このところ春音と彩乃は2人とも病気一つせず、元気に保育園に通っているらしい。 それに一安心して旅行に出ることにした。 それでも、土日を真ん中にした5日間に。
去年、東北のいくつもの夏祭りを見に行った。 その時は、唯一青森のネブタだけが雨模様。 バスガイドさんが「こちら側には美しい岩木山が見えるハズ」と、残念ながらその方角には厚い雲。 1年越しに、青森空港から津軽半島に向う車窓から、その津軽富士=岩木山を見ることが出来た。 去年は盛岡のさんさ・秋田の竿灯・山笠の花笠・仙台の七夕と堪能した。 が、青森県には弘前・五所川原とまた趣きの違うネプタがあると聞き、妻は「また機会を見て出かけたい」という気になっている。 今回はせめて、五所川原の「立ちネプタの里」の見学なりとも。 入館すると、見上げるほどの巨大なネプタが。 館内のエレベータに乗り4階まで、その位置でネプタと同じ高さ。 20m強? 中・小型のものは自治会・学校などで、いくつか製作されるが、このクラスのものは毎年1個づつ製作され、3年分が祭に登場し、ここに保管されている。 中型のものでも15mくらいあるという、きっとすごい迫力。 次の目的地は太宰治記念館 実は太宰治の小説は1冊も読んだことがなく、どんな作家なのかも良く知らずに訪れた。 生家の津島家は青森県の長者番付で4位になった裕福な家。 戦後は、太宰の作品から名づけられた「斜陽館」という旅館にもなった。 父、兄が衆議院議員という名家に生まれながら、左翼のシンパになり勘当されたり、授業料未納で東京大学を退学させられたり…という破天荒な生活ぶりが展示などからうかがえる。 建物の外観だけでは分からない豪邸は、中に入ると一目瞭然。 美しい庭が広がり、20畳もある部屋がいくつも連なる。 蔵にいたっては4つか5つもあった。 今年は生誕100年で、空前の太宰ブーム。 ここを訪れる人も多い。 さらに進むと十三湖の美しい風景が広がる。 湖の向うには岩木山が薄~く見える。 道の駅や太宰の作品「津軽」記念館などで小休止しながら、竜飛岬へと。 旅行初日の今日は天気がよく、竜飛岬からは海峡の向うに北海道が見える。 灯台周辺を散策した後、有名?な「階段国道」を下る。 立派な国道339号の標識がある全長338mの階段。 始めてきた私は、この下の港から「青函連絡船」が出ていたのかと思っていたが、以前に乗船したことのある妻から「青森から乗った」と訂正された。 連絡線に代る青函トンネルの記念館が近くにあり、いくつかの異なる地層を貫く難工事だったことなどが映像で紹介されていた。 竜飛岬を後にして、青森市内で宿泊。
by t_ichib
| 2009-10-01 20:01
| 今日もまた旅の空
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