<   2013年 02月 ( 1 )   > この月の画像一覧
雪吊の兼六園
 この2月はどこにも出かけていなかったので、ふと思いついて「金沢の兼六園まで出かけてみようか?」と。
 きっかけはニュース映像の「雪吊り」の風景。 もしかすると、兼六園のものではなかったかもしれないが。

 冬の兼六園に出かけてみたいとは思うものの、「冬の北陸は雪が深いから…」と、長いことためらっていた。
 が、昨年末たまたま福井に出かけ、特に海岸線はこちらよりよほど雪は少ないことを発見した。 そのことが「思いつき」に後押しとなった。

 高速道路も、前日によほどの大雪が降ったのでもなければ、走行に問題はない。


f0066555_11411889.jpg この風景が久しく望んでいた雪吊りの兼六園。

 少し残念だったのは、木々の枝などにもう少し雪が残っていれば、ポスター写真などでおなじみの光景だったのにと。

 兼六園に入ったのは11時頃。 日陰側の枝にはまだ少し雪が残っていたのだが、そちらは逆光で撮れない。


f0066555_19573762.jpg 霞が池と雪吊り

 この日はほとんど風がなく、日陰側には膜のように薄い氷が、池の一部を覆っていた。

 霞が池は水源から辰巳用水を通して引かれ、さらに金沢城へと送られる。
 兼六園と金沢城の間には、谷のように低い部分があるが、U字型の管を通して高低差を利用し、金沢城側に噴出す仕組みになっていた。

 …と、おととしに一人でここに来ている私は、得意そうに妻に説明する。


f0066555_20311260.jpg この噴水も、霞が池からの高低差を利用し、自然に噴出している。

 説明板には、「日本最古の噴水」とある。

 その噴水の水がかかった背後の木の枝から、ツララが下がっている。

 そしていくぶん雪も残っている。 これくらい先ほどの霞が池の雪吊りにも残っていてくれたらなあ。


 兼六園をほぼ1周半ほどして、金沢城へと向かう。


f0066555_20465426.jpg 兼六園からは陸橋を渡り、石川門へと出ることができる。

 前回来たときは石川門の中を見学できた。

 今回は入り口が閉まっているので、聞いてみると4月からは土・日・祝日には入ることができるという。
 そういえば前回来たのは、「高速道路が1000円」の土日だった。


f0066555_2151271.jpg 金沢城には天守閣は残っていない。

 見た目にお城らしくてきれいなのは、この橋詰門。
 ただしこれは、近年になって復元されたもの。

 現存する当時のものは、先ほど通ってきた石川門、武器などが収められていた鶴丸倉庫と三十間長屋の3つ。

 かたわらに、その塀の部分の構造が分かる模型があった。
 木組みの中に石を詰め、外側に壁を塗る。 これなら弓・鉄砲にもびくともしないだろう。

 鉛瓦の模型も。 鉛でできた瓦を想像していたが、木の瓦の表面を鉛の板で覆ったもの。
 軽い屋根は、雪の重みをいくらかでも軽減できる。 そして有事の場合には、鉛は鉄砲の弾として利用できる。


f0066555_9221839.jpg 前回来た時には、たしか公開されていた三十間長屋。

 その時は「ただのでっかい倉庫」とくらいにしか思っていなかったが、ここは国の重要文化財。

 実際にも26間半もあるという建物は、これだけ離れて撮っても、全体が収まりきらない。



 この後、12月に来た時には休館日で入れなかった福井県の三国龍翔館に立ち寄る。 5時の閉館までわずか30分。
 ただでさえ気があせるのに、10分以上前から上の階から順に戸締りを始められた。

 いくらその時の入館者が私たち2人きりだったとしても、「それはないだろう!」と。
[PR]
by t_ichib | 2013-02-26 23:41 | 今日もまた留守にしています