ベネルクス3国観光⑤ ルクセンブルグ~マースリヒト
 【ルクセンブルグ】

 ルクセンブルグの国土は、神奈川県くらいの大きさ。 欧州に7つあるミニ国家の一つで、その中では最も広い。

 ルクセンブルグに向かう車中で、「その7つの国名は?」と、問いかけられる。
 周りには、海外旅行の経験の多い参加者ばかり、さすがに次々に正解が出てくる。
 (私たちが実際にいったことがあるのは、バチカンくらいだが)


 ルクセンブルグは小国とは言いながら、ECの本部が置かれる。
 EC関連のビルや、欧州銀行を含め各国の銀行のビルなどが立ち並ぶ、近代都市を抜け、ペドリュス渓谷を見下ろす絶景ポイントへと案内される。


f0066555_14533539.jpg 【ペドリュス渓谷にかかるアドルフ橋】

 アドルフ橋は、左側のノートルダム大聖堂などの美しい町並みが広がる旧市街と、右側の私たちが通り抜けて来た新市街とを結ぶ。

 この渓谷は攻め入る敵に対して、天然の要塞になっているばかりか、いくつかの人工の要塞が築かれている。

 更にこの下に、数キロに及ぶ地下道が築かれ、すばやく兵士たちが移動できるようになっていた。

 ルクセンブルグ唯一の世界遺産は、旧市街とこの自然の要塞が一体として登録されている。



f0066555_152996.jpg 【ボック砲台】

 絶景ポイントからはほぼ対岸に移動し、ボック砲台へ。
 砲台は19世紀にオーストリアにより築かれた。

 右下にはアルゼット川とグルント地区の建物が見える。


f0066555_14584639.jpg 【グルント地区】

 このグルント地区は、敵が侵入してきたときには川を堰きとめ、地区の一部を水没させ、堀にして旧市街を守る。

 砲台と堀、難攻不落の防衛施設だっただろう。



f0066555_152229.jpg 【憲法広場にある第1次大戦の戦没者慰霊碑】

 慰霊碑の高い塔の上には、金の女神が。

 憲法広場は、ルクセンブルグでも最も眺めが良い場所とされ、観光客を乗せたミニトレインが、このあたりを走る。

 先ほどのアドルフ橋や旧市街、ペドリュス渓谷などを望むことができる。


f0066555_15225441.jpg 【ノートルダム大聖堂】

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f0066555_15334970.jpg 【クレールフォンテーヌ広場】

 広場に建つ女性は、ルクセンブルグ大公シャルロッテ。

 ルクセンブルグの正式な国名はルクセンブルグ大公国、現国王は彼女の孫。

 ルクセンブルグの公用語は、フランス語、ドイツ語、ルクセンブルグ語。
 国名「ルクセンブルグ」はドイツ語読み。


 今日の午前中はルクセンブルグ、午後はマーストリヒトへ向かう。
 大きな観光地を2つもめぐると、どうしても頭の容量をオーバーし、結果として印象が薄くなる。



 【マーストリヒト】

 オランダに戻る。
 この地名で一番に思い出すのは、ECの創設を決めたマーストリヒト条約の名。


f0066555_15521091.jpg 【マース川】

 地名マーストリヒトは、マース川の渡河地点という意味。

 ここで私たちを迎えたガイドは、日本人の祖父を持つ日系メキシコ人女性。
 現在はオランダ人と結婚して、マーストリヒト市民。

 独身時代に筑波大学に留学した経験を持つが、日本語はややたどたどしくて、着いていくのに少しもどかしい。

 マース川に架かる橋の真ん中あたりで、いくつもの資料を見せ町の歴史を紹介してくれる。
 熱意は伝わるが、川風の寒さに震え上がる。


f0066555_1675788.jpg 【町を取り囲む城壁】

 中世には町を取り囲むように第1城壁、その外側に第2城壁が築かれていた。
 当然歴史的な建造物は第1城壁の中。

 城壁の外に、(観光用に?)マース川方面に向けた大砲が置かれていた。


f0066555_16154564.jpg 【地獄の門】

 中世のヨーロッパでは恐れられたペスト、そのペストに罹った人をこの門から町の外へ追い出した。

 そのことからこの名が付いた。

 門外にペスト患者を収容するペストハウスがある。


f0066555_162515100.jpgf0066555_16253892.jpg 【通りの家の入り口の上に?】

 当時は通りの名はあっても番地がなかったので、「船乗りの〇〇さん」とか分かるようにしていた。

 確かに、番地を発明した人は偉い!



