上がったものの、雲は低く立ち込める。
 最終日は11時までにレンタカーを返し、旭川空港を出発しなければならない。

 富良野から旭川へ向かう途中の短い時間で、良いところがあれば立ち寄るぐらい。


f0066555_10124993.jpg 本来なら旭岳を望む絶好のロケーション

 宿泊した宿の奥さんが、「この天気ではどうかな?」と言いながら、勧めてくれたあまり知られていない、旭岳を一望できる穴場。

 この厚い雲に覆われていては、どの方向に旭岳があるのかさえ分からない。


 この旅行中、宿では本を読むかテレビを見てすごすことが多く、6時台の地元北海道のニュースを良く見た。

 中国の反日感情の高まりから、中国人観光客の大量のキャンセルが相次ぎ、観光業に少なからぬ影を落としている。

 私の住む岐阜県も、白川郷が世界遺産となっており、高山や長良川の鵜飼などの観光資源があり、他人事ではない。

 昨年の福島の原発事故以来、激減していた観光客がようやく回復し始めていた矢先の、降ってわいたような災難。


 早く騒ぎが収まって欲しい。
 その反面、それにづけ込んで日本人経営のお店から略奪をするような国は、GNP第2位の文明国のすることだろうかと、腹立たしくもある。


 最後に泊まったペンションは、シーズンオフで宿泊客は私たちだけと言うこともあり、いろんな話をした。
 奥さんは元々は北海道の人ではない。 北海道好きな一人の観光客が、いつの間にか宿を経営する側に。
 それだけに北海道を愛する気持ちは強い。

 小さな宿だが、中国・台湾・フィリピンなど外国人観光客も多いようだ。

 当初は、満室で予約を断っているのに、まぎわにキャンセル(連絡なしで)されたり、無料で貸し出ししている自転車を、「雨が降ってきたから」と駅前に放置し、タクシーで帰ってくるなど、迷惑を顧みないマナーの悪さがあった。

 それを徐々に「しつけてきて」良いリピーターになってきたのに...と。


f0066555_11165531.jpg 飛行機から見下ろす広々とした北海道

 楽しい思い出と、最後に少し複雑な思いを後に旭川空港を出発。

 飛行機より下に雲があり、やがて何も見えなくなる。
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by t_ichib | 2012-09-24 10:03 | 今日もまた旅の空
北海道9日間⑧ ついに雨が
 昨日の天気もあまり良くなかったが、昨夜の天気予報では午後から雨になるらしい。
 しかも、宿泊予定の富良野は特に悪そう。

 「晴れ女」の妻のパワーで、今日まで一度も振られずにいたが、前半のあの猛暑でお疲れか?


f0066555_11492197.jpg ナイタイ高原へ向かう道路わきのヒマワリ畑

 女満別では残念な結果だったので、ここでは何枚かヒマワリの写真を撮る。

 高原に近い道なので、そんなに車の往来もないだろうと思ったのに、停車中に何台も通過する。
 田舎道と思ったが、どこかにつながる重要な道路?

 この少し先で左折して高原に向かう。


f0066555_1295511.jpg ナイタイ高原牧場

 この牧場は公共の牧場として、日本最大。 1,700ヘクタールの広さ。

 高原に上がる手前くらいから、すごいモヤに包まれる。 視界100mくらい?

