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台湾旅行③ もう最終日
 最終日は忙しい。
 昨日回り損ねた1ヶ所の観光が今日に回った上、帰国のための荷物のパッキングなどがある。

 朝食が7時から、出発が7時半と言う。 「そんなのはとても無理だ!」との苦情に、ホテル側に交渉し朝食を10分早め、出発を10分遅らせる。
 さらに、免税店でのショッピング時間を少し短縮。

 それでも忙しい。


f0066555_98529.jpg 中正紀念堂

 ここが前日回り損ねた所、紀念堂の周囲は15,000㎡もあり、実に広々としている。

 『自由広場』と書かれた門の間に、中正紀念堂が写っている。

 中正とは、初代大統領蒋介石の本名で、彼を顕彰する施設。


f0066555_9373468.jpg 忠烈祠の衛兵交代

 本来は2箇所で行われる衛兵交代だが、現在は大門付近が工事中で、大殿のみで行われた。

 観光客にとっては、衛兵交代のセレモニーが人気だが、彼らにとってはその後の一時間の方が大変。
 微動だにしない(瞬きさえ)1時間は、私たちには想像もつかない。


 彼らは職業軍人ではなく、徴兵制により軍務につく若者たち。
 身長・体重などの基準を満たし、厳しい訓練をパスしたものたちだけが、交代で任に着く。



 最終日の観光のメインは故宮博物館
 十分とは言えないが、2時間ほど説明を受けたりしながら見て回った。

 ここでの一番人気は、ヒスイで作られた白菜。
 博物館に入るまでは「ぜひ見るべき」と薦めていたガイドも、それを見ようとする人の長蛇に列に「パスしましょう」と。

 前回見たとき、白と緑の素材を生かした見事な作品と思ったものの、「こんなに列を作ってまで」とは。
 あのツタンカーメンの『黄金のマスク』さえ、こんなには並ばなかった。


 前回経験済みだが、出退勤時間のバイクの隊列も印象に残った。
 ガイドは、国民所得が日本ほど出ないので、みんなが車をもてないと言うが、この人たちがすべて車で通ったら、交通が麻痺してしまう。 賢い選択をしているのでは。

 台北では部分開通している地下鉄の、全線開通がまもなく完成する。
 その頃にはこの風景にも、変化が現れるのではないか。


 交通関係で、「ちょっといいな」と思ったのだ、高速道路の料金。
 料金所が何ヶ所かあり、料金所を越えなければ無料。 超えたとしても、日本よりかなり安い。

 高速道路の従量制を検討中ということだが、その場合でも近距離は無料になるらしい。


 町には圧倒的に日本車が走り、東北大震災の時には多額の義捐金を寄せてくれた国。
 尖閣列島の問題が生じてから、いくぶん微妙な面もあるかもしれないが、この国では放火・略奪などは聞いたこともない。
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by t_ichib | 2012-10-26 08:47 | 今日もまた旅の空
台湾旅行② 列車の旅満喫
 台湾の面積は九州よりやや狭い。 そこに2300万の住民が暮らす。 日本以上に人口過密地帯と言えるだろう。
 しかも、地形的には高い山が多く、平地に人口の多くが集中する。

 平地は昨日まで旅行してきた台湾の西側に多く、今日これから向かう東側は山岳地帯。
 そこに住む人は、台湾の原住民などの少数民族が多い。


 3日目(10/24)高雄~台東~花蓮

f0066555_12341438.jpg 高雄駅

 子供の頃、当時の学校の先生から「中国語では、汽車は車のこと。 火車が汽車のこと」と、教わった。
 町でよく見かける看板の『汽車』の文字を見て、そのことを思い出す。。

 言葉の違いだけでなく、乗車後の切符にも違いがある。
 新幹線を下車した後、自動改札機から切符が出てくる。 それを持ち帰る。

 自動改札のない路線でも、使用済みのスタンプを押せば、その切符を持ち帰ることができる。

 毎日利用する人にとってはゴミだろうが、私たちにとって良い記念品になる。


f0066555_13104384.jpg 高雄からの列車

 発車した『火車』は一度南へ下り、ぐる~っと回り込んで北へと向かう。
 予想通り単調な山あいの風景。 他の乗客もいるので、ガイドの説明もない。

 170Km、3時間の乗車だったが、ひたすら読書をしていた私たちにはあっという間。


 台東で昼食を摂った後、バスに乗り換え花蓮に向かう。
 バスでの移動距離距離180Km、やはり3時間ほどの行程だが、途中2、3ヶ所の観光がある。

 車窓からは原住民の集落を時々見ることができる。
 そしてその墓地を見ることも多かった。 その墓には十字架が立つ。
 中国大陸から移住してきた人たちの多くは、道教か仏教。 「先住民とは信仰の面でも、違っているんだろうか?」などと。