f0066555_163257.jpg 【5つ星ホテル?】

 本当は4つ星ホテルで、真ん中の赤地の星はマーストリヒトの州旗。

 シャレなのか(詐欺ではないだろう)、おかげでマーストリヒトの州旗は、この次に見たときには きっと (たぶん)分かる。



f0066555_17103069.jpg 【聖セルファース大聖堂】

 フライトホフ広場に建つ聖セルファース大聖堂、すぐ左に聖ヤンス教会があるほか、カフェなども多い。

 聖セルファースは4世紀ごろの大司祭、彼の遺骸をここに埋葬したことが大聖堂の起源。
 現在の建物は11世紀のもの。



f0066555_172284.jpg 【広場から近いこの建物は?】

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 実は本屋さん。
 中に入ってみると、高い位置にステンドグラスが入っていて、広々とした贅沢な本屋。

 「世界一美しい本屋」に選ばれたこともある。 当然かな。


 ガイドさんによると、教会を子供の遊び場として再利用しているところもあるという。 (保育所とは違うらしい)

 マーストリヒトでは、この本屋さんが印象に残った。
 日本語の本がないのが、残念。
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# by t_ichib | 2014-04-14 14:21 | 今日もまた旅の空
ベネルクス3国観光④ 今日は移動日?
 今日はブリュッセルを出発した後、ルクセンブルグへ向かう。
 その途中で、観光ガイドブックに1、2ページしか割かれていないような観光地を回る。
 私たちの期待度も薄く、添乗員にとってもたる~い日となるはずだった。


 【ナミュール】

 ところが、その最初の目的地、ナミュールのシタデルにたどり着けないというアクシデントが起こってしまった。
 そこは、2つの川の合流点にある高台に築かれたシタデル(城砦)。

 シタデルそのものと、眼下に広がるナミュールの町を見下ろそうというものだったが。
 なんと私たちの大型バスでは、坂道のカーブを曲がりきれないと言う。

f0066555_1447208.jpg 【結局は…】

 もう少し広い道がないかと捜し回ったが、坂道の下にバスを停め、少しだけ見晴らしの良い所まで徒歩で上がることになった。

 写真右下の白いのが私たちのバス。
 私たち一行は20人弱の少人数、それなのにこんな大きなバスで、ユッタリ座れ喜んでいたのだが。


f0066555_15362044.jpg 【シタデルよりはず~っと下からの眺望】

 朝からの小雨模様で、先のほうは少しもやっとしている。

 目的地にたどり着けなかったことと、寒さのために全員早々とバスに戻る。



 【アンヌヴォワ城】

f0066555_1631267.jpg 【庭園の噴水】

 18世紀の荘園領主の館といわれるが、城はともかく庭園はすごく広く、美しい。

 池、滝、噴水…、それがいくつもあるのだからすごい。


f0066555_1693480.jpg 【前座?のチューリップ?】

 今回のツアーではオランダのチューリップが、一番の楽しみでこの時期を選んだ人がほとんど。

 キューケンホフ公園のチューリップを見た後では、感激の度合いが違うのだろうが、「わー、きれい」と歓声を上げカメラを向けている。


f0066555_16184335.jpg ここにはなぜか白鳥はいなくて、黒鳥だけ。
 昨日のブルージュの公園では白鳥がいっぱいいたが。

 鳥インフルエンザが流行した時、その白鳥たちは安全な施設に隔離されたとか。

 結局、ベルギーでは被害はなかった。



 【ディナン】

 ディナンは楽器製作者アドルフ・サックスがサクソフォーンを発明した地。

 当初の予定では、小休止程度の予定だったのだろうが、ふと見上げるとロープウェーがあり、その上にシタデルがある。
 ナミュールでは登れなかったので、ここのシタデルを見てみることに。