 写真のレストハウスで、コーヒーを飲みながらモヤが晴れるのを待った。
 だいぶ、見晴らしが良くなったが、それでもこれくらい。


f0066555_12163745.jpg 放牧中の牛

 先ほどのレストハウスからも、牛の群れが見られたが、どれも遠すぎて写真に撮ると、ゴマつぶみたい。
 なにせ牧場が広いのだから、遠いのもしょうがない。

 それでレストハウスからの帰り道に、たまたま発見した牛たちのスナップ。
 先ほどのモヤは、少し高度が下がってもう大丈夫。


f0066555_12251176.jpg 狩勝峠を越える

 峠の名は、石狩・十勝から一字づつ取ったという。 さぞかし、アイヌ語に語源をもつ「ゆかしい名前か?」と思ったが。

 この碑は駐車場とは、道路を挟んだ反対側にある。
 さらに右側に小高い丘があり、そこからだと十勝平野が一望できる。

 丘からの眺めは、曇り空のためイマイチだったが、たまたまそこにパラグライダーで飛び立とうとしている人がいる。
 が、風が強いためかなかなかスタートを切らない。


f0066555_12402633.jpg ようやく舞い上がったパラグライダー

 しびれを切らせて駐車場に戻った時に、ようやく舞い上がった。

 ず~っと前から見ていた人がいて、この前に既に3人が降りて行ったとのこと。
 とりあえず待機している人がいないので、これ以上は待ってもムダ。


f0066555_12455138.jpg 十勝岳はまったく紅葉していなかった

 富良野に入ると、豪雨と言っていいくらいの雨が降り出す。
 それでも「もしかして」と、十勝岳温泉まで車を走らせる。

 その結果、雨は上がらず、期待の紅葉も気配さえなし。


f0066555_12514018.jpg 富田ーファームは傘を差して

 十勝岳が残念だったし、散策のつもりだった時間が余ったこともあり、宿に入る前に2、3ヶ所立ち寄っていくことに。

 ラベンダーの時期なら、観光客であふれるほどだが、駐車場にも苦労なく停められた。

 さすがに観光農園なので、ラベンダーこそ終わっているが、秋の草花が彩り鮮やかに植えられていた。
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by t_ichib | 2012-09-23 10:51 | 今日もまた旅の空
北海道9日間⑦ 少しのどかな所ばかり
 北海道に着いた後の2、3日はびっくりするほど暑かったが、ようやく朝夕は半そでの上にカーデガンを着込まねばならない、北海道らしい気候になった。


f0066555_921553.jpg 釧路の和商市場

 出かけてくる前に娘・息子に約束してきたので、ここでおみやげを送る。
 届くのは、私たちが自宅に帰りつく頃。 ちょうど良い頃合か。

 ホテルを出て一番に立ち寄ったので、駐車場もがら空きだったが、帰る頃にはやや賑やかに。

 市場からすぐ目の前の釧路駅の雰囲気を味わってから、釧路を出発。


f0066555_9131256.jpg 池田のワイン城

 工場見学もできるようなのだが、あいにくの休日。
 ショールームのような見学施設で、ビデオ映像で「こうやって作るのか?」と。

 売店にある試飲コーナーはセルフサービス。
 好きなだけ注ぐことができる。 私は飲めないので、ほんの1~2ミリほど。

 工場の外側には、少しだけぶどう畑がある。 きっと大規模なのは、別の場所に。



 釧路からの道に限らず、どこも同じような風景が続く。
 それが不満ではなく、国道沿いなのにすぐそばに、広い牧場やジャガイモ・トウモロコシ・ビートなどの畑が連なり、林や原野もあるのがいい感じ。

 見晴らしの良い所では、時々車を停める。


f0066555_937353.jpg 十勝ヒルズ

 前もって調べてきたガイドブックには、「ガーデンパーク日新の丘」とあった。
 途中の道路案内には、十勝ヒルズと。

 名称が変わったのか、両方とも使用されているのか、カーナビでは「ガーデン…」で行き着いた。


f0066555_12525195.jpg ここにはレンタルファームもあり、収穫期に間近かで観光客ばかりでなく、家族連れの姿もあった。

 園内を歩き始めて、親子連れがバギーカーに乗っているのを見つけた。
 遊園地などの乗り物にくらべ、自分で運転できるのが面白そう。

 とはいえ、日頃の運動不足解消のため、少しでも自分の足で歩かなければ。



f0066555_13394726.jpg 一時有名だった愛国駅

 十勝ヒルズを目指している時偶然見つけた、愛国駅方面を示す道路案内。
 「きっとこの近くなんだろう」と、ここまで車を走らせた。

 老年にとってはつい昨日のような気がしてしまうが、ブームになったのは昭和48年にNHKで紀行番組で紹介されたのが、きっかけだったとか。

 私にとっては、芹洋子さんの明るい歌声の方が、記憶に残っているが。 それすら、娘・息子が生まれる前。

 「愛の国から、幸福へ」のキャッチフレーズで、幸福駅行きの切符は1,200万枚も売れたそうだ。
 廃線から既に25年、今も私たちのように当時の若者が、パラパラと訪れる。