 

f0066555_13401489.jpg 三仙台

 少し沖の方に、3人の仙人が住んだといわれる3つの岩が。

 引き潮の時には歩いてそこまで行けるというが、今はきれいな太鼓橋で渡ることができる。

 といっても、ここでの滞在時間はほんのわずか。
 渡るだけの時間が取れず、近づいて橋の写真を撮るだけ。


f0066555_1410581.jpg 八仙洞

 八仙洞は岸壁にいくつも空いた洞窟の景観と、遺跡とで有名。
 ただし、私たちの目には遺跡らしきものは見えなかったが。

 海岸線からは少し離れているのにこの場所に立つと、波の押し寄せる「どどーっ」という音が大きく聞こえる。

 私たちの足元の方にも洞窟の空洞が、海の方まで広がっているのだろうか? その音が洞窟を抜け、私たちの耳に?



f0066555_14224010.jpg アミ族の伝統舞踊

 中国の京劇や雑技団ほど洗練されていない。
 ムラに伝わる伝統的な舞踊というところに、価値があるのだろう。

 それと踊り手の男性たちが、まだ十代と思われる若い男の子ばかり、周囲の私たち一行の女性たちからは「イケメン!」という声まで。


 4日目(10/25)花蓮~台北

f0066555_1625870.jpg 太魯閣(たろこ)峡谷

 このあたりはガイドの言によれば、「ほとんど無尽蔵の」大理石で峡谷が出来上がっている。

 さらにその大理石の岩が両側から迫る、峡谷の風景が観光客をも呼び込む。

 この風景も財産なので、私たちが回った範囲では、大理石の採石場は見当たらなかった。
 たぶん目に触れない場所で、大理石を切り出しているのだろう。

 大理石の岩は「剥がれ落ちやすい」とかで、危険箇所はバスで移動、安全かつ風光明媚な場所はバスを降り、写真を撮ったりしながら散策。



f0066555_17535485.jpg 峡谷のダム

 峡谷へ向かう途中で、小さなダムを見る。
 小規模なものらしいが、ダムの水の色が実にきれいだった。

 写真右側がダム、手前は道路。 適当な駐車スペースもなく、車窓から写真を撮るだけで行き過ぎる。


f0066555_1851924.jpg 花蓮から台北に向かう特急列車

 列車の名は先ほどの峡谷と同じ名の、『タロコ号』

 目的地までは220Kmだが、さすがに特急、2時間ほどで松山駅に着く。


f0066555_18115933.jpg 九份(きゅうふん)

 この地は元々は人里離れた寒村で、地名のいわれは「開墾した土地を9人で分けた」からとも、食料などの買出しの際にいつも「9つ分」と言っていたからだとも。

 その後、この地で金が採れたため採掘の人であふれ、さらに一大歓楽街が出現した。

 金鉱が枯れるとともに、一時町は廃れた。 が、近年になってそのレトロな町のたたずまいが見直され、観光地として復活した。


f0066555_18353624.jpg 九份のせまいおみやげ屋の通り

 最初に湾を見下ろす美しい町の写真を出したが、九份の本領はむしろこのせせこましい町並みの方では。

 この町歩きの間に、あらかじめガイドに薦められていた草もち(1個約30円)を買い歩きながら食べる。
 一般に観光地での飲食費は高いものだが、地元の人と同じ価格でおいしいものを食べられるのはうれしい経験。


f0066555_19461534.jpg 台湾一の高層ビル101

 台湾一どころか、前回台湾を訪れた2004年当時は世界一の超高層ビル。 (その後2007年にUAEに抜かれる。)
 前回は101の展望デッキまで上がったが、今回は上がらず少し離れた町中から夜景を見上げる。

 前回展望で木から撮った町の夜景は惨憺たる結果だったが、今回は三脚を使ってなくとも何とか見られる。
 8年間のカメラ機能の進化に感謝。
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by t_ichib | 2012-10-25 22:48 | 今日もまた旅の空
台湾旅行① 北回帰線
 台湾には2度目となる。 前回は台北市とその周辺だけだったので、南部の高雄市方面まで回るツアーに参加した。
 他の参加者に聞くと「中国に行こうと思っていたが、あんな状況だから...」と。 それには同感、しばらくは怖くて行けない。


 初日(10/22) 台中市

f0066555_19504268.jpg 台湾の新幹線

 今回の旅では、新幹線・特急などの列車を3回利用する。
 ガイドに言わせると、それぞれ待ち時間などがあり「効率が悪い」面もある。
 それでも私たちにすれば、「どんなものだろうか?」と乗ってみたい。

 この新幹線は、当初ヨーロッパと契約していたものを、当時の総統がそれを破棄し、日本製の新幹線が導入された。
 その結果、台湾は高額な契約違反金を支払うことになった。 日本にとってはありがたいことだったが。


 私たちが乗車したのは、桃園から台中までの3区間。
 新幹線の駅はやや郊外にあり、(駅までのアクセスがムダなので)台湾の人はこれくらいの距離なら、新幹線を利用しないことが多いそうだ。


f0066555_2026990.jpg 宝覚寺

 本堂をすっぽりと別の建物で覆っている。

 戦前台湾を統治していた日本人のお墓は台湾各地にあったが、終戦後にその遺骨は3つのお寺に集められた。
 宝覚寺はその3つのうちの一つ。


f0066555_20394997.jpg その宝覚寺を有名にしているのが、この巨大な弥勒菩薩

 弥勒菩薩と言うよりは、七福神の布袋さんのように見えてしまう。

 以前はこの仏様の胎内に入り、へその穴から外を覗くことができた。
 現在は中の鉄骨が錆び危険なため、立ち入りが禁止されている。



 2日目(10/23) 台中から台南、さらに高雄に

f0066555_20523176.jpg 日月潭(にちげつたん)