f0066555_16462561.jpg 【シタデルまでを上下するロープウェー】

 あっという間に着いてしまうので、「8ユーロは高い!」との声も出たが、歩いて登るには時間と何よりも体力がない。

 もう少し距離があると、ローウェーからの下界の眺めもすばらしいのだが。


f0066555_16565757.jpg 【高台にあるシタデル】

 上がってみると意外に広い。

 城砦は11世紀に小規模なものが築かれ、現在のものは19世紀に再建されたもの。
 思いのほか、頑丈にできている。


f0066555_17124478.jpg 【ノートルダム教会】

 バスを降りたのはこの境界のすぐ近く、そしてすぐ右側にロープウェー乗り場がある。

 シタデルに上がってしまったので、この教会はちょっとのぞいた程度。

 写真の下のほうに写っているのは、道路ではなく橋。
 そしてその橋には大きなサクソフォーンのオブジェ。

 町歩きの時間はまったく取れなかったが、町中にさまざまなサクソフォーンのオブジェがあるそうなのだが。



 【デュルビュイ】

 デュルビュイは「世界一小さな町」として、知られているそうだ。 私は名前も知らなかった…。


f0066555_17261935.jpg 【デュルビュイの町】

 ここは標高400m、夏は涼しくリゾート客に人気とか。
 今の私たちには涼しすぎるが、やや薄日も差してきたし、まぁ良いか。

 今は芸術家が多く住む町、コンサートが年に20回ほども開かれる。



f0066555_17342938.jpg 【展望台までのパノラマカー】

 昼食後ふと見ると、このパノラマカーがもうすぐ発車しかけている。
 まだ間に合うと言うので、大急ぎで駆けつける。

 実際には、切符を売るのと運転を一人でやっていたので、声さえかければ良かったのだが。


f0066555_17431064.jpg 【展望台からの眺め】

 写真の上の方には、17世紀に建てられたウルセル伯爵の居城が写る。

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 分かりにくいので、下に降りてから撮ったものを、しつこくもう一度。

 パノラマカーの料金は4ユーロで、皆さんは口々に「安かった」と。
 本当はシニアは3.5ユーロで乗れたらしい。


 お金のことばかり書くのははしたないようだが、この日は本当に印象の薄い日だったので。
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# by t_ichib | 2014-04-13 13:27 | 今日もまた旅の空
ベネルクス3国観光③ ブルージュ~ブリュッセル
 【徒歩と観光船で回ったブルージュの町】

 昨夜のホテルはブルージュの町の中だったので、ホテルから徒歩で観光に出発。

 昨夜、私たちは地図を片手に大通りから、目的の教会などを訪ね歩いたが、さすがにベルギーに詳しいガイドさん、細い路地からあるいは裏口から目的地に入る。

f0066555_14143772.jpg 【神の家】

 この美しい庭園と長屋風の建物は、政府が低所得者に提供している住まい。
 その代わりに節度さえ守れば、観光客が遠慮なく立ち入ることができるようになっている。

 中世にギルドが引退した仲間や、家族に提供した住まいが元になっている。
 ブルージュだけでなく、各都市にもあるようだ。


f0066555_14233253.jpg 【運河と鐘楼】

 しつこいようだが、この鐘楼も世界遺産の一部。

 この運河は、後で私たちが乗る観光船のコースになっている。
 少し遠めであったりするが、歩き回ったかなりの建物が、船からも眺めることができた。


f0066555_14391326.jpg 【中世には何の建物だったか?】

 それは建物の入り口の上と、2階の4つ窓の上に彫られた飾りが、その職業を表しているという。

f0066555_14464489.jpgf0066555_14465977.jpgf0066555_1447996.jpg
 枚数を省略したが、最初は牛の絵、2枚目では何かを煮こんでいる。 (ここまでだとチーズかな?と)
 3枚目のなめしている作業から、皮革製品だと分かる。