f0066555_1481991.jpg 十勝川温泉の展望台から

 いつもならペンションなど小さな宿が多いのだが、今回は大浴場を持つ宿に4回宿泊した。
 二度も、三度も浸かるほどの風呂好きではないが、体を伸ばせるのはやはり良い。

 車で越えてきた橋の方などを眺めるが、旅の終盤になってお天気が少し悪く、遠くの方はかすんでいる。


f0066555_14194716.jpg 宿からすぐ近くの公園

 とりたててどうって言うこともない公園だが、周りをぐる~っと広い芝生が取り囲む。
 正面の鮮やかなものは、花時計。

 宿に入る前の時間調整くらいのつもりで立ち寄ったのだが、夕方になるとさすがに寒くなり、早々に...。
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by t_ichib | 2012-09-22 08:45
北海道9日間⑥ 鶴居村には鶴がいなかったが、
 昨日、裏摩周から表(第三駐車場)への長い距離を移動中、「900草原」という標識を見かけた。
 泊まった宿から近そうなので、宿の人に道順を聞いて出かけた。


f0066555_20385462.jpg ぐるっと360度が見渡せる900草原

 名前の由来は、草原の広さが900ヘクタールもあることから。

 私もその一人だが、「なんで、そんな名前が?」という疑問が、観光客をここまで走らせる。

 周りはぐるっと草原が広がり、遠くにはいくつもの山々が望める。
 その草原に放牧されている牛の姿があれば、もっとのどかな気分を味わえただろうが。


f0066555_210565.jpg 双湖台から見下ろすペンケトー

 今日の目的地は釧路、昨夜まで右回りで行こうか、左回りにするかと迷っていたが、とりあえず阿寒湖方面に向かうことに。

 双湖台とあるが、上の湖パンケトーは肉眼ではかろうじて分かる程度。
 カメラで撮るには、相当な倍率の望遠レンズが必要だろう。


f0066555_21201454.jpg 阿寒湖と雄阿寒岳

 湖の右手の方には散策路があり、ボッケと呼ばれる温泉の湧出口がある。
 前回はそこまで行ってみたが、今回は車を停めた場所が反対側、散策路の入り口までがかなりある。
 前にも歩いたことだし、今回はパス。


f0066555_21332746.jpg オンネトーの奥にある湯の滝

 今まではこんな滝があるのを知らず、ここまで来るのは初めて。

 駐車場からは片道2~30分ほど。
 林の中の道を歩く。 花の多い時期だともっと良かっただろうが、時々ちょっと変わった小鳥を見かけたりできた。


f0066555_21405868.jpg 滝といっても、豪快に水音のする滝ではない。
 斜面を流れ落ちるように湯が流れる。

 階段を登った上にある池。
 以前はここで露天風呂を楽しんだのかもしれない。

 実はここは、珍しい現在でもマンガンが作られている鉱床なのだそうだ。

 水に溶けているマンガンが、微生物の働きにより酸化マンガンに生成される。

 そんな珍しい現象を保護するため、現在では入浴禁止となっている。
 下側の池は酸化マンガンのせいか、赤っぽい色をしている。


f0066555_2213957.jpg 鶴居村の鶴見台

 オンネトーから一転して、鶴居村へ。

 途中では1ヶ所ひどい悪路を通る。
 それなのに、ここでは鶴は影さえ見えない。

 その代わり、以前はなかったきれいな花壇ができている。
 写真の左手奥が、たぶん餌のない冬場に給餌をされている方のお住まい。



f0066555_22211471.jpg 偶然見つけた鶴たち

 あきらめて細岡展望台に立ち寄り、さらに温根内ビジターセンターに向かう途中に、「あれっ」と。

 畑や、草地で餌をとっている鶴を見つけた。
 一度見かけたら、そういう目で見るせいか、何ヶ所でも見つける。
 そのたびに車を路肩に寄せ、写真撮影。

 その中でも一番近くにいた鶴が、上の写真。

 ところで、この後の温根内の散策路に、いくつかあったクイズの一つ。
 「鶴の黒い羽は、どの部分にあるか?」というもの、自信をもって「尾」と思ったのに、正解は風切羽なんだそうだ。
 (写真でも、尾にみえてしまう)