 日本統治時代に築かれた、発電用の人造湖。
 戦前の技術でコンクリートなどは使われていないが、1999年の大地震の時にもびくともしなかったと言う。
 写真は湖畔を巡る遊歩道の一部。

 短時間だったが湖畔を散策でき、少しだけリフレッシュできた。



f0066555_21491877.jpg 文武廟

 遊歩道は人影もまばらだったのだが、同じ日月潭沿いの文武廟には何台もの観光バスが。

 文武の文字どおり、文の神・孔子と武の神・岳飛が祀られている。

 日本と同様に、寺院建立の高額寄付者の名前などが刻まれているが、その中に「日本国〇〇〇」と言う名前もいくつか見られた。

 日本と異なるのは、屋根などに赤や緑などが使われずいぶん華やか。
 龍の彫刻も多く、その龍の指の爪が「庶民は3本、寺院は4本、皇帝は5本」と定められていると、何度も説明された。



f0066555_22263186.jpg 文武廟から望む日月潭

 山門をくぐり背後の湖を振り返ると、まさに絶景。
 右上の写真のように、駐車場から廟へは上り坂になっており、山門越しに日月潭を見下ろす格好になる。


 台中市の観光を終え、台南へ向かう。
 昨日、空港についてすぐに配られた台湾の地図に、緯度を示す実線と平行して破線が記されていた。
 北回帰線だという。 台中から台南へ向こうどこかで、その北回帰線を越える。

 今まで行ったことのある国では、エジプト・メキシコ・ハワイなどに北回帰線がある。
 ベトナム・タイなどは北回帰線より南。 中国にもあるがあまりに広い国なので...。 行った中では桂林が近い?
 実は日本にも存在し、はるか南の沖の鳥島はその向こう側。



f0066555_22342517.jpg 赤崁楼(せきかんろう)

 17世紀にオランダ人によって築かれた城砦、一時荒廃し復元されたが、すっかり中国式の建造物となった。
 元の形をとどめていれば「世界遺産になった」と、ガイドは残念がる。



f0066555_7544791.jpg 延平郡王祠(えんぺいぐんおうし)
 延平郡王祠は鄭成功を祀る祠。

 鄭成功は日本人の母を持ち、幼少期は平戸で育つ。 
 父の元へ帰って後、他民族の支配を嫌い清と戦う。
 台湾に逃れてきたときに、それまで台湾を占領していたオランダ人を追い出し、台湾人の手に戻す。

 台湾にとって、国父とも言うべき存在で、今も敬われている。


f0066555_813793.jpg ガイドの説明をそっち抜けに私たちの興味を惹いたのは、大きなガジュマルの木と黒いリス。

 動きは素早いものの、人をあまり恐れずちょろちょろする。 観光客の投げてくれるピーナツなどが大好物。


 これで台南市の観光を終り、高雄市に向かう。
 台中から台南へは170km、さらに高雄へは50Km



f0066555_8133869.jpg 清澄湖の九曲橋

 清澄湖は台湾の西湖とも言われる。 (大きさはずいぶん違うが)
 中国では、9の数はたくさんあると言う意味で好まれている。 日本なら「苦」に通じあまり好まれないが。

 9回も曲げているのは、景観が美しいからばかりでなく、人は曲がれても「魔物は真っ直ぐにしか進めない」という言い伝えがあるからだと言う。


f0066555_15513023.jpg その橋の欄干に留まったきれいな鳥。
 かなりの距離まで近づいても逃げようとしない。

 ガイドから「ツバメだよ」と言われ「えっ」と。
 普段見かけているツバメは、白と黒だったような気がする。

 種類が違う? 私の勘違い? それとも秋になると、胸元が黄色くなる?
 ちょっと、不思議に思ったので。


f0066555_1601917.jpg 蓮池潭(れんちたん)

 写真は竜虎塔、2つの橋の先に龍と虎が口をあけておりその先の塔を巡る。
 ガイドから、「龍が入り口、虎は出口。 逆は縁起が悪い」と説明される。

 この期間、お祭りの開催中とかで、観光客や屋台の数も多く、そのうちに明かりが灯されいっそう賑やかに。

 私たちはこの少し先にある龍の体内を巡ったのだが、そちらは一方通行になっており、入り口と出口を間違えることもなかった。


f0066555_1635579.jpg 愛河夜景

 夜景を楽しむ観光船も出ていたが、私たちのツアーには観光船は含まれた折らず、橋の上からの撮影。

 その後、河畔を少し散策。
 その途中で観光船に乗船しようとする長蛇の列を目にし、「乗らなくて良かった」と負け惜しみ。

 ガイドの説明では、「夕食時間帯がちょと空く」からネライめだとか。
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by t_ichib | 2012-10-23 17:40 | 今日もまた旅の空