f0066555_14594154.jpg 【市庁舎】

 建物の前がブルグ広場となっており、9世紀に要塞(ブルグ)が築かれ、ブルージュ発祥の地となる。

 市庁舎は1375年に建てられ、ベルギーでも最も古い市庁舎の一つ。


f0066555_157589.jpg 【昨夜も来たマルクト広場】

 広場のほぼ北側に昨夜のギルドの建物、東側にこの写真の州庁舎、南側には鐘楼が建つ。

 広場の中には、やや派手なテントの屋根などから想像できるが、「移動遊具」がいくつか並んでいる。



f0066555_15181990.jpg 【聖母教会(左)とグルートゥーズ博物館】

 ガイドブックなどではなぜかここだけは、ノートルダムとカタカナを使わず、聖母となっている。

 ここで一旦町歩きを中断して、この先にある観光船乗り場での乗船待ちのため、しばしフリータイム。

 教会内部が修復中なので、割引かつシニア料金があり、入場料わずか1ユーロ。



f0066555_1531210.jpg 【ミケランジェロ作の聖母子像】

 この教会の中で最も注目されるのが、この聖母子像。


f0066555_1529424.jpg 実際には右の写真の下の中央。






f0066555_16204577.jpg 【いよいよ観光船に乗り込む】

 観光船乗り場はほかにもあったが、聖母教会近くで乗り合わせたのは日本人観光客ばかり。
 日本語の案内テープが流される。

 乗船には予約が必要と言っていたが、同じ言葉が分かる観光客が乗り合わせるよう調整するためだったか。


f0066555_16262819.jpg 【徒歩で眺めた鐘楼の見えるポイント】

 同じ光景を少し低いアングルで、川面を通して眺めることができる。

 船長(一人しかいないが)が音声テープに合わせて、指で示してどの建物のことか教えてくれる。

 教会などの公共的な建物ばかりでなく、両岸の古い民家の特徴なども、音声テープで説明があり、面白かった。


f0066555_16362490.jpg 【世界遺産:ベギン会修道院】

 ブルージュ最後の観光は、「フランドル地方のベギン会修道院群」として世界遺産に登録されたものの一つ。

 女性だけの修道院は珍しいらしい。
 また女子修道院は未婚の女性に限られていたらしいが、ベギン会では既婚の婦人も受け入れた。

 死別・生別を問わず、弱者であった女性を庇護していたと言う。


 ブルージュで昼食を摂った後、ブリュッセルに向け出発。



 【世界遺産:グランプラスをメインにしたブリュッセルの観光】

 市庁舎以外は木造だったので、ルイ14世の命令による、フランス軍の砲撃で破壊されたが、ギルドにより石造りの現在の建物が、驚くほどの速さで再建された。

 その後、文豪ビクトル・ユゴーが、ここを「世界一美しい広場」と称したこともある。
 政治家だった彼はナポレオンによる迫害を受け、亡命の一時期ここに住んだこともある。


f0066555_17224538.jpg 【市庁舎】

 左側の部分が1402年に完成し、その後右側そして中央の塔の順にすべての建物が完成したのは1455年になる。

 他の建物が1695年の砲撃以後の再建なので、300年近くも古いことになる。


f0066555_17405668.jpg 【ギルドハウス】

 建物につけられた紋章によりどの職業のギルドかが、分かるようになっている。
 亡命中のユゴーはわずかな期間だが、ここに滞在した。

 広場には、ほかに「王の家」(実際に王が住んだことはない)、「ブラバン公爵の館」などがある。


 この後、ギャルリー・サンチュバールと呼ばれるアーケード街を歩き、あまりの人ごみとゴチャゴチャした商店で、頭の中が混乱し、ブリュッセルを印象の薄い町にしてしまっている。


f0066555_17513999.jpg 【小便小僧】

 世界一の衣装持ちだといわれる「小便小僧」は、今日はドラキュラに扮し、顔にはお面までつけている。

 しょっちゅう目にする機会のある人なら、それもシャレで面白いだろうが、たぶん再び見ることのない私には素顔を見せて欲しかった。
 同行の人たちからも、「かわいくない」と不評。


f0066555_1824236.jpg 【おみやげのベルギーチョコ】

 当初「ゴティヴァのチョコレートを」と考えていたが、ガイドに薦められたのが、ダルシーのチョコレート。

 10年ほど前に世界コンクールで金賞を取ったとか。 (お店の人によれば、現在は審査員側)

 どちらも同じくらいの「お高い」モノだったが、日本人店員がいたことでダルシーにした。


f0066555_1915997.jpg 【ブリュッセル中央駅】

 買い物を済ませた後のフリータイムには、中央駅に行ってみた。
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 詳しいことは何も分からないものの、「なかなかきれいな列車だな」と。
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# by t_ichib | 2014-04-12 14:03 | 今日もまた旅の空
ベネルクス3国観光② アントワープ、ゲント、ブルージュ
 今日のメインは隣国ベルギーの観光だが、1ヶ所だけオランダ国内の観光がある。