f0066555_2256771.jpg 湿原内で一番目立ったウメバチソウ

 今日も旅行中一、二を争う走行距離、温根内ビジターセンターに着いたのは少し遅い時間。
 センターの人に聞き、少し短いコースを歩くことにした。

 「その場合でも、ここはお勧めだから...」と親切に地図にしるしを付けていただく。


f0066555_2385471.jpg リンドウ

 花の時期には遅く、半分枯れたようなものが多い中で、きれいに咲いていたので。

f0066555_2313322.jpg トリカブト

 同じような青い花だが、いわずと知れたトリカブト。

 伊吹山のお花畑で見るトリカブトとは、色も形も少し違うような。

 イブキでは群生していたが、ここではコースの終りの2ヶ所ほどで見かけたのみ。
 花が咲いていないと見つけられないので、もしかするともっと早い時期なら、大群落を作っているかも知れないが。
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by t_ichib | 2012-09-21 17:24 | 今日もまた旅の空
北海道9日間⑤ 知床五湖から摩周湖へ
 6月に来た時には、以前と違って自由に五湖には立ち入れないようになっていた。

 知床にはヒグマが出没し、特に子育ての時期となる初夏から夏にかけては、人が襲われることもある。
 その時期には、専門のガイドに引率されてでないと、五湖には立ち入れない。

 子育ての終わった今の時期はガイドツアーのほか、短時間のオリエンテーションを受講してなら、個人でも散策することができる。


 オリエンテーションの目的は、ヒグマに遭遇したときの対処方法、世界遺産・知床の自然を守るためのマナーの徹底にある。
 あわせて、その受講費用を世界遺産の維持・管理に役立てる。


f0066555_19195326.jpg 出発して最初に行き着く五湖

 コースは五湖から一湖へと、数字とは逆の順に回る。
 時間が限られた人のため、ニ湖と一湖だけを回る短いコースもある。

 しばらく前までの時期は、センターにガイドが待機しており、いつでもガイドツアーに参加できたようだ。
 いまは事前予約が必要だったらしい。

 個人散策に不満はないが、ガイドツアーだといろいろな話が聞け、面白そう。


f0066555_19353341.jpg 三湖

 散策コースは三湖の周囲の4分の三くらいを、ぐるっと回る。

 その周囲の木立を歩いていたとき、白い幹の両側に黒いものが2つくっついているのを発見。

 「何だろう?」と立ち止まった私の横で、妻が「リスだよ、リス!」と叫ぶ。
 カメラを構えるまもなく、2匹は素早く林の中へ消えていった。

 実はこの旅行中に、もう1度リスに遭遇したが、その時もあっと言う間もなく逃げられた。


f0066555_19455972.jpg コースの終盤・一湖

 対岸に見える木道は、ヒグマなど上がってこれないように、かなり高く作られている。 (害獣よけの弱電流も)

 時間の取れない観光客は、この木道から一湖だけを眺めることができる。 (私たちも6月にはそうした)


