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モロッコ旅行② 長すぎる旅路
 関西空港-ドバイ間が10時間30分、かなり時間がかかることは覚悟していたので、本を読んだり少しうとうとして過ごす。
 しかし、ドバイ-カサブランカ間も8時間20分。 まともに「旅のしおり」に目を通していなかったので、「ドバイからはすぐ…」との思い込みがあり、この時間は少々つらかった。

 さらに、入国審査・荷物の受取・モロッコ通貨えの両替を済ませると、バスで一路初日のホテルのあるフェズに向かう。
 当初の予定で立ち寄るはずだったメクネスの観光を翌日に回したのだが、それでもホテル到着は午後8時。

 名古屋駅を午後3時に出発し、各空港での待ち時間があり、時差(夏時間なので+8時間)を入れると実に37時間。 …疲れた。



モロッコ旅行② 長すぎる旅路_f0066555_1455475.jpg 最初はバスの窓からの景色に見入ったものの変化に乏しく、じきに飽きがきてしまう。

 オリーブ・ブドウなどの緑も見られるが、ほとんどは牧草地(枯草?)が続く。
 海峡を挟んだ対岸、スペインでは灌漑システムなどが充実しているのに比べ、遅れ・貧しさという言葉が頭に浮かぶ。


モロッコ旅行② 長すぎる旅路_f0066555_14554043.jpg そうした荒地?としか思えないような畑が続く中、時折ごく小規模な牛や羊の放牧が見られる。 (大半はこの写真よりもっと頭数が少ない。)

 写真左の白い人影はロバにまたがっている。

 そういえば、ロバと馬の交配種・ラバの実物も、このモロッコで始めて目にした。



 今回のツアーは成田から29名(+添乗員)、関空6名、名古屋4名の参加、全員が集合するのはドバイ。
 名古屋駅で顔を合わせた4人が男ばかりだったので、「モロッコくんだり」にまで出かけようというのは、さすがに男が多いのかと思ったが、実は2対1で女性のほうが多かった。


 さらに、私と同様の「一人参加」の多いこと。
 今までの旅行でもたまに一人で参加している男性がいたが、今回は男女を問わず一人参加が多い。
 複数で参加しているのは、ご夫婦3組、友人同士らしき3~4組。

 それは、企画した旅行社が「一人部屋追加代金半額」のキャンペーンをしたこともあるが、やはり「モロッコくんだり」を目的地に選ぶには、アジア・ヨーロッパなどに何度も出かけ、そろそろ行き先に個性が出てきた上級者たちなのか?

 おかげで「一人参加」で、仲間はずれになることも無かった。 (実際に以前、新婚さん10組+1人で、さびしい経験をした人がおられた。)
 その反面、海外旅行40回、50回の超ベテランたちの会話に、やっと十数回の私ではついて行けないこともあった。



 「一人参加」で、お互いの顔を覚えていない初日にはいくつものトラブルがあった。

【1】 関空組が合流したドバイでは、ぎりぎりまで添乗員の所まで行き着けない人が2~3名いた。
 添乗員は「遅刻よ」と怒っていたそうだが、目印になる旅行社の「旗」も持って来ていないのでは、誰が添乗員なのかも分からず、怒る方が間違っている。

【2】 税関を過ぎ通貨の両替に向かう途中、10名ほどが迷子になった。
 現地ガイドと添乗員の両方が列の先頭になったのでは、当たり前。 どちらかが前と後ろに付くべき。

【3 これは被害者は私。 ホテルで渡された鍵で部屋を開けると、すでにほかの客が入っていた。 私のほうが部屋を変わらされたが、抗議するまでホテルからの謝罪も無かった。



 前述したようにバスの窓からは荒涼とした景色が続くのだが、途中の町々には緑も多く珍しい花も咲いている。
 町の近くだから美しくしているのか、元々緑豊かな地に町が開けたのか。

モロッコ旅行② 長すぎる旅路_f0066555_15552798.jpg その花の一つ、きれいな紫色の花をつける「ジャガランダ」の木。

 翌日以後だが、このジャガランダが町の並木になっているところもあった。
 もちろん、プラタナス・オレンジの並木道も。




 いつもながらブログの更新が遅く、18日に帰国したのに21日の今日になって、8日分の「絵日記の宿題」を必死になって書いている。
 先ほどドイツへ出発する妻を駅まで送っていった。 (関空出発は明日だが、同行する友人宅に前泊)

 私の留守中、妻は「誰とも話をしなかった日もあった」そうだ。
 そうした寂しさも今度は私の番。 ぼちぼちのブログの更新や、1日予定に入っている孫の守りで、少々紛らわせることにする。

by t_ichib | 2010-06-12 23:53 | 今日もまた旅の空
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