 【世界遺産:キンデルダイクの風車群】


f0066555_1914181.jpg 【見るからに堤防の向こう側の水面は道路より上】

 オランダは国土の1/4が水面下にあり、風車の力で低い土地の排水をしてきたことは、よく知られている。

 そのことを知ってはいても、こうして川の水面より低い道路をバスで走るのは、少し気持ちが落ち着かない。


f0066555_19143962.jpg 【川の両側にずらりと並んだ風車】

 この川は先ほどの川より一段低い。
 たぶん低地に作られた排水用の運河で、ここに雨水などを風車により汲みあげる。
 そして、この運河の終点では先ほどの大きな運河へと、さらに汲み上げているのだろう。


f0066555_19145762.jpg 【風車の中の見学はダメだった】

 「希望者は風車の中の見学ができます」の言葉に、観光客にオープンしている風車の場所まで小走りに進むが、開館時間が9時半くらいだったとか。

 残念だったが、いろんな角度から風車を眺められたし、運河を泳ぐカモの親子やいろいろな草花も見られたし、添乗員に文句を言う人はいなかった。


f0066555_19154512.jpg 【運河の終端にある排水設備】

 先ほどは見学のために道を急いだので、バスの駐車場のそばにあるこの設備を見落としていた。

 手前側の運河の水を、奥側の大きな運河へと排水している。

 動力は電気。 現在は電力による排水が主で、風車は補助用あるいは観光用という。
 オランダの生命線とも言えるので、そのことには納得できる。



 【アントワープ】

 ベルギーに入り、ここから現地ガイドが付く。 長野出身のベルギー人の旦那をもつ日本女性。
 話が分かりやすく、時々ユーモアで笑わせてくれる。

f0066555_19164572.jpg 【ステーン城】

 この左側は川、中世には川から侵略を受けることが多かったので、ヨーロッパの城は川に面していることが多い。 (元々は要塞)

 面白かったのは、城の前に建つ巨人の像。
 (小さくて分かりにくいが)2人の酔っ払いの前に仁王立ちし、お説教を垂れているのだそうだ。
 左側の男は、酒瓶を背後に隠している。


f0066555_19193168.jpg 【肉屋のギルドの建物】

 ガイドから「建物の赤と白のレンガから、連想される商品は?」との、問いに「ワイン」などいくつかの声が出たが、正解の「肉屋」を聞いて「なるほど」と。

 当時は1階がお店、2階以上は肉の倉庫や会議・商談に用いられた部屋があった。


 【市庁舎】
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 建物にずらりと並んだ国旗、「日本の旗はどこ?」と捜すと左の側面にあった。
 国旗の配置は、定期的に変えているとか。 (どこの国にも公平にか?)

 広場には「ブラボーの像」が。
 ブラボーは邪悪な川の巨人を退治した勇敢な兵士の名。

 ブラボーは切り取った巨人の腕を遠くへ投げ捨てようとしている。
 実は町の名前「アント(腕)ウェルペン(投げる)」はこの伝説から取られており、アントワープは英語読みなのだそうだ。


f0066555_204179.jpg 【同じ広場にあるギルドハウス】

 立派な建物だが、イくつものギルドが入っている。

 先ほどの「肉屋のギルドハウス」は1戸建てといえる。
 単独の建物を持てるということは、相当力があった。 そして、現在でもそちらのほうが有名なようだ。


f0066555_205510.jpg 【世界遺産:ノートルダム大聖堂】

 正式には、「フランス・ベルギーの鐘楼群」として世界遺産に登録されている。

 ついでながら、オランダとフランスに挟まれたこの国では、オランダ語、フランス語が公用語で、ベルギー語は存在しない。 (先ほどのアントウェルペンはオランダ語)