f0066555_19555458.jpg リスには逃げられたが、鹿は

 知床五湖の駐車場を出て、国道に出るまでの道で3度も鹿に遭遇。
 そのどれもが、カメラを構えてかなり近づいても、逃げようとしない。

 朝、駐車場に向かって走ってきたときはいなかったはず。
 この鹿たちはきっと「重役出勤?」と思うと、ひとりでに頬がゆるむ。


f0066555_2055860.jpg 神の子池

 ガイドブックにあまり知られていない観光スポットと、紹介されていた。
 ただし、カーナビでは出てこない。

 地図を頼りに車を走らせると、近づくにつれ「神の子池」の標識が出て、ほっと安心。

 神の子池は、摩周湖の水が伏流水となり湧き出したものと言われている。

 摩周湖はアイヌの言葉では、「神の湖」という意味を持ち、その子供だから「神の子池」となるようだ。

 水温8℃の水が、1日12,000tも湧き出るといわれている。



f0066555_20193354.jpg 鹿に続いて、キツネも

 こちらを警戒しつつも、リスのように一気に逃げ去りはしない。
 なんとか3度くらいシャッターを切る余裕があった。

 私たちは車を路肩に寄せて、カメラを向けるが、(たぶん)地元の人は平然と通り過ぎる。
 きっと珍しくもないだろうから、当然なのだろう。


f0066555_202864.jpg 裏摩周展望台

 神の子池から裏摩周までは、想像していたよりはかなり近い。

 観光バスが立ち寄る第一展望台や、第三展望台とは反対側にあり、ここに来るのもむろん初めて。

 第三展望台などに比べるとかなり低いいちにあり、立ち木にジャマされ視界が広くない。


 そういう面でやや不満が残り、「やっぱり第三展望台に行こう」と。

 ...、ところがほんの湖の対岸なのに、道はぐるっと回り込まねばならず、たしか裏摩周から第三まで1時間ほどかかった。

 おかげで車の走行距離は、今回の旅行中でも一、ニ。
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by t_ichib | 2012-09-20 18:21 | 今日もまた旅の空
北海道9日間④ 北海道といえば鮭
 北海道も何度目かとなると、同じ町・同じ観光地を2度、3度と訪れることもある。
 レンタカーを走らせながら、隣で妻が「ここでは、前にこんなことがあった。」、「こんなことをした。」などと話す。

 その話についていけないことは多い。
 楽しそうに話す出来事の多くが、私の記憶から剥がれ落ちてている。

 楽しい旅行中のはずなのに、「認知症」に限りなく近づいているのではないかという不安に、心おだやかでいられない。


 そう思いつつも、たとえ同じ町を歩くにしても、何か一つでも新しい発見があればよいがとも思う。


f0066555_20304356.jpg しおさい公園からの網走港

 昨夜、宿でインターネットで見つけた隠れた観光スポット。

 住宅街に隣接し、駐車スペースは数台程度。
 観光客よりは、地域住民のための施設か?

 天都山展望台などより、ずっと間近に港を見下ろせ、遠くは能取岬まで望める。
 ちょっとした穴場を発見したようで、少し良い気分。


f0066555_2112563.jpg 海岸線に竿を並べる釣り人たち

 写真が小さくて竿までは見えないかもしれない。

 昨日、はな・てんとでコーヒーを飲みながら、お店の人と話したことで、良く分かった。

 川に少しでも入った鮭を捕るのは、産卵のために遡上するのを妨げることになり、少し重い罪になるらしい。
 海を回遊している鮭を吊り上げるのは、おかまいなし。


 写真を撮ったのは北浜駅近く。 それまでの海岸線でも、その先でもたくさんの釣り人を見かける。



f0066555_2119053.jpg 小清水原生花園駅、ちょうど入ってきた列車

 1時間に何本の列車が動いているのか?
 この駅でちょうど列車が入って来るのに出会うのは、初めてのような気がする。

 列車は着いたが、降りる人はいない。
 原生花園の花の少ない時期だからだろうか?


f0066555_21404695.jpg ナミキソウ?

 あまり見かけない花だったので、帰ってからインターネットで調べた。
 海岸線に咲き、「波が来る」からナミキソウの名が付いたとか。

 原生花園では、以前にクロユリ・スカシユリなどが咲いていた場所を見てみたが、花が咲いていないとどの花だったか分からない。
 「確か、このあたりだったのに…」と。


f0066555_21462919.jpg 標津のサーモンパーク

 大水槽の中を、他の魚たちと一緒に泳ぎまわる鮭、口の辺りの表情はちょっと怖い。

 鮭の人工孵化の様子を、映像で見る。

 係りの人の話では、(正確な数字は忘れたが)放流した稚魚が戻ってくる率は、十数%とかでかなり高い。
 「放流する時期が良いのでは」との話だった。

 もっともこの孵化施設まで遡ってくるのは2%とかで、残りは定置網などで捕らえられ、私たちの食卓に上る。


f0066555_221047.jpg チョウザメの水槽

 施設内には、外国の鮭の飼育水槽などのほか、ちょっとしたお楽しみコーナーもある。

 チョウザメには歯がないので、かまれても安全。

 「指を入れてみよう」とか書かれているが、小さくともサメの顔をしたのが、大きな口を開けて近づいてくると、思わず指を引っ込めてしまう。

 ドクターフィッシュなら、くすぐったいのさえ我慢すれば、手に付いた垢をきれいにしてくれるが。



f0066555_22135969.jpg 羅臼のビジターセンター

 知床峠を羅臼側からウトロへ向かって走るのは初めて。

 同じ道でも進行方向が逆だと、風景が違って見える。

 羅臼のビジターセンターにも、初めて入る。

 展示や映像を見て、少しゆっくりする。

 回遊する鮭は障害にぶつかると、海側に方向を変える。 その習性を利用して、定置網は海に向けアルファベットのTの字型に立てる。
 上の横棒部分に魚を捕らえ、逃がさない工夫がされている。

