昨夜が早かったので、今朝はすっきり早く目覚めた。
宿近くの湯の湖を散策。 早々と出発した2人組、20分ほど遅れて出かけた私たち3人組、宿の温泉に浸かることだけにした4人と分かれた。 夜明け直後の「湯の湖」 朝食、そして出発の時間が迫っているので、かなり足早に歩きながら時々対岸を見やり、写真を撮るために足を止める。 カモたちもご出勤の時間なのか、岸からス~っと湖の中ほどに泳ぎだす。 歩き出して2~30分すっかり明るくなって、紅葉が湖に映るさまが美しい。 対岸の山が昨日走り抜けた白根山方面だという。 白根山そのものはここからは見えないということだが。 散策の目的地「湯滝」 湖から流れ出る水が滝となっている。 滝は上から見下ろすより、下から見上げたほうが滝らしい。 滝を下る散策路に人影が見えるが、さすがにそのための時間は取れそうもない。 湖の水は湯ではないが、滝の上部には硫黄の匂いが立ち込め「湯滝」という名にふさわしい。 帰り道は、毎朝1時間のウォーキング(散歩ではなく)を欠かさない妻の兄が先頭に立つ。 早い!、ついていくのに息が切れる。 宿を出てほとんどすぐ、「戦場ヶ原」 赤城山と二荒山が争ったという神話を含め、戦場ヶ原という名に抱いていたイメージとは違うような。 違う季節に来たら、あるいはもう少し余裕を持って歩き回ったりできれば、しっくりしてくるのかもしれない。 戦場ヶ原から日光方面に向かう下り坂の途中に「竜頭の滝」があった。 駐車場から少し上がったところに2筋の美しい滝がある。 「ああ、これがそうなんだ」と思っていると、さらに上の急な傾斜を下る流れを含めた全体が「竜頭の滝」なんだそうだ。 早朝の散策をパスした4人のうちの何人かは、ここでも坂道を登るのをパス。 かなり急な坂だった。 昨日、今日と滝の写真ばかりだが、やはり「華厳の滝」はパスする訳にはいかない。 駐車場そばの観瀑台からも滝を見下ろせるが、せっかくだからとエレベータで降りる。 妻たちは大声で「4~50年前、修学旅行で来た時はエレベータなんて有ったの?」と係員に聞く。 周りにはその頃には生まれてもいない人もおり恥ずかしかったが、すでにその頃からエレベータは有ったそうだ。 滝を見終わって駐車場に戻ると、入るときには気がつかなかった男体山の美しい姿が。 早速写真を撮る。 そういえば、この旅では滝と山は撮ったが中禅寺湖は1枚も撮っていない。 一緒に来ている中学生は、ここまで小休止のたびに「キティちゃんグッズ」を買いあさっている。 一方主婦はこの駐車場の即売場で、「2本100円」の大根を2人で1本づつ買うつつましさ。 日光東照宮は私たちにとって修学旅行以来で、ぜひとももう一度見てみたいところ。 つい2年前にも来たことがある2人と足弱な2人が別行動。 観光番組などで何度も目にする「陽明門」は記憶どおりだったが、「三猿」、「鳴き竜」、「眠り猫」などは「こんな場所にあった?」、「こんなんだった?」の連続。 「さすがに徳川家のご威光」と豪華さに感心するやら、あきれるやら。 東照宮の中は広いばかりでなく坂道も多く、足弱な2人がパスしたのは正解だったかも。 記憶違いどころか、当時は気をつけて見もしなかった「眠り猫」の裏側にある「雀」の彫刻。 裏で雀が舞っていても、猫が眠っておられる「平和」を現しているとか。 そうはいっても修学旅行時の私たち同様、そのことに気づかず「雀」のほうを振り返りもせず、通り過ぎる人が多い。 この旅行の最後の観光、足尾銅山。 たまたま私たちの前に団体客がおり、40分待ちだという。 「せっかく来たのだから」と待つことにしたが、結局1時間近くも待つことに。 そして、待つことになった大きな理由がわずか3~400m位のトロッコに乗るため。 歩いてもたいした距離ではない。 入館料だけなら500円程度の施設、800円の入館料を取るためのトロッコ乗車。 儲け主義のため1時間も待たされたと思うと腹が立つ。 「足尾銅山」の洞窟の中 江戸時代から閉山になるまでの、各時代ごとの採掘の様子を人形で再現してある。 佐渡の金山、石見銀山、そして今回で金銀銅をすべて見たことになる。 世界遺産登録を目指しているというが、すでに世界遺産になった石見銀山が、鉱山ばかりでなく代官所跡や、当時の役人宅など数多くが保存されているのに比べ、「ちょっと無理なんじゃないか?」というのが、私の感想。 直前に不愉快な思いをしたばかりなせいか? 帰り道は東名高速を通ることに。 首都高速など通ったこともない田舎ものが、カーナビやらじいナビ・ばあナビのうるさい言葉に、あっちこっち迷って、(足尾銅山の1時間も加え)予定時間を大幅に超え、日付が変わった頃ようやく豊橋に戻る。 私たちはかまわないが、翌日学校に行かねばならぬ中学生には気の毒。
by t_ichib
| 2009-10-18 22:47
| 今日もまた旅の空
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