 大聖堂の前に建つ銅像は、教会内部にいくつかの絵を描いた画家ルーベンス


f0066555_20134176.jpg 【ルーベンスの「聖母被昇天」】

 祭壇に描かれた絵の上方に天使たちに支えられ昇天するマリア、下方に棺が空になったのを知り驚く人々を描いている。

 まだ字の読めない人が多い時代に、聖書を説明する宗教画には、約束事があった。
 それは「手にりんごを持った女性はイブ、青い服を着た女性はマリア」などと、衣服や手にする物で人物を象徴させること。


f0066555_20135760.jpg 【ルーベンスの「イエスの昇架」】

 絵は三面鏡のように左右を折りたたみ、全体が閉じられるようになっている。
 その外側には画家に金を払い、絵を寄贈した個人や団体を現す絵などが描かれている。

 この大聖堂には、「イエスの降架」、「イエスの復活」などあわせて4つのルーベンスの絵がある。


 ガイドの説明の後、30分ほど大聖堂内部の絵画やステンドグラスを鑑賞するフリータイムがあり、その後ゲントへ向け出発。



 【ベルギー第3の都市、ゲント】

 アントワープと同様に、ゲント(英語読み)もオランダ語では、ヘントが正しいようだ。

 同じ日に2つの都市をめぐり、しかも同じ都市にいくつもの教会や広場があり、後から写真を見たのではどれがどれなのか分からなくなってしまう。

f0066555_2019518.jpg 【聖バーブ教会とファン・アイク兄弟の銅像】

 ファン・アイクはこの教会の秘宝「神秘の子羊」を描いた画家。

 実はこの絵の左右に描かれた人物たちの説明を聞いている。
 お約束どおりに描かれたアダムとイブ、馬に乗った騎士たち、異教徒や信者、後のローマ教皇たち…。

 絵の写真もない。 教会内部の記憶もない。
 (撮影禁止だった? 短時間だった? 疲れてもいた? ちょっと情けない)


f0066555_20232744.jpg 【ゲントの鐘楼】

 この鐘楼は、アントワープのノートルダム大聖堂と同様に、「フランス・ベルギーの鐘楼群」として世界遺産に登録されている。
 (写真には写っていないが、隣接する繊維ホールも世界遺産の一部)

 右の建物は王立劇場。


f0066555_2144591.jpg 【コーレンマルクト広場】

 写真は郵便局の建物。
 その前をトラムが走り、その更に前の華やかな色彩のものは、移動式のメリーゴーランドとか。

 ちょうどイースター休暇中だったので、各地の広場でこんな物を見かけた。
 (ここはジミな方で、移動観覧車とかどデカイものもあった)


f0066555_2145081.jpg 【コーレンレイ(左)とグラスレイ】

 コーレンレイは穀物河岸、グラスレイは薬草河岸のことで、当時はここが波止場だった。
 聖ミヒール橋の上から眺める。
 反対側にはその名の聖ミヒール教会がある。

 川にはボートが浮かび、その先には観光船乗り場がある。
 「いいなぁ」と思うものの、そんな時間は取れない。


f0066555_21454491.jpg 【ギルドハウスが立ち並ぶグラスレイ】

 私たちは、対岸のグラスレイを眺めながらコーレンレイ側を進む。

 屋根の階段のようなギザギザは、当時のベルギーの建物の特長だったようだ。



f0066555_21462191.jpg 【フランドル伯居城

 見るからに頑丈そうな石造りの城。
 アントワープのステーン城で聞いたばかりの説明どおり、川のほとりにある。

 道路の反対側には「旧魚市場」などがあり、現在はカフェなどのお店が並ぶ。
 石造りの城とは対照的。


f0066555_9522365.jpg 【聖ニコラス教会】

 一通りの観光を終えた後のわずかばかりフリータイム、ちょっと町歩きをした後に足休めに、集合場所近くの教会に入る。
 そこで、なんと地元(?)の楽団の演奏会が催されていた。

 しばし休んだ後は、今夜の宿ブルージュへ。


 【夕食後散策したブルージュ】

f0066555_21485728.jpg 【ブルージュの通り】 

 フリータイムに町歩きするには手ごろな大きさの町で、渡された地図のコピーで迷うこともない。
 昼間なら観光客も多いのだろうが、夜8時過ぎの今は人通りも少ない。

 贅沢をいう娘や息子へのベルギーチョコは明日のブリュッセルにして、友人たちへのみやげはこの町で。


f0066555_21491786.jpg 【マルクト広場】

 夜8時を過ぎてもまだまだ明るく、そぞろ歩きをする人もチラホラ。

 と言っても、さすがに寒くなってここまで来たのは、私たちのツアーでは2、3組。
 大半は町での買い物で終わりだったようだ。
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# by t_ichib | 2014-04-11 18:18 | 今日もまた旅の空