 これで今日1日で、鮭に関する新知識を3つほど得たことになる。


 知床峠を越え、知床自然センターにも立ち寄る。
 ここには何度も来ているので、館内には入らずプユニ岬まで散策。

 先端の滝は、6月に来たときに比べ水量が少ない。 この方が「乙女の滝」らしいのかなとも。
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by t_ichib | 2012-09-19 19:36 | 今日もまた旅の空
北海道9日間③ サロマ湖のサンゴソウ
 今日は今回の旅の最大の目的地、サンゴソウのサロマ湖へ出かける。


 その前に1ヶ所、隠れたサンゴソウ群生地として紹介されていた計呂地(けろち)交通公園に立ち寄る。

f0066555_16131544.jpg 群生地へ続く木道

 ここは廃線となった計呂地駅の跡地が、交通公園として整備された。

 駅舎は資料館として残され、SLも展示されている。

 ちょうど私たちが着いた頃、たくさんの車が公園に入ってきた。
 「ここのサンゴソウは、こんなにも有名?」と、とっさにそう思ったが、その人たちは隣接するゲートボール場に向かう。
 この木道を歩くのは私たちのみ。


f0066555_16241385.jpg 計呂地のサンゴソウ

 この近くの地図が良く分からないが、ここはサロマ湖でも最も奥まった所にあるのだろう。

 緑に見えている部分も、もしかするとサンゴソウなのかも知れない。
 今年の秋は暑いので、色づきが遅れている?


f0066555_16325031.jpg ギムアネップのサンゴソウ群生地

 残念ながら、一面に真っ赤なサンゴソウは見られなかった。

 実は、サンゴソウの色づき不良を改善するため、対策事業が行われたのだが、サンゴソウが剥がれてしまうという逆効果を生んでしまった。

 写真では、サンゴソウがある方へとカメラを向けているが、本来ならサンゴソウの群落があったらしき場所が、むき出しの砂地となっている。


 このことは、地元北海道では大きなニュースだったらしく、この先訪れた網走や知床でもお店や宿の人たちが、「善意でやったことなのに、残念な結果に...」と言っていた。



f0066555_16483469.jpg ワッカ原生花園・ネイチャーセンター

 6月にここへ来たときは、自転車道の整備工事中だった。
 その時から「今度来た時には、ぜひ...」と楽しみにしていた。

 この日の北海道は30℃を越す猛暑、「自転車で走り回るのはどうかな?」と心配だったが、風が適度に吹いており、そんなに汗をかくこともなかった。


 自転車道はワッカの森まで続いており、ゆっくり往復する。

 夏休み中とか、もっと花の多い時期ならたくさんの人が自転車で繰り出すのだろう。 それでもこの猛暑の中、何組かの人と自転車ですれ違った。


f0066555_1764255.jpg ヤナギタンポポ

 自転車で往復する間、一番目立っていたのは真っ赤なハマナスの実。 まだピンクの花も残っており、ずいぶん花の時期の長いんだなぁと思う。

 他には紫のクサフジ、黄色のアキノキリンソウなどが目立つ。


f0066555_17152059.jpg 白いツリガネニンジン

 何だが分からなくて、ネイチャーセンターの人に聞くと、「ツリガネニンジン」と教えてくれた。

 ツリガネニンジンというと、紫と思い込んでいたのに、白い種類もあるんだとはじめて知った。
 もちろん紫の花も見かけたが。


f0066555_1722419.jpg カワラナデシコ

 今年は6月に、少し早咲きのなでしこを見た。
 同じ花を9月に見ることができるなんて...

 良く見ると、同じ株から出た花の8割くらいが、花を咲き終え枯れた茶色をしているのに、残りの部分がやっと花を開いた。
 ...というものが多い。



f0066555_17355014.jpg 女満別・朝日が丘公園のヒマワリ

 サロマ湖からいったん網走を通り過ぎ、一気に女満別まで。

 開花状況は、ご覧の通りで終わっていた。
 今回のたびはよほどタイミングが悪かったのか、季節外れの猛暑が悪いのか、目当ての花にはことごとく振られた。

 それでも目的地ではないが、別の場所でヒマワリもコスモスも見られたことだし。

 ここ朝日が丘公園では、別の畑にヒマワリの苗が植えられている。 10月の中ごろには、再び満開になることだろう。


f0066555_1750336.jpg 天都山のはな・てんと

 天都山には前にも上がったが、ここは初めて。

 今日一日、すごく暑かったので、アイスコーヒーを飲みながら、お店の人と話をしたり、きれいな花を眺めたり。

 サンゴソウ観賞に費やす予定の時間が、大幅にあまりここでゆっくり時間調整をして、網走のホテルへ向かう。
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by t_ichib | 2012-09-18 15:57 | 今日もまた旅の空
北海道9日間② 太陽の丘へ
 昨夜は美瑛泊まり。

 当初の予定では、「そろそろ紅葉が始まっているのではないか?」という期待から、旭岳のロープウェーに乗ってみようかと考えていた。
 ところが北海道では9月に入っても、地元の人がびっくりするほどの暑い日が続き、紅葉は気配さえない。

 今朝は雨こそ降っていないものの厚い雲に覆われ、旭岳に登っても眺めを楽しむこともできない。
 「それならば」と、少し美瑛でゆっくりして行こうと。


f0066555_203053.jpg ゼルブの丘

 泊まった宿から10分ほど、国道を走っていてもすぐ目につく。

 初めて長期間の北海道旅行をしたとき、最終番に体調不良に陥り、ここの芝生でぐったり横になっていたのを思い出す。

 そのときは6月、季節は違うが同じようにきれいな丘だったのに。


 丘の町といわれる美瑛、いくつかの丘や「マイルドセブン」、「ケンとメリー」などの木を見て回る。
 どちらも娘や息子が生まれる以前に、CMで話題になった。 その映像を見たこともない若い人たちも、ここを訪れる。


f0066555_2125412.jpg 色彩の丘

 上のゼルブと同じような写真だが、カラフルな帯がず~っと伸びているのがすばらしい。

 時間に余裕ができたこともあり、美しい花々を眺めながら、日頃の運動不足を少しだけ解消。
 お天気だけが今ひとつ。


f0066555_213635.jpg 層雲峡・銀河の滝

 少し手前に流星の滝もあり、銀河・流星と2つセットで呼ばれることが多い。

 駐車場から少し山を登った「双瀑台」からは、両方の滝を一度に見られる。
 が、今回は一つづつ個別に眺める。 (けっこうしんどい坂道なので)

 層雲峡にはもう一つ、大函・小函と2つセットで呼ばれる名所があり、切り立った大きな岩に圧倒される。
 小函近くの散策路は、数年前から落石の危険があると言うことで通行禁止になっており、美瑛でゆっくりしすぎたこともあり先を急ぐ。


f0066555_21592613.jpg 太陽の丘のコスモス

 今日の最大の目的地・太陽の丘のコスモスは、残念ながら最盛期を少し過ぎていた。

 ここに来るまでの道路沿いなどに植えられたコスモスは、「ちょうど見ごろ」というものもあり、着くまでは期待していたのに。


f0066555_2263274.jpg 同じ公園のキバナコスモス

 その代わりキバナコスモスは最盛期。

 ないものねだりをするようだが、一面のピンクと黄色、どちらも見たかった。


 今日の宿は生田原温泉。 旭川便に搭乗前のビジネスホテルとあわせ、小さなお風呂が続いたので、ゆっくりお湯に浸かって。
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by t_ichib | 2012-09-17 19:34 | 今日もまた旅の空
北海道9日間① 旭山動物園
 今年2度目となる北海道へ。 前回は6月にレブンアツモリソウを見ようというものだった。
 今回は、サンゴソウを見るのが最大の目的。 あわせて一面のコスモス畑、ひまわり畑も見られるといいなと思いつつ。


 中部空港から旭川空港に着き、レンタカーで出発できたのは1時近く、初日は半日足らずなので、旭山動物園に久しぶりに入園することに。


f0066555_10442950.jpg クモザル・カピパラ館

 「混合・共生」をテーマに異種の動物を一つの檻で飼育。
 オオカミとヒツジとでは、こんなことはできないだろうが、お互いをどんな存在として見ているか、興味深い。

 見ている間には、特別にじゃれあったり、ちょっかいをかけている様子もなったが、自然界ではこんな接近・遭遇も珍しくはないのだろう。

 カピパラは世界最大のねずみ、泳ぎも得意で足には水かきもついている。

 残念ながら見ている間には、その泳ぐ姿は目にできなかった。
 というよりは、ず~っと身動きもせず立ちつくしているのみ。

 それに比べクモザルは、いっときもじっとしていることなく、動き回る。
 2ショットを1枚に収められたのは、これくらい。 (クモザルは小さく...)


f0066555_10552024.jpg チンパンジー館

 建物内部で見た大人のチンパンジーたちは、ほとんど身動きもせず座っているのみ。

 何を考えているのか、その哲学者風の表情には興味を惹かれないこともないが、長く見ているのは飽きてくる。

 それに比べガラス張りの通路の上の子供たちは、追いかけっこをしたり、じゃれあったりで、多くの人の足を止める。
 右側のお兄さん株は、「ガキどもはしょうがないな」とでもいうように、その動きを追いかけるのみ。


f0066555_1131408.jpg アザラシ館

 大水槽から見えない足元を通り抜け、円柱水槽を上下するアザラシ。
 円柱が凸レンズの働きで、アザラシを大きく見せ迫力満点。

 大水槽の右上から現れ、ゆったりと泳ぎながら右下に消える。
 どういう訳か、上側では腹を上に、下側では背を上にして泳ぐ。

 「どのアザラシもそうなのだろうか?」と、しばらく大水槽の前で眺め続ける。


f0066555_1320462.jpg アザラシのモグモグタイム

 ここに来る少し前に、白熊のモグモグタイムがあったが、館内に入る人たちの長い列に並ぶのをあきらめた。 (3連休の真ん中では...)

 こちらは屋外だったので、何とか隙間に体を入れられた。

 水中ではあんなに優雅に泳ぎまわっていたのに、陸上では動きがぎこちない。
 飼育員の説明では腕と腹を使って、身をくねらせるようにして不器用に這う。
 後ろ足は歩くにはまったく役に立たず、水中で船の舵の役割を果たす。



f0066555_13453366.jpg ペンギン館

 アザラシ同様、水中では風を切るように(水?)飛び回るのに、陸上ではなんともぎこちない。
 体も小さく、人間で言えばようやく歩き始めた1才児並なのが、ほほえましくかわいらしく感じさせるのかもしれない。

 前回だったか、園内を散歩のように行進するのを見た記憶がある。

 旭山動物園では、子供の人気ナンバーワンの象がいないのにもかかわらず、こんなに人気が高いのは、動物たちの見せ方に工夫があるからだろう。


f0066555_13545111.jpg 小獣舎のタヌキ

 なかなか動きが素早くすぐ茂みに隠れてしまうので、うまく写真が撮れない。

 人間に見られ続けることでストレスを感じてしまう動物のため、「こういう茂みが設けられているのかな?」と思いつつシャッターチャンスを待つ。

 旭山では、飼育員の説明ばかりではなく、いろいろな説明が書かれていたりする。

 前回来た時の説明で、タヌキと良く似たアライグマとの違いや、アライグマは手先が器用で木登りができ、ペットから野生化したものが鳥の巣を荒らす害獣となっていることを知る。


 元々アライグマは日本にいない外来種、今の子供たちは知らないアニメ「あらいぐまラスカル」の人気で、ペットとして飼われたものの予想外の獰猛さに手を焼き、捨てられたものが繁殖した。

 そういう動物たちには罪のない行為で、農作物に被害が出ている例も多い。

 旭山動物園では、そうしたことへの注意も喚起しているようだ。
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by t_ichib | 2012-09-16 10:02 | 今日もまた